腸炎の時の食事はどうすれば良い?症状に合わせて紹介! 

テレビでも最近よく取り上げられている「腸炎」、食べる事はおろか動く事すらできない、といった非常に辛い症状があると言われています。

その予防と、かかってしまったらどうしたら良いのかについてまとめています。腸炎になった際の食事の方法や予防方法を知りたい方はぜひ読んでみてください。

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腸炎の症状とその主な原因

腸炎 食事
出典:http://www.healthcare-online.org

腸炎の症状と原因について知っておきましょう。

腸炎の症状

腸炎は、腸の粘膜が炎症を起こす事で起こります。

腹痛、下痢が主な症状として見られ、37〜38度発熱、悪寒、腹痛が起こります。人によっては頭痛を引き起こす場合もあります。また、下痢や発熱によって水分が失われ脱水症状を引き起こす事があり、子供や高齢者の場合は、命の危機にもなりかねません。

腸炎の原因

腸炎の原因は、細菌感染によるものと、食事の不摂生によるものの2種類があります。

・細菌感染によるもの(感染症型)

感染症型の腸炎は、細菌やウイルスへの感染が原因で起こったものを指します。

主な原因となるのは、O157、サルモネラ菌、ノロウイルスなどで、一般的に言われる食中毒はこちらに入ります。

感染経路は、経口感染と二次感染に分けられます。ウイルスや菌が付着した食べ物を食べてしまうような場合が経口感染、嘔吐物などを掃除する際にウイルスに触れてしまって感染する、というのが二次感染です。詳しくは、胃腸風邪の症状とは?人にうつる可能性や潜伏期間について!の記事を読んでみてください。

・非感染症型

感染によるものでは無い場合の腸炎を指します。簡単に言えば、感染症型以外の腸炎は全てこちらのジャンルです。具体的には食べ過ぎた際の胃腸への負担と、食物アレルギーによる胃腸炎症が主な原因です。

暴飲暴食が続くと、胃液の過剰な分泌が起こり腸にもダメージを与えます。また、特定の食物に体するアレルギーがある場合、腸内でそれが過敏症状を示し、下痢や嘔吐を引き起こします。薬剤によっても腸の粘膜に炎症が起こり、同様の症状を引き起こす事があります。

また高齢者の場合、大腸の動脈が何らかの原因でふさがり、虚血性腸炎を起こす場合があります。

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腸炎にかかってしまった時の食事は?

腸炎 食事

腸炎になった時は、どのような食事を行うのが良いのかを回復段階に分けて紹介します。

基本的な対処方法

軽い腸炎であれば、2、3回下痢をすると自然治癒しますが、細菌性のものや重症の場合、ひどい下痢と発熱による脱水症状が体へのダメージを与えます。

病院で治療する場合には、まず安静にする事が最も重要です。体力が衰えるので、無駄な疲労を招かないよう温存しましょう。

回復期の食事

1)症状がひどく重い時期

最も症状が重い場合は、絶食が有効です。

むしろ食事を出来る人の方が少ないかもしれませんが、それでも水分はしっかりと採りましょう。市販のスポーツドリンクでも良いのですが、糖分を摂りすぎる事があるので経口補水液が適しています。

家に経口補水液の買い置きが無い場合は、水500mlに塩1.5g、砂糖20gを混ぜて作る事ができます。

2)少し回復して来たら

下痢や腹痛が治まって来たら、少しずつ食事を始めましょう。突然固形の物を食べると消化に良くないので、消化の良い物をすり下ろすなどして食べる事をお勧めします。

・おもゆ・番茶・すりおろしたリンゴ・おかゆ・豆腐・ヨーグルト・ゼリー

等が適しています。

ヨーグルトやリンゴ、ゼリーは常温にしましょう。(おかゆ、番茶も熱くしすぎるのは良くありません。)ゼリーは刺激の強い柑橘系、フルーツがゴロゴロ入っているもの、カフェインの含まれるコーヒーゼリーを避けて、りんごや桃などの優しい味のものを選びましょう。

また、腸が傷んでいると栄養を取り込む力が弱くなります。良質なたんぱく質を摂取し体力回復に努めるためにも、ヨーグルトや豆腐は適しているといえます。

3)大分普通に戻って来たら

回復したなと思ったらそろそろ普通のものを食べてもよいのですが、やはりいきなり脂っこいものや激辛なものは禁物です。

・雑炊・うどん・煮魚

等、和食から慣らして行きましょう。

4)腸炎の回復期に適さない食物

既に腸炎になっている場合、消化の悪いものと刺激になるものはNGです。

そのため、きのこやレンコン、ゴボウなど食物繊維を多く含む野菜や、カレーやコーヒーなど刺激物は避けた方が無難です。

また、胃腸での消化を助けるためにもよく噛んで食べる事が大切です。お茶漬けなど胃腸にやさしそうなものでも、ご飯を飲み込んでしまっては意味がないので注意しましょう。

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腸炎の予防方法

ライフスタイル

では、腸炎を予防するためにはどうすれば良いか紹介します。

基本的な予防対策

・感染症型の予防

ウイルス感染を防ぐ一番の方法が、原始的ですが「手をよく洗う」事です。

・非感染症型の予防

便秘が続いていると腸管の内圧が上昇し、虚血性の腸炎を起こす場合があります。

また、アレルギー、薬剤による腸炎については個々で気をつけるしかありませんが、急激な症状が出た場合には救急の処置が必要な場合があるので、万が一の場合には遠慮せずに救急医療にかかりましょう。

予防に適した食材

腸炎を予防するには暴飲暴食を避ける事が一番良いのですが、もっと踏み込んで対策したいという場合は、食物繊維の入ったものを食べて便秘を防ぐ事が有効でしょう。既に腸炎になっている状態で食物繊維を採るのはおすすめできませんが、普段から便秘を防ぐ事で腸を健康に保つ事につながります。

食物繊維のうち水溶性のものは、腸内で水に溶けて有害物質を吸着します。水溶性食物繊維を含むのは、バナナ、しいたけ、海草類などです。

これに対して水に溶けない食物繊維を不溶性食物繊維といい、さつまいも、ごぼうなどに多く含まれます。水溶性の食物繊維が有害物質をキャッチし、不溶性食物繊維がこれを便として体外に押し流すという流れになっているので、両者をバランスよく採る事が大切です。

・腸に良い食事

腸の健康のためには、腸内の善玉菌を増やすという方法があります。ヨーグルトは腸の健康を整えるために、ぜひ採りたい食材です。

腸内細菌の働きを活発にするので、腸内の免疫力が向上し、外部から入って来た有害な物に対抗できるようになります。漬け物、納豆、チーズなどの発酵食品にも同様の効果があります。

・腸に悪い食事

対して、腸に悪い食べ物としては揚げてから時間の経った油料理、動物性食品などが挙げられます。腸内細菌が健康な状態であれば、必要な栄養素だけを取り出し残りを捨てるといった動きがされていますが、腸の働きが弱っているとこの取捨選択ができなくなります。

このような状態だと、処理しきれなかった物が腸内で腐敗し毒素を出してしまいます。この毒素によってまた腸内細菌が弱って…という悪循環が起こり、腸が弱ってしまうのです。

日常生活の中での予防

胃腸炎とストレスには、密接な関係があります。

ストレスによる自律神経の乱れは胃液の出し過ぎを引き起こし、それが腸にまで到達する事で粘膜を荒らしてしまいます。荒れた状態の腸に食物が入ると、普段ならなんの問題もなかった食物が胃腸を攻撃し、胃腸炎を引き起こす事があるのです。

ウイルス性や細菌性のものであれば、体内から原因となっていた物質が排出されれば症状はおさまりますが、ストレスが原因となっている場合はこのようには行きません。

ストレスを溜めない生活を送る事が胃腸炎に体する大きな予防となります。

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まとめ

古くから、日本人が食べていた和食はまさに腸にとって優しい食事です。発酵食品である味噌や、食物繊維を豊富に含む玄米、脂の少ない魚などはどれも腸にとってよい食材です。全部を和食に変える事は難しいですが、たまには腸にやさしい食事にチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。

既に腸炎になってしまっている、という場合は、とにかく脱水症状に注意しなくてはいけません。小さなお子さんや高齢者の方の場合は特に危険なので、周りの方で気を配りましょう。
若い方でも、ストレスから来る暴飲暴食をするという方は、粘膜を剥がした所にどかどか食べ物を塗り込むような事になっており大変危険です!

腸は将来の健康に大きく関わっています。ストレスを溜めないような生活、それが難しい場合はせめて暴飲暴食ではないストレス解消法を見つけて下さい。

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