性格が「痛い」人と病気やストレスで「痛み」を感じている人について!

「痛い人」というと、思い浮かべることは3つあります。①空気が読めない・自信過剰など性格が「痛い人」 ②筋肉や神経、骨や関節に病気・障害があって「痛い人」 ③ストレスなどによる心身症や更年期障害で「痛い人」の3種類です。

性格的に痛い人は対応が難しいですね。神経や関節に問題があって痛いのは、日常生活に支障が出ます。心身症は「身体のとこにも異常がないのに、痛い」のですから、対処に困ります。

3種類の「痛い人」について、原因や対処法についてお伝えしますね。

性格が「痛い人」

boys-1640801_960_720仲間

「痛い」とは、本来は「自分の身体や心の痛みを訴える」言葉です。日本語俗語辞書では、「平成に入ってから、人の言動に対して用いられるようになりました」としています。つまり、不適切な言動や的外れな言動をして、他人に不快・不満を与える人に対する「恥ずかしい」「情けない」「気の毒な」気持ちを表す言葉です。

英語の「sore」には、「痛い」の他に「腹立たしい」「不愉快な」という意味があります。平成の「痛い」は、「sore」に近くなっているようですね。

[「痛い人」の特徴]

「痛い人」とは、その場の空気が読めず、不適切・的外れ・勘違いな言葉を発したり、行動をしたりする人です。

①自分に自信がない

自分に自信がありません。それを隠そうとして、自信過剰な言動に出て、周囲を不快にします。自分に自信がないために、実際以上に自分を大きく見せ、存在感を誇示しようとします。

「金持ちだ」とか「ブランド商品を沢山持っている」とか「政治家や有名人を大勢知っている」とか自慢して、周囲をウンザリさせます。

(実年齢にそぐわない)

存在感を誇示するために、実年齢にそぐわない言動をとる人もいます。40歳近くなっても、ヤンキーぶっている男性や、50歳を過ぎてもギャルメイクをしている女性は、本当に痛いですね。65歳の女性がミニスカートをはいて、太ももをむきだし、「〇〇子はねェ・・・」なんて言うと、痛すぎて、どうしていいかわかりません。

(アダルトチルドレン)

アダルトチルドレンとは、幼児期に両親や家族の愛情を十分に受けて育たなかったため、心に傷を抱えたまま大人になった人です。幼少期の環境が性格に影響します。両親との愛着がなかったので、自分に自信がなく、強い不安感を抱えています。

そのため、他人と親しくなるのを嫌ったり、逆に、自分を大きく見せようとして、自信たっぷりにふるまったりします。

②自分を過大評価している

理由もなく、自己を過大評価している人は、他人の気持ちを気にかけません。自己評価と客観評価が違うと、「自分を評価しない他人が悪い」と思いこみます。

(相手を見下す態度)

自分の欠点・短所を冷静に受け入れず、相手に能力がないから、自分を理解できないと考えます。相手を見下した態度をとり、自分の言動がどう思われるかなど、少しも気にしません。

(すべて他人のせいにする)

悲劇のヒロインを気取る女性もいます。失恋したのも、彼氏ができないのも、すべて男性のせいにします。アダルトチルドレンの女性は恋愛依存症になりやすいのですが、破局に到ると、相手に攻撃的になることが少なくありません。

SMSにやたら投稿する人も、失敗したり、不幸な目に遭ったりすると、他人のせいにして悪口を書きまくります。

③コミュニケーション力が低い

「空気が読めない」「勘違いをする」「的外れな言動をする」人は、コミュニケーション力が低いのです。自分の主張や気持ちを伝えることに精一杯で、相手や周囲の人の気持ちを察したり、相手の言うことを理解したりできないのです。

[痛い人にならない方法]

「痛い人」にならないためには、まず「自分たちは完全ではない」ことを理解します。そして、自分の短所と長所をよく見極めます。「わたしは、この点では優れている。これだけは、他人に負けない」と自信を持つ一方、自分の弱点や欠点をしっかり自覚します。

自分に自信があれば、ありのままの姿で他人と接することができます。弱点や欠点を正確に自覚していれば、謙虚な気持ちで他人を受け入れることができます。友達もできます。

幼少時期の辛い経験から、「生き辛い」と感じているならば、自分だけで悩んでいないで、カウンセリングを受けるなど、専門家の助けを借りることをオススメします。

筋肉・骨・関節・神経の障害で痛い人

headache-388870_960_720身体が痛い

本来の意味で「痛い人」です。痛みは身体の異常を知らせるSOSです。痛みがあるから、病気に気づいて治療し、大事に至らないことが多いのです。

[痛みの種類]

痛みには3種類あります。①侵害受容性疼痛 ②神経障害性疼痛 ③心因性疼痛です。

侵害受容性疼痛

頭痛・歯痛・肩こり・関節炎など、ケガや病気が原因で、炎症を起こす痛みです。原因となるケガや病気が治れば、痛みも消えます。

ズーンと重い痛みを感じることが多いといいます。

神経障害性疼痛

糖尿病や帯状疱疹など疾患によって神経が傷害され、痛みを伝える神経伝達物質が過剰に放出されたり、骨や関節の変形などで神経が圧迫・刺激されたりして、痛みが生じます。帯状疱疹後神経痛・坐骨神経痛・脊椎管狭窄症などです。

電気が走るような鋭い激痛が走ります。MRIやX線写真などでは、異常が見つからないことが多いようです。

心因性疼痛

ストレスやトラウマ(心の傷)、強い不安などが原因で、身体のあちこちに痛みが生じます。

[腰痛]

腰痛は日本人の国民病と言われるほどです。日本人の90%が、一生に1回は腰痛を経験しています。40~60歳代に多く起きますが、若い人も高齢者も腰痛に悩む人が少なくありません。

腰痛の種類

腰痛は、ギックリ腰のように急性・突発的な急性腰痛症や、何度もしつこく繰り返す慢性腰痛症があります。原因も痛みの程度もいろいろです。

①腰のケガ・筋肉疲労・骨や関節の異常による腰痛

ギックリ腰は、腰を強くひねったりして捻挫を起こした状態です。加齢により骨粗しょう症を起こすと、咳やクシャミなどちょっとした衝撃で骨折します。

仕事や運動で腰の筋肉を使いすぎると、筋肉が疲労して腰痛が起きます。立ちっぱなしや、座りっぱなしのデスクワークなど、同じ姿勢を長時間続けると、筋肉が緊張して硬くなります。血流が悪くなり、腰やお尻の筋肉がこり、痛みが生じます。

腰椎骨の間にある椎間板はクッションの役目をしています。加齢によって椎間板が硬くなり、弾力が失われると、腰椎骨がぶつかって、痛みが生じます。

重い物を持つ・同じ姿勢を取り続ける・腰を強くひねるなど、腰に大きな負担がかかると、筋肉だけでなく、椎間関節に炎症が起きて、痛みが生じます。

②腰部の神経の圧迫による腰痛

中枢神経「脊髄」から無数の神経が枝分かれして、腰から足先まで伸びています。腰部の骨や椎間板、靭帯が変形すると、神経を圧迫して痛みが生じます。

腰の骨は腰椎と骨盤です。椎間板は、加齢とともに硬くなり、潰れて飛び出したり、変形したりします。腰椎周囲の組織が変形して、脊椎管狭窄になります。骨盤も加齢とともにり変形したり、歪んだりします。骨の変形が神経を圧迫して、坐骨神経痛などが生じます。

③内臓の病気による腰痛

胃・肝臓・腎臓などの臓器の疾患や、子宮・卵巣など婦人科系疾患があると、腰痛が生じる可能性があります。

④心因性腰痛

精神的なストレスや強い不安により、腰痛が起きることが少なくありません。精神的ストレスがあると、重い物を持ったり、同じ姿勢を続けたりする時、腰の筋肉がさらに強く緊張します。

腰痛の対処方法

内蔵の病気や圧迫骨折などによる腰痛は、安静が必要です。急性の激痛が起きたり、慢性的な痛みがなかなか軽減しない時は、まず整形外科を受診して、原因をはっきりさせます。

(筋肉疲労などの腰痛は軽く運動する)

腰の筋肉疲労やお尻のコリなど、血流が悪いために腰痛が起きている時に、安静にするのは、むしろ良くありません。ストレッチでコリをほぐし、血流を改善します。就寝前と起床時にストレッチ体操をすると、効果的です。

デスクワークで座りっぱなし、長時間の立仕事など、同じ姿勢を続けないように注意します。仕事の合間にきちんと休憩をとり、ストレッチして筋肉の緊張をほぐします。

適度な運動は、腰痛の再発防止にもなります。

(ハイヒールは腰痛を起こす)

女性の腰痛の原因の1つは、ハイヒールです。ヒールの高い靴を履くと、踵が上がり、前のめりになります。前のめりの姿勢を真っすぐにするので、腰に大きな負担がかかります。骨盤を支える脚や足首の筋肉の負担も大きくなります。

通勤時や長時間歩く時は、ヒールの低い靴やウォーキングシューズを履くようにします。

[肩の痛み]

腰痛と並ぶ身体の痛みです。女性の場合は、腰痛よりも肩こりに悩む人が多いそうです。パソコンなどデスクワークを続けると、肩から背中、肩甲骨の周り、背骨の左右がバリバリに凝ってしまいます。また、四十肩・五十肩という肩トラブルには、男性も女性も悩まされます。

肩こり

肩こり原因は、首と肩周辺の筋肉疲労・運動不足・眼精疲労・骨や関節の異常・体形・内臓疾患です。

肩こりの最も大きな原因は、筋肉疲労です。肩と首は重い頭を支えていますから、肩周辺の筋肉には、常に大きな負担がかかっています。

パソコンなどのデスクワークやスマホのし過ぎは、全身の筋肉を使わず、1部分の筋肉のみを長時間使用します。肩周辺の筋肉が疲労し、血流が悪くなり、肩こりが生じます。長時間、不良姿勢を続けることも、肩から背中の筋肉を疲労させ、血流を悪くします。

パソコンやスマホを長時間使用すると、目を酷使するので、眼精疲労が起き、肩こりを生じさせます。

肥満・猫背・なで肩・弱い筋肉も肩こりの原因となります。

(頭痛やめまいを伴う肩こりは危険)

婦人科系疾患や内臓疾患でも、肩こりが起きます。肩こりにめまいや頭痛が伴う時は、重篤な疾患の可能性があります。できるだけ早く内科医の診察を受けることをオススメします。

(右肩の痛みが続くのも内臓疾患の可能性)

右の肩甲骨の辺りに痛みが続く場合は、胆石症の可能性があります。右肩甲骨の痛みに倦怠感が加われば、肝機能障害の疑いがあります。右肩甲骨と背中が痛む時は、胃腸病かもしれません。

(心因性ストレスから肩こりが起きる)

肩こりは、心因性ストレス(精神的ストレス)、不安や怒り、うつ状態などが原因で生じます。

肩こりの対処法

パソコン作業やスマホの使用を長時間続けないようにします。同じ不良姿勢を長く続けず、時々休憩して、ストレッチして、肩まわりの硬くなった筋肉をほぐします。

遠くの緑や青空を眺め、定期的に目を休めるようにします。ドライアイにならないように、まばたきしたり、潤いを与える目薬を使います。

できれば毎日、全身の筋肉を動かす軽い運動をします。ラジオ体操がオススメです。

肩関節の痛み

肩関節は体の深部にあるので、痛む部位がはっきりせず、診断が難しくなります。

①肩関節周囲炎

いわゆる四十肩・五十肩です。「肩関節の周囲に炎症が起き、疼痛が生じ、関節の可動域が制限される状態」です。中高年によく起きる疾患ですが、原因はまだ不明です。

痛みがあり、腕が上に動かせなくなったり、背中に手を廻すことができなくなります。日常の動作ができなくなり、日常生活に支障が生じます。夜間に痛みが強くなる「夜間痛」があります。

(肩関節周囲炎の治療)

五十肩は自然に治ることが多いようです。消炎鎮痛剤の湿布などしているうちに、いつの間にか、腕や手の動きが自由になります。

しかし、運動障害が残る可能性もあるので、整形外科で適切な治療を受けることをオススメします。消炎鎮痛剤と体操(ストレッチ体操など)が主な治療法ですが、手術が必要なケースもあります。

②腱板損傷(けんばんそんしょう)

腕を上げたり、廻したりする運動に重要な働きをする腱が、損傷や断裂を起こした状態です。腕を上げたり、肩を動かしたりすると、強い痛みがあり、動かしにくくなります。夜間痛があります。日常生活に支障が出ます。

(腱板損傷の治療)

肩関節周囲炎と違い、X線写真・MRIで異常がわかります。

損傷している腱板を三角巾などで固定し、非ステロイド消炎鎮痛剤・関節内注射・運動療法で痛みを除去します。

腱板が完全に断裂していたり、痛みが重度であったりすると、手術を行います。

③石灰沈着性腱板炎

腱板に石灰が沈着して、急性の激痛が起こる疾患です。泣きたくなるほどの激痛で、五十肩や腱板損傷の痛みとは違います。

急性期には、消炎鎮痛剤の投与と関節内注射を行います。しかし、関節内注射は、半端ではなく痛いので、大の男でも1度で通院を止めてしまうことが少なくありません。石灰は自然吸収されるので、いつの間にか痛みが治まることが多いようです。

石灰成分が残り、痛みが続く慢性期には、関節内洗浄や石灰分摘出を行うことがあります。

④脱臼・肩関節唇損傷

肩関節は脱臼しやすく、転倒や肩を使うスポーツの動作で脱臼します。脱臼すると、強い痛みを生じます。整復すれば、痛みが消え、元のように動かせますが、再発しやすくなります。

脱臼やスポーツにより、肩関節唇を損傷することがあります。肩関節唇は肩関節を安定させ、クッションとなっています。損傷すると、肩の深部に痛みが生じます。運動療法や物理療法を行いますが、重症化すると、手術する必要もあります。

[腰痛も肩の痛みも、急性期は冷やし、その後で温める]

腰痛も肩の痛みも、急激に炎症と痛みが生じた時(急性期)は冷やします。アイシングや冷湿布で炎症を鎮めます。

急性の炎症が収まった後、痛みが残る慢性期には、温めて血流を改善します。肩こりやお尻のこりは、温めて血流を良くすることが、効果的です。

[肩こりや腰痛は生活習慣の改善で予防できる]

肩こりも腰痛も、日常生活の運動不足や同じ不良姿勢の持続、絶え間ない緊張感・不安感などのストレスが原因となることが多いようです。

毎日の生活習慣を改善し、適度な有酸素運動・時々のストレッチ・良質な睡眠・栄養バランスの良い食事・規則正しい生活を心がけると、ストレスも減少して、肩こりや腰痛の予防や再発防止になります。

完全な解決方法ではありませんが、生活習慣の改善で、こりや痛みを軽減できます。

仕事する女性は、過労・ストレス過多になりやすい

女性営業マンに肩こりや腰痛が多いのは、スマホの常用と過労、ストレス過多のためです。女性は男性よりも完璧な仕事を求められるので、心身の負担が大きくなります。ストレスと過労を解消しないと、心身症になる危険性があります。

ストレスによる身体の痛み

child-1439468_960_720心の痛み

現代社会はストレスに満ち溢れています。不愉快・怒り・不安などの精神的なストレス、長時間労働や睡眠不足などの肉体的ストレスにより、心も身体も疲れ果ててしまいます。

骨や筋肉、神経の障害だけでなく、ストレスやトラウマ(心の傷)も、身体の痛みを生じさせます。ストレスやトラウマによって身体に生じる痛みを「心因性疼痛」といいます。

[心因性疼痛は、身体の異常が見つからないことが多い]

頭・首・肩・背中・腰・胃・腸など、全身のあちこちが痛むのに、病院で精密検査を受けても何の異常も見つからないことがあります。患者さん本人は、痛みのために日常の生活にも支障が生じ、悩んでいます。これは、ストレスやトラウマにより、心身ともに疲れ果て、「痛み」という悲鳴を上げて、助けを求めているのです。

ストレスは自律神経系のバランスを乱す

ストレスが過剰にかかったり、溜まりすぎたりすると、自律神経のバランスを乱します。自律神経は、興奮系の交感神経と安静系の副交感神経から成り、バランス良く働いています。自律神経のバランスが乱れると、身体のいろいろな機能が低下します。体調が崩れたり、あちこちに痛みを生じたりします。

身体の痛みが続くと、心身症やうつ病になる

原因不明の痛みが全身あちこちに起きると、それがまたストレスになります。気分が落ち込み、心身症やうつ症状を引き起こします。うつ病を発症することもあります。また、うつ症状やうつ病の症状には、頭痛・肩こり・腰痛などが見られます。

(アダルトチルドレンの身体症状)

機能不全家庭で育ち、幼少時に両親の愛情を受けられなかったり、肉体的・精神的虐待(ネグレクトなど)を受けたりした子供は、心が深く傷ついています。トラウマを抱えたまま大人になり、常に「生きることが辛い」と感じています。これが「アダルトチルドレン」です。

不安・無気力・自信のなさ・自己嫌悪などの特徴だけでなく、頭痛・肩こり・めまい・嘔吐・下痢などの身体症状もあります。女性は生理痛がひどくなります。

心因性疼痛に骨や筋肉、神経の障害が重なる

最近では、腰痛や肩こりも、筋肉疲労や骨の変化、神経の圧迫などだけではなく、ストレスやトラウマにより生じる可能性があることが、わかってきました。腰痛や肩こりの場合は、心理的な要因と、骨・関節・筋肉・神経の異常が重なって生じるケースもあります。

骨・関節・筋肉・神経の障害がある場合は、整形外科の治療を受けながら、心療内科や精神科で心の治療を受けるようにします。

[線維筋痛症]

線維筋痛症」は、ストレスが原因で、身体のあちこちが痛くなる状態です。痛みを伝える神経に異常が起きて、わずかな痛み刺激を受けても激痛が生じたり、普通は痛みを感じない刺激でも痛みが生じたりします。衣服に肌がこすれただけでも、痛くなります。

女性に多い病気ですが、特に40歳以上の女性に多く発症します。

線維筋痛症の症状

線維筋痛症は、筋肉に負荷がかかった時、部分的に痛みが生じる「限局性線維筋痛症」と、広範囲に痛みが生じる「原発性線維筋痛症」があります。

身体の激痛に加えて、全身の倦怠感・睡眠障害・気分が落ち込むうつ状態・過敏性腸症候群のような下痢と腹痛・ムズムズ脚症候群(安静時に脚がムズムズして、じっとしていられない)・関節のこわばり・関節の冷えが生じます。

激痛と関節のこわばりのため、日常の動作が困難になります。仕事や家事に支障が生じ、生活の質(QOL)が低下します。

X線検査・MRI・血液検査・CPR検査(炎症反応の検査)をしても、異常は見つかりません。

線維筋痛症の治療

線維筋痛症の治療法・対処法は、できるだけ痛みを軽減して、日常の動作がスムーズにできるようにすることです。抗うつ薬などの薬物療法の他に、ホルモン補充療法・温熱療法・有酸素運動による運動療法などを行います。

心療内科かペインクリニックを受診します。

(孤独は痛みを憎悪させる)

周囲の人たちや家族のだれにも理解されないと、患者さんの痛みは増加します。孤独は病気を憎悪させます。線維筋痛症は生命に関わるような疾患ではありませんが、患者さん本人には、かなり辛い症状です。家族や周りの人たちの温かい態度が、何より治療効果を上げます。

[更年期障害]

女性は、閉経とともに女性ホルモンの卵胞ホルモン(エストロゲン)が減少し、ホルモンのバランスが崩れます。そのため、自律神経系が乱れ、閉経期の前後10年(45~55歳)に、さまざまな体調不良が起こります。これを「更年期障害」「更年期症状」と呼びます。

ホルモンバランスの乱れに心理的要因も加わる

更年期障害は、エストロゲンの減少によるホルモンバランスの乱れだけが原因ではありません。更年期は、早い女性では30代末から40代初期に始まります。40~50代にかけて、女性は子供の独立や両親の介護・死別など、生活が大きく変化します。特に介護は心身ともに大きなストレスがかかります。

閉経を「女としての終焉」と考える人もいます。「母親という役割の終わり」「女としての終わり」という心理が、大きな精神的ストレスとなって、自律神経系を乱します。

更年期障害でも痛みを生じる

更年期障害の主な症状は、身体や顔のほてり・動悸・めまい・息切れなどの呼吸の困難ですが、身体のあちこちに痛みを生じることもあります。

頭痛・腹痛・腰痛・肩こり・関節痛などで、つらい思いをします。

検査をしても、特に異常が見つかることは少ないのですが、子宮筋腫や卵巣嚢腫など婦人科系疾患が起きている可能性があります。

更年期を乗り切る方法

更年期症状がひどいと、気分が落ち込んで、うつ状態になったり、日常生活に支障が起きたりします。40歳を過ぎると、婦人科系疾患が発症しやすくなりますから、生理不順など少しでも体調不良を感じたら、婦人科を受診します。

婦人科でホルモン補充療法や痛みの治療を受けながら、生活習慣を改善します。毎日、軽い有酸素運動を行い、血流を良くして肩こりや腰痛を緩和し、ついでにストレスも解消します。趣味など好きなこと・興味のあることを見つけて、楽しみます。

(閉経は自由な人生の始まり)

閉経は「女の終わり」ではありません。毎月の面倒な生理から解放されて、「女性として自由な人生が始まる」のです。私も私の友人も、40代半ばで卵巣・子宮の全摘出手術を受けました。正直、「喪失感」などより「なんて楽なの!」という気持ちでした。仕事も旅行も思いのままです。おかげで、私達は更年期障害に悩まされることもなく、元気に楽しく、忙しく、過ごしています。

男性にも更年期がある!

更年期は女性だけではありません。男性も、テストステロンという男性ホルモンの減少で、40歳以降、更年期障害が起きます。性欲減退や記憶力・集中力の低下などに加え、関節や筋肉の痛みが生じるようです。

[ストレスから生じる痛みを軽視しない]

ストレスから心因性疼痛を生じる場合、過去からの心理的な要因が積み重なっての結果という可能性もあります。トラウマを抱えて苦しんできた人が、ついに痛みという悲鳴を上げているのかもしれません。前述の「性格的に痛い人」も、自信のなさや不安感が言動に現れるだけでなく、身体の痛みとして出ることもあります。

心理は体の痛みになることが少なくありません。心の問題をそのままにしておくと、友達を失ったり、人間関係にトラブルを生じるだけでなく、うつ症状や心身症を引き起こします。

身体のどこにも異常が見つからないのに、慢性的な痛みが続く場合は、ためらわずに心療内科を受診することをオススメします。カウンセリングではありませんが、医師に症状を訴えるだけでも、気持ちが楽になります。

まとめ 痛みは身体が発するSOS

痛みは嫌なものですが、痛みがあるから、健康を保つことができます。

骨や関節、筋肉に異常が起きて、痛みがあれば、無理な動作や運動をしないようにします。痛みがガマンできなければ、病院に行き、必要な治療を受けます。

内蔵疾患も、痛みがあると、早期発見・早期治療が可能です。ガンが怖いのは、症状がかなり進行するまで、痛みはおろか何の症状もないからです。

腰痛や肩こりは、「日常の生活習慣に悪い点がある」と教えてくれているのです。運動不足や、同じ不良姿勢の持続が、骨や筋肉、関節に大きな負担となっていることを、痛みでわからせてくれるのです。

ストレスによる心因性の痛みも、「これ以上は無理しないで!」という心身の悲鳴です。心に問題を抱えている人は、不適切な言動をする「痛い人」になったり、身体のあちこちに原因不明の痛みを生じたりします。

痛みを感じたら、整形外科か内科、あるいは心療内科、女性の場合は婦人科を、できるだけ早く受診して、原因を突き止めます。痛みの原因がわかれば、対処方法も見えてきます。

  
  
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