腰痛と共に感じる足のしびれの原因って?ストレッチの紹介など

腰痛と足のしびれ、何だか関係ないように思いますが、腰痛を感じる人は、その原因によっては足にしびれが出る事もあります。

まれに、足のしびれだけ出て、腰もいためているのに腰痛を感じない人もいます。では、どんな腰痛が足のしびれを引き起こすのでしょうか。

しびれが起きる腰痛とは?

腰痛
出典:http://www.alignedforlifechiropractic.com

主に、「坐骨神経痛」と言われるものが、足のしびれを引き起こします。ですが、坐骨神経痛は、原因の名前ではありません。

腰から足の裏にかけて走っている坐骨神経が、様々な原因で圧迫や刺激されることで感じる痛みやしびれなどのことを言います。ひどくなると、麻痺や激しい痛みで歩行ができなくなることもあります。

坐骨神経痛が起こる腰痛は、若年では腰椎椎間板ヘルニアが多く、高齢者では腰部脊柱管狭窄が多いです。

どちらも、背骨の腰の部分に起きる異常で坐骨神経が刺激されて、足などに痛み・しびれを引き起こします。

坐骨神経痛はその名の通り、神経に触る痛みで、ひどい時は一歩も足を踏み出せないこともあります。だれもいないところで発症してしまうと、ぎっくり腰のようにその場で動けなくなることもしばしばです。

症状がしびれでとどまっているうちに、整形外科を受診した方が良さそうです。

腰椎椎間板ヘルニアって?

ヘルニア
出典:http://www.tlcmedical.co.uk

背骨は、骨とその間にあるクッションの役割を果たす椎間板が交互に積み重なって支えられています。

椎間板の中には、髄核と言うものがあり、これが何らかの原因ではみ出し、神経が圧迫されることで、痛みやしびれが発生します。

これが腰の部分で起きるのが、腰椎椎間板ヘルニアです。病院にかかるのであれば、整形外科を受診します。安静にし、コルセットをつけることで対処します。

痛みが強い場合には、鎮痛剤の内服薬や座薬を使い、痛みが落ち着くと、牽引をしたり、運動療法をすることもあります。

このような処置をして、良くならない場合には、手術をすることもあります。切開する手術から、内視鏡での手術も行われています。また、手術後も筋力トレーニングなどをしてリハビリすることも重要です。

腰部脊柱管狭窄症って?

腰痛い
出典:http://www.totalemedical.com

腰部脊柱管狭窄症では、腰痛はそこまで強くありません。ただ、長い距離を歩くことができません。歩行と休憩を繰り返します。

安静していれば大丈夫ですが、背筋を伸ばして立つ、歩く、などしていると太もも・ひざ下にしびれや痛みが出てしまします。ですが、少し前かがみになったり、座ったりすると症状が軽くなります。

進行すると、下肢や排尿の力が弱くなってしまいます。加齢や疲労などで変形した椎間板と背骨・椎間間接から飛び出た骨に神経が圧迫され、痛みが出ます。

加齢により背骨が変形したりして脊柱管が狭くなり、神経が圧迫され血行不良を起こし発症します。椎間板ヘルニアに比べると、中高年が発症することが多いようです。

整形外科を受診し、リハビリ・コルセットの装着・神経ブロックや脊髄の神経の血行を良くする薬などでの対処ができます。歩行障害が進行してしまい、日常生活に影響が出る場合は、手術を行います。

坐骨神経痛にストレッチ

ストレッチ

坐骨神経痛でしびれが出てしまったら、まず試したいのがストレッチです。

椎間板ヘルニアの場合であれば、前屈すると痛みが出ます。腰部脊柱管狭窄では体をそると痛みが出ます。

椎間板ヘルニアであれば、まずは簡単にできる座ったままのストレッチをしましょう。坐骨神経痛は、お尻の筋肉からのびていますので、お尻の筋肉をゆるめることが大事です。

椅子の上で半分あぐらをかく。これが安全で簡単なストレッチです。

1、椅子に座る。

2、片方の足をあぐらのように反対のももに乗せる。

3、出来る限り背筋を伸ばす。

4、その体勢のまま、体を前に倒す。お尻の筋肉が引っ張られます。

腰部脊柱管狭窄症であれば、腰のそりを軽減させます。

1、仰向けで寝て、リラックスしながら両手で膝を抱える。

2、息を吐きながら両膝を胸に寄せてそのまま5秒かぞえる。

3、これを10回繰り返す。

意外とコワイ坐骨神経痛

こわい

整形外科的に坐骨神経痛と診断されても安心できない場合もあります。坐骨神経痛は病名ではないので、原因は色々です。

ぎっくり腰で発症する場合もありますし、外傷で起こる場合もあります。筋肉や骨に異常がない場合でも、内臓に出来てしまった腫瘍が坐骨神経を圧迫していることもあります。

また、坐骨神経痛の中には梨状筋性坐骨神経痛と呼ばれるものもあります。この場合は、腰椎ではなく、梨状筋という筋肉のトラブルにより発生する痛みです。

梨状筋とは、お尻の筋肉の一番深い位置にある筋肉です。

この筋肉は階段の昇降などで使われますが、エスカレーター・エレベーターの多用により、現代人は退化していると言われています。

退化してしまった梨状筋を何かの時に動かすと、疲労し坐骨神経痛を起こす、と言われています。この梨状筋性坐骨神経痛は、日ごろ運動をしている若年層がなりやすいと言われています。

まとめ

以上が、腰痛と足のしびれの関係でした。腰や足に痛みがあると、家事も仕事もお出かけもスムーズにいきませんし、できることに制限があります。

原因を知り、予防法を知ることで、あの嫌な痛みとしびれにサヨナラしましょう!

  
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