胃腸風邪の症状とは?人にうつる可能性や潜伏期間について!

胃腸風邪という言葉を聞いたことはありますか??

文字通り、胃腸がウイルスや菌にやられてしまっている状態です。風邪と聞くと、そんなに大したことはなさそうですが、これは大間違いです!通常の風邪とは違って、胃腸風邪を甘く見ていると危険です!胃腸風邪は自分での治療が難しいものもあり、他の人にうつしてしまう危険性もあります。

近年、流行った胃腸風邪でいうと「ノロウイルス」なんかが有名ですね。他には、どのようなものがあるのでしょうか??

今回は胃腸風邪についての記事を書いています。胃の調子が悪い人や胃腸風邪じゃないかと不安になっている人はぜひ読んでみてください!

胃腸風邪とは!?

胃腸

そもそも、胃腸風邪とはどういった病気なのかを知らない人も多いのではないでしょうか。まずは、胃腸風邪の全貌を知りましょう!

他の人にうつす可能性がある

胃腸風邪とは、胃の中にウイルスや細菌が入り込むことで発症する胃の病気です。「胃腸風邪」というのは通名であり、正式には「感染性胃腸炎」といいます。そうやって聞くと、とても恐ろしい病気に思えますよね。風邪のように人にうつるところから、胃腸風邪と呼ばれています。

飛沫感染(空気感染)や接触感染により感染が広がっていきます。原因がウイルスと細菌によるものなので簡単に感染してしまう病気でもあります。また、集団感染も引き起こる可能性のある病気でもあります。

ウイルス性と細菌性

胃腸風邪は、ウイルスが胃に入ることで発症する「ウイルス性胃腸炎」と細菌が胃に入ることで発症する「細菌性胃腸炎」の二種類に分かれます。それぞれのウイルスや細菌によって、潜伏期間や症状が変わってくることを知っておきましょう。

ウイルス感染では冬場に特に多くなるノロウイルスによる症状や、子供に多く発生するアデノウイルスやロタウイルスなどが原因となる症状があります。

細菌による症状は夏場に特に多く発生します。特に湿気の多い環境で菌は繁殖しやすいので問題の症状につながりやすくなります。食中毒の原因となるサルモネラ菌や腸炎ビブリオなどの細菌による症状の発生が多くなります。

これらの感染は特に口からの感染が主な感染の経路になります。食べたものや空気中のウイルスなどを吸い込んでしまったり手で触れたものを粘膜に付着させることでも感染が引き起こります。

胃腸風邪の症状について

腹痛

では胃腸風邪の症状は、どういったものがあるのかを知りましょう。また、その症状がでた時の対処方法も紹介します。食あたりや、ただの胃腸炎と勘違いしないように気をつける必要があります。

腹痛

胃腸風邪の症状として一番強く感じるのは、なんといっても腹痛です。

普通の胃痛とは違って、立っているのもしんどくなる場合が多く痛みを強く感じます。また痛みが長引くのが特徴で、胃腸風邪を患っているときは、かなり苦しい生活になると思われます。

通常であれば、腹痛を感じても少し時間が経てば治ると思う人が多いと思いますが、胃腸風邪の場合は我慢できずに病院へいく人が多いようです。無理をせず、苦しいと感じたら病院へ行き医者にかかるようにしましょう。

嘔吐

胃腸風邪の症状の中でも、特に辛いのが吐き気、嘔吐です。

これは、胃の中に入り込んだ菌やウイルスを、強制的に体外排出しようと体が作用するために起きてしまいます。この場合は、吐いた方がかなり楽になることが多く、胃腸風邪の治りも早くなるので吐き気がある場合は、我慢せずに吐いた方が良いといえます。

ただし、吐いた後の処理をしっかり行わないと他の人にうつす危険性があります。嘔吐物はただの消毒アルコールでは、菌は死滅しないものが多いので、塩素系漂白剤を使用する方が無難です。また、処理をした時の手袋やマスクはすぐに捨てるようにして、手洗いをしっかりと行うことを心がけてください。できれば手を拭いたタオルも同じものは使わない方がいいです。

嘔吐物はしっかり密閉して気化した嘔吐物からウイルスなどが空気中に充満してしまうのを防ぎましょう。

下痢

胃腸風邪の時にでる下痢は、かなり水に近いタイプの下痢がでるのが特徴です。

こちらも、吐き気の時と同じく菌やウイルスを体の外に出そうと体が働くために起きています。そのため便意を催した時は、なるべくすぐに行くようにしましょう。

ただし、注意点として水分補給するのを忘れないようにしましょう。自分が思っているよりも多くの水分が、体から失くなってしまいます。水分補給をするときは、体内の塩分濃度が低下しないように、少しの糖分と少し塩分が含まれているものが良いです。

下痢がひどいからといって下痢止めを飲む方もいるかと思いますが、できれば避けた方が良いです。下痢止めを飲むと、体の中に菌が滞在する時間が長くなるので、胃腸風邪の治りも遅くなります。どうしても下痢がひどい時は、病院に行きましょう。

発熱

胃腸風邪の症状で、熱がでる場合もあります。

熱はそれほど心配する必要はありません。熱もそれほど高くならない場合が多いので、微熱程度であれば通常の対応で大丈夫です。しかし、胃腸風邪により免疫力が低下している時に、他の病気に感染して高熱がでる場合もあります。高熱が長引く場合は、一度病院へ行きましょう。

食あたりとの違いについて

食あたりと胃腸風邪の症状は、とても似ているために違いが分からないという人も多いと思います。上記で紹介した症状も、食あたりの時に起きる可能性は大いにあります。

大まかな違いとして、食あたりの時は、吐き気を強く感じる場合が多いです。胃腸風邪は、どちらかというと、腹痛を強く感じることが多いといえます。

どちらにせよ、病院へ行く方が症状を軽くでき、治療も早くなります。吐き気が強い時は無理をしないようにしてください。

胃腸風邪の原因となるウイルスと細菌について

細菌01

胃腸風邪になる原因のウイルスと細菌について紹介します。それぞれの特徴や潜伏期間を知っておきましょう。

感染経路について

まずは、どのようなことから体内に病原体が侵入するかを知りましょう。胃腸風邪は主に二つの侵入経路から体内に入り込みます。

まず一つ目は、病原菌が付着した食べ物を摂取することです。腐った食べ物や、汚いところに置かれた食品に付着することが多く、夏場や湿気の多い場所などは注意しましょう。

二つ目は、他の人からうつされる場合です。感染力の強いものが多く、咳や嘔吐した後などから空気中に菌やウイルスが漂うことが主な原因です。自分が感染した場合は他の人にうつさないように気をつける必要があります。

人から人への感染経路は主に接触感染と飛沫感染(空気感染)により広まります。感染者の使用したコップなどの道具や感染者が粘膜に触れた手で触れた箇所を間接的に触れることで感染が引き起こります。

感染者と感染していない人の両方がしっかり意識し、手洗いうがいなどを心がける必要があります。またタオルなどのものも共有しないほうが良いでしょう。

また、症状が治まってからの糞便感染も多くなっています。子供の糞便の処理を行う時に気が緩んでしまい、処理を行う家族が感染してしまうケースも多くあります。症状が治まっても1週間近くはウイルスや菌が排出されていますので十分注意しましょう。

ウイルス性胃腸炎について

代表的なウイルスについて紹介したいと思います。

①ノロウイルス

近年、多くの方を苦しめたのがノロウイルスです。主に二枚貝に付着していることが多く、人から人へと移り広まります。死滅しにくいために、感染力が強いといえます。

・潜伏期間

体内にウイルスが侵入してから、1〜2日間潜伏し、2〜3日後に症状が現れ出します。症状が治まるのに1週間前後かかるとされています。

②ロタウイルス

少しの量が体内に入るだけで、症状が現れてくる強いウイルスです。6歳くらいまでに、ほとんどの人がかかったことがあるウイルスのため、大人になるとウイルスが入っても症状が現れない場合がほとんどというのが特徴です。

・潜伏期間

潜伏期間は1〜2日で、その後激しい吐き気や下痢などの症状がみられます。ウイルスがなくなるのに1週間前後かかるとされており、乳児期の子供が吐き気を催す場合は、ロタウイルスの可能性が高いといえます。

③アデノウイルス

暑い時期のプールなどから感染することが多いのがアデノウイルスです。別名プール熱と呼ばれており、胃の不調のほか、高熱がでるのが特徴的です。もちろん咳やくしゃみで感染する場合も多いにありえます。

・潜伏期間

アデノウイルスは潜伏期間が5〜7日と非常に長く、症状が現れない人もいます。そのため、知らない間に他人にうつしてしまうケースが多くあるのが特徴です。

細菌性胃腸炎について

代表的な細菌について紹介します。

①サルモネラ菌

主に肉類や卵から体内に入り込むことが多い細菌です。もちろん他の人から感染することも多くあります。強い腹痛と高熱がでるのが特徴で、細菌性胃腸炎の中でも多くの方が感染します。卵は一度割ってしまった状態で常温で保存しておくとこの菌が大量増殖してしまうので1発で食中毒になります。

夏場は特に発生しやすいので肉類、または卵を使用する場合はあまり食材を外に出さないようにしましょう。

・潜伏期間

潜伏期間は8時間〜2日の間であり、3日前後症状が続きます。風邪と間違えてしまう人も多くいますが、人にうつす可能性があるので気をつけましょう。

②腸炎ビブリオ

主に魚介類の食べものに付着していることが多いのが腸炎ビブリオです。発熱や嘔吐などが見られますが、免疫力の強い方だと、菌が侵入しても症状が発生しないことが多い様です。

・潜伏期間

潜伏期間は6時間〜12時間とかなり短いのが特徴ですが、回復するのも早いのです。高齢者の方や疲労が溜まっている人は注意しましょう。

③カンピロバクター

主に肉類から細菌をもらうことが多く、中でも鶏肉は要注意です。特に、火が完全に通りきっていない肉などから感染することが多くあります。症状としては、下痢を強く感じるのが特徴です。

・潜伏期間

潜伏期間は3日〜1週間と長く、個人差によって変化します。あまり人にうつることは少なく、自己治癒で治るケースがほとんどです。しかし症状が悪化した場合は無理をしないようにしてください。

胃腸炎に関する詳しい記述はこちらの記事を参考にしてみてください。

胃腸炎で熱が出るのは危険?予防方法や対策を紹介!

胃腸風邪の治療法について

治療

胃腸風邪になった場合はどのようにして、治療法を行うべきなのかを紹介します。正しい治療法を行って早く症状を回復するように目指していきましょう。

胃腸風邪になった時の食事

胃腸風邪になったとはいえ、何か食べないと体がしんどくなりますよね。でも食べるものに気を使わないと症状が悪化する場合があるので、食事には十分注意しましょう。

基本的には、水分補給を欠かさないようにするのが大切です。食欲が湧いてきた時は、うどん・おかゆなど消化に良いものを食べるようにしてください。また、食べる際も急いで食べると胃に負担がかかるので、よく噛んでゆっくり食べるようにしましょう。冷たいものを食べたくなると思いますが、冷たすぎるものや熱すぎるものは、負担になるのでなるべく常温に近いものにしてください。

注意して欲しいのが、治ったと思ってすぐに普通の食事に戻すのは避けることです。体内にまだウイルスや菌が残っている可能性があるので、油物や脂肪分が多いもの、乳製品はやめた方が無難だといえます。

嘔吐下痢症などの症状が頻発している時は脱水症状にならないように食事は出来なくても良く水分を補給し更に免疫力が下がってしまわないように注意しましょう。

下痢止め、吐き気止めは飲まない

胃腸風邪をなるべく早く治したいのであれば、なるべく薬は飲まない様にすることをオススメします。

体内に侵入したウイルスや細菌を体外に排出することで、体を元の状態に元の状態に戻す事ができます。しかし、下痢止めや吐き気止めなどの薬を飲んでしまうと症状治まって楽になりますが、菌やウイルスを排出しているわけではないので、菌やウイルスが長期間体内に滞在してしまい完治するのに時間がかかってしまいます。

早く治したいけど、症状がつらすぎて苦しいという人は、病院へ行って適切な薬を処方してもらいましょう。自分の判断で薬を服用してしまうと治療が長くなる恐れがあるので注意しましょう。

薬を使用しなくても2〜3日で症状は治まりますので、それまでは他の人に感染させなようにしておとなしくしていましょう。

胃腸風邪を予防するために!

マスク

胃腸風邪を予防する方法を紹介します。

手洗い・うがい

食事を行う前に手洗い・うがいを念入りにしましょう。

特に、ウイルスは消毒薬に強い特性があるので、簡単な手洗いでは手に付着したままのこともあります。しっかりと指先や指の間まで洗うことを意識してください。出来ればアルコールなどを用いた消毒をすることで、予防する力を高める事ができます。

しっかり加熱

貝類や生ものを調理するときは、火をしっかり通すことを意識してください。特に菌が繁殖しやすい夏場は、より注意する必要があります。

時間が経っているものや常温のまま放置されたものは、なるべく食べるのを避けた方が良いといえます。

嘔吐物の処理に注意

感染経路に記載している様に、感染者の嘔吐物が空気中に漂ってしまって胃腸風邪を引き起こすケースが多くあります。

嘔吐物を処理する際は、手袋を使用して触れないようにして下さい。さらに、嘔吐物を吹いたものは密封した袋に入れて処理することを忘れないようにしてください。

嘔吐物を処理した後は、次亜塩素酸ナトリウムを使用して殺菌・消毒を行ってください。手間がかかるかもしれませんが、二次感染を防いで胃腸風邪を予防するためには必要なことです。

まとめ

胃腸風邪とは

  • 感染性胃腸炎のことであり、他の人にうつす可能性がある
  • ウイルス性胃腸炎と細菌性胃腸炎の二つに分けられる

胃腸風邪の症状

  • 腹痛
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 発熱

ウイルス性胃腸炎の代表的ウイルス感染

  • サルモネラ菌
  • ロタウイルス
  • アデノウイルス

細菌性胃腸炎の代表的な細菌

  • サルモネラ菌
  • 腸炎ビブリオ
  • カンピロバクター

以上が今回の記事のまとめになります。

胃腸風邪は甘く見てると大変なことになります。自己治癒で治る場合も多くありますが、他の人にうつしてしまう可能性が非常に高いので、なるべく病院へ行って診察してもらいましょう。

冬場と夏場に特に多く発生する病気ですので、しっかり対処法を行って発症を防ぎましょう。特に季節の変わり目で温度が急変した時期には身体の自律神経が崩れ免疫力が低下し、病気や感染症にかかりやすくなりますので十分注意しましょう。

また、完治したと思ってもウイルスや菌が残っている場合が多いので、しっかりと治すことも大切です。完治したと思って活発に行動し他の人や特に抗体や免疫力の高くない子供に感染させないように注意しましょう。

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