膝の内側の痛みの原因は?炎症やツボを紹介!

サッカーや水泳、またはランニングなどをしているときに、膝の内側が痛いときってありませんか?急激に痛みが走るときやじわじわと痛みがでてくる時、つらいですよね。そんな膝の内側の痛みについてまとめてみました。あなたの症状はどれに当てはまりますか?

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膝の内側が痛いとき

ランニング

膝の内側から膝の下にかけて痛いなと感じるときはどのような状態になっているのでしょうか?

鵞足(がそく)

膝の内側には、内転筋やハムストリングなどの筋肉につながる腱といわれる部分が集中しています。

具体的には縫工筋(ほうこうきん)薄筋(はくきん)半腱様筋(はんけんようきん)といわれる3つの腱があり、これを見た形から鵞足(がそく)つまり、がちょうのような足という名前がつけられています。

痛みがでる多くの場合、この部分が様々な要因によって炎症を起こしていることが原因といわれています。

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膝の内側が痛む原因

膝の内側が痛む原因として一般的に以下のようなことがいわれています。

運動

膝を曲げたり伸ばしたりする運動をしているとき、太ももの裏の筋肉を伸ばすストレッチをしたときなどに痛む場合があります。膝をいっぱいまで伸ばしたり、階段の上り下りなどをすると痛み出し、ひどくなると何もしていなくても痛みが出ます。

特にランニングやジョギング、サッカー、登山などをしている人に多く見られます。これは鵞足炎の可能性があります。屈伸運動など、膝を曲げたり伸ばしたりの動作を繰り返すことで膝の内側につながっている鵞足が炎症を起こした可能性があります。

またスキーをしているときに膝の内側が痛くなることもありますが、これは膝を捻った場合や捻挫などの可能性があります。また半月板の損傷やじん帯損傷などでも激痛を伴うことがあります。

まれにスクワットなどのしゃがんだり、立ったりする動作を膝が内側に向いてしている場合も同じような膝の内側の痛みが出る場合があります。健康のための運動もきちんと正しい動作をしないと、かえって身体に悪影響になることを忘れないでください。

身体の固さ

身体の固い人が膝を動かした際に内側が痛くなることがあります。身体の固い人は筋肉や腱も十分にほぐれていないので、膝を動かす際に腱が張った状態になって骨とこすれやすく痛みが生じます。

また筋肉が固くなりやすいのは内股の人が多いといわれています。

歩き方や座り方

日常生活での意識しない動作などでも痛みが出ることがあります。

・X脚や内股

膝が内側に入っているような脚の形をX脚といいます。このような脚だと、太ももから膝の内側に通っている腱が骨とこすれて炎症を起こしやすくなります。さらにランニングなどの運動をしている人であればその確立は高くなります。

・歩き方や座り方

また靴の内側が常に減っているような歩き方をしている人も骨盤や骨格のゆがみから膝の内側に重心がかかりやすく、痛みも出やすくなります。

よく巷でいう女の子座りも内股やX脚になるので注意が必要です。

・骨盤の歪みによるもの

骨盤にゆがみがあると、足に負担がかかります。膝の内側の痛みで押しても痛くなく、膝の治療を始めても全く効果が現れないなどの場合は、骨盤のゆがみから来る膝の内側の痛みかもしれません。骨盤や身体全体のゆがみを治すことで症状が和らぎます。

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膝の内側が痛む疾患

女性足2

膝の内側が痛くなる原因として膝の疾患が考えられます。鵞足炎、半月板損傷、変形性膝関節症などがあります。

鵞足炎(がそくえん)

膝の内側には太ももの前後内側を通る3つの腱が付いていてこの部分を鵞足部(がそくぶ)といいます。鵞足炎とは、この部分が膝の曲げ伸ばしやひねりなどをしたときに腱と骨がこすれて炎症が起きる症状です。炎症のために膝の内側や下が痛くなるのです。

・症状

主な症状は、膝の内側の痛みです。膝内側の後ろや膝下の骨のところが痛くなることもあります。膝の外側や中央部分が痛いことはありません。ただ、膝の関節全体が痛く腫れているような状態は、鵞足炎ではなく別の疾患の可能性が高いので注意が必要です。

痛みを感じるときは、スポーツの最中や始めてから徐々に痛くなることがほとんどです。まれにランニング中は痛くないが、走り終わると急に痛みだすと訴える人もいます。膝の内側を押すことで痛みがさらに増します。痛みはそのままにして運動を続けると炎症がひどくなり内側が腫れてくることもあります。その場合は膝を動かさなくても痛むようになります。

・鵞足炎の起こる原因

ランニングで脚を後方に蹴りだすときやサッカーでボールを蹴るとき、またはストレッチなどの運動の際に曲げ伸ばしを繰り返したときに発症しやすくなるといわれています。また水泳の平泳ぎなどのキックでも発症します。

他にも膝の内側に重心がかかるような足に合わない靴や内股、X脚などが原因のこともあります。骨盤のゆがみも原因のひとつにあるため、男性よりも骨盤の開きやすい女性が発症しやすい症状です。

・診断方法

膝の内側の痛みの原因はX線やMRIなどでは断定できないところがあります。まれに中年以降では変形性膝関節症と診断されても実は鵞足炎だったなどということもあります。膝の内側が痛いのは変形性膝関節症だからとは限りません。

好きなスポーツを諦めたくない人は、医療機関に受診する際にはきちんと普段の生活状況や運動状況などを医師に説明し、変形性膝関節症なのか、鵞足炎かの判断を仰ぎましょう。鵞足炎であれば、処置次第では楽しくスポーツを続けられる可能性があります。

・治療法

整形外科などの病院での治療法は、運動の中止とアイシング(冷却)を中心に、薬剤療法が行われます。炎症がひどい場合は痛み止めなどの処方や痛み止めのステロイド注射などもあります。しかし、根本的な治療には筋肉の硬さや運動方法、ゆがみなどの原因を突き止め、改善するのが再発を防ぐ一番の方法です。

・改善法

鵞足炎を解消するためには、間違った歩き方や運動の仕方を改善し、痛みを和らげるテーピングなどの方法がとられます。

①温熱療法

患部を低周波治療することや温めて血流をよくし、痛みを取り除くようにすること。筋肉のストレッチやマッサージで筋肉の緊張をとることも大切です。

②テーピング

足の底の内側を高くする装置で歩くときや走るときの筋肉の緊張を和らげる。さらにテーピングやマッサージを行うことで腱の張りを和らげる。

・予防法

きちんとした姿勢や歩き方、運動の仕方で腱と骨がすれたりすることはなくなります。ですからまずは自分の姿勢や歩き方、きちんとした運動方法などを見直すことが一番の予防法になります。

骨盤のゆがみなどは自分では分からないと思いますので、この機会に見てもらうのも良いでしょう。ストレスを溜めずに正しい運動や姿勢を保つことが出来れば、膝は痛くなりません。

内側半月板損傷

膝の半月板(はんげつばん)とは、膝の関節の部分でクッションの役割を持つ軟骨です。この軟骨がスポーツや過剰な繰り返しの動作などで負担がかかりキズがついたりして損傷し、痛みを発症する場合があります。これを内側半月板損傷といいます。

損傷の程度にもよりますが、放って置くと段々関節は曲がりにくくなり、その周りの筋肉なども減り、最悪は手術の必要がでてくることもあります。

内側・外側 側副靭帯損傷

側副靭帯損傷(そくふくじんたいそんしょう)とは、膝からふとももの骨とすねの骨を支えているバンドのような靭帯です。

外側を支えているのは外側側副靭帯、内側を支えているのは、内側側副靭帯です。スポーツや事故などで膝の内側が急激に伸びる状態になるとこの側副靭帯が損傷する場合があります。内出血や膝に力が入らないようなときには靭帯損傷の可能性があります。特に膝の内側が痛いときは内側側副靭帯損傷の可能性が高く、注意が必要です。

程度によっては断裂の可能性もあります。内側側副靭帯損傷の軽度なものが捻挫になります。

タナ障害

タナ障害とは、膝のお皿の部分と太ももの部分の骨の間にある膜が摩擦によって炎症を起こす疾患です。症状としては、膝の内側部分、膝のお皿の内側近くを押すと痛く感じます。

変形性膝関節症

変形性膝関節症は、主に中高年から老化現象によって膝の軟骨がすり減ってくることによって起こる膝の痛みです。高齢化に伴い多くの人がかかっているといわれていますが、実は鵞足炎であることも多く、判断しにくい疾患です。

症状は

  1. 日常生活の動作の中で、膝を動かしたとき(立ち上がるときや歩いているとき、または階段を上り下りしたとき)に痛みを感じる・
  2. 膝の曲げ伸ばしが苦痛になる。
  3. 膝に水が溜まる。

などの症状があります。特に③の水が溜まる状態は関節炎によって生産された関節液が膝関節の中に溜まってしまう状態ですので、場合によっては外科手術などで溜まった水を出す必要があります。

治療法は、薬剤療法のほか、ヒアルロン酸の注射、手術などの方法がありますが、複数回必要であったり、保険適用でない場合もあるので、担当医などと相談する必要があります。

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効果的なツボ

女性足

・膝の内側が痛い時に効くツボ

膝のお皿のちょうど下の部分、内側にあるくぼみを内膝眼(うちしつがん)といいます。このツボと、足の内側のくるぶしから指4本分上のところにある三陰交(さんいんこう)というツボは膝の内側の痛みに効くといわれています。

ちょっとした痛みであれば、このツボを試してみてもよいでしょう。

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まとめ

いかがでしたか?膝の内側の痛みの原因は様々な理由があることがわかりました。その中でもスポーツや軽い運動などで起こるのは鵞足炎の可能性が高いことがわかりました。しかし痛みの程度や場所など、細かい部分を見ずに自己判断すると靭帯損傷などの重大な症状を見逃してしまうかも知れません。

健康で楽しいスポーツや運動をずっと続けていくためには、日頃から足の筋肉を温めて十分にほぐした上で、自分の身体のゆがみやくせなどをよく見て、正しい姿勢や歩き方などを心がけるとよいでしょう。そして痛みなどの自覚症状が出た場合は、すぐに医療機関で見てもらい、適切な処置をするのが良いでしょう。

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