精液の検査方法について!注意点や価格について紹介!

妊娠を望んでいる場合に、妊娠しない期間が長いと、不妊に対する不安が出てくると思います。不妊は女性側に原因があると考えがちですが、男性側が不妊の原因になっている事もあります。

妊娠する為には、卵子と精子が共に健康な状態である事が大切なので、不妊の不安がある場合は、夫婦共に検査を受ける事をおすすめします。ここでは、男性側の検査の、精液の検査についてまとめました。

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精液検査とは?

精子

男性の不妊の原因や精子の状態を、採取した精液で調べる検査です。精液検査では、精子の運動率、精子の形、精子の濃度等、精子の状態を調べる事が出来ます。

精液は、精巣内で毎日作られており、ストレスや生活習慣の変化等の影響を受けやすいといわれています。採取した日の体調で結果を左右する事もある為、1回の精液検査で判断する事は出来ません。その為、複数回の精液検査を繰り返した結果で、診断される事になります。

精液検査の回数

精液検査は、より正確な測定の為に、少なくても1ヶ月以内に2回以上の検査が必要になります。その2回の検査の結果が大きく異なる場合は、更に検査を繰り返していく事になります。2回の検査の場合は検査結果の平均値で、3回以上の検査の場合は中央値で、結果の判断がされます。

精液検査の目的

不妊の原因の実際の比率は、男女ほぼ同じだといわれています。妊娠を望んでいる場合に不妊の可能性を考えた時は、女性だけではなく、男性の検査も必要になってきます。妊娠を望んでいる場合は、女性が自分の体について知っておく事が大切なのと同様に、男性も自分の体について知っておく事が大切です。

精液検査で精子の状態を知る事で、不妊の原因だけではなく他の病気の発見に繋がる事もあります。

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精液検査の方法とは?

検査

近年は、男性不妊治療を受ける人の増加もあり、精液検査の際の環境や、設備の充実、プライバシーの確保等、多くの配慮がされています。

精液の採取

滅菌された規定の容器に精液を採取します。精液の採取は、病院内で採取する場合と、自宅で採取した精液を病院まで持って行く場合があります。

精液の採取後2時間以内に病院を来院出来る場合は、自宅での採取が可能です。精子は温度の影響を受けやすい為、40℃を超えると影響を受けやすくなり、人肌よりも少し低めの31℃~33℃位が適温だといわれています。自宅で採取した精液を、病院に持って行く際の注意事項は病院によって異なるので、確認しておくようにしましょう。

精液の検査

病院によって異なりますが、一般的には精液を採取する前の2日~7日間は、禁欲をする事になります。検査に必要な十分な分泌と、精液の濃度の為にも禁欲の期間が必要になります。

禁欲の期間が短か過ぎると、精液の分泌量が少な過ぎる事もあり、逆に長過ぎると、精子の運動率が低下したり、濃度が高くなり過ぎる事もあります。その為、病院で指示された禁欲期間を守って、正確な状態の検査を受けるようにしましょう。

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精液検査の結果の見方は?

検査 結果

精液検査には、「一般精液検査」と「特殊な精液検査」があります。一般精液検査の結果によって、更に精密な検査が必要な場合に特殊精液検査を行います。最初に行う一般精液検査は、妊娠の可否を示す検査ではなく、あくまでも確率として判断する為の検査です。

検査結果の基準値

2010年にWHOで発表された精液検査の基準値は、以下の通りです。この基準値より少ない場合は、妊娠が難しいと捉える目安になり、結果によって更に精密な検査を行う場合もあります。

  • 精液量      1.5ml以上
  • 精子濃度     1ml中1500万以上
  • 総精子数     1ml中3900万以上
  • 総運動率     40%以上
  • 正常精子形態率  4%以上
  • 白血球数     1ml中100万未満

精液検査の結果で分かる事

◆精液の量

精液の量は個人差があり、年齢、日頃の生活習慣、体の状態等で異なります。しかし、1.0ml以下の場合には、前立腺や精嚢腺の病気の可能性も考えられます。

◆精子の数

精子の数が基準値より少ない場合は、受精率が低い、精子減少症の可能性も考えられます。精子が全く存在しない場合は無精子症の可能性があり、原因を調べる為に、さらに精密な検査が必要になる場合もあります。一般的には、精子の濃度が3000万以上あれば、自然妊娠は可能だといわれています。

◆精子の運動率

精子の運動率が低いと卵子までたどり着けない為、受精する確率が低くなります。

◆精子の形

正常な精子が存在している割合は、受精率に大きく関係してきます。基準値よりも少ない場合は、精子の奇形率が高くなり、精子が作られる段階の何等かの機能低下や、障害の可能性も考えられます。

◆白血球の数

精液中に白血球の数が増えると、自分の精液で自分の動きを妨げる事になり、精子の運動率に影響を及ぼします。また、前立腺や精嚢腺の病気の可能性も考えられます。

特殊な精液検査の種類

◆アクロビーズテスト

アクロビーズテストとは、精子の受精能力の検査です。アクロビーズというビーズを使って、精子が卵膜を破って侵入出来る力を調べる検査です。

◆精子膨化試験

精子に負荷をかけて、精子の状態を検査します。精子に傷、汚れ等の異常が無いかを調べて、精子の機能を調べる検査です。

◆精子生存試験

培養液に入れた精子の寿命を調べる検査です。テストで選ばれた一番元気な精子を、24時間以上培養液に入れて観察します。36時間以上の寿命があれば、自然妊娠の可能性も考えられます。

◆精子核成熟度検査

精子の成熟度を、特殊な液で染色して調べる検査です。正常に成熟した精子は、構造に変化が起きませんが、異常がみられる精子の場合は構造に変化が生じてきます。染色した時の色で、精子の成熟度が分かる検査です。

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精液検査の注意点は?

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精液は、日常生活の様々な変化やストレス等の影響を受けやすいといわれている為、検査結果が基準値より低くても、すぐに不妊の原因と確定出来るものではありません。病院によっては、検査の規定や条件が異なる事があります。複数回の検査の総合的な結果で判断されるので、同じ病院で検査を受けるようにしましょう。

また、検査方法も病院によって様々です。正確な検査を受ける為には、WHOの基準に合った検査方法を行っている病院を選ぶようにしましょう。

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異常がある精子の状態とは?

検査の基準値によって、不妊の原因が判明します。

無精子症

精液中に精子が全く存在しない場合は、無精子症と診断されます。しかし、精巣の中に精子が存在している事もあり、この場合は、顕微鏡受精等の不妊治療が可能です。

乏精子症

乏精子症とは、精子の数が極端に少ない状態の事をいいます。精子の数が少ないと、卵子と出会える精子の数も極端に少なくなって、受精する確率も低くなります。

乏精子症の程度は、精子が1500万以下の場合は軽度、1000万以下の場合は中等度、500万以下の場合は重度の診断がされます。軽度の場合は、タイミング法の不妊治療が可能です。中等度や重度の場合は、精子の数によって、人工授精、体外受精、顕微鏡受精等の不妊治療を行う事があります。

精子無力症

精子無力症とは、精子の運動率が低く、卵子までたどり着ける精子が少ない状態の事をいいます。基準値より少ない40%以下の場合は、精子無力症と診断されます。

精子無力症の程度は、運動率が40%以下の場合は軽度、20%以下の場合は中等度、10%以下の場合は重度の診断がされます。精子の状態によって、人工授精、顕微鏡受精等の不妊治療を行う事があります。

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異常がある精子の原因とは?

医者

乏精子症、精子無力症、奇形精子症の場合は、程度によっては、自然妊娠の可能性もあります。また、原因が明確になる事で、原因に応じた治療を行う事も出来ます。

精索静脈瘤

精索とは、睾丸の裏にある精管と血管が一つの束になっている所です。この部分の静脈にこぶのようなものが出来た状態を、精索静脈瘤といいます。

おたふく風邪による精巣炎

成人になってからおたふく風邪に感染すると、精子の機能に異常をきたす事があります。

停留精巣

停留精巣とは、精巣が陰嚢まで降りてくる時に、途中で止まった状態になっている事をいいます。片方だけ止まった状態の場合と、両方とも止まった状態の場合があります。その為、精子を作る機能が低下する原因になります。

喫煙

喫煙は、精子の数や奇形、運動能力等に様々な影響を及ぼします。

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治療方法は?

影響を及ぼしている原因を治療する事で、自然妊娠が可能になる場合もあります。

手術療法

精子はあり、精子の通り道に原因がある場合は、手術で治療を行います。精管が塞がれている場合は、その部分を手術で切り取る事で治療する事が出来ます。3日程の入院で出来る手術です。

ストレスや精神面のケア

精子は、日常生活やストレス等の影響を受けやすく、それが原因となっている場合は、心のケアや症状に応じた薬の処方で、治療を行います。

ホルモン療法

無精子症や乏精子症の場合は、ホルモン剤を投与して造成能力を高める治療を行います。

日常生活を整える

精液は、ストレスや喫煙、食生活の栄養を受けます。医学的な治療だけではなく、日常生活で睡眠、食生活、ストレスの発散等を心掛ける事で、精子の質や運動率が変化する可能性があるといわれています。バランスの良い食生活と共に、抗酸化剤やL-カルニチン、リコピン等のサプリメントの補給も効果的です。

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まとめ

男性の精液の問題はデリケートな事で、検査を受けるまでの心の葛藤が大きいかもしれません。しかし、妊娠を望む女性が、不妊の不安を感じた時に受ける様々な検査も、痛みや苦痛を伴います。妊娠は夫婦二人の問題なので、夫婦で互いに支え合いながら、乗り越えていきたいものですね。

どのような結果が出ても、結果に応じた対処が出来ます。原因がはっきりしないまま時間が過ぎていくよりも、前向きになれるのではないでしょうか。精液検査は、受ける病院によって異なる事があるので、検査内容等の細かい詳細は、病院に相談するようにしましょう。

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