生理前にだるい原因は?PMSや生理痛について

女性にとって生理前になると非常にどんよりした気分になりますよね。月経痛(生理痛)の事を考えたら楽しい事も楽しく過ごせない。

人によっては体が動かせない程の症状で寝たきりになることも・・・。意外と月経の仕組みを理解し自分にあった対策を見つけましょう。

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月経の仕組み

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まずは生理の仕組みについて見てみましょう。

月経とは

生理は別名月経と呼ばれており、成熟した女性の子宮から生理的出血が周期的に起こる事です。生理が始まるのには個人差がありますが、思春期に始まる人がほとんどです。

そして生理が終わる事を閉経と呼びますが、一般的に45歳から56歳くらいになると閉経します。その時期が来るまで大体28日周期で起こり3日~7日続きます。

なぜ生理が起こるのか

子宮内側の壁は、子宮内膜と呼ばれる粘膜層で覆われています。卵巣が分泌しているホルモンに敏感な部分です。月経周期に応じてその子宮内膜は徐々に厚くなっていき、月経直前には1センチほどの厚さになります。

女性ホルモンの「エストロゲン」「プロゲステロン」という物が月経をコントロールしています。卵巣の中で赤ちゃんの種になる卵胞が成長してくると「エストロゲン」が分泌を始めます。このホルモンの働きで子宮内膜が厚くなるのです。この厚くなった部分は赤ちゃんが出来た時にベットとなる重要な部分で、母体から栄養などを受け取る事が出来ます。

次の月経が開始される2週間ほど前になると、成熟した卵胞から排卵され子宮に運ばれていきます。この時タイミング良く精子と出会い受精に成功すると、受精卵は1週間かけて子宮に運ばれ子宮内膜にうまく着床すると妊娠することが出来ます。

それが無かった場合は子宮内膜が必要なくなり、溶けて剥がれ落ち出血を起こします。この血が月経となって対外に排出されるのです。つまり月経が起こる事によって赤ちゃんができる準備が完璧という事です。ここで月経が来なかったり周期が乱れている人は何かしら病気や不妊症などの可能性が考えられます。

月経周期について

月経周期は28日周期が一般的です。その時のストレスや疲労の関係でその周期が乱れてしまう事もありますが、ここでは一般的な周期の説明をします。

〇月経期〇

排卵した卵子と精子が出会い受精卵となり子宮内膜に着床すると妊娠するのですが、受精卵にならなかった場合は黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌が少なくなります。卵が来ないとわかった子宮内膜は剥がれ落ち血液と一緒に排出され、生理が来ます。これが1日~6日です。基礎体温は平均温度示します。

〇増殖期又は卵胞期〇

卵胞刺激ホルモンの働きによって卵巣にある卵胞の元が発育を始めます。卵胞が成していくにつれて卵胞ホルモンが多く分泌し始めます。

この時期から子宮内膜が少しずつ厚くなっていきます。これが7日~13日です。大体この時期の中頃から卵巣から分泌されるホルモンが多くなります。基礎体温は平均温度を示し、この時期は妊娠可能な時期です。

〇排卵期〇

卵胞ホルモンの分泌が最も多くなる時期です。最大になると黄体化ホルモンが分泌され、それに反応して卵胞から卵子が飛び出します。

下垂体と卵巣から分泌されるホルモンが一番多い時期なので、それに伴い基礎体温が高くなります。これが14日~16日です。この排卵期が終わるまで妊娠可能な時期です。

〇分泌期又は黄体期〇

卵子が出てしまった卵胞が黄体組織に変わり黄体ホルモンが分泌され、これから受精卵を迎える為に子宮内膜が柔らかくなり準備を始めます。これが17日~28日と一番長い時期です。この時期の基礎体温も排卵期と同様高めになります。28日までに精子と結びつかず厚い子宮内膜が必要なくなると血液として体外に排出されます。

これが月経周期一通りの流れです。確実な妊娠をしたいという人はこの周期を覚え、基礎体温などを毎日つける事によって妊娠を狙えます。必ず皆さんが28周期というわけではなく、人によっては31周期という人もいます。自分の周期を把握するには基礎体温の計測が一番良いでしょう。

出血が長引く理由

なんで1日で全部出てきてくれないの!と女性なら必ず思う事でしょう。子宮の出口はとても細い出口になっているので少し日数が掛かります。

それも子宮のサイズや子宮口の大きさ、分泌されるホルモンの量が関係してきます。これは人によって違うので、あの人は5日で終わるのに私は7日もかかるというのは当たり前なのです。ですから月経期間が短かったり長かったりしたからといって心配になることはありません。

他にも子宮がどこの位置にあってどの向きで体の中にあるかも関係してきます。よく見る子宮の絵がありますよね。あれが正常なのですが、体型や骨盤の形によって子宮が前後に傾いていたりすると血液が体外に排出されにくく、長引くのです。

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月経前症候群とは?

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では、PMS(月経前症候群)について紹介します。生理前のだるさはPMSが原因となります。

月経前症候群の症状と原因

月経前症候群は「プレ・メンストラル・シンドローム(PMS)」とも呼ばれていて、月経の1、2週間前に身体や精神面で異常が現れる事です。症状としては「イライラする」「不安感が増す」「腹痛」「頭痛」「だるさ」「眠気が激しい」「乳房痛」「胸の張り」などがあります。

この原因には様々な説がありますが、詳しいことは不明です。1つは卵巣ステロイドホルモンの影響を受ける器官の感受性の差が挙げられます。1つはセロトニンなどの神経伝達に必要な物質が異常に分泌される。

月経前症候群の治療や対策

主に薬物治療がメインです。対症療法の「利尿薬」「鎮痛薬」、ホルモン療法の「低用量ピル」、向精神薬の「精神安定剤」と3つの方法があります。向精神薬は従来マイナートランキンライザーが用いられていましたが、現在はSSRI(選択的セロトニン再取り込阻害薬)という物が主流になっています。これは黄体期に投与すると効果がみられます。

薬物治療の他にも、症状の詳しい調査を行い普段の食事の見直しや運動などで治療していきます。

月経前症候群で不妊になることも・・・

この症候群がホルモンバランスが崩れた事が原因だとすると、卵胞の成長や子宮内膜に問題が起きている可能性が高いので、妊娠がしにくい体になっているかもしれません。原因がハッキリしていない病気なのであくまで可能性の話です。

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月経痛(生理痛)

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では、生理痛について紹介します。

原因

月経痛は月経が始まってから終わるまでの間に感じる痛みのことです。これも人によって痛みの強さや種類はだいぶ違いますし、月経前半や後半によっても違ってきます。

〇月経前半〇

この時期はプロスタグランジンという、子宮の収縮運動を促進させ血液を身体の外に排出させる役割を持つ物質が過剰に分泌されます。勿論大事な物質なのですが分泌量が多いと激しく収縮運動されてしまいます。

下腹部にキリキリする痛みや、ズシッとくる鈍い痛みを感じた事がある人が多いと思います。この物質は子宮だけでなく血管の収縮させる働きもあるので、腰痛や身体の冷えやだるさといった症状も出てきます。

〇月経後半〇

月経が後半になってくると血液の流れが滞り、骨盤を中心とするその周辺の血流が悪くなり下腹部から腰にかけて「重い」という感覚が現れます。

月経痛には種類がある

大きく分けて2つの種類があります。

・子宮や卵巣に病気がある

月経前半の月経痛が3日を過ぎても続き、月経が終わっても痛みがあるという方は注意して下さい。これは「子宮内膜症」「子宮腺筋症」「子宮筋腫」などが疑われます。

〇子宮内膜症〇

子宮内膜症は10人に1人という確率でなります。特に20代から40代の女性に増えています。過去に比べると現代は3倍にも増えていると言われています。子宮内膜とよく似た組織が卵巣やお腹などにでき、増殖と剥離を繰り返す病気です。

普通であれば子宮内で作られる物なので、剥がれた物は月経の時期に体外へ排出されるのですが、子宮外で出来た物は排出する場所がありません。ですので血液の塊となって体内に留まり障害を起こします。

症状の特徴としては、月経痛の症状が酷くなっていくという事です。下腹部の痛みから始まり腰痛の痛み。それにプラスして月経の出血が異様に多くなります。

〇子宮腺筋症〇

子宮の筋肉部分に子宮内膜が入り込み、増えていく病気です。子宮内膜症は先ほどご説明した通り子宮以外の場所に組織が増殖する病気ですが、この病気は子宮の筋肉部分に組織が増殖する病気です。症状としては子宮内膜症と同じです。

〇子宮筋腫〇

子宮を形成している平滑筋の細胞が増えてしまい、できる腫瘍です。腫瘍と言っても悪性の物ではなく良性の腫瘍です。この病気になっても半数の人が症状を感じていません。ただ、月経時の出血が多く月経期間が10日以上も続きます。この病気の原因は不明なので予防する事が出来ません。

これらの病気は不妊症に繋がる可能性があるもので放置していると、将来子供が産めなくなる体になるかもしれないのです。

・体質や心理的な疲労によるもの

子宮や卵巣がまだ未成熟で痛みが増加したり、日々のストレスや疲労です。

生理痛の対策

月経痛は日本人女性の90%もの人が感じています。その症状の重さはそれぞれです。ですが対策をせずに我慢している人がその中の半分も占めているのです。我慢することは良くありません。日常で対策出来る事は行い、少しでも月経期に快適に過ごせるようにしましょう。

  1. 体を温め体を冷やさない。特に腹部を中心に温めて下さい。
  2. 普段の生活でストレスを溜めない。発散できる場所を必ず作りましょう。
  3. 薬の服用
  • 鎮痛剤・・・プロスタグランジンの分泌を抑える働きのある薬を服用しましょう。
  • 漢方薬・・・腹部の痛みを和らげる物や血行促進効果のある漢方を飲みましょう。
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まとめ

いかがでしたでしょうか?子宮で起こる症状はほとんど原因解明出来ていない事にびっくりですね。月経痛の症状は本当に人それぞれで、他の人には効いている薬でも自分にはまったく効かないという事が多いですよね。

どうせ和らがないからと言ってそこで諦めず、自分に合う対策を見つけましょう!

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