生理痛で吐き気を感じてしまう!その原因と対処法、病院での治療法を知ろう!

体温計

生理(月経)がくると、異常に経血の量が多い、嘔吐する、強い嘔気がある、胃痛がある、下腹部痛が強い、過剰な腹部豊満換がある、頭痛が重い、身体のふしぶしが過剰に痛いといった症状によって、生活に支障が出ていることはありませんか?放置をしておくと、子宮などの病気になるリスクもあり、注意が必要です。

では、月経で吐き気が生じる原因や、その他の症状、対処法や治療法、改善法、どういった対策をとるといいか等、様々な方法について説明をしていきます。

生理で吐き気が起きる原因

アルコール 女

症状が重くなる原因には、日頃の生活のサイクルや食事の摂り方、身体的要因以外にも、精神的な要因も関わります。どのように子宮に影響を与えるのか原因を確認して、対策に繋げましょう。

また、原因は一つではなく、複数の原因が積み重なって起きる事に注意が必要です。様々な要因が関連して吐き気が誘発され、放置をしておけばその他にも様々な症状が出現します。正しい原因を捉えなければ正しい治療や対策をとることはできません。

冷え

低体温症など、体温が低い人は注意が必要です。冷え症状が出ると、血流が悪くなり、代謝も悪くなります。即ち、月経時の経血にも悪影響が出るということです。経血が上手くいかない上に、子宮の筋肉も冷やして硬直させてしまいます。

すると、子宮の筋肉の収縮を阻害してしまい、子宮筋腫や月経困難症といった子宮の病気へ発展させてしまう可能性があります。

食事生活

刺激物が大きく影響する可能性があります。特に、七味や一味の唐辛子やコショウといった刺激物は、胃や子宮に悪影響を与えることがあります。

また、コーヒーやチョコレート、紅茶などカフェインが多く含まれている物や、乳製品も痛みや吐き気を増幅させます。特に、アルコールはおすすめできません。アルコールを過剰摂取するとアセトアルデヒドが分解しきれず、貧血を誘発するためです。貧血を引き起こすと、酸素不足や鉄分不足によって吐き気を更に誘発することになります。

これらは、全く食べていけないというわけではなく、生理前や生理中に摂取すると症状が悪化する可能性があります。

精神的要因

身体的なストレスももちろんですが、精神的なストレスも大きく関与します。気持ちが沈むことが多ければ多いほど、ホルモンのバランスが乱れ自律神経にも悪影響を与えることがあります。

自律神経が乱れるようなことがあると、吐き気の誘発に繋がります。ひどい人では嘔吐をする時があります。

不規則な日常生活

睡眠不足やライフサイクルが乱れていたり、これによって心身共に過労状態にあるといった不規則な日常生活を送っていると、事項に述べるようなホルモンバランスの乱れを生じます。

それ以外にも、精神的ストレスを抱えたり、自律神経の恒常性が崩れて冷えの原因につながったりもします。

こういった生理機能が乱れると、吐き気やその他の症状も誘発する可能性が高くなります。

ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンの一種である黄体ホルモンは生理機能に関与します。この黄体ホルモンの分泌が正常に行われず、ホルモンバランスが崩れるようなことがあると、分泌量が過剰仁なったり少なくなったりします。

つまり、これによって脳内物質のホルモンの分泌量の状況が変化し、通常来るはずの日に排卵が来ず遅れたり、排卵日が早くなったりします。

プロスタグランジン(PG)の過剰分泌

前述したようなホルモンバランスが関与します。プロスタグランジンは、血管拡張の作用をもちます。体液性の循環拡張因子であり、血圧を下げる働きがあります。

生理時の経血は、妊娠の準備のためにあり、子宮内膜が子宮の壁に分厚くでき、それが剥がれ落ちて血液と一緒に子宮から対外へ排出されるといった現象です。この時にプロスタグランジンが作用し、子宮を収縮させて経血を排出します。

このように子宮に作用するため、過剰に分泌されると子宮の収縮がより強くなり、下腹部痛などが起きます。また、胃や腸へも作用するため、分泌量が増えると胃のムカつき感や吐き気などの胃腸系の症状が出現します。

その他に関与するホルモン

吐き気や嘔吐感は、妊娠した時の「つわり」と同様の症状です。人によっては、嘔吐をする人もいます。この症状は、急に出てくる人もいれば、持続的に続く人もいます。

これにはhCGホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロビンホルモン)が密に関与しています。このホルモンの分泌量が過剰になると、脳の嘔吐中枢が過反射を起こし、吐き気を起こしたり、嘔吐します。

生理に関連するその他の症状

めまい

生理中に見られる吐き気の症状は、妊娠初期の症状と類似している点もあり、その人のライフスタイルによっては妊娠と間違える人もいます。

また、いつもの生理だと思って妊娠に気づかず、妊娠時にしてはならない禁忌行為をしてしまう人もいます。そういったことのないように、どのような症状があるのか、どのように改善させていくと良いのかを見ていきましょう。

初期症状は妊娠初期の症状と似ている!

生理の際に見られる初期症状に出現する吐き気は、妊娠初期の症状と類似しており、妊娠と間違えられる人が多いです。妊娠検査薬を使用すれば、妊娠しているか・していないかはわかります。

しかし、仮に妊娠をしていたとしても、妊娠検査薬の使用あるいは婦人科の医師に診てもらったところで、妊娠後4週間を経過していなければ明確には分かりません。その4週間までの間では、妊娠という反応が出ても妊娠していない場合や、逆の場合もあります。

痛み

「痛み」が起きると言っても、どこに起きるかですが、月経の場合、下腹部痛などお腹に起こる痛みや腹痛があります。関節のふしぶしが痛くなる人もいます。また、下腹部痛に伴って胃のムカつきが起きることもあります。

この痛みは、プロスタグランジンも密に関与します。ホルモンの分泌量が過剰になると、子宮だけではなく胃の収縮も強くなりますが、この時、脳が「胃の中にある物を吐こうとしている」と、間違って認知してしまい、痛みや吐き気を誘発してしまいます。

大量の経血

女性ホルモンの分泌量が多い場合、経血量が多くなることがあります。特に、女性ホルモンバランスが崩れている時期はそういった症状が起きやすいです。

それは、子宮内の壁から剥がれ落ちる量が増えるためです。女性ホルモンバランスが調整されると、こういったことは起きにくくなり、経血量も抑えることができます。

貧血

経血の血が過剰分泌されると、体内の血液の量が減少します。女性は、月経が子供の頃から閉経がくる何十年と先まで、妊娠の間を除いて毎月迎えます。

つまり、普通に血液を作る栄養を摂っているだけでは月経で体外へ流れ出る経血量に追いつかないわけです。そのため、貧血になる人が多いです。

頭痛・めまい

経血の量が多ければ多いほど、体内の血液量が減少します。

そのため、酸素を運ぶ赤血球が減少して酸欠状態に陥ったり、赤血球と結合している鉄分が減少して貧血の状態になります。この現象によって頭痛やめまいが起きやすくなります。

病院で行われる治療法

ピル

治療法は、基本的には婦人科の専門家に処方してもらう薬で対処がされます。市販薬もありますが、市販薬には様々なリスクも付いて回り、且つ、症状を軽減させるためには限界があります。

そのため、できるだけ病院で処方してもらえる薬を服用しましょう。では、どういった薬が処方されるのか、紹介をしていきます。

鎮痛剤

受診する科は婦人科になります。婦人科の専門家の診断の元、専門家に処方される薬を飲みます。担当の医師に相談し、診てもうため、安全性は高く、自分に薬が合うかの確実性も高くなります。

最初の治療はその人の身体に合わせて軽い薬を処方されることがあります。幾つかの軽い薬で対処をしても症状が軽くならないといった場合は、ボルタレンが処方される可能性があります。軽い薬は口から経口摂取しますが、ボルタレンの場合は、お尻から入れる薬なので下腹部に近く、即効性や大きな効果が期待されます。これらによって、生理の症状を軽減させていきます。

それでも体の症状の改善が得られないとなると、最終手段としてピルが処方されます。

低用量ピル

通常の鎮痛剤で効果が得られない場合、最終手段として低用量ピルが処方されることがあります。生理の症状を軽減させることを目的としていますが、保険が適応される薬と、保険が適応されない薬があります。1カ月分ずつでセットになっている物を処方され、料金も高くなるため、担当の医師としっかりと相談して決めましょう。

低用量ピルの内容は、女性ホルモンである卵胞ホルモンと黄体ホルモンを合わせた薬になっています。毎日1回1錠服用することで、排卵の量を抑制し、子宮内膜が分厚くなりすぎることも防ぎます。つまり、子宮内膜の量が減少し、これによって子宮の筋肉の収縮する強さが強くなりすぎることがなくなります。

これは、月経時の経血量が減り、プロスタグランジンの分泌量も抑制することが可能であることを示しています。すなわち、これによって生理時の痛みや吐き気、その他の多数の症状を軽減させることができる可能性があるということです。

但し、喫煙者や高血圧をもっている人、40歳以上の中高年以降の人や妊婦の人は禁忌となっています。

ピルの副作用に注意が必要

ピルを服用することで、プロスタグラジンの過剰分泌による嘔気は軽減されますが、ピルの副作用による嘔気が生じる可能性があります。

副作用には、この他にも(上部・下部)腹部膨満感や頭痛、めまい、胃部不快感、悪寒といった症状が出現します。これらによって、嘔気が更に誘発されてしまうこともあります。これは、個人差があるため必ずしも全ての人に出現するとは限りません。

なお、ピルの副作用に悩まされた時は必ず担当医に相談をしましょう。自己判断で中止をしてしまうと生殖器に悪影響する場合があります。

漢方薬

通常の薬以外に、漢方薬が処方されることもあります。前述しているような通常の薬では副作用として胃部不快感や胃腸の働きの低下、胃粘膜の炎症や嘔気が顕著に出現する可能性があります。

また、長期間の服薬によって胃粘膜の炎症が進行して胃に腫瘍ができるケースもあります。これに対して胃薬を併用しても同様です、胃薬の副作用にも胃粘膜の炎症や胃潰瘍、胃の腫瘍が挙げられています。

こういった副作用に悩まされる人は、漢方薬をおすすめします。医師に相談の上、処方してもらうようにしましょう。漢方薬にも様々な種類があるため、嘔気を抑制してくれるような物を処方してもらいましょう。

市販薬

市販されている市販薬もありますが、医師と相談の元であれば大丈夫でしょう。また、他の薬も服用している人などには、あまりオススメできません。併用をすると、薬と薬が化学反応を起こして身体に異常が起きたり、死に至る可能性があるため、厳重な注意が必要です。自己判断で買うことはオススメできません。

市販薬を売っている薬剤師に相談することも一つの手ではありますが、専門の医者ではないため、適さない薬を提供してしまう可能性もあります。薬剤師に相談する時は、専門の担当医師にどのように言われたか、どういった薬を服用すると良いかを聞いたが、「副作用はどういったものがあるか」、「どのような物で飲むと良いか」といった補足情報を聞きましょう。

自分で行うことが出来る対策方法・対処方法

体温計

生理の吐き気などの症状を緩和させる方法は、薬だけでは事足りません。薬物療法だけではなく、様々な対策や対処をすることで、相乗効果が得られ症状を軽減させることができます。

1つの事だけに気をつけず、多方面的にアプローチをしていくようにしましょう。

基礎体温を測る

基礎体温が不安定であると、子宮内膜症や子宮筋腫、月経困難症といった子宮の病気になっている可能性が考えられます。基礎体温を定期的に計測し、自身の状態を常に把握するようにしましょう。

体温が低すぎても高すぎてもバランスは崩れますが、特に低い場合は悪い影響が起きやすく、冷え性になっている可能性もあります。すると、自律神経が不安定になり、ホルモンバランスが崩れます。これによって、吐き気が誘発されたり、更に悪化する可能性があります。

あまりにも基礎体温が低い場合は、冷え改善・防止を図り、身体を温める食べ物や飲み物を摂取したり、身体が冷えないようにする服を身にまとうなどの工夫が必要となります。

頭痛対策

頭痛が起きるほどに脳や神経系に影響が出ている場合は、嘔吐が関与する脳機能に影響を与える可能性もあります。また、自律神経が不安定になってホルモンバランスが乱れ、嘔気を更に誘発する可能性があります。

それに対して、何らかの対策を取っていく必要があります。頭痛対策には、薬を飲むほかに睡眠をしっかりとることや、適度な運動を行うこと、アロマなどを用いて精神的にリラックス効果を与えることなどが挙げられます。個人差があり、必ずしも効果が得られるとは限りません。

故意的に嘔吐する

吐き気が強くどうしようにもない、吐いてしまいたい、でもなかなか吐くことができない。といった人は多くいます。

こういった人は、喉の奥に指を入れて嘔吐反射を促して吐くとスッキリして吐き気がなくなることがあります。勇気のいる行為ではあります。

自分で出来る解消法・改善方法

食事

薬での治療、対策以外にも、気をつけることがたくさんあります。日常生活の見直しなど、様々な点を改善していく必要があります。

では、どういったことを見直し、改善させていくと良いのか、また、どういった解消法があるのかを確認していきましょう。

食事の栄養バランスを見直す

特に、ビタミンBの栄養が必要になります。その他、鉄分や野菜に多く含まれるミネラル、マグネシウムといった栄養素の摂取も必要です。経血によって赤血球が不足してしまいますが、栄養をしっかり摂ると、血液の生成などの助けをしてくれます。これによって、体内の血液量が増え、血流・血行が良くなり、更に冷えの対策にもなります。

ビタミンB6はかつおや鶏肉に含まれています。マグネシウムは、のり、わかめ、納豆が挙げられます。特に、魚類は効果的な栄養とされるDHAやEPA、γリノレン酸などの人間を構成するために必要な栄養素が含まれています。

食事で摂取ができる栄養素では不十分でありますが、薬での治療と併用して食事生活も見直すと、より相乗効果が得られ、ホルモンバランスが整えられて症状の緩和につながります。

運動をする

但し、生理中や生理前症候群の症状が強い時の運動は避けましょう。心身にストレスとなって、不妊症やその他の子宮の病気に繋がる危険性が高くなるためです。よって、運動をする時は生理の時と生理前症候群の時を除いて行うと良いでしょう。血行と新陳代謝が良くなり、生理の症状が軽減する可能性があります。

運動は、ヨガやストレッチ、ジョギングなどの軽い有酸素運動がおすすめです。プールの中を歩くのも良いです。

生活習慣を改善する

生活習慣が乱れたままだと、自律神経が乱れてホルモンバランスも崩れ、吐き気を誘発する原因となります。このように、生活習慣の乱れも影響するため、これを正すことも生理痛の改善に繋がります。

睡眠不足の場合は、バランスの良い睡眠をとるようにして、ライフサイクルが乱れている人も、調整をしていく必要があります。一気に修正することは難しいので、少しずつ改善させていくようにしましょう。

ツボを刺激する

特に、「冷え」の症状がある人は、ツボを押すと良いとされています。適切なツボを押すことで、血流が良くなり、神経への圧迫感も落ち着き、生理の症状を和らげることができる可能性があります。精神的にリラックスできる効果を与えるだけでも、吐き気は軽減されます。

但し、ツボは身体の内臓と密に関与しており、素人手で安易に刺激をしてしまうと内臓系を悪くする場合があります。そうなっては悪循環なので、ツボ押しの専門家に診てもらうようにすると良いでしょう。

まとめ

医師と相談

生活の習慣を見直すことや、食事の内容の見直しといった身の回りの環境を自分で変えていくだけでも、症状の緩和を図ることができます。しかし、あまりにも症状が重いという人は、子宮内膜症や子宮筋腫といった病気のリスクも考慮して婦人科に受診することをおすすめします。

病気になってからでは手遅れになることもあるため、できるだけ専門家の医師に相談するようにしましょう。

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