肩甲骨が痛い!左と右の痛みによって変わる原因って?

肩や背中の部分に痛みが発生してしまと、何かトラブルが起きているじゃないかと不安になってしまいますよね。あまりにも激しい痛みの場合は病院へ行く人が多くいると思いますが、鈍い痛みであれば放置してしまう人も少なくありません。

しかし、放置してしまうことで症状が悪化することだって考えられます。どういった原因で痛みが発生しているのかを知って、病院にいくべきな症状かどうかを正しく判断していきましょう。

今回は、肩甲骨の痛みについての記事を書いています。肩甲骨が痛くて悩んでいる人や改善したいと考えている人はぜひ読んでみてください!

肩甲骨が痛い原因

肩腱板損傷

では早速、肩甲骨が痛くなる原因について紹介していきます。肩甲骨の痛みの原因に意外な養生が隠れている可能性があります。

危険な原因が関係している可能性が無いかどうかをチェックしてみましょう。

 姿勢が悪い

姿勢が悪い人は、肩甲骨に痛みを感じる原因になります。

姿勢が悪いまま生活をしていると、体に歪みが発生してしまいます。また姿勢が悪くなくても、寝ている時に片側を向いたまま寝ていたりすると、体が歪んでしまうことがあります。そうなると、体の重心がズレてしまい、片方の肩甲骨に負担がかかってしまいやすくなるので、痛みが発生しやすい状態になってしまいます。

左側に負担がかかると左の肩甲骨に痛みが発生し、右側に負担がかかると右の肩甲骨に痛みが発生してしまいます。特に近年は、パソコンを使ってデスクワークをする人が増えて、猫背気味の人が増加しているので、背中や肩に負担がかかりやすい人が多くいます。

そういった人は普段から姿勢を良くすることを意識して、体の歪みを解消しましょう。あまりにも頻繁に痛みが発生する人は整体院に行って、体の歪みを改善する必要があります。

疲労やストレス

疲労やストレスが溜まっている人は、肩甲骨に痛みが発生する場合があります。

特に、肩甲骨付近は背中を丸めた際に負担がかかりやすく、疲労が蓄積されやすい場所になります。また、手を多く動かす仕事を行っている場合は、肩甲骨にも負担がかかりやすいので痛みが発生しやすくなります。さらに、いつも利き腕だけで荷物を持っていたり、鞄を片側だけでかけている人は疲労が溜まりやすくなるので注意しましょう。

さらに、ストレスを多く感じてしまうと血行不良が起きてしまい、肩甲骨付近の筋肉の緊張状態が続いてしまうことになります。そうなってしまうと、疲労を除去しにくくなってしまい痛みが発生しやすい状態になってしまいます。

疲労やストレスが原因の場合は、体を休めてリラックスすることで改善できることがあります。仕事で負担がかかりやすい人は、入浴や睡眠を十分にとってストレスを発散し、蓄積された疲労を除去しましょう。

筋肉痛が発生している

筋肉痛である場合の痛みは皆さんよくご存知かと思います。

筋肉を使用しすぎたことにより、筋肉繊維細胞が壊れてしまい、炎症が発生し痛みが発生している状態です。

基本的には筋肉痛は運動を行ってからしばらく時間を置いてから発生する場合がほとんどです。早くてもその日の夜や次の日に発生し、遅ければ2〜3日後に発生する場合もあります。

年齢を重ねるほど症状が遅れて現れやすい傾向があります。これは、老化が原因ではなく筋肉にかかる負荷の差が大きければ大きいほど、遅れることがわかっていますが、科学的な根拠は未だ解明されていません。

老化すれば運動不足になっている人の割合も増えるのでそれによって、筋肉への負荷が大きくなり遅れて現れるという特徴がるのです。

もし運動を行っていないのに・・・と思っていても普段から運動不足の人であれば軽い運動でも筋肉痛になる可能性もあります。お酒を飲んでカラオケをしたなどの行為が無かったか思い出してみてください。

内臓の調子が悪い

内臓の調子が悪い場合に、肩甲骨に痛みが発生することがあります。病気の可能性もあり、そういった場合は早く病院へ行く必要があるので注意しましょう。

内臓のどこかの部分が悪いことが影響して、左の肩甲骨に痛みがでたり右の肩甲骨に痛みがでたりします。

この痛みに関しては関連痛と呼ばれるもので、筋膜の突っ張りや、神経の炎症が関係して、本来関係ないと思われる部分の神経や筋肉が引っ張られて痛みを感じてしまう症状になります。

冷たいものを食べた時に発生するこめかみの痛みなどが最も感じやすい関連痛になります。

肩甲骨に痛みを発する場合には、どのような内臓の調子が悪いかを下記で紹介しているので知っておきましょう。

左の肩甲骨に痛みが発生する内臓の不調

肩こり

では、まずは関連痛として左の肩甲骨に痛みが発生する場合は、どこの内蔵の調子が悪いかを紹介します。

もし内臓系の病気が関係していることが考えられる場合は、以下の内蔵の病気の可能性を考えてみましょう。

胃の病気が関係している

胃の調子が悪くなると、消化機能が上手く働かなくなってしまい胃に食物が残ってしまいます。そうなると、胃が下垂してしまい上部にある内蔵も引っ張れてしまい肩甲骨付近に痛みが発生することがあります。

暴飲暴食などが関係して、肩甲骨や肩の辺りが痛くなることがあります。特に胃は左の側に位置しているため、左の肩や肩甲骨が痛みやすい傾向があります。

また胃炎や胃潰瘍などの可能性もあります。これらの病気が発生している場合は食欲不振、逆流性食道炎での胃酸の逆流、吐き気、胃の不快感などの症状も合わせて起こる可能性がありますので、これらの症状も確認してみましょう。

胃潰瘍の症状は食後に強く現れる傾向がります。食事の後に胃にキリキリ感などが発生しないかどうかでこれらの病気の症状を診断してみましょう。

もし、胃の症状が関係している可能性がある場合は、消化器内科や胃腸科などの病院で胃カメラなどの検査を受けて精密検査していきましょう。早期治療を行わないと、慢性化してしまうこともありますので注意しましょう。

心臓の病気が関係している

心臓で病気が起きてしまうと、左の肩甲骨に痛みが発生する場合があります。心筋梗塞や狭心症などの心臓の病気が発生してしまうと、背中の痛み、首・肩の痛みなどの症状のほかに、動悸が激しくなったり息切れが増えたりするなどの症状が見られます。

心臓のちょうど裏の部分が肩甲骨のある部分になりますので、痛みが発生しやすいです。

肩甲骨の痛みの他にこういった症状が見られる場合は、早めに病院へ行きましょう。

かかるべき病院は循環器科、もしくは総合病院に設立されている内科などの病院で精密検査を行って、専門の科を紹介してもらって治療していくようにしましょう。

心臓の病気の場合には、検査にも治療にも大掛かりな治療施設が必要になりますので、出来るだけ大きな病院での検査をおすすめします。

膵臓の病気が関係している

上記の他にも膵臓でトラブルが発生してた場合に、痛みが発生する場合があります。

膵臓は摂取したタンパク質を消化する分泌液を排出する器官で、これが正常に働かないと食物の消化に影響が及びます。

また、分泌液はタンパク質を溶かしますので、過剰に分泌されるなどの問題が発生した場合は自分の肉や膵臓のタンパク質まで溶かしてしまうという問題も発生する事もあります。

膵臓がんなど怖い病気もあり、気づいたときには余命数ヶ月などという問題になってしまっている事も考えられます。肩甲骨のあたりや背中など、左側を中心に痛みが発生しやすい傾向がありますので、食事内容が偏っている人や、食後に主に背中周辺にズキズキする痛みが発生している場合は早めに病院を受診しましょう。

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このように、左の肩甲骨が痛い場合は左側にある内蔵の調子が悪い場合が多くあります。

内蔵が原因の場合は、早めに治療することで症状の悪化や他の病気を引き起こすのを防ぐ事ができます。痛みが長く続く場合や他の症状が現れだした場合は、すぐに病院へ行ってください。

右の肩甲骨に痛みが発生する内臓の不調

肩甲骨 ゴリゴリ

次に右の肩甲骨に痛みが発生する場合は、どういった内臓が不調が考えられるかを紹介します。

特に可能性の高いと思われる症状について紹介します。

肝臓

右の肩甲骨に痛みが発生する場合は、肝臓が不調である場合があります。

肝臓のトラブルとして挙げられるのが、

・肝炎

・肝臓がん

などの肝臓の炎症です。こういった病気により痛みが発生している場合があります。

しかし、これらが原因で肩甲骨に痛みが発生する場合は、他の症状が現れている場合が多いので病院へ行っている場合の方が多いといえます。また、肝臓の炎症が肩甲骨の痛みを引き起こすケースは稀なので、滅多に起きませんが、こういう場合もあるということを知っておきましょう。

背中や肩甲骨だけでなく、上腹部にも違和感を感じる場合には特にこの問題の可能性が高くなります。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるほど、痛みなどの症状を感じにくい臓器になります。

初期症状でも発生に気づいたときは、症状がかなり進行している事も考えられますので、早めに病院へいくこと、定期検査を欠かさないことが重要です。

胆のう

胆のうでトラブルが起きて、結石が発生することで「胆石症」になっている可能性が考えられます。

胆石症になってしまうと、吐き気を感じたりみぞおち部分に痛みを感じたりするといった症状が見られます。それに合わせて右肩甲骨の痛みや肩こりなどの症状が現れ出します。

なかなか自覚することが難しい病気なので、これら症状を感じだして右肩甲骨が痛い場合は胆石症の可能性を疑いましょう。

これらは、関節や体の歪みから内蔵を圧迫してしまうことが要因になる場合もあるので、歪みが激しい人は注意しましょう。

その他に考えられる症状

内蔵ではなく、体の歪みが原因となって炎症を起こしている場合に肩甲骨に痛みを感じる場合があります。

・頚椎椎間板ヘルニア

・椎間部すべり症

・肋間神経痛

・変形性頚椎症

などが挙げられます。特に腰部分で炎症が発生した場合は、肩甲骨に痛みを感じることが多いようです。腰は毎日の労働や加齢によって負担が蓄積しやすい場所です。思っている以上に炎症を起こしやすい部位になるので、負担がかかりすぎないように注意しましょう。

肩甲骨の痛みの対策

肩③

では、どのようにすれば肩甲骨に痛みを感じないように予防することが出来るか紹介します。

姿勢を正す

日本人は姿勢の悪い人が多くおり、少しづつ体に歪みが発生してしまいます。歪みが発生してから改善するのは時間もかかるので、最初から歪みが発生しないように予防しましょう。

日本人に多いのが「猫背」の人です。猫背になると、背中が内巻きになってしまい肩の部分が外側に開いてしまいます。猫背の解消方法を紹介します。

1、首を後ろに引く

首を後ろ側に引くことで、背筋も引っ張られてピンとなり胸が広がります。通勤中などに、意識して試してみましょう。凛々しく見えるので、印象も良くなります。

2、肩を後ろに引く

手を腰に当てて、胸を張るように肩を後方に引いてみましょう。この時に、肩甲骨が中央に寄るように意識してください。

これを繰り返し行うことで、猫背が少しづつ改善されます。座っていても出来る動きなので、暇を見つけては試してみてください。

3、目線を下げないようにする

携帯を触るときは、食事を行うときに目線が下がらないように注意しましょう。

下を向く動きは、結果的に猫背になる動きを促進してしまいます。あまり、下を向かないようにして体が丸くなる回数を防ぎましょう。

生活を改善する

生活を改善してリラックスをすることで、ストレスを解消できたり、筋肉が緊張状態になるのを解消することができます。

特にストレスを感じていると自覚のある人は、溜め込まないように注意する必要があります。

・入浴

シャワーでなく、しっかり入浴を行うことでストレスの発散と筋肉の緊張を解くことができます。ぬるめのお湯に20分〜30分じっくりつかることで、より高い効果を得ることが出来ます。

更に入浴剤などを使用しても効果が高まるでしょう。しかし、筋肉痛などで炎症がまだ発生している場合には温めてしまうと炎症を強めてしまい、痛みが強くなることがあります。

ですのでこの場合には入浴は控えるようにしましょう。

筋肉痛の場合は炎症前から冷やすことで症状を軽減できます。

・睡眠

体が疲れているときは睡眠をして、体を回復させましょう。夜更かしをしたり、質の低い睡眠を行っていると疲労が蓄積していくばかりです。

睡眠中にはダメージを修復する成長ホルモンが分泌されますので、これが疲労の回復には最も需要な物質になります。

22時〜深夜2時までの睡眠中に最も分泌される物質になりますので、出来るだけこの時間までには睡眠が取れている状態にしておきましょう。

・運動

程よい運動を行うことで、体の血行を促進することができるので筋肉の緊張を解くことができます。

夕食後にウォーキングやジョギングなどの運動を行うと、程よい疲労を感じたり消化機能を促進することもできるので、質の良い睡眠を得やすくなる効果もあります。

このように健康を意識した生活を行うことで、肩甲骨の痛みを予防することが出来ます。それ以外にも健康面で良いことが多いので、なるべくこういった生活を行うようにしましょう。

有酸素運動やストレッチが特に有効な運動になりますので、辛い運動をする必要はありません。軽い運動を行って適度な疲労感を得るようにしましょう。

整体院へ行く

すでに体の歪みがあるという人は、整体院へ行って症状を改善してもらいましょう。

体の歪みは素人では判断しにくく、どのようにすれば改善できるかもわかりません。整体院に行くことで正しい原因や対処を施してくれるので症状の改善も早くなります。自分の体が歪んでいるかわからないという人も試しに一度行ってみても良いでしょう。

精密検査を

内臓の疾患出会った場合には、整体院では治療を行うことは出来ません。

例え痛みが軽減したとしても、内臓に発生している問題は改善されている訳ではありません。整体院は医療免許を持っている医師ではありません。

国家資格などの必要はなく、医療行為を行うことは出来ないことが法律でも定められています。レントゲンなどの検査についても、整体師では行うことが出来ないので、しっかりとした原因を突き止めることが出来ないのです。

ですので、あくまでも整体師は骨格の矯正や、体の凝りなどを解消しにいくものと認識し、病気の可能性のある症状に関しては、しっかり病院での精密検査を受けるようにしましょう。

まとめ

肩甲骨が痛い原因

  • 姿勢が悪く、負担がかかっている
  • 筋肉痛からの影響
  • 疲労やストレスが蓄積している
  • 内蔵が悪い

左の肩甲骨が痛みが発生する内臓の不調

  • 胃の病気
  • 心臓の病気
  • 膵臓の病気
  • 肝臓の病気

右の肩甲骨が痛みが発生する内臓の不調

  • 肝臓
  • 胆のう

その他の問題

  • 頚椎椎間板ヘルニア
  • 椎間部すべり症
  • 肋間神経痛
  • 変形性頚椎症

肩甲骨の痛みの対策

  • 姿勢を正す
  • 生活を改善する
  • 整体院へ行く

以上が今回の記事のまとめになります。肩甲骨に痛みが発生する主な原因は、疲労の蓄積になりますが、姿勢が悪いことが原因となっていることがほとんどです。姿勢が悪いと内蔵を圧迫してしまう恐れもあるので、なるべく早く改善しましょう。

また、内蔵でトラブルが起きた場合は早めに病院へ行って対処してもらい、症状が悪化しないようにしましょう。

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