ライノウイルスに感染した時の症状は?治療方法や予防法、似ている病気を紹介!

毎年寒い時期になると、多くの人を悩ませる風邪を引く人が増えます。風邪というのは、はっきりした原因があるのですが、その症状は人により様々です。この風邪の原因は、一般にウイルスの影響と言われます。

そのウイルスの中で風邪の症状を引き起こす一番のウイルスがライノウイルスなのです。ライノウイルスを初め、多くのウイルスが粘膜に付着し、繁殖していって風邪の症状を引き起こします。今回は風邪の症状を引き起こすライノウイルスについてお伝えいたします。

風邪の原因となるウイルス

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風邪というのは、喉が痛くなる、熱が出る、鼻水が出るなどの症状を引き起こしますが、その原因のほとんどはウイルスによる影響です。

そのうち、ほぼ半分はライノウイルスで、続いてアデノウイルスというウイルスの影響です。これらのウイルスがのどや鼻の粘膜などに付着し、潜伏期間を経て風邪の症状を引き起こします。

ライノウイルス

このウイルスの繁殖が一番増える温度が33度、人の体温より若干低めのため、身体の内部に入るよりも、喉や鼻の外気に触れるところで繁殖します。ですから、別名鼻風邪ウイルスといわれ、症状としては鼻水や喉の痛みが伴う傾向が強くなります。

熱は出ないか、出てもそれほど高くはなりません。また、このウイルスにより感染するわけですが、その感染経路は、患者が触れた場所や咳、くしゃみの飛沫感染によるものが多いといえます。

ですから、やはり咳やくしゃみをしている人には近づかない方がいいということになります。ただ、日常あらゆる場所にウイルスが存在しているということは、ある意味逃げ切れない状況ともいえます。

このウイルスによる感染は全般的に潜伏期間が1~3日ぐらいあり、その後に発症します。

また、このライノウイルス感染症はかなり感染力が強いウイルスの影響であり、通常の除菌を行うようなアルコールでは効果はありません。つまり、それほどの強い菌なのです。

コロナウイルス

このコロナウイルスによる風邪の症状を引き起こすのはだいたい1割~2割程度です。その程度の割合なのですが、時々大流行することもあります。以前に中国でSARSが大流行しましたが、これもコロナウイルスの種類です。

これもやはり風邪の元となる代表的なウイルスで、症状としては、鼻水が出るのが特徴的であり、割と軽い程度のもので、1週間ほどで治まります。

エンテロウイルス

主に子供にかかる傾向が強く、特徴的なのは麻痺を起こすということです。麻痺を引き起こしてしまうというのは、非常に怖い症状です。

他にも、呼吸困難も引き起こし、喘息を持病として持っている人は注意が必要です。初期の症状は他のウイルスと同様です。鼻水やくしゃみ、咳などから始まります。またそれに伴って、このウイルスの特徴として、胃痛を引き起こすことがあります。

風邪が胃に来る、という時はコロナウイルスの影響と考えていいでしょう。胃痛の他に、下痢を伴い、他の風邪同様に特効薬はありません。よって、やはり安静の上、対処療法をすることになります。

コクサッキーウイルス

風邪の症状というより、主に口の周りにぶつぶつができることが多いようで、有名なのが手足口病があげられます。これは、手の平や甲などにぶつぶつができる症状で、特に痛いとか痒いということはありません。免疫力が弱っている上に皮膚の状態もよくない時によく出る症状です。

その年ごとに型が違うものが流行し、4月から12月の時期が多く、夏風邪で症状が悪化することも少なくありません。

エコーウイルス

エンテロウイルスの分類に入るもので、一般的に夏風邪と呼ばれるように、時期はあまり関係なく症状を引き起こします。

特に子供が感染した場合は、お腹に来る風邪ということで、腹痛や下痢を伴います。基本的には症状は軽く済みますが、感染しやすいウイルスではあります。

ヘルパンギーナウイルス

こちらも夏の間に流行するもので、主にのどに症状がでます。そして、子供にかかる率が非常に高いということです。

熱は割と高めの38度ほど、のどに炎症ができるために、痛みを生じ、また口内炎もできやすくなります。食べ物を飲み込むのが困難になるくらい、のどが痛みます。

また、子供から大人へと感染する場合は、重症化します。のどの痛みなどの症状のほかに発熱は、39度を超えることもあります。そして、更に注意しなくてはいけないのは、妊婦がかかると生まれてくると子供に感染しやすくなります。

詳しくは、ヘルパンギーナに大人が発症したときの症状は?対策も紹介!を読んでおきましょう。

風邪薬は風邪を治せない?どんな薬がある?

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風邪薬がこの時期になると頻繁に宣伝され、ライノウイルスの症状に合わせて飲む人も多いと思いますが、さてこの薬の効き目はどうなのでしょうか?

風邪薬

ライノウイルスにかかった場合に薬を服用しますが、この一般的に飲む風邪薬は、ライノウイルスを治すことはできません。

よく言われているのが、風邪薬を開発したら、ノーベル賞ものだといわれていますが、今現在売られている風邪薬は、症状を緩和するものだけにとどまります。

抗生物質

ライノウイルスの症状を引き起こしても、抗生物質を服用すると治るイメージがありますが、実はこの抗生物質は、ライノウイルス感染症を治しているのではありません。

抗生物質というのは、細菌の活動を抑える役目を果たすだけです。実際には風邪を引き起こすウイルスは、人の細胞の中に入って増殖しています。ですから、この抗生物質が人の細胞の中に入り込むことができない以上、ウイルスの増殖は抑えることができません。

抗ウイルス薬

ウイルスを増やすのを防ぐ薬です。ですから、これから増殖しない為に服用することが目的で、先に述べたように細胞の中に入ってしまったウイルスは殺すことができません。

ライノウイルス感染の治療法

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基本的には、ライノウイルスの症状に対しては安静にするしかないようです。昔からの民間療法で、卵酒、ねぎを首に巻く…などは結局は気分的なものもあるようです。

が、やはり気をつけることは身体は温めることが重要です。

安静

薬の服用はライノウイルスの症状を抑えることができず、ライノウイルス感染の診断を受けたら、家で安静にしてくださいといわれることがほとんどです。

しかし、多くの患者はそのことを納得せず、薬を求めます。そこで、一般的な風邪薬と呼ばれるものが、処方される訳です。

つまり患者も医者に行くと、薬が出るものと思っているわけですから、出ないと治療にならないと思ってしまうことになる訳です。昔から聞く話に「名医は薬を出さない」ということはまさしくその通りなのです。

薬の服用

市販の薬を飲むと風邪がよくなるイメージがありますが、実際には効果を発揮していません。

では、全く効果がないかというと、そうでもなく、鼻水を押さえるとか咳を抑えるなどの対症療法ということになります。つまりその症状に対しては効果があります。風邪全体は治癒しません。

さらに、熱も薬でむやみに下げるようにしてしまうと、ウイルスが残り、時間が経つと再度風邪がぶり返します。これは、風邪の原因はそのほとんどがウイルスといいましたが、熱を無理に下げたことで、ウイルスが死滅しなかったのです。

しばらくしてウイルスが復活し、風邪の症状を再度引き起こします。これは多くの人が勘違いしています。熱が出た場合には、無理に下げないようにすべきであると、多くの医者も認めています。

受診

では安静にすればいいということで、医者の診断を受けなくてもいいかというとそういう訳ではありません。稀に風邪の症状に似た別の病気の可能性があります。

医師は目を見たり、のどの奥や、首を触ったりして診察をしますが、これはその別の病気の可能性があるかを確認している訳です。

ライノウイルスの症状

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ウイルスによる感染はそのほとんどが似た症状です。

ウイルスの違いによって、その症状がかなり違うということはありません。

発熱

ライノウイルスや他のウイルスによる症状に多いのは、発熱です。

熱は、それほど高く上がらないので、数日安静にしていること下がり、無理に薬で下げる必要はありません。

頭痛

熱と一緒に頭痛を引き起こします。

人により、この頭痛が全く起きない人もいますし、ほんの少しの痛みだけの人もいます。これも時間が経つごとに治まります。

鼻水

こちらも人により、出る人と出ない人に分かれます。鼻水が出る時は水のように流れ出ます。身体が反応してウイルスを流し出そうとしているからです。

この鼻水はライノウイルス感染が治まるにつれ、徐々に粘性を帯びてきて、色も白い色から黄色い色になります。

のどの痛みと腫れ

初期の症状で一番多いのがのどの痛みです。のどが痛くなった時はライノウイルスに感染したと思って間違いないでしょう。痛みが始まったら、なるべくのどは潤いを保つようにし、乾燥している場所は避けるようにすることでよくなります。

本来は常に湿気を帯びている状態にすると一番いいのですが、そのような状態にしておくのは難しく、部屋に加湿器などを置き、乾燥を防ぐようにすると効果的です。

主に黄色や緑色の痰が出るようになります。細菌感染があっても必ず出るものではありませんし、逆に痰は細菌感染にかかっていなくても出るケースがあります。

ですが、痰などの分泌物が出るようでしたら、きちんと吐き出すようにしてください。

気管支炎

細菌による感染の場合、のどの炎症などが悪化して、気管支炎になることもあります。特に症状としては咳がひどくなります。また、多くは痰も出るケースがほとんどですが、悪化して肺炎の兆候になると、痰が絡んできやすくなります。

似ている病気

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ライノウイルス感染に似た症状はたくさんあります。

気をつけないと、別の対処法を行うことでさらに悪化してしまうことです。これは本当に注意が必要です。

インフルエンザ

インフルエンザは風邪と違います。よく、同じと考えて風邪の重いものをインフルエンザと捉えている人がいます。

風邪とインフルエンザの違いは、高熱、鼻水などです。また、毎年インフルエンザの予防接種をしてもかかってしまう人がいますが、これは免疫力と関係しています。

普段の生活習慣がよくない人は、例え予防接種をしても、かかります。さらに予防接種は、インフルエンザの菌を少しだけ体内に入れ、その免疫をつけることで、罹患しないようにするものであり、その時点で罹患する人もいます。そういう意味では、予防接種が万能であるという概念ははずしたほうがいいと思います。

ちなみにインフルエンザは抗生物質の薬が効果を発揮します。これは、細胞に入って繁殖しないことが理由です。

喘息

ライノウイルスに感染すると、喘息がひどくなります。喘息というのは普段から空気の通り道である上気道が炎症を起こしている状態です。

ライノウイルスによる感染で、呼吸をする気道がさらに狭くなり、ただでさえ呼吸が苦しいのに加え、ライノウイルスによる気道の狭窄で喘息発作を起こします。

喘息を持っている方は、風邪と思った時には、速やかに医師の診断を受けることが望ましく、決して安易に考えないでください。

逆に喘息をもっていない人は、ライノウイルス感染の症状が出ても、息苦しさは全くなく、普通の鼻風邪で終わるケースがほとんどです。

アレルギー

アレルギーを持っている人がライノウイルスに感染してしまうと、症状が悪化します。この場合は粘膜が弱っていることが多く、その上にウイルスによる感染とアレルギーによる感染で、二重の苦しみになります。

肺炎

ライノウイルス感染の症状が悪化すると気管に影響を及ぼし、肺炎へと進行することがあります。この場合もアレルギー同様、呼吸困難を引き起こします。

また、特に注意しなければいけないのが、肺炎球菌感染症です。これは、肺炎球菌が原因で、主に免疫力の弱い幼児や高齢者がかかりやすい肺炎です。

溶連菌感染症

主に幼児がかかる感染症で、溶連菌が原因で高熱、のどの痛み等を発症するものです。特にのどは痛みがきつく、舌にいちごのような斑点ができます。

抗生物質を5日程飲み続けることで、ほとんどがよくなります。

ライノウイルスの予防法

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一昔前と違い、予防法も最近では昔のものとかなり違います。

今後はこの風邪予防を意識して感染拡大を抑えるようにしてください。

うがい

うがいは感染予防に効果がある説と全く効果がない説とに分かれます。正直、どちらも信憑性はあり、なんともいえません。ここではあまり効果がないということを前提にお伝えします。

うがいはライノウイルスを排除するために行いますが、実は完全にライノウイルスの進入を防ぐことはできません。ライノウイルスというのは一般的に、鼻や喉の粘膜にくっ付いて体内に進入しますが。進入するまでにはわずか20分や30分ほどなのです。

つまり、外から帰ったらうがいをするのでは、すでに進入した後ということで、手遅れということなのです。

また、ライノウイルスは喉のうがいをしても届かないところに付着していて、それもうがいには効果がないという理由の一つとされています。

実はうがいをしてライノウイルスから身を守るという習慣は、日本以外の諸外国ではないそうです。うがいをするのは、ほぼ日本だけだということが最近になってわかってきました。

手洗い

予防に関しては手洗いが一番効果があります。ライノウイルスはいろいろな場所に付着しますが、接触感染で人の体内に侵入します。特にライノウイルスが付着するところが手です。

ただし、きちんと洗わないと意味のないものになります。ポイントは指と指の間、爪の間と指先、手首となります。この部分は普段、洗い忘れる傾向の場所です。この部分をきちんと洗うことが重要になります。

風邪というのは、ほとんどが手に付いたライノウイルスで感染しています。かと言って神経質になりすぎるのもよくありません。電車のつり革には菌がたくさん付いているので、触らないという人もいますし、それは気持ち的にわからないではないですが、そこまで神経質にならなくてもいいかと思います。結局は手洗いをする訳ですから問題はほとんどありません。

マスクをかける

ライノウイルスはマスクに関係なく飛び交い、マスクの網目をかいくぐります。ですから、あまり効果は見られないというのが実情です。ただ、ライノウイルスは乾燥に強く、湿気に弱いため、喉や口の内部の乾燥を防ぐ意味では、ライノウイルスの繁殖を防ぐ効果はあります。

免疫力の強化

人が病気になる時は、やはり体力や免疫力の低下が上げられます。免疫力は急に強くしようと思ってもなるものではありません。普段からの生活習慣がモノをいいます。つまり、睡眠、食事、運動などのトータルなバランスが、免疫力を強くします。

現代の生活の中では、普通に過ごしていると免疫力は落ちる傾向にあります。例えば、風呂に入らずにシャワーだけにしてしまう、部屋を温めて睡眠を取る、食事は身体の冷えるものばかりだったり、添加物の多い食事をしがち…などです。

その一つ一つは問題にならなくても、いろいろな要素が絡まって全体のバランスが崩れ、免疫力の低下につながるのです。

加湿

ライノウイルスを始め、ライノウイルスは湿気には強くありません。風邪引きの時に喉の奥が乾いてカラカラになっていますが、この時、ライノウイルスが繁殖しやすい状態です。

このような場合には、寝室を加湿器などで、ある程度の湿度を保つようにすることが予防となります。

人ゴミを避ける

ライノウイルスはあらゆるところに存在します。そして宙を舞っているわけですが、人がたくさんいるところ、換気のよくない場所に行くことで、身体にたくさん付着し、ライノウイルスに感染しやすくなります。

まとめ

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いかがでしたか。これまでは風邪というと、あまりウイルスのことは言われてきませんでしたが、最近は風邪もかなり研究が進んだためか、何が原因かが判明してきたようです。

今現在、この200種類のウイルスの研究がすすむことにより、風邪の薬もできる可能性があるということもいわれています。

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