幽体離脱とは?やり方や世間の解釈について!科学的にはどう考えられている?

体の神秘というのは、現在の医学・科学を持ってしてもわからないことが多々あります。医学的に解明ができないような現象は、私たちの身の回りに満ちています。

幽体離脱も解明されていない生体現象の1つです。魂とも呼ぶべき自分の意識やエッセンスが体外へ飛び出し、通常の視点とは違う視点を味わうことができます。

では、この幽体離脱は本当に医学的に解明が難しいものなのでしょうか。そのメカニズム、原因。そして、方法について詳しくみていきましょう。

そもそも幽体離脱とは?

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「私」を構成する要素には大きく3つあるといわれています。それは「肉体」「精神」「魂」と呼ばれるものです。これは相互に関連しながらも、独立しています。

肉体とは目に見える形で存在する、私たちの体です。文字の通り、体と肉。現実世界で活動するためのツールとしての役割があります。

精神とは思考や心とも言い換えることができます。物事に対する考え方、対応、態度。その人がどうしたいのか、どういう方向へ行きたいのかについての大元になる部分です。

魂とはその人を動かす見えない原動力のようなもの。心臓のように鼓動しているわけではありませんが、精神や肉体に作用し、現実世界で活動してきます。

これら肉体、精神、魂の3つの構成を三位一体ということがあります。3つ揃って初めて、1つの人ができる。そういう風に考えるのですね。

幽体離脱とはこの中の魂が何かのきっかけを元に、肉体から離れる現象です。そのきっかけには様々ありますが、日常の些細なことから、死を体験するような強いきっかけまであります。

幽体離脱では浮遊感が最大の特徴としてあげられます。第三者の視点で自分を見ることができ、肉体本体は微動だにせず、硬直しています。

幽体離脱の例

例えば、身近な例ですと睡眠中に幽体離脱現象を体験することがあります。夢とは違う、とてもリアルな体験。自分の体を上から見るというような体験をします。

死の体験では事故にあったときなんかが例としてあげられます。瀕死の重症をおっている自分を、他人の視点からみている。そういった幽体離脱も存在するようです。

また、末期の病気のときでも幽体離脱が起こるといいます。病室の隅から、自分の姿を第三者の視点で観察している。死期が近い表れといわれることもありますが、その真偽はわかりません。

意図するしないに関わらず、ふとしたときに起こってしまうのが幽体離脱なのかもしれません。妙にリアルで、今までにない感覚を得る。不思議なことですが、実際に起こったと証言する人は数多くいます。

幽体離脱の解釈について

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幽体離脱が実際に起こるかどうか。そのことに関して、科学の方面からメスをいれている研究者もいます。具体的には人工的に幽体離脱を引き起こそうという研究もあります。

幽体離脱の経験者はなんとも言えない高揚とした気持ち感じます。また共通して、自分の姿を客観的に見ていること、そして強い浮遊感を得るなどがあります。

研究者の中には幽体離脱は脳に強い磁場がかかるからだ、という人もいます。脳の情報伝達は電気信号で行われますが、磁場を与えることで電気信号に変化が生じ、幽体離脱と似た症状が起こるのです。

事実、研究の一環で行われた脳に磁場を与える実験では、幽体離脱の体験者は実際に過去に感じたそれと同じような高揚感、浮遊感を感じたと言います。また、その時見た景色、風景も非常に似ていると証言しました。

科学的な視点で幽体離脱を説明する。そのことにおいて、この磁場を用いた実験は非常に意味のあるものでしょう。

ただ、疑問に残るのはどうやって日常生活の中でそんなに強い磁場が脳に働くのかということ。実験では実際に強い磁場を発生させましたが、携帯電話でも微小の電磁波しか発しませんから、脳に影響を与えるとは考えにくいでしょう。

特定の条件、環境。そして、体質や心構えが関係しているともいわれてますが、やはり具体的な現象のメカニズムの説明には至っていないようです。

心霊現象としての幽体離脱

磁場が脳に影響を与えることで幽体離脱が起こる可能性を説明しましたが、もう一方で純粋に心霊現象として解釈をする人もいます。目には見えない不思議な力がある。そう考えるのです。

心霊現象として幽体離脱を考えることは、至極当然ではあります。なんとも言えない不思議な現象を、人は心霊現象としてひとまとめに考えてしまう傾向があるでしょう。

幽体離脱を実際に体験した人同士でも、実際体験した内容は異なりますし、個人の尺度によってその体験の濃さは変わります。つまり、ある人は幽体離脱といっても、ある人は夢と答えることもあるのです。

また、人には魂というものがあり、それが体外へ抜け出すという前提のもと、幽体離脱は議論されます。しかし、魂というものはそもそも存在するのかどうかもわかりません。仮になかったとしたら、現象の存在そのものを否定してしまうことにもつながるでしょう。

一つの不思議な体験を魂を元にした心霊現象と捉えるのか。それとも、脳の一つの現象と捉えるか。その答えは未だ科学では解明できていないのです。

科学の世界と幽体離脱

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科学の世界で起こる現象は、発見当初は心霊現象として捉えられることが多くありました。今でこそメカニズムの分かる現象は、心霊や信仰、宗教の方面から説明をされることが多かったのです。

例えばレントゲン写真の原理はX線の透過を利用して撮影します。しかし、ほんの100年ほど前ではそのメカニズムがわかっていませんでした。まさに未知の現象だったわけです。

今でこそ普及しているコンピュータも、その発端は量子力学という100年前に研究が始まったばかりの、新しい学問が基礎となっています。当時はそれが将来どう役に立つのかは全くわからなかったことでしょう。

また、ほんの300年前までは雷が電気によるものであると、誰も知りませんでした。それこそ宗教でいう神といった超越した存在が起こす現象だと考えられて人もいたことでしょう。

目で見えるものだけが、自然界を作っているわけではなく、目に見見えない存在があるということ。科学はその現象を理論と実験で立証してきたのです。

幽体離脱という人間の一現象も、現代科学でもわからない現象が作用し、引き起こしているのかもしれません。特に脳という神経細胞の集合体はまだまだ未知の部分が多いです。

ただ、人間はいつかその仕組みを解明し、理解する日がくるのかもしれません。それは幽体離脱という不思議な現象を始め、精神と肉体、そして魂とは何かを深く理解することにつながるのでしょう。

1つの考え方として

心霊スポットや心霊現象、心霊体験はその証言や体験から実在するのかもしれません。確かに心霊スポットと呼ばれる場所に行けば、空気が変わることを実感できますし、そういった場所には不幸なことが起こることがよくあるそうです。

一方でそういった物事に対して冷静な視点を持つことも大切だと思います。目に見えない世界と目に見える世界とバランスをとること。これが正しく物事を判断するためのポイントだと思います。

幽体離脱という現象は事実としてあるのかもしれません。それを心霊現象として捉えるのか。それとも化学的現象と捉えるのか。どちらの立場に立つかで、理解や姿勢は変わりますよね。

現実世界で起こる現象に対して様々な視点を持つこと。自分の考えをきちんと持つこと。これがバランスを保つために必要なことなのだと思います。

幽体離脱の方法

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幽体離脱には実際にその状態に入る方法があります。それは具体的に以下の方法です。もし実行する場合は、自己責任でお願いいたします。

1:幽体離脱に意識を集中する

幽体離脱では心の持ち方・意識が成功・失敗に繋がります。幽体離脱をする自己イメージを持ち、成功するといった強い確信を生み出すことが成功する一つのポイントです。

2:力を抜き、イメージを強くする

楽な姿勢をとり、深呼吸をしていきます。そして、今の視点とは別の視点で自分を見ている自分を作り出し、そこへ移動するように強く念じます。すると、肉体から抜け出すような不思議な感覚を得ることができます。

3:だんだんと意識を移動していく

もう1人の自分を作り出し、そこに服を着るように入ります。そのイメージが強ければ強いほど、幽体離脱は成功しやすくなるかと思います。

継続と修練が必要

幽体離脱とはシンプルに行ってしまえば、この方法に集約されます。もう一人の自分を作り出し、そこに意識を集中させる。これをただただ、繰り返し、精度を上げていくことが大切です。

もちろん、1日や2日程度でできるものではないでしょう。長い人で半年以上かかることもありますし、どんなに頑張ってもできないという人もいます。それは個人差なのかもしれません。

ただ、成功させるためには継続が必要です。また、伴ってどれだけ意識を高め、集中できるかというのもポイントでしょう。できないと思ってしまうと、できなくなるのが幽体離脱なのです。

幽体離脱の目的

幽体離脱という言葉を聞いて、自分もやってみたいと思った時、どうしてそれをやるのかを一度考えてみることをオススメします。それは科学ではわからない部分があり、危険をはらんでいるからです。

幽体離脱後、どうなるか。それは体験者のみ知ることです。例えば肉体に戻れなくなったり、そのまま別の世界へ飛んでしまうなんてことをいわれています。それが本当に怒るかもしれないがの幽体離脱の世界なのです。

そのリスクを考えた上で、自分のやりたい気持ちと天秤にかけてみてください。幽体離脱をどうしてやりたいのだろうか。自分の中で何度も問うことが大切です。

身近で起こる不思議な現象

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幽体離脱のほかにも、身近に起こる不思議な現象があります。それは以下のようなことが挙げられます。

デジャブ

デジャブは既視感とも言われます。よく体験するという人も多いのではないでしょうか。目の前で起こっていることは、自分が一度も体験したことがないはずなのに、どこかで体験したような気がするという現象です。

前世の記憶といった解釈をする人もいますが、研究者の中では過去の記憶の抽象化という意見もあります。過去の似たような経験・場面を脳が勘違いしているというのですね。ただ、そういった意見があるものの、デジャブがどうして起こるのかについては科学的には解明されていません。

明晰夢

夢を意識的にコントロールすることができる現象を明晰夢といいます。幽体離脱と同じような方法で行うことができますが、浮遊感といった幽体離脱独特の現象は起こりません。

明晰夢では夢とも似つかない、リアルな体験をすることができます。ただ、現実世界に戻ってきた時、かなりの疲労を感じることがあります。やりすぎには注意が必要かもしれませんね。

ドッベルゲンガー

自分と瓜二つの存在がふと目の前に現れる現象をドッペルゲンガーといいます。ドッペルゲンガーの存在は本人しか確認することができず、姿もすぐに消えるといったことが特徴です。

ドッペルゲンガーの言い伝えでは死期が近い人に現れる、といったことや不吉を届ける存在という考えがあるようです。しかし、その真偽はよくわかっていません。

プラシーボ効果

偽薬効果とも言います。ある病気の患者に「この薬は病気によく効く」と言い聞かせ飲ませると、病気が治ることがあります。しかし、この薬は実際はただの砂糖の錠剤で病気には何の効果を与えません。

つまり、患者の思い込みが病気の治癒に影響を与えることがあるのです。このメカニズムは現代医学でも解明されておらず、人の精神と肉体の不思議さを考えさせられます。

サードマン

生き死にの極限状態において、謎の人物が目の前に現れる現象です。雪山登山で死にそうな時によく起こり、著名な登山家でもその体験談があります。

サードマンに導かれ行動をすると、その先にクレバスを回避する道があったという、幸運ともいえる証言があります。科学的には幻覚であるといわれているようですが、その真偽はやはりわかっていません。

精神・魂の世界は未知のことばかり

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私たちの脳は現実世界をリアルに受け取るため、五感をフル活用しています。視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚。これらを使うことで、目の前の現実を感じ取ります。

ただ、どうして脳がこのような機能を持っているのか。そして、人間はどうして生きているのかという疑問に対しては答えがわかりません。幽体離脱もまた脳の現象なのか。それとも超越した次元での現象なのかどうかはわからないのです。

幽体離脱はそういった魂の世界で論じられることが多いでしょう。しかし、魂の存在を前提とした現象ですが、それは本当に正しいことなのかどうかも、やはりわかりません。

肉体と精神の存在はなんとなく知覚できますよね。この文章を見る目があり、目は肉体の一部です。そして文章を理解する思考や、そこから想像する精神も確かに存在します。

魂だけが存在としてあやふやであり、理解しにくいものの1つです。幽体離脱という現象を体験し、それをうまく説明するために魂という言葉が出てきたのかもしれません。

では、実際にやるのかどうか

幽体離脱が誰でもできるとしたら、あなたは実際に体験したいと思うでしょうか。やり方そのものはシンプルで簡単なものですが、実際できるかどうかはわかりません。

そういった世界があるということを1つの事実として受け止めるかどうかもまた、ひとそれぞれの自由なのだと思います。あるといえば、その人にとってあるものでしょうが、体験したことがない人にとってはないことになるのかもしれません。

また、一方でそういう世界へ入り込むことに良いも悪いもないのでしょう。現実世界を変えてくれるかといったらそうではないでしょうし、過度な期待をするのも別の話なのだと思います。

瞑想と幽体離脱

瞑想は大きな影響を心身に与えます。心がクリアになり、集中力が上がる。それは仕事のパフォーマンスを上げ、ストレスに強い精神を作ることにつながります。

自分に意識を集中させるという点では幽体離脱と瞑想は似ているのかもしれません。普段は外の出来事に反応する体も、落ち着いて自分を見てみると、心の声を聞くことができます。

まとめ

誰もが一度は聞いたことがある幽体離脱という心霊現象。現代科学はその現象を真面目に解明しようとしている研究者もいますが、そんメカニズムはなかなかわからないようです。

日常では体感できないような感覚を得ることができる幽体離脱に興味があるという人もたくさんいるかと思います。そして、成功できるかどうかというのは、本人の意思に寄る部分があるのでしょう。

ただ、お金をかけることなく、ただリラックスしてイメージするというだけであれば、簡単なことですから、やってみるというのも一つの楽しみになるかもしれません。続けていった先に何があるのか。そう興味が湧くものです。

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