遺精とは生理現象の一つで、性行為やマスターベーションによらずに、射精してしまうことを言うそうです。夢精は聞いたことありますが、遺精は余り聞きませんね。遺精とは一体どのような病気なのでしょうか?
一人で悩まないで、知識を深めて安心してください。
遺精とは
遺精とはどのような病気なのでしょうか?病気ではないのでしょうか?
新宿ライフクリニックの用語集の中の遺精については次のように書かれています。
遺精とは性行為や自慰行為によらず、殆ど無意識の状態で射精が発生する生理現象の事です。
遺精には大きく二種類があり、昼間発生するものを昼間遺精、夜間睡眠中に発生するものを、夜間遺精と言います。夜間遺精に対しては、夢精という言葉の方が社会通念上一般性があります。
とあります。
遺精の用語
遺精の用語を調べても同じようなことが掛かれています。もう少し具体的に言いますと、遺精とは、射精をする行為で、セックスや自慰行為をやらないで、快感の絶頂のオルガズムを味わうことです。ただし勃起やオルガズム感がない場合もあるようです。
また滑精とは夢に関係なく遺精して、覚醒時に精液を流す者のことを言います。日中中日事典では遺精(いせい)の読み方が記されています。意味は不随に精液をもたらすとあります。
昼間遺精と夢精
昼間に性的な刺激を見たり、聞いたり頭の中で想像するだけで、オルガズムや勃起が起こり、射精を昼間することを昼間遺精と言います。また夜中に睡眠中、性的な夢を見て射精する場合、夜間遺精といって夢精と一般的には言われています。
ですから遺精の一種が夢精だということです。男性であれば誰でも経験するのではありません。個人差があって、全く遺精や夢精を経験しない人もいるそうです。また初めて経験して驚く人もいると思います。
遺精の症状
精液が下着につくため、下着が汚れる可能性があり、少し嫌な現象ですが、これは生理現象ですから、心配はいりません。夢やオルガズム、勃起を伴わないこともありますが、夢精は睡眠中に性的な夢やオルガズムを伴い、性的刺激が加わって、勃起して射精してしまいます。
これは思春期の13~16歳頃の青年期の男性に、良く見られる現象で病気ではありませんし、健康な証拠ですので、心配しないほうが良いです。
病的遺精
病気と考えられるのは、1日2~3回以上あって、勃起や性的感情や刺激が、伴わない場合の遺精は病気です。疾患としては脊髄神経疾患や、神経衰弱、精神興奮状態、前立腺炎、極度の精神疲労、禁欲、ノイローゼなどが原因としてあげられます。
性欲倒錯症(せいよくとうさくしょう)の一種の異性に汚物を投げかけて、性欲を満足させる病気の射精症とは、遺精は違いますので、もし心配な方は、新宿ライフクリニックなどに行かれて、相談されるとよろしいと思います。
射精のメカニズム
射精とは主に反射的に行われるものです。射精反射の第一段階が、遺精と言う生理現象です。脊髄反射によって、精液の後部尿道への輸送を司っています。性器からの刺激以外で引き起こされた現象です。
遺精でも通常の射精でも、第一段階の反射によって、自動的に引き起こされます。そして第二段階の射精反射が起こります。遺精と通常の射精の違いは、何がどのようになって引き起こされたかの違いにより、第一段階の脊髄反射が起こります。
遺精の原因
遺精の原因はどの様な物があるのでしょうか?
若い男性の生理現象
若い男性に良く見られる生理現象で、精子の分泌腺の分泌機能が盛んになり、精嚢が拡張して前立腺が分泌液で満杯になって、尿によって膀胱が充満しているために、これらの臓器が圧迫されているところで、性的な刺激が加わることで、男性生殖器が抑えきれなくて、射精してしまうのです。
この様な臓器が圧迫されている状態で、セックスや自慰行為をしていない状態でも、性的な刺激が加わることで、射精が起こりやすくなります。これが遺精になる仕組みです。活力あふれる若い男性の生理現象の一つで、私たち人間が子孫を残すために行われる、身体の仕組みなのです。
人間の身体は常に生殖機能が働き続けているため、そのためにセックスや自慰行為などで、精液を出す機会が少ないと、遺精になりやすくなります。
夜間の夢精
夜間遺精の夢精は青年期ですと、自律神経を介して射精反射が起こる原因は、精液の成分を作っている精嚢腺や、前立腺の分泌液を大量に作るためです。
特に夜間は膀胱が尿で充満していますので、膀胱に接している精嚢腺や、前立腺が圧迫されることにより、夢精が起こると考えられています。マスターベーションの回数が少ない人ほど、夢精の頻度が多くなるの傾向にあります。
昼間遺精と、夜間遺精の原因
昼間遺精とは禁欲を長期に抑えていた場合、昼間の覚醒時に緊張などを、トリガーポイントに発生させます。緊張などの精神的要因によって、精液の後部尿道輸送を司る、脊髄反射を起こさせて、生理現象を引き起こさせます。
これに対して夜間遺精のいわゆる夢精の仕組みは、やや複雑で夜間遺精の場合は、レム睡眠に応じた生理現象があります。夜間勃起の存在が必要で、レム睡眠は夢を丁度見るタイミングでもあります。このレム睡眠の状態で性的情動が高まるのは、性的な夢が夜間勃起に融合して起こります。その結果生理現象が発生し、第一段階の精液の後部尿道の、輸送を司る脊髄反射が引き起こされるんです。
遺精と心因性ED
心因性EDとは心理的、精神的な要因で発症する、ものが多い勃起不全の事です。
精神的ストレスなども、要因の一つとなります。遺精が行われる事のできる勃起不全は、心因性勃起不全の可能性が疑われます。遺精があるということは、夜間勃起現象が起こるということで、夜間勃起現象は、器質性勃起不全で消失して、心因性EDが認められます。
つまり遺精があるということは、心因性勃起不全の可能性が、高いと考えるのが正しいと思います。また遺精の存在は、肉体的器質的な異常の可能性は低く、射精機能が正常であることを物語っています。
遺精は健全な生理現象
遺精は生理現象
遺精は病的なものではありません。エネルギーあふれる健常な若い男性の、多くの若い男性が持ち合わせている生理現象の一つです。性行為の少ない人や、自慰行為の回数の少ない人に、寝る前でも日中でも、性刺激に触れる機会の多い男性の、比較的多くの人に見られる行為なのです。
個人差がありますので、全ての男性がそのような状況になったからと言って、遺精が起こるわけではありませんが、生理現象の一つですので、起こりやすい人と起こりにくい人がいるのです。おならの良く出る人と、出ない人と同じなのです。ですから遺精が起こりやすいと悩む必要はありません。
遺精は健全な証拠
遺精は何らかの疾患があるのではなく、むしろ健康な性機能の現れを表している可能性が高いのです。機能が正常に働いているため、青年期ではこのような生理現象が起こるのです。
青年期ではこのような遺精が起こることを、恥ずかしく思うことがありますが、遺精は健全な性機能の証であり、いたって自然であるので、悩む必要は全くありません。
遺精の予防方法と治療方法
遺精の予防と治療にはどのような事をすればよいのでしょうか?
現代医学的考えによる予防
現代医学では遺精は病気と考えておらず、治療方法としては遺精はありませんが、予防方法はありますので以下に書いておきます。
性欲が出たときは精液を出す
生理現象ですから、改めて治療をする必要はありませんが、やはり下着が汚れてしまうのは、少し困ることになります。
自慰行為をすることは、別に悪い事でもなく、身体に何の悪影響もありませんので、性欲が出たときは思いっきり精液を、出しておかれた方が、遺精の回数を減らすことが出来ますので、性欲が出たときは精液を思いっきり、出しておいてください。
サポーターをつける
精液が下着の下に漏れ出るといけないので、女性の生理用品の代わりの様な、蒸れないサポーターをつけられると良いと思います。
サポーターは通気性の良い蒸れないものを選んで、排尿時に邪魔にならないものを選んでつけたり、替えの下着をいつも携帯で持っておくと良いと思います。生理現象なので、西洋医学においては治療というものはありません。
トイレ
睡眠中に膀胱がいっぱいになるために、夜間遺精が起こるので、寝る前には必ずトイレに行って十分尿を殻にして、寝るようにすると良いです。
睡眠中の遺精には、尿を膀胱にためておくとなりやすいので、習慣として寝る前にはトイレに行くことが良いです。
マスターベーション
マスターベーションの回数が少ないと、一般的に遺精が起こりやすいので、マスターベーションを定期的に行うと効果的です。
ストレス解消
遺精や夢精は子孫を残すために、男性に備わった造成機能で出来た余った精液を排泄し、何時も新しい精液として、子孫繁栄の目的のために、人間の身体に備わった仕組みなのです。悩むことなく健康な証拠と考えて、自分のできる範囲で対処され、心をリラックスさせることが必要で、適度な運動をしてストレス解消を行ってください。
遺精は病気ではないのですから、市販薬もないようです。ただ病的な遺精に対しては、それに見合った薬がありますので、治療院などで聞いてみてください。また治療方法も遺精の場合はありませんが、病的遺精の場合は、原因疾患を治すことにあります。
東洋医学的の考えと治療
インポンテンツは機能性と器質性の2つがあります。
機能性が9割近いと言われ、その原因は精神的なストレスなどのものが多く、それが針灸治療のおもな対象治療となっていて、伝統的な針灸治療により、効果がより良いものとなると思います。
精神的ストレスの原因
遺精の原因を東洋医学的に考えると、精神的ストレスによって各機能が低下することにより、エネルギーの気血の巡りが悪くなり、性器に栄養が行き渡らなくなって、精液をとどめておくキープする力がなくなって、精液が漏れてしまうと考えています。
気血の不足が原因
慢性の病気や、加齢、精神的疲労、肉体的疲労、寝不足などによって、エネルギーの気血が不足したり、あるいは消耗したため、食物からエネルギーの気血を、生成する能力が低下することで、体液をキープしておく力が低下して、精液が漏れてしまいます。
鍼灸治療
用語集の中には「腎は精を蔵す」と言われるように成長、発育、生殖その他の生理活動を維持するエネルギーが弱ることによって、遺精が起こるものとされています。腎精気が弱ることで、腎が本来蔵に精子をしまっておかないといけないものを、腎が弱まることで精液が流れ出して、遺精が起こるとされています。ですから腎の力を強める治療をすることだとあります。
中国の医学用語解説の中では、「遺精は精液が性行為によらず、自然に排出する現象で、夢遺は夢を見て射精し、滑精は白昼に無意識に精液が滑出する」とあります。また生理現象は遺精の間隔が比較的長い、深い症状を伴わない場合とあります。
病的遺精は腎気不固(腎気の衰弱または不十分)、心腎不交(腎精不足から心と陽が交流しない)、湿熱不注、相火熾盛などで起こることです。
心は火、腎は水で常に心と腎は交流して均等を保たないと、健康になれないそうです。
鍼灸治療料金
鍼灸治療の料金は大きく分けて二つあります。
- 保険を使う保険治療
- 保険を使わない実費治療
鍼灸の実費治療の相場は、1時間5000~7000円ぐらいです。初回だと初診料2000円取られます。
鍼灸接骨院で針灸治療が500円ぐらいで受けられるのは、柔道整復の保険で治療をしています。鍼灸治療をサービス的に追加した感じです。ですから柔道整復の治療代金+サービスの針灸500円となっているそうです。
保険治療には保険適用の治療がありますが、鍼灸の同意書がいります。美容医と歯科医以外の医師に書いてもらって、鍼灸師の先生に同意書と保険証を渡します。
保険適用の同意書が得られる病気は
- 神経痛
- リウマチ
- 腰痛症
- 五十肩
- 頚腕症候群
- 頚椎捻挫後遺症
- そのた()
その他の病気で同意書が通らない場合もあります。そのときは実費支払いになります。
保険で初診料・・・1660円
治療費 ・・・1510円
となっていて、これは厚生労働省が定めた金額です。ですから初診の場合は1660円+1510円=3170円となります。ですから3割負担なら、951円、2割負担なら317円となります。
新宿ライフクリニックについて
新宿にある新宿ライフクリニックは日本性機能学会認定の、日本性機能学会専門医のいる医療施設の、男性スタッフによる、ED(勃起不全)・AGA(抜け毛・薄毛)専門の男性患者専用のクリニックです。
新宿ライフクリニックではお薬の他の、初診料、再診料、相談料、処方箋料など支払いは一切ないそうです。お薬代については、http://www.life-cl.com/clinicInfo/charge.html
こちらで調べてみてください。
池袋スカイクリニックと新宿ライフクリニックは提携しているようですが、池袋スカイクリニック新宿ライフクリニック文献用語集の、中には遺精はのっていません。新宿ライフクリニック用語集の中には、この遺精とはで書きました表示がされています。
こちらの病院は博報堂ビル9階に開院していて、他の人とすれ違うことは無く、ドクター・スタッフも男性のみで、女性が来院することは無く、プライバシー重視のED専門クリニックという特徴を持っています。
診察後のダイレクトメールや・Eメール・お電話での連絡は一切受け付けてないので、ご家族に内緒で通院できますし、お薬も院内処方なので、帰りの会計時に済むので、非常に利便性があります。個人情報を徹底して守っている病院の様です。
- 住所 東京都新宿区西新宿1-18-7 博報堂ビル9F
- 診療時間 月~土曜 10:00~20:00 日曜・祝日 10:00~16:00
- EDの他にニンニク注射や男性のアンチエイジング・AGAなどにも対応
- アクセス JR各線他 新宿駅西口・南口から徒歩1分
まとめ
如何でしたでしょうか?遺精は病気ではなく、健康な若い男性ならほとんどの方が起こる症状ですので、治療方法もありませんし、治療効果があったという男性も余り聞かないように思います。
健康でなければ遺精の状態は起こらないのですから、余り深く深刻に考えるより、気持ちをリラックスして、自分のできる範囲内で、予防することが大切なように思います。
遺精も夢精も尿道が満杯になることから、生じることが原因ですので、できるだけ尿は溜めないで、排尿しておくことも大切なように思います。膀胱がいっぱいになっていると、少しの性的刺激を受けても遺精しやすいので、膀胱をできるだけ空にしておくことをお勧めします。
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