手の皮がむけるのは病気?原因や対処方法について!

季節の変わり目になると手の皮が剥けてしまうなという人はいらっしゃいませんか?

また、生活環境を変えたら手の皮が剥けてしまったという人はいらっしゃいますか?手の皮がむけてしまい、かゆいなと思ったことがある人はいらっしゃることでしょう。

手の皮がむけていると痛いのかなと思いがちなのですが、痛いというよりかは、かゆいほうのが強いみたいですね。そんな手の皮がむけてしまった症状がでてきたことがあるという人は、ただ乾燥だけの問題なのか、何かの病気にかかってしまっているのかとか、心配になってしまうところですよね。

特に女性はいつまでもキレイな手でいたいというのが本音でしょう。

いずれにせよ、なんで手の皮が剥けてしまうのか、その原因や対策方法、治療法などについてもこれから紹介していきますので、是非参考にしてみてください。

手の皮がむける原因について

写真①

手の皮がむけてしまう原因としては白癬やストレス、乾燥やあせもなど様々な理由があります。

その他に手湿疹、癖などもありますね。以下より原因について紹介していきます。自分に関連していると考えられる手荒れの原因について探っていきましょう。

白癬について

白癬というのは、皮膚糸状菌とよばれるカビによって起こります。

日本では足に出来ている人が多くて、足の場合だと世間では水虫とよばれるものになりますね。

この白癬というのは、足だけにできるわけではなく、手にだっても出来てしまうのです。手や爪に感染してしまったり、手になるものは手白癬といい、爪になるものは爪白癬とよばれています。

感染方法としては、主に足から感染してきます。

症状としては、手の表面はかさかさとしていてかゆみはほとんどありませんので、放っておういてしまう人のが多いかと思われます。

足の水虫だと、白癬菌が原因で、足が蒸れてしまうことから菌として出てきて、水虫になってしまうのですが、手の水虫になりますと、足の指の爪を切ったり、お風呂でバスマットを手で触れてしまったりとしてしまうことで、接触感染してしまうのです。

ストレスについて

手の皮がむける原因としてストレスもあげられるのですが、ストレスが起こす症状としては、自律神経の乱れがあります。

自律神経というのは、自分の意思ではコントロールできない神経のことをいいます。

私たち人間が生きるために必要な臓器などがきちんとはたらいてくれている大切な神経になります。心臓を動かしたり、血圧を上げ下げしたり、食べ物を消化したりといった体の働きは自分の意思では出来ないのです。

これらを制御しているのが、この自律神経になります。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、普通はこれらがバランスよくはたらくことによって良い生活が送れるということになるのです。

しかし、緊張したりストレスがかかってしまいますと、これらのバランスは崩れてしまい、ホルモンバランスが崩れ、肌のトラブルにもなりやすく、カサカサとしてきたりかゆくなってきたり、皮がむけてしまったりするのです。

自律神経のバランスがおかしくなってしまうと、肌がより敏感になってしまい手にもいろいろな症状が出てきてしまいます。

緊張したり、驚いたり、興奮したり、イライラしたりなどとストレスが溜まってくることで、ストレスがふくらんできてしまい、ホルモンバランスに影響を及ぼしてしまうのです。

また、肌の保湿や栄養がなくなってしまうと、敏感な肌になってしまい、皮膚のターンオーバーも正常に行われず手に症状がでてくることが多いのです。

乾燥について

乾燥肌というのは、原因の中でも最も身近にあるもので、乾燥しやすい肌のことをいいます。

秋や冬は乾燥しやすいですが、それ以外にも1年中乾燥肌に悩んでいる人も多いかと思います。

症状としては、手のかゆみやカサカサしていて手の皮がむけてしまうとか、手が赤くなってしまう、湿疹も出来るなどといったような症状があります。

人の肌というのは、汗腺からでてくる汗と皮膚からでてくる脂とでつくられる皮膚膜というものによって乾燥から守られていますので、スキンケアを正しく行っていれば乾燥肌になることはあまりないです。

しかし、水仕事をしたりするとこの膜は流されてしまいますので、乾燥しやすくなっているのです。また、間違ったスキンケア方法を行っていたり、食生活が乱れてしまったり、ストレス、睡眠不足などからも肌の乾燥肌のトラブルにもなってくるのです。

癖でむいてしまう

人によっては癖で手の皮をむいてしまうという人もいることでしょう。

無意識のうちに手の皮をむいたり、ストレスや緊張が原因で手の皮をむいてしまったりとする人がいらっしゃると思います。

原因は1つの癖なのですが、緊張したりストレスがたまったりすると、無意識のうちにむいてしまうことが多いようですね。

手の皮が剥ける病気

手洗い02

上記で紹介した行動などによるものが原因となって手の皮が剥けるなどの症状がある病気になってしまっている可能性があります。

自己治療での完治は難しく、専門の皮膚科での症状にあった効果的な薬を使用して、医師の指導と観察の元治療をしていく必要があります。これらの病気の症状が確認された場合は一度病院でしっかり治療を行い、治してからしっかりケアを行っていくことで再発の防止を図っていくことが最適でしょう。

手白癬

上記で紹介した水虫を引き起こす菌である白癬菌によって引き起こされる手の病気です。手水虫とも呼ばれその症状は足の水虫と似ていて角質が増殖しカサカサになってたまに痒みを伴います。しかし、比較的かゆみの症状は少ないことが多く皮膚の表面がカサカサしているだけなので他の症状と勘違いし、市販の薬で処置を行いなかなか治らないと言うケースがあります。

爪に症状が広がった場合には治療が長引くことがあり、根気強く治療を行っていく必要があります。

この病気の治療には外用薬と内服薬による治療が必要で、良く使われるのがラミシール錠、イトリゾール錠という内服薬とステロイドや抗菌の外用薬を使用します。外用薬の使用では、原因となる白癬菌が皮膚の奥まで侵入している場合薬品が届かずになかなか効果が出ない場合もあります。内服薬の効果は大きいのですが、それでも4〜6週間の薬の服用が必要でしょう。

手白癬に関する詳しい記述は水虫が手に発症した時の症状って?予防する方法を知っておこう!こちらをご覧ください。

汗庖(多汗症)

汗庖というのは、手のひらや指、足の裏などに水庖ができてしまい、それが大きくなって腫れあがってしまう病気になります。異汗性湿疹とよばれています。

手のまわりに紅斑ができてしまうとかゆみも出てきてしまい、肌の角質もはがれてきてしまいます。

汗をかきやすい人に多くみられ、暑い夏の時期に慢性的にこれに悩んでしまうという人もいらっしゃいます。

そのほかに食べ物のアレルギーや金属アレルギーが原因だといわれておりますが、はっきりとしたことはまだ不明です。

症状としては白癬と似ているので区別するのは難しいでしょう。もし、分からないなというときは皮膚科へ行って症状や対処法を聞いてみると良いでしょう。

汗疱については、汗疱の6つの原因とは?ストレスや病気の可能性も!を参考にしてください。

手湿疹について

手湿疹というのは女性に多く見られる病気の一つで主婦湿疹とも言われます、何かしらのアレルギーや手の刺激によって皮膚炎などになってしまう病気です。

手のひらや指などに紅斑が出てきてしまうという人もいます。手の皮のキメが粗くなってきたり、ガサガサとした肌になってしまいます。

また、症状が悪くなってしまうと手が激しいかゆみと皮膚の亀裂による痛みに襲われてしまうこともあるのです。

原因には、乾燥によるものや日常生活において強い刺激を与えてしまうことによっておきる皮膚炎の一つです。

季節的には乾燥のしやすい秋や冬にかけてがこの症状がよくみられるでしょう。

元から乾燥肌だというときや仕事上、洗剤やシャンプーなどを使用することが多いという人は、皮膚はだんだんと荒れてきてしまい慢性的にこの症状が発生しやすくなるのです。

一度手が湿疹の症状を出してしまうとなかなか治りづらく、完全に水仕事など原因となる行動を止めつつ治療を行わないと治っていきません。その為慢性化しやすく、大きな悩みとなる事も多いでしょう。

掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症とは、菌やカビとは関係なく原因不明に起こる病気です。金属アレルギーが原因の一つとも言われていますがその信憑性は定かではありません。歯槽膿漏、中耳炎、蓄膿症、慢性扁桃腺炎などの症状を患っている人に発症の傾向が見られ同時にこれらの症状が悪化する場合があります。

皮疹が手のひらや足に沢山できてしまう病気で痒みを伴います。初期の症状では赤い小さな発疹が親指や中指などの付け根付近に出来始め、次第に膿疱になり皮膚が黄色っぽくなっていきます。爪にも同様の感染が診られることがあり、爪も黄色くなり形も歪になってきます。

この膿疱は白血球などの好中球が溜まってできたもので、無菌性の症状なので接触などでの感染は起こりません。

掌蹠膿疱症に関する詳しい記述は掌蹠膿疱症の原因はストレス?治療方法も紹介!こちらを御覧ください。

手の皮がむける対処方法について

写真②

これらの原因については分かりましたか?それでは対処法、解消法について紹介していきます。

白癬の対処法

白癬の特徴として片手のみにあらわれることが多いのですが、しかし初めてなったという人は白癬かどうかの判断が難しくて、自分の勝手な判断で間違った薬などを使用したりしてしまうと、より悪くなってしまうこともありますので、まずは皮膚科へ行って診察を受けましょう。

皮膚科で診察してもらえば、お薬を処方してくれますので、治していく時間も市販のものよりも早く治るかと思います。

また、足が触れることの多いお風呂場やトイレなどのマットには足に水虫のできる原因の白癬菌がよくいる場所になるので、掃除をするときなどは、直接マットには触れないようにしましょう。

主な原因となる接触感染を避けて感染を防ぎましょう。自分が足の水虫になっているときもそうですが、家族に水虫の発症者が居る場合もバスマットやスリッパなどの共有での感染に気をつけましょう。

ストレスの対処法

ストレスの対処法としては、緊張やストレスをためない生活を送るということが第一になりますね。

しかし、そんなことをいっても実際ストレスをためない生活をするというのは、難しいですよね?

それでも少しでも自分にかかっているストレスを減らしていく方法としては、いつもよりも長くゆっくりお風呂に浸かって体をリラックスさせてみたり、ストレスをして体を動かしてみたり、マッサージをしたり、アロマのニオイを嗅いだり、自然に触れ合ってみたり、買い物をしてみたりなどいろいろあります。

ストレスをためないように生活をする方法は人それぞれあると思います。いろいろと試してみて少しでもストレスを減らしてあげましょう。

乾燥の対処法

手を乾燥させないためには、市販で売られているもので特に問題はありませんので、ハンドクリームを塗って保湿をして潤わせてあげましょう。

また、水仕事をするときなどはビニール手袋などをして行うと良いかもしれません。また、寒い時期は洗い物などをお湯でやりたくなってしまいますが、出来るだけ水で行うようにしましょう。お湯を使ってしまうと手の油分がより落ちてしまい、毛穴も開き乾燥が起きやすくなります。

洗剤に使われている界面活性剤も皮膚トラブルの原因になりますのでこの様な成分が入っている製品には出来るだけ素手で触らない事が重要でしょう。

そして、乾燥肌になってしまったらスキンケア方法を正しい方法にして化粧品やメイク用品などを肌に刺激のないやさしいものを使うと良いです。

また、食生活も直して、ストレスもあまり溜めこまないようにしたり、自分の時間をきちんとつくって睡眠もちゃんととってください。

良いアイテムを使う

なかなか手の乾燥が治らないという方は、質の良いハンドクリームや化粧水を使用してみるのも手です。



【Tocco】ピュアバリアローション

細胞学からアプローチした化粧水です。レモン20個分のビタミンCが含まれています。クリームとは違い、液体要素が強いので浸透性が高いのが特徴です。クリームと合わせると更に良いでしょう。




美容とリラックス効果の高い2種類の香り!コレールブルーハンドクリーム

特徴として、シアバターと尿素、アロエベラが配合されています。

シアバターは乾燥肌に対して効果的で、エイジングケアに抜群な成分です。尿素は角質層まで効果を及ぼし、潤いを与えてくれます。さらに、タンパク質を分解するんで、古くて固い角質を取り除いて、皮膚を改善してくれます。アロエベラは美白効果や血行促進効果があり、美しい肌を実現できます。

様々な改善法を試しても、なかなか良くならないという方はぜひお試しください

汗庖の対処法

白癬と同じく、自分で判断してしまうと間違った判断をしがちですので、症状が分からないなというときは、皮膚科へ行って診察を受けてください。

汗庖治療法ですと、外用薬での治療になります。

原因が金属アレルギーからくるものであったらパッチテストを行ってから原因になるものを特定していきます。

水庖がでてきてしまったら、なるべく早く対策をとることが大事になってきます。

水仕事など長い時間やられるというときは、ビニール手袋などをして肌を保湿して守ってあげてください。

手湿疹の対処法

対策としては、肌への刺激をさせないために刺激のある液体のものやシャンプーなどを使用するときには、ビニール手袋やゴム手袋などを使用してなるべく刺激物から肌を守ってあげることになります。

治療については、刺激のあるものを使用したら、すぐにハンドクリームやワセリンなどを塗って肌を保湿させてあげると良いです。

ハンドクリームについてはいつも持ち歩いてこまめに塗ってあげると良いかもしれませんね。

掌蹠膿疱症の対処法

この病気の基本的な原因が不明であることから、皮膚科でも皮膚的な治療を行うことしか出来ません。現段階で報告されている原因としてタバコの長期間の喫煙や、扁桃腺炎などの病気の関係性や、金属アレルギーとの関係性、などがあるので、それらの原因となりうる物との関連性が見られる場合にはその原因の排除と指導が入ります。

金属との接触の除去、喫煙の量を減らす、扁桃腺炎の治療。これらの処置とともに活性型ビタミンD3外用薬の使用やステロイド外用薬によって皮膚の状態の回復を図ります。それでも効果が見られない場合は、注射や光線療法や免疫抑制剤の治療薬服用での治療を行っていきます。

なかなか的確な治療を行うことが医者でも難しいので、生活習慣によって喫煙を減らすことや、金属との接触を控える、慢性扁桃腺炎などの症状を悪化さるような生活をしないなどの予防が重要でしょう。

発症を未然に防ぎ対処していきましょう。もし症状が見られたら早めに病院へ行くことが早期回復の鍵となります。

手の皮をむいてしまうというときの対処法

手の皮をむいてしまうという癖がある人は、その癖になってしまっている場所に皮をむかないように、絆創膏などを貼って対策をしましょう。

治療についても同じです。

また、無意識のうちに皮をむいてしまうなと思ったら、気持ちを落ち着かせてストレスなどを溜めこまないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。手の皮がむけてしまう原因と対処法について紹介してきました。

手の皮がむけるという人達の中で、自分に当てはまるなというところはありましたか?

またなりそうだなと思った人はいますか?自分や症状や原因について少しでも理解をして少しでも悪化させないようにしてみてください。

もし、それでもむけてしまうというときは、病院へ行き診察を受けて正しい治療法で治してみると良いでしょう。

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