サイレントお祈りってなに?企業側の事情と対応方法を紹介!

就職活動をしている就活生ならば、ほとんどの人が「サイレントお祈り」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか?

「サイレントお祈り」とは、簡単に言ってしまうと、企業側が書類選考や面接などの採用活動をするにあたり、不合格者に対して不採用であることを連絡しないことを言います。

当然ですが、就活生はエントリーシートを送付して応募したり面接を受ければ、どんな結果であれ企業側から連絡があるものと思いますし、一般的にはメールや電話で結果の通知があるものです。

しかしながら、中には合格者・採用予定者にしか結果連絡をしない企業も存在します。そして、そのような企業には、そうせざるを得ない事情があるようなのです。

そこで今回は、「サイレントお祈り」とは何かを明らかにした上で、「サイレントお祈り」における企業側の事情、「サイレントお祈り」に対する対処方法・対応方法について、ご紹介したいと思いますので参考にしていただければ幸いです。

「サイレントお祈り」とは何か?

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そもそも「サイレントお祈り」とは、どのようなことを言うのでしょうか?「サイレントお祈り」における企業側の事情や「サイレントお祈り」に対する対処方法・対応方法について理解するには、「サイレントお祈り」の意味を知っておく必要があります。

そこで、まずは「サイレントお祈り」の意味について、ご紹介したいと思います。

「お祈りメール」

インターネット普及前の就職活動においては、書類選考で不採用となった応募者や面接で不採用となった就活生たちに対して、企業側は手紙・封書を利用して不採用を通知することがほとんどでした。そして、その不採用通知・不合格通知の末尾は「今後のご活躍をお祈り申し上げます」などのフレーズで締められています。このフレーズ自体は、手紙文などにおける一般的マナーです。

それが、インターネットが普及してくると、就職活動においてもインターネットや電子メールなどが利用されるようになり、合否連絡が電子メールで行われることが増えて行きます。その中で、メールによる不合格通知や不採用通知のことを、ネット上の電子掲示板などで「お祈りメール」と俗称するようになります。そして、この「お祈りメール」という俗称は、一般の就活生たちにも広がり就活用語として定着するに至るわけです。

「サイレントお祈り」

このような「お祈りメール」が一般に定着した流れの中で、就活生の間で新たに生まれた造語が「サイレントお祈り」です。

「サイレントお祈り」とは、企業側が選考結果を合格者・選考通過者だけに知らせ、不合格者・不採用者には通常届くはずの「お祈りメール」すら届かないことを意味します。

たしかに「お祈りメール」は不採用通知の末尾に「今後のご活躍をお祈り申し上げます」といったフレーズがあるからこそ、「お祈りメール」と呼ばれます。しかし、「サイレントお祈り」は不採用通知すら届かず「お祈り」すらされていませんから、厳密には表現として矛盾します。

とはいえ、そこは新たな造語ですから仕方ないかもしれません。造語としての由来を知ると、意味を理解できるかもしれません。

そもそも「サイレント」は英語で「音をたてないこと」や「無言であること」を意味する言葉です。そして、企業側が不採用通知すら送信せず「無言」であり、就活生の携帯電話やスマートフォンは「お祈りメール」が着信せず「音をたてない」状況です。

このような状況から、企業側が選考結果を合格者・選考通過者だけに知らせ、不合格者・不採用者には通常届くはずの「お祈りメール」すら届かないことを、「サイレントお祈り」と呼ぶようになったわけです。

「サイレントお祈り」の種類

「サイレントお祈り」という言葉は、状況に応じて2種類に分けることができるでしょう。

結果の連絡期限が明確に事前アナウンスされるケース

まずは、企業説明会あるいは筆記試験や面接などの採用試験・採用選考の段階で、企業側の新卒採用担当者や面接官などから説明会参加者や選考対象者に対して、「合格者・選考通過者には〇月〇日までに連絡します」と連絡期限が明確に事前アナウンスされるケースです。

この場合、連絡期限までに連絡が無ければ、不合格・不採用であることが明らかになりますので、就活生としても諦めて気持ちの整理をすることができるでしょう。

結果の連絡期限が明確に事前アナウンスされないケース

次に、企業説明会あるいは筆記試験や面接などの採用試験・採用選考の段階で、企業側の人事担当者から「合格者・選考通過者には追って連絡いたします」などと、連絡期限が明確にされないケースです。

この場合、就活生の志望度が高い企業であればあるほど、就活生は連絡を期待して待ってしまいます。就活生にとっては諦めがつかず、気持ちを切り替えることを難しいことから、他の就職活動にも影響が及びかねません。

「サイレントお祈り」における企業側の事情

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このような「サイレントお祈り」という言葉の意味を踏まえた上で、それでは企業側は何故「サイレントお祈り」という状況を生み出してしまうのでしょうか?そこには、企業側にも何らかの事情があるはずです。そこで、企業側が「サイレントお祈り」という状況を生み出す事情や理由について、ご紹介したいと思います。

不採用者の数が膨大で対応に人手が足りないため

「サイレントお祈り」の発生理由の一つに、不採用者・不合格者の数が多くなって人手を回すことができないことが挙げられます。

近年の大手企業・人気企業には、採用を予定する人数に対して、数十倍あるいは数百倍の応募があります。以前はリクルーター制度や大学別説明会など採用の入口段階で人数を絞っていましたが、近年はインターネットの普及や学歴差別の批判などから応募は誰でもできることを建前とする企業が増えています。

そのため、採用担当者の手に余る数の応募があり、選考通過者への連絡だけでも大変なところ、不採用者・不合格者へのフォローまで手が回りません。ですから、大手企業・人気企業になるほど「サイレントお祈り」をせざるを得ないと言えるでしょう。

トラブル回避のため

「サイレントお祈り」が生じる理由として、企業側にトラブル回避の目的や事情が存在することも挙げられるかもしれません。

たしかに、電子メールは短時間で一斉に連絡できるなど便利なツールです。しかしながら、送信手続きをするのは人ですからミスが発生するリスクがあり、電子メールという性質上ミスが発生すると取り返しがつきません。具体的には、合格者と不合格者のグループを取り違えて送信したり、BCCにしなかったためにメールアドレス情報が漏洩してしまったケースがあるのです。

ですから、致命的なトラブル回避のために、企業側が意図的に「サイレントお祈り」を導入している場合も無いとは言えないでしょう。

内定辞退の対策として

「サイレントお祈り」の発生理由の一つには、採用内定者からの内定辞退の対策として、補欠合格の候補を残しておきたいという事情もあるでしょう。

企業活動を円滑に継続していくためには、人員計画通りに人員を補充していく必要があります。しかし、大手企業・人気企業であっても、やはり内定辞退者が発生することがあります。だからといって内定辞退者が発生した後に、一から再募集をすることは効率的ではありませんし、当然ですが優秀な人材も少なくなります。

ですから、内定辞退の対策として、最終面接後に内定者へ通知する一方で、内定者以外には不採用通知を送らないか通知を遅らせて補欠合格候補として残しておくのです。

「サイレントお祈り」に対する対処方法・対応方法

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このように企業側にも、「サイレントお祈り」という状況を発生させる事情があるわけですね。しかしながら、就職活動をする学生の立場からすれば、企業側の事情を頭で理解はしても、自らの活動に影響が及ぶ可能性がある以上、決して納得できるものではないでしょう。そこで、「サイレントお祈り」に対する対処法・対応法について、ご紹介したいと思います。

「サイレントお祈り」を見極める期間の目途は?

そもそも「サイレントお祈り」を見極める目途として、どのくらいの期間を考えておけば良いのでしょうか?

もちろん企業によって採用選考のスピードは異なります。しかしながら、企業としても悠長に構えていては、優秀な人材を他の会社に奪われるだけです。

ですから、長く見積もったとしても、選考結果を出すのに1週間と選考通過者への連絡に1週間の合計2週間が目途と言えるでしょう。

ですから、最後の選考過程から2週間を経過すると、「サイレントお祈り」の可能性が高いと言えます。

「サイレントお祈り」に対する対処法・対応法

「サイレントお祈り」の状況は、就活生の志望度が高い企業であればあるほど、就活生にとっては諦めがつかないでしょう。気持ちが宙ぶらりんになりがちで、他社への就職活動にも身が入りにくくなります。

そのため、「サイレントお祈り」の状況への対処法として、不採用の可能性が高くとも自分の気持ちに区切りをつけるため、電話かメールで企業側の採用担当者に問い合わせをすべきでしょう。

ただし、問い合わせをする場合、言葉遣いなど最低限のマナーは守る必要があります。前述のように補欠候補になっている場合や本当に選考中の場合もあるからです。

まとめ

いかがでしたか?「サイレントお祈り」とは何かを明らかにした上で、「サイレントお祈り」における企業側の事情、「サイレントお祈り」に対する対処方法・対応方法について説明してみましたが、ご理解いただけたでしょうか?

たしかに、事情が明らかになってみれば、「サイレントお祈り」という状況が発生しうることは理解できなくはありません。しかし、「サイレントお祈り」の状況は、就活生にとって何の利益にもなりません。むしろ、就活生にとっては悪影響にしかならないでしょう。

ですから、本記事などを参考にして、「サイレントお祈り」の状況に対処・対応するように努めましょう。不明な情報をそのままにせず明らかにすることは、社会人として必要な姿勢の一つですから、企業側に対して遠慮することはないのです。

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