日記を書くことで得られる効果とは?長く続けるコツも紹介!

日記を書く効果というのは、思っているほど強大なものです。すでにその効果を実感し、書き続けているという人もいるかもしれませんね。思いも寄らない効果が日記にはあります。

では、日記を書くことで具体的にどういった効果を得ることができるのでしょうか。日記はただの備忘録だけではなく、心身に大きな変化も現れることがありますが、その内容についてみていきましょう。

日記の効果とは

日記

日記には様々なタイプがあります。日々の備忘録・記録として。モヤモヤモヤモヤのはけ口として。

これからどうすればいいかと、計画を立てる道具として。日記を書くことで、具体的に以下の効果があると言われています。

物事を客観的に見ることができる

例えば仕事でも恋愛でも、何か悪いことがあったとします。頭の中では悩みや不安が渦巻き、どうしようもできないことがあるかもしれません。そんなとき日記を書くと、物事から一旦離れることができます。

「今の私はこういう状況で、こういうことを思っている…」

そうすると、その内容を客観的に見ることができます。客観的に見ることで、どうしてそうなったかの原因や心の余裕を取り戻すことができます。これは不安から離れるためにとても重要なことです。

そして、一旦落ち着くことで、そこから解決策を考えることができます。これからどう行動すればいいのかを、落ち着いて考えることができるのですね。何か悩んでいるときにはとても大切なことでしょう。

不安や悩み、ストレスというのは、当事者である限りなかなか拭えないものです。日記はその当事者目線から離れ、客観的な見方をサポートしてくれます。ストレス解消の対象法として、また心身の安定のためにもとても重要なツールといえるでしょう。

創造性を培う効果

日記を書くことで脳の創造性を培う効果もあるようです。というのも、1日の振り返りをしているときの記憶を掘り起こしたり、今後の将来を考えるときなどに創造力を使うからです。毎日続けていくことで、相当な訓練になりますよね。

クリエイティブな仕事をしている人は、毎日の日記が仕事に役立つかもしれませんよ。

気づき・改善に役立つ

例えば仕事の日記、ワークダイアリーを書くと、仕事のミスや失敗から改善点を考えることができます。過去の失敗から学ぶということですね。日記に書くことで、より具体的な対策ができるでしょう。

人というのはどうしても物事を忘れてしまうものです。同じ失敗を繰り返さないよう努力するのは当たり前ですが、それでも失敗をしてしまうことがありますよね。

しかし、ワークダイアリーを振り返れば、同じ局面に立ったとき、違う行動・パターンを選ぶことができます。そうすることで、前回とは違う結果や可能性を手にいれられるでしょう。

自分の成長を見ることができる

ある程度日記を書き続けてくると、過去の自分との差が見えるようになってきます。例えば新入社員の時に書いた日記と、5年後10年後に書いた日記の内容は当然違ってきますよね。

日記を振り返って成長を自覚すると、将来へ希望を持つことができたり、ポジティブな気持ちになることができます。過去の経験が今に繋がっていると深く感じることで、将来も前向きになれるのです。

ついつい、人は将来に対して悲観的になりがちですが、未来は過去の結果によって作られます。日記をつけ、気持ちが前向きになれば将来もきっと良い結果を手にいれることができるでしょう。

日記とABCDE理論

カウンセリングの一つにABCDE理論というものがあります。これはある出来事に対して、その時感じた感情を客観的に受け取り、その反証を持って、適切な結果や影響に持っていくという方法です。

例えば失恋をしたとき、人は落ち込むことでしょう。人によっては絶望を感じるかもしれません。この時、絶望という感情を客観的に分析し、症状を軽くすることができます。気持ちが軽くなったり、前向きになるなどの効果を得ることができるですね。

詳しいやり方については、専門家の指導が必要です。しかし、これと似たようなことは、日記を書いていると自分で行うことができます。出来事が起きた時、それをどう感じたのか。そして、そこからどうしたいのか。こういった客観的な物ごとの見方を身につけることができるでしょう。

ちなみに認知症の治療や予防として日記をつけることもあるようです。1日を思い出すという行為が脳の活性化に効果があるようです。

日記は何に書く?

日記に書く

日記の書き方には人それぞれ向き不向きがあります。ペンを持って神に書く方が得意という人もいれば、スマートフォンの日記アプリの方が良いという人もいます。

それぞれのメリット・デメリットについてみていきましょう。

手帳に日記を書く

ハンズなどで売られている紙媒体の日記帳・手帳・ノートは味があり、日記を書く気持ちを高めてくれます。紙の匂いやペンを走らせる感触は、日記を書いていて楽しいことの1つかもしれませんね。自分にあった商品が見つけられると気分がアップするものです。

また、日記を書くほどに冊数が増えていきますがから、自分の歴史の重みを感じることができるかもしれませんね。自分の字で書くことも、時間を経るごとに深みが増していきます。

紙に書くことのデメリット

紙に書くことのデメリットは、ちょっとハードルが高いということ。日記帳とペンはもちろんのこと、椅子と机が必要なこともあります。書くのに少し準備が必要ということですね。

また、外出した際にちょっとした荷物になることもありますし、どこかに忘れてしまうなんてこともあるでしょう。無くしてしまった場合は、プライベートな内容なので、あまり人見られたくないものですから困ってしまうかもしれませんね。家族なんかに見られてしまうリスクもあるので、きちんと管理をする必要があるでしょう。

スマホのアプリに書く

最近ではスマホに日記を書く人が増えているようです。いつも肌身離さずもっているスマホであれば、どこでも日記を書くことができます。これは最大のメリットといえるでしょう。

また、日記にはロックをかけることができ、誰かに見られる心配もありません。ページが少なくなった時、日記帳を新しく買ったりといったお金のことも心配しなくていいですから、思ったことを書くことができます。もちろん、文章力がなくても大丈夫です。

スマホアプリに書くことのデメリット

日記帳とは違い、日記の量を実感することは難しいでしょう。10年書いたとしても、目に見える量が増えるわけではありませんから、なんとなく重みを感じにくいものです。

また、バックアップを取っていなければ、データが消えてしまうこともあります。サービスの終了も十分考えられますから、そういった対策も日々しておくことが大切でしょう。

SNSやブログに書く

FacebookやTwitter、無料ブログなどはITの発達により誰でも使えるようになりました。こういった媒体に日々の日記を書くことも、手軽で簡単なのでおすすめです。

メリットとしては、多くの人の目に触れられるのでモチベーションが続くこと。日記を今まで書いてきたけど、三日坊主で終わったという人はいいかもしれませんね。投稿日もすぐにわかるので、振り返りの際とても便利です。

SNSやブログに書くことのデメリット

なんといっても、日記の内容が公にみられてしまうということ。それはメリット・デメリットの両方を含んでいます。投稿者が思わず本音を書いてしまうと、友達など周囲の人と距離が遠くなってしまうことがあるかもしれませんね。

「公の場に文章・文字を書くことはどういうことか?」を十分に考える必要があります。思っていることでも、社会的にどうなの?というようなことであれば、投稿する前にきちんと精査する必要があるでしょう。

三日坊主の人必見!日記を書き続けるコツ

リマインダー

日記を書き始めても三日坊主で終わってしまう。それが嫌で、また書き始めるのに抵抗がある。そういった人も多いのではないでしょうか。日記を書く上で続けるためのコツや心構えについてみていきましょう。

リマインダーを設定してみる

スマートフォンには便利なリマインダー機能があります。日記を書く時間を設定し、日記の書き忘れをなくすことができます。夜書きたい人は夜。朝書きたい人は朝に設定してみてください。

リマインダー機能はスマホについている標準のものでなくとも、日記アプリについていることもあります。つけ忘れがいやだ!という人はぜひ活用してみましょう。

習慣化してみる

日記を生活の一部として取り入れてみると、書き忘れを予防することができます。それはちょうど寝る前に歯を磨くように、日記を書くことを習慣にしてみてください。

例えば寝る前に1日を振り返るために日記を書く。朝起きて、1日のスケジュールや目標を確認するために日記を書く。体は習慣が好物ですから、ぜひ意識してみてください。

日記を書き続ける心構え

日記を書き続ける上で大切なのは心構えです。もちろん、肩に力をいれる日強はありません。力を抜いて、自分なりの日記を書いていけばいいと思います。心構えとして以下のことを意識してみるといいかもしれませんよ。

ちょっと書くだけでもいい

日記を書くとき、どうしても身構えてしまう人がいます。1日の出来事を事細かに書いてみたり…そうすると、時間が取られてしまい忙しい人は書き続けるのが難しいかもしれませんよね。

日記はその人の性格・ライフスタイルにあった書き方をするものです。その日あったことを1行だけで書くのも、十分日記といえるでしょう。思ったこと、感じたことを短くてもいいので書いてみることをおすすめします。

書かない日があってもいい

日記は毎日書くもの。そういう意識があると、書き続けるのは難しいかもしれませんね。書かない日があって穴が空いてしまうと、そこからどうもやる気というのが削がれてしまうものです。

毎日日記に書くようなことがあるわけではありません。なんの変哲も無い日もあるでしょう。そういった日はあえて書かないというのも気張らないための大切なポイントです。気張ってしまうと、かえってストレスになってしまうかもしれませんね。

自分にあったスタイルを見つける

日記帳、アプリ、ブログ。自分の性格と相談して、書きやすいタイプを見つけることも大切でしょう。タイピングが早い人であればブログの方がいいかもしませんし、字を書くのが好きであれば日記の方がいいかもしれません。

また日記を書くためにお気に入りの日記帳やペンを探してみるというのもいいかもしれませんね。ボールペン、シャープペンシル、鉛筆。それぞれ、自分の好きな筆記具を選ぶというのも楽しみの一つでしょう。

大切なのはすんなりと日記を書く体勢に入れるかだと思います。どこか面倒だと思ったりしてしまえば、それは続かない理由になってしまうでしょう。自分にあったスタイルで日記を書くようにしましょう。

日記に役割を持たせてみる

思考

日記と一言に言っても、その役割は様々です。日々の出来事を書くようなライフログとして。会社の仕事の内容やスキルアップのために書くワークダイアリー。愚痴や不満を書く日記なんかもあるかもしれませんね。

日記の内容は本当に自由なので、これを書くと決めたらすぐに書いてみることをオススメします。そうすることで、何かしらの発見や学びがあり、生活に役立つことを見つけられるでしょう。

自分の目標を書いた日記

おすすめしたい日記が「自分の目標を書いた日記」です。これは将来のことについて考えるきっかけを与えてくれ、今後の生活に良い効果をもたらしてくれます。

例えば今後1年で自分は何をしたいのだろうか。仕事や恋愛、家庭、人生、旅行などなど様々な分野で想像力を働かせて考えてみます。なにより書くということが大切で、様々な発見を見出してくれるでしょう。

普段の生活の中では気づかない、自分の思いを発見するかもしれません。そうするための行動改善に気づくかもしれません。日記とはそういった力を持っているのです。

画像やイラストをつけてみる

例えば旅行に行った時、その思い出を日記に残しておくのもいいでしょう。日記帳であれば写真を印刷して、アプリであれば厳選した画像を貼り付けてみるといいかもしれませんね。ふと振り返った時に思い出が蘇り、そのときの感情を再び味わうことができます。一目で情報がわかるように、工夫してみるのもその人の個性あふれる日記が疲れるでしょう。

日記とは自己対話

日記を書いているときは、誰とも会話をしないですよね。自分の世界に入りこみ、自己対話をしている状態です。普段あまりしないかもしれませんが、自己対話はとても重要な儀式です。

今の気持ち、今の現状。そして、これからどうしたいのか、どうなりたいのか。こういったことを日記は教えてくれます。答えは自分の中にあるのに、気づかないのは不思議なことですが、日記はそれを掘り起こしてくれるはずです。

ですから、何かで悩んでいたり、人生の方向性についてわからなくなっているとき、こういったときに今の気持ちを書いてみるといいかもしれません。自分の心のそこからふと答えが浮かんでくることがあります。

日常が忙しい人ほど日記を書いた方がいい

自己対話というのは自分の気持ちを知り、行きたい方向に気づかせてくれます。人は誰しも自分のやりたいこと、したいことがありますが忙しいとどうしてもわからないものです。それに気づくことは将来を変える大きなきっかけになるでしょう。

なので、自分の気持ちが気付きにくい忙しい人ほど日記を書くことをおすすめします。一度立ち止まって、自分のことを考えてみる。そうすると、どう進めばいいのかがわかるかもしれませんよ。

振り返りの楽しさ

日記を何年も書くようになると、振り返りが楽しくなります。1年前の今日は何をしていた…そういう過去の自分を考えるのもまた、人生を味わう方法の1つです。人の記憶力というのは曖昧ですから、記録してみるといいでしょう。

そのとき抱えていいた悩み、人間関係などなど、今となっては過ぎたことも、当時は本当に悩んでいたと考えると、人生は意外と楽しいということに気づきます。それが成長であり、生きていることの意味なのかもしれませんね。

まとめ

日記には様々な効果があり、様々な種類があります。どんな内容を書くかはその人の自由ですし、書いても書かなくてもいいと思います。それぐらい余裕を持った方が日記の書き方としてはいいのかもしれませんね。

日記は自分と会話する大事な時間であり、続けていくことで生活に変化が現れるようになるでしょう。悩みの解決方法がわかることもあるかもしれませんね。

忙しいと感じていたり、何か悩みを持っているとき。もしくはこれからどうなりたいのか真剣に考え思考したとき。日記を書いてみることをおすすめしますよ。

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