職場でも趣味のサークルでもどこにでも、人の悪口を言う男女がいますよね。仕事帰りのカフェや居酒屋では、上司・同僚の悪口で盛り上がります。
悪口を言うのは面白くてやめられなくなりますが、悪口ばかり言っていると周囲の人からの信頼を失います。自分が悪口を言われると傷つきます。
悪口を言う人の心理と性格的な特徴、悪口を言われた時の対処方法、悪口を言う人との付き合い方、悪口を言わない人になる方法について、お伝えしますね。
この記事の目次
悪口を言うのは、どんな心理が働くの?
悪口を絶対言わない人は、1人もいません。会社など職場でも趣味のサークルでも学校でも、どこでもだれでも多かれ少なかれ他人の悪口を言います。仕事帰りにカフェや居酒屋で上司の悪口を言いまくって、ストレス解消する人も少なくありません。
でも、口を開くと他人の悪口ばかりでは、周囲の人たちも聞いていてウンザリします。他人の悪口ばかり言う人は、やがて周囲の人たちからの信頼を失います。
他人の悪口ばかり言う人の心の底には、驚くべき心理が隠されています。
①自分が嫌いで、心が満たされない
他人の悪口ばかり言う人は、自分自身が嫌いです。自己肯定感が低く、自分に自信がありません。プライドが高く、自分が傷つくことを常に恐れています。不安感が強く、常に心が満たされません。ストレスが溜まるばかりです。
相手を自分と同じレベルまで引きずり下ろす
他人の悪口ばかり言う人は、「相手の評価を落として、自分と同じレベルにまで引き下げたい」という心理が無意識に働いています。
人間は集団の中で生きています。集団の中における自分の地位(ポジション)を常に意識しています。特に会社など職場という集団では、自分のポジションが気になります。自分に自信がなく不安感の強い人は、「自分の地位が不安定である」という危機感を常に持っています。だから、悪口を言うことで他人の評価を下げ、自分と同じレベルかそれ以下に引き下げようとします。他人を引きずり下して、心の安定を得ようとします。
悪口を言ってストレス発散する
多くの人たちが悪口を言ってストレスを発散しています。悪口は、お酒のオツマミにもなります。会社の上司や先輩だけでなく、芸能人やスポーツ選手の悪口でストレスを解消します。
でも、自分が嫌いで不安感の強い人は、決して反撃してこない自分より立場の弱い人を悪口のターゲットにします。職場の部下や後輩の悪口を言いまくって、溜まっているストレスを発散します。反撃できない人の悪口を言っても、自分が傷つく心配はありません。
②他者よりも優位に立ちたい
人間には「他者よりも優位に立つ」という本能があります。集団の中では、他者よりも優位に立つ方が生存しやすくなります。他人の悪口ばかり言う人は、無意識に「優位に立ちたい」という本能が働いています。
悪口を言うことで、他者より優位に立つ
他人の悪口ばかり言う人は、自分が嫌いで自分に自信がありません。いつも他人からの評価を気にして、他者と自分を比較しています。自分より優れた能力・知識・スキルを持つ人を妬んだり嫉妬したりします。
でも、自分自身で努力して、自分の能力・知識・スキルを向上させて優位に立とうとしません。自分より優位に立つ相手の悪口を言って、その人の評価を下げようとします。悪口を言うことで相対的に優位に立とうとします。
他者を批判して、自分の有能さをアピールする
自分に自信がない人は、常に他者と自分を比較します。他者を批判したり悪口を言ったりすることで、自分の有能さ・優秀者を周囲の人たちにアピールします。「周りの人たちから認められたい・褒められたい」という心理が、働いています。
悪口を言って、ライバルの信頼を失わせる
悪口ばかり言う人は、ライバルや自分より優れている人を嫉妬しています。悪口を言って、その人の信頼を失わせようとします。
世の中には、自分で悪口を言わなくても悪口を聞くのが大好きな人がいます。悪口をすぐ信じる人もいます。悪口を言うことで他者の信頼を失わせることができます。
悪口を言うことで自分の優位性を確認する
「他者より優位に立ちたい」と思う人は、悪口を言うことで自分の優位性を確認します。自分より優位な人の悪口を言うと、本人からも周囲の人たちからも反撃されます。自分より下位の人の悪口を言うと、周囲の人たちが賛同します。
攻撃される前に攻撃する
自分に自信がないのにプライドが高い人は、他者から弱みを指摘されたり批判されたりすることをとても恐れています。そこで、他者から攻撃される前に、他者の悪口を言って攻撃し優位なポジションを確保します。「攻撃は最大の防御なり」という心理が、無意識に働きます。
③同じ価値観の仲間を作りたい
他人の悪口ばかり言う人は自分に自信がなく、人に嫌われることを恐れています。寂しがり屋とも言えます。コミュニケーション力が高くないので、友達を作るのが苦手です。
そこで、他者の悪口を言って賛同してくれる仲間を得ようとします。ある1人の人の悪口を何人かで言うと、同じ価値観を共有する仲間意識が生じます。同じ価値観で繋がっている仲間を得ると、心理的に安心できます。
悪口が高じてイジメになる
悪口ばかり言う人は、悪口を言うことが悪いとわかっています。それでも、悪口に賛同してくれる仲間を得て絆を強くするために、悪口をエスカレートさせます。悪口が高じて、イジメのような行動に出ることもあります。悪口やイジメがばれると困るので、悪口仲間の仲間意識はますます強くなります。
悪口ばかり言う人は、友達も周囲の信頼も失う
悪口ばかり言っていると、友達も周りの人からの信頼も失います。悪口ばかり言う人は、このことがわかっていません
悪口ばかり言う人とは怖くて付き合えない
他人の悪口ばかり言う人からは、友達が去って行きます。悪口ばかり聞かされると、「私もいつどんな悪口を言われるかわからない」と思います。怖くて付き合っていられなくなります。
陰で悪口を言う人は信用できない
悪口や陰口ばかり言う人は、周囲の人たちから信頼されません。面と向かって堂々と批判せず、本人のいない所で悪口を言う人は信用できません。表面上は言うことを聞くような顔をして、お腹の中では何を考えているかわからないからです。
④「投影」の心理が働く
自分の欲望をいろいろな理由で抑圧していると、自分がしたいと思っていることをしている人に腹が立ちます。無意識に攻撃したくなり、悪口を言うようになります。心理学では「投影」の心理が働いていると言います。
厳しいダイエットを続けている人は、食べたい放題食べている人を見ると悪口を言います。勉強や仕事に縛られて遊びたくても遊べない人は、コンサートやキャンプで大騒ぎしている人の悪口を言います。
⑤悪口を言うのが楽しい
人間は人の不幸を見て喜んだり、人の悪口を言って楽しんだりします。人の不幸を見ると、快感ホルモンのドーパミンが分泌され快感を得ます。他人の悪口を言うのも同じで、悪口を言うと心地よく満足感を得られます。
特に、自分が嫌っている人や嫉妬している人の悪口を言うと、一時的に気分が良くなります。
悪口ばかり言うのは、どんな人?
他人の悪口ばかり言うのは、無意識に自己防衛の心理や投影の心理や生存本能などが心の底で働くからです。でも、それだけではありません。性格的な問題もあります。
性格・心理・本能が絡み合って、いつも他人の悪口ばかり言うようになります。
[悪口ばかり言う人の性格的な特徴は?]
いつも他人の悪口ばかり言う人には、共通した性格的特徴があります。
①ネガティブ思考
いつも他人の悪口ばかり言う人はネガティブ思考です。物事を悪い方へ悪い方へ考えます。職場や学校や趣味のサークルなどで友達ができても、心から信頼しません。「表面上は仲良く付き合っているけれど、心の中では私のことをどう思っているかわからない」と考えます。そこで、「悪口を言われる前に悪口を言おう」という自己防衛の心理が働きやすくなります。
②怒りっぽい
他人の悪口ばかり言う人は、ちょっとしたことで怒ります。自分の気に入らないことをした人に腹を立てて、攻撃します。自分より立場の上の人は、その人がいないところで仲間内で悪口を言います。自分と同等か下の人が気に入らないことをした時は、自分の信頼できる人たちにだけ悪口を言います。
他人が嫌なことをして腹を立てても、相手を直接攻撃することはありません。いつも本人がいないところで悪口を言って攻撃します。
悪口がばれると仲間を攻撃する
悪口を言っていることが相手にわかると、「仲間のだれかが裏切って教えた」と判断します。裏切ってばらした人の悪口攻撃をします。
③グチと悪口の区別がつかない
いつも他人の悪口ばかり言う人は、グチと悪口の区別ができません。他人の噂話などでおしゃべりを楽しんでいるうちに、いつの間にか悪口になっていることがあります。仕事のグチをこぼしているつもりで、悪口を言っていることもあります。
④相手の身になって考えることができない
いつも他人の悪口ばかり言う人は、悪口を言われる相手の身になって考えることができません。悪口を言われるのは不快で腹が立ちます。信頼していた人に裏切られたようで、とても傷ついて落ち込みます。人間不信になる可能性もあります。
悪口ばかり言っている人に、自分の悪口は聞こえません。怒りっぽい攻撃的な性格の人は、周りの人たちから敬遠されます。悪口を言う人たちは、本人の耳に入らないように気をつけます。ですから、他人の悪口ばかり言う攻撃的な人は、悪口を言われるつらさがわかりません。
相手の気持ちを考えず、冗談感覚で悪口を言う
悪口を言う人の中には、冗談感覚で他人の悪口を言う人がいます。テレビのバラエティー番組の芸人の真似をして、面と向かって「ハゲ」「デブ」「ブス」などと悪口を言います。言われた本人がどれほど傷つくか、考えようともしません。冗談感覚で悪口を言い、その場を盛り上げて笑いを取ろうとします。「面白い人だ」と思われたいのです。
⑤性格・価値観・世界観の違う人を受け入れない
他人の悪口ばかり言う人は、自分とは価値観や世界観が違う人や自分と性格の合わない人を受け入れることができません。価値観や世界観の違い・自分と合わない性格を、その人の短所と考えます。短所と思われることばかり目につくようになり、その人の悪口ばかり言うようになります。
悪口ばかり言う人は、自分と価値観・世界観が違う人や性格が合わない人から刺激を受けたり自分にはできない発想や考え方を学ぼうとしません。その人と距離を置いて付き合うこともできません。自分と同化しない限り、悪口を言います。
[悪口を言う男性の特徴と心理]
他人の悪口ばかり言う男性は、「他者から評価されたい」「自分を大きく見せたい」「他者の優位に立ちたい」という強い欲望や心理があります。
劣等感が強いのにプライドが高い
他人の悪口ばかり言う男性は、劣等感が強く自信がありません。そのくせプライドが高く、自分を「他の人とは違う特別な存在」に見せたがります。自分を大きく見せるために、他人を見下して攻撃します。他人の悪口を言って、相対的に自分の評価を高くしようとします。他人を攻撃していないと、劣等感に圧し潰されてしまいます。
このタイプの男性にアドバイスしたり注意したりすると、「見下している」「上から目線でものを言う」と怒ります。相手の善意と悪意の見分けがつきません。
出世欲が強い
男性は女性に比べて出世欲が強いと言えます。常にライバルの優位に立とうとします。出世欲の強い男性ほど、ライバルを蹴落とすためにライバルの悪口を言います。
[悪口を言う女性の特徴と心理]
生物学的にも心理学的にも、女性は男性よりも集団で行動することが好きです。集団の繋がりや人間関係を大事にします。
集団から省かれないために悪口を言う
女性は集団行動をすることで安心できます。集団から嫌われて省かれることを恐れています。自分が集団の中のだれかに悪口を言われ、集団から追い出されることが心底怖いのです。そのために、自分からだれかの悪口を言い出したり、だれかの悪口大会に積極的に参加したりします。悪口大会がイジメのようになることも承知しています。
自分以外のだれかを悪口のターゲットにして、自分は集団に居座ろうとします。
悪口は女性のコミュニケーション能力の1つ
女性はだれかの悪口を言うことで信頼関係を築きます。仲間の女性からある人の悪口を聞かされると、女性は「こんなことを話してくれるほど、私を信頼している」と考えます。お返しに悪口を言います。ある人の悪口を言い合うことで、お互いに親密感を覚えて良好な人間関係・信頼関係を築くことができます。
悪口を言うことは、女性のコミュニケーション能力の1つと言えます。
悪口を言う人と上手に付き合うには?
インターネットで自分の意見や批判が簡単に発信でき、しかも何の罰も受けない現代社会では人間は攻撃的になります。他人の悪口を言いやすい環境ができあがっています。悪口が溢れている世の中なので、悪口に上手に対処することが必要です。
悪口を言う人と付き合う方法は、自分が悪口を言われている場合も他人が悪口を言われている場合も、基本的には同じです。悪口を言う人を避けるようにします。
[悪口を言われた時の対処方法]
自分が悪口を言われていると知ると、不快というよりも悲しくなります。まして自分と親しい友人・同僚・上司が自分の悪口を言っていると、裏切られたように思います。「自分のどこがいけないのだろう?」「自分は何か間違っているのか?」と、自分を責めます。
①悪口に責任を感じる必要はない
他人の悪口を言うのは、悪口を言う人の心理や性格に問題があります。悪口を言われる人が責任を感じる必要は全くありません。「自分のどこが悪いのか」などと悩む必要はありません。
悪口を無視して、相手との関係を現状維持にとどめる
悪口を言われても無視します。悪口を言う相手に腹を立てたり抗議したりすると、トラブルが起きる可能性があります。会社など職場の人から悪口を言われた場合、トラブルを起こすと仕事に支障を来たします。悪口を言われても無視していれば、それ以上に人間関係が悪くなることはありません。悪口を言う人との関係を現状維持にとどめます。
②真偽を確かめる
悪口を本人に直接言うことは、あまりありません。「○○さんがあなたの悪口を言っている」というように、間接的に聞くことが多くなります。噂は人から人へ伝わる間にウソの内容が含まれるようになります。本当に悪口を言われているのかどうか、わかりません。
心から信頼している親しい人が悪口を言っていると聞いたら、直接本人に聞いて確かめるとスッキリします。でも、直接確かめると、人間関係にトラブルが起きる可能性があります。ライバル関係にある人や親しくない人など、相手によっては悪口を無視する方が無難です。
③素直に非を認める
自分では気がつかないうちに、相手を傷つけたり迷惑をかけたりすることがあります。「○○さんがあなたの悪口を言っていた」と聞いて思い当たることがあったら、素直に非を認めて謝ります。悪口を言っている人に、直接謝ります。
素直に非を認めることで、人間関係を修復できる可能性があります。従来より良好な信頼関係を築くことができるかもしれません。
何も思い当たることがなかったら、自分を責めないで悪口を無視します。
[悪口を言う人への対応方法]
自分の悪口を言われるのもつらいですが、他人の悪口を言うのを傍で聞いているのも不愉快ですね。他人の悪口ばかり言う人には、上手に対応します。
①悪口ばかり言う人とは距離を置く
他人の悪口ばかり言う人とは、できるだけ距離を置くようにします。礼儀正しく笑顔で接しますが、親しく付き合うことは避けます。仕事だけの付き合いに徹すれば、悪口を聞く機会も少なくなります。
②相槌を打っても、一緒に悪口を言わない
他人の悪口ばかり言うのは、その人にとってはストレス発散になります。言いたいだけ悪口を言えば、気持ちが落ち着いて冷静になります。そこで、他人の悪口を言い出したら、冷静になるまで聞いてあげます。ただし、「そうなんですか」などと相槌を打ったりうなずいたりするだけにして、一緒に悪口を言わないようにします。
悪口を言う人の心理を理解する
他人の悪口ばかり言う人は、いろいろな心理的な問題を抱えています。悪口を言うことでSOSを発信している可能性があります。その心理を理解して、相手の気持ちが落ち着くまで聞いてあげます。
相槌を打つだけでも、「悪口を言っていた」と言われる可能性がある
注意したいのは、他人の悪口ばかり言う人の悪口を聞いてあげると、相槌を打ったりうなずいたりしただけで「○○さんも悪口を言っていた」と言われる可能性があることです。
③悪口が始まったら、その場を離れる
悪口が始まったら、口実を設けてその場を離れます。悪口を言っている人たちから離れれば、悪口を言う仲間に入ることもありませんし、不愉快な思いをガマンして聞いていることもありません。「急ぎの仕事がある」「取引先と約束がある」など、もっともらしい口実なら何でもかまいません。
「悪口を言うのも聞くのも嫌いなので」と言う?
その場を離れる口実に「悪口を言うのも聞くのも嫌いなので」と言うのは、オススメしません。悪口を言う人たちの反感を招き、その場を離れた途端に悪口の新しいターゲットになる可能性があります。
④さりげなく話題を変える
悪口が始まったら、相槌を打って聞いているような顔をしながら、さりげなく話題を変えます。他人の悪口ばかり言う人も興味を持ちそうな話題を提供します。みんなで楽しめる話題がオススメです。
悪口を言わないように忠告するのは難しい
他人の悪口ばかり言う人は、自信がないのにプライドだけは高い人です。善意の忠告や注意を素直に聞けません。「他人の悪口ばかり言っていると、信頼を失うよ」などと言うと、「上から目線で言うな」と怒る可能性があります。
「○○さんは、そんなに悪い人かなア? 良いところも多いと思うよ」などと、悪口のターゲットになっている人の長所をさりげなく褒める程度にしておきます。
⑤悪口の仲間に入る
他人の悪口ばかり言う人が多い職場なら、一緒に悪口を言います。最悪の対応方法ですが、自分が悪口のターゲットにならないための防衛手段です。一緒に悪口を言うことで仲間意識が強くなり、人間関係のトラブルを避けることができます。
ただし、悪口を言う楽しさの泥沼にはまってしまう可能性があります。悪口を言った後味の悪さに悩むこともあります。
悪口を言わない人になるためには?
他人の悪口を全く言わない人は極めてまれです。だれでも多かれ少なかれ他人の悪口を言います。「もの言わぬは腹ふくるる」と、昔の人も言いました。多少の悪口を言うことはストレス解消になりますが、悪口ばかり言っていると友達も人々の信頼も失います。
①自分の感情をコントロールできるようにする
だれかにイライラさせられたり嫌なことをされたりすると、腹が立ちます。ついその人の悪口を言いたくなります。自分の感情をコントロールして気持ちを落ち着けるようにすれば、悪口を言わないですみます。
ストレスを発散する方法を見つける
イライラをガマンしていると、ストレスが溜まります。悪口を言ってストレスを発散するのではなく、他に発散方法を見つけます。ストレス発散には、身体を動かして汗をかいたり大声を出したりすることがオススメです。ジョギングしたりジムに行ったり、カラオケで歌ったりします。とにかく自分が思いきり楽しめることをします。
②相手の気持ちを想像する
悪口を言いたくなったら、悪口を言われる人の気持ちを想像します。悪口を言われる人の身になって考えます。相手の身になって考えると、悪口を言った後の後味の悪さを感じるようになります。
「悪いのはお互い様」と考える
悪口を言いたくなる人には、確かに短所や欠点があります。でも、悪口を言う前に「自分にも同じような短所や欠点があるのではないか?」と考えます。すると、迷惑をかけたり怒らせたりするのは「お互い様」とわかります。
③ポジティブ思考になる
物事の良い面明るい面を見るようにすると、何でも前向きに考えられるようになります。人の悪口を言うよりも、人生が楽しくなります。
できるだけ他人の長所を見る
会社など職場の人々でもサークルや地域の仲間でも、付き合う人の良い面や長所を考えるようにします。「○○のこういうところにイライラするが、真面目で誠実で好い人だ」と考えると、悪口を言わないようになります。
信頼関係を大事にする
職場でもサークルでも地域でも、人と人の信頼関係を大事にします。悪口を言えば、その人との信頼関係を裏切ることになります。
④自分自身を好きになる
他人の悪口を言わないために、ありのままの自分自身を受け入れて好きになります。「自分には欠点や短所が多いが、長所や強みもある」と考えます。
謙虚になる
謙虚になって、自分より優れた人がいることを素直に認めます。無理に優位に立とうとしないで、その人の努力や苦労から学びます。
他人の評価を気にしない
他人の目・他人の評価を気にしないようにします。他人から弱点や欠点を指摘されたら、素直に非を認めます。でも、他人の評価で傷ついたり落ち込んだりしないようにします。他人がどう評価しようと、自分自身が成長すればいいのです。
他人の評価を気にしなくなると、無理に優位に立とうとして他人の悪口を言う必要がなくなります。他人に対して攻撃的になりません。
まとめ 悪口ばかり言うのは、心に問題があるから
世の中に他人の悪口を言わない人は1人もいません。だれでも、多かれ少なかれ人の悪口を言います。悪口を言うと、一時的にストレス発散できて楽しくなります。でも、中には「口を開けば他人の悪口ばかり」という人もいます。
いつもだれかの悪口ばかり言っている人は、心に問題があります。ありのままの自分を受け入れることができず、自分自身が嫌いです。自分に自信がなく劣等感が強いのに、プライドが高すぎます。自分より優れた人に嫉妬しています。人に嫌われることを恐れています。
悪口を言うことで、相手の評価を下げて自分と同等以下のレベルに引きずり落とそうとします。相手より優位に立とうとします。自分の欠点や弱点を指摘されて傷つく前に、悪口攻撃で自己防衛します。悪口を言い合うことで、同じ価値観の仲間を作ろうとします。
他人の悪口ばかり言う人は、性格的にも問題があります。ネガティブ思考で他人を心から信用しません。人の身になって考えることができないので、悪口で人の心を傷つけても平気です。悪口を言って楽しみ、ストレスを発散させます。
他人の悪口ばかり言う人に悪口を言われても、自分を責めて思い悩む必要はありません。悪口に思い当たることがあれば素直に認め、相手に直接謝ります。思い当たることがなければ、無視します。悪口を言う本人の心に問題があるので、悪口を言われた人に責任はありません。
関連記事として
・文句ばかり言う人の心理状態を知ろう!周りに悪口が多い時の対処法も紹介!
これらの記事も読んでみてください!