動悸の原因はストレス?対処方法を知っておこう!

普段は意識することのない心臓の鼓動が、突然ドキドキと、あるいはリズムの乱れとして自覚されることがあります。あなたはこうした変化に不安を感じたことはありませんか?

動悸と呼ばれるこの症状は、心臓や肺、ホルモン分泌機能の不調だけではなく、精神的ストレスによる自律神経系のアンバランスによっても引き起こされることがわかっています。ここでは動悸をもたらす多彩な原因と、その対処法を確認していきましょう。

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動悸とは

不調

心臓の拍動が、いつになく強く、またリズムの乱れ(速い、遅い、不規則)として自覚される状態を動悸といいます。動悸の原因はさまざまであり、その感じ方や感じ易さにも個人差があります。

” 心臓が一瞬止まり、その直後トンッと飛び跳ねるような感じがした ”

” 突然 激しくバクバクと早鐘を打つような衝撃があった ”

など、異なる訴え方で表される場合があります。

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動悸を起こす原因となるもの

血圧計とピル

動悸は、疾患や症状・服薬・生活習慣に関連する経過観察や治療を要するものと日常生活でよく見られる生理的反応によるものに大別されます。

 疾患や症状・服薬・生活習慣に関連する動悸 

・ 心臓疾患、肺疾患、消化器疾患、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)精神疾患(パニック障害、過換気症候群、うつ病)など

・ 高血圧、貧血、発熱、低血糖

・ 妊娠、更年期障害

・ 服薬

・ アルコール、カフェイン、ニコチンなどの過剰摂取

動悸を頻繁に感じる、長期間持続する、胸痛や吐き気を伴うといった場合は、自己判断で済ませず直ちに専門医を受診しましょう。また疲れがとれない、食欲がない、気分が沈むといった症状の背景に、高血圧や貧血、ホルモン分泌のアンバランス、心因性疾患などが潜んでいることもあるため、早い時期に医療機関を訪れ、心配ないタイプの症状であるかどうかを明らかにすることは、あなたの心や身体を守るために極めて大切なことと言えるでしょう。

とりわけ女性は、月経、妊娠、更年期といった女性ホルモン分泌の変調と並行し、学業や仕事、家族構成などに絡む社会環境の変化にもさらされます。このような著しい変化に心身が適応を迫られることは、生体にとってストレス刺激となりうるため、動悸や頭痛、気分の落ち込み、冷えやのぼせといったさまざまな身体のサインとして、自覚されることがあります。

クロッカス

また、服薬中の方、薬理作用のあるカフェイン、アルコール、ニコチンなどの摂取が日常的に多い方も注意が必要です。

これら薬の中には、血管拡張作用や交感神経への働きをもつもの、あるいは血管収縮作用で瞬間的に血圧を上昇させるものがあり、体内でさまざまな反応を起こします。生体は血管をめぐる血液量の調節を行い、常に体内環境のバランスを保つように働いているため、飲酒や喫煙の影響下で生じる血管の拡張・収縮に際しても、その状態で適正な血圧を維持できるよう、全身に必要な血液を送り出さねばなりません。

したがって、生体の血液ポンプ機能を担う心臓に大きな負担がかかることになるのです。飲酒、喫煙を機に

”心臓がどきどきした”

”急に脈が速くなった”

と感じる方は、普段から血圧値にも注意をしていくことが必要です。服薬治療中の方に通常見られない動悸が生じた時は、速やかに状態を主治医に報告し指示を仰いでください。

日常でみられる生理的反応による動悸 

・運動

長い階段を上ったり、発車寸前のバスに飛び乗ろうと猛然と走ったりした後に、しばらく動悸や息切れが起きるのはよくあることです。この場合、数分で呼吸が整う一過性の動悸であれば、ほぼ問題ないと考えてよいでしょう。しかし運動後、呼吸や心臓のリズムの乱れが長時間続く、胸痛を伴うなど、気になる症状がある場合は循環器科などの医療専門施設で一度検査を受け、状態を明らかにしておくことが勧められます。

・精神状態

新しい環境での生活、学校や職場などでの発表場面、好きな人との時間、上司からの叱責、コンテストへの出場、ホラー映画鑑賞など、私たちの日常は、精神状態に働きかける種々の外的刺激にあふれています。それらの刺激が喚起する緊張、興奮、ときめき、羞恥心、恐怖などの心理状態が、動悸をまねくのは周知のことでしょう。

緊張や興奮は、自律神経のうち交感神経が優位になっている状態であり、この時呼吸は速く浅くなり、血管は収縮し、血圧は上昇傾向にあります。心と身体が切り離すことのできない密接な関係にあることを考えると、動悸をはじめとする不定愁訴( 原因は明らかではないが 不調として訴えられる頭痛、腰痛、肩こりなどの多彩な症状)は、心身がストレスにさらされておりケアや治療を求めているサインなのかもしれません。

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対処法

心電図

動悸が起きた際の対処方法を知っておきましょう。

動悸が起きた時は まず安静に

動悸の起きた場面にもよりますが、心身の負担がなるべく軽減できるような環境に身をおいてください。衣服は可能であれば緩め、呼吸が楽な姿勢をとれるソファや椅子などで休めると良いでしょう。

ゆっくりとした呼吸を意識し、胸痛や冷や汗、吐き気を伴う時は、早めに周囲に不調を伝え助けを求めましょう。

症状の表れ方に注意し、急ぎ受診を

動悸が頻繁に現れる場合は、体調の良い時に、動悸が生じた状況(安静時、入浴後、起床時など)・持続時間・動悸の感じ方・脈拍(数、強さ、間隔)・随伴症状(動悸に伴って現れた他の症状)の有無などをメモしておくのもひとつでしょう。

過去の症状は、時に記憶があいまいになることがありますが、記録することによって 問診の際、医師に正確な状態を伝えやすくなります。

動悸をまねく生活習慣の改善を

禁煙

アルコールやコーヒーの過剰摂取・喫煙は、心臓血管系ばかりでなく呼吸器・消化器など、広範囲に種々の影響を及ぼすことがわかっています。

また、適量であれば健康効果が期待できる酒・コーヒーに対して、タバコは発がん性の点からも、今日 以前にもまして、強く禁煙が叫ばれるようになりました。禁煙外来を利用する、仲間と共に取り組む、自治体や職場・健康保険組合などが提供するサポートプログラムに参加するなど、途中でくじけないための環境を整えてから禁煙に臨む方も増えているようです。

規則正しい生活 と ストレスに対するセルフケアを

動悸だけでなく、あらゆる病気の予防に通じるのは、活動と休息のリズムをつかさどる自律神経系のバランスを意識した生活を送ることです。日中の適度な活動と夜間の十分な睡眠、加えて野菜や良質のたんぱく質に富んだ腹八分目の食事を早めにとり、ゆったりと入浴することができれば理想的でしょう。しかし、ライフスタイルが多様化した今日、すべてを実践するのは容易なことではありません。

もしストレスが動悸の誘因になるのであれば、心身を安らげる心地よい時間を確保する事もまた、規則正しい生活を目指すのと同じくらい、重要なことといえるのではないでしょうか。悩みや愚痴を聞いてくれる相手を見つける、不安に感じている事を自身で書き出し整理してみる、好きな音楽・アロマや入浴剤を生活にとりいれてみる、映画やスポーツで気持ちの切り替えを試みる、など、ストレスに対するセルフケアの方法は十人十色です。

身体の発するサインを見逃さず、しっかりと自らで手当をすることこそが、心身を健康に保つうえで不可欠なのです。

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まとめ

青空

・動悸は、通常とは異なる鼓動の強さやリズムの乱れなどで自覚されます。

・動悸の背景には治療が必要な疾患が潜む場合があるため、症状が続く時は早めに専門医を受診してください。

・精神的ストレスによる動悸が疑われる時は、生活全般を見直し、自律神経のバランスを取り戻す規則正しい生活を心がけましょう。

またストレスの原因を見つめ、解消の助けとなる心地よい習慣を生活に取り入れ不調に対しセルフケアを行っていきましょう。

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