耳たぶのしこりが痛い!原因や病気の可能性を知っておこう!

普段何に使うという訳でもなく、中身が何なのかもよくわからない耳たぶですが、髪を束ねる時や顔を洗う時にふとしこりに気が付いた事はないでしょうか。外側におまけのようにくっついている器官なのでしこりが出来てもそれほど大事ではないように感じられますが、まれに大きな病気の症状としてしこりが現れている事もあるので注意が必要です。

耳たぶにしこりができる病気と、どのような治療が行われるかについてまとめました。予防が出来るものについては予防方法についても記載しましたので、ぜひ取り組んで下さい。

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耳たぶについて

ピアス

耳たぶにピアスを空ける文化はインド・エジプトの古代文明の頃から存在しており、タトゥーと同様に邪悪なものから身を守る魔除けとして用いられていました。

海外では生まれたての子供にピアスをする事で、耳の穴から悪いものが入るのを防ぐという風習もあります。

耳たぶの位置づけ

「たぶ」という言葉には「垂れた部分」という意味があります。そのため耳たぶというと下に垂れている部分を指す事になりますが、耳の分類ではこれは外耳の一部にあたり、耳の奥の重要な機関である内耳や中耳を守り、音を集めて外耳道、鼓膜へ導くという役割を持ったものの一部分という事になります。

耳たぶの役割

外耳には骨がなく、皮膚と軟骨だけでできています。中でも耳たぶの中にはこれといった骨もなく、何のためにあるのかいまいち分かりづらい部分です。

耳たぶの役割の一つは、「音の感知に役立つ」事だと言われています。人間の耳は左右に付いているので、音が左右どちらから来たのかは分かりやすいですが、前後どちらから来たかを判断するのはやや難しいと考えられています。耳たぶがパラボラアンテナのように広がっている事で、前後どちらから来たのかを判断しているのです。

二つめは、耳に来た音を集音する役目を持っているという説です。耳の穴をくるむように耳たぶが存在している事で、来た音を整えて耳の穴に届ける事ができるといわれています。

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耳たぶにしこりができる原因

耳が気になる

耳たぶの中身は皮膚と軟骨だけなので、ここにしこりが出来た場合は皮膚に何らかの問題がある場合か、何か他の部分で問題が起こった結果皮下組織にしこりが生じている場合かのどちらかという事になります。

耳たぶのしこりが症状として現れる病気についてまとめました。

ニキビ

ニキビは汚れや皮脂が毛穴に詰まって炎症を起こすものですが、耳は意外と皮脂分泌が盛んな部位で、さらに複雑な形状をしているためニキビが出来やすい部位です。

耳の周りが衛生的に保たれていないと発症しやすくなるので注意しましょう。他の部位にできるニキビよりも痛みが強いと言われていますが、しばらくすれば自然に治ります。

粉瘤

皮膚にできる良性腫瘍の一つで、表皮でできた袋状の腫瘍ができる事によりしこりが発生します。皮膚の表面とは細い出口でつながっているのが一般的で、しこりの中心が黒い点のように見え、しこりをつまんだ時に白い膿のようなものが出て来る場合は粉瘤の可能性が高いといえます。

袋状の腫瘍に溜まっているのは古い角質などのため、放っておいても特に悪化したりする事はありません。そのため小さいものであれば放置してもよいという診断が出る場合もありますが、ばい菌が入り込むと化膿し赤くなる事があります。これは感染性粉瘤といわれ、こうなると手術で袋全てを取り除くのが難しくなるので、可能であれば炎症を起こす前に治療する事が望ましいとされています。

袋ごと取り除く必要があるので、皮膚科で小さく切開する手術が行われます。粉瘤については、耳たぶに粉瘤が出来るのは病気?治療方法など紹介!を読んでおきましょう。

痛風

血中の尿酸の濃度が異常に高くなる「高尿酸血症」を原因として関節炎を起こす事を痛風と言います。症状が出るのは足、膝、腰、肩、肘、手など全身の関節に渡り、風が強くなったり穏やかになったりするように痛みがひどくなったり和らいだりを繰り返す症状が特徴です。

痛風は、細胞の新陳代謝で生じた尿酸が何らかの理由で血中に留まる事で起こっています。尿酸は血液に溶けにくいため濃度があがると結晶となり、これが耳たぶにできるとしこりとして感じられるようになります。しこり自体に痛みはありませんが、段々大きくなるという特徴があり、しこりと合わせて足の親指に痛みがある場合、痛風が疑われます。

基本的は内科での治療となりますが、初期の場合は泌尿器科で治療を行う場合があります。薬によって関節の痛みと尿酸値の高さそれぞれについて改善を目指します。

痛風については、痛風の症状の前触れって?再発が起きる前に対処しよう!を参考にしてください。

肉芽

ピアスを空けた所にしこりがある場合、肉芽である可能性が高いといえます。肉芽は外傷や炎症を起こした部分に出来て来る、赤く柔らかい組織です。異物が侵入して来ると防御反応として炎症がおき、刺激から身を守るために異物をどこかに隔離しようとする働きが起こります。この時できるのが肉芽です。

ピアスの金属が体質に合わない場合は、ピアスを樹脂製のものに変えるだけでも改善する事があります。また、自分でピアスホールを空けてしまって曲がっている場合にも肉芽は出来やすくなるので、その場合は一度ピアスホールを塞いでしまって、肉芽が無くなってから再度ピアッシングするようにして下さい。

リンパ節炎

耳たぶというよりは耳たぶの下付け根あたりにしこりができている場合はリンパ節炎の可能性があります。耳の下側・後ろにリンパがあるので、ここに細菌が侵入し炎症を起こすと腫れてしこりが出来る事があるのです。風邪を引いたり中耳炎を起こした場合、耳に傷がある場合にも起こる可能性があります。

押した時には多少痛みを感じる事が多いようですが、多くは放っておけばそのうち治ります。ただしずっと熱を持っている場合や発熱、頭痛を伴う場合は脳炎などの可能性があるので病院で診てもらいましょう。

耳下腺腫瘍

耳下腺は、耳の前あたりにある唾液を作る臓器です。ここに腫瘍ができてしまうのが耳下腺腫瘍で、症状が進行するとしこりとして触れるようになってきます。リンパ節炎とは逆に、耳たぶの付け根・前側にしこりができます。耳下腺にできる腫瘍はそのうち八割が良性のものですが、耳下腺には顔面神経が走っているため、悪化すると顔面麻痺などが引き起こされる事があります。

治療は手術で摘出する事が第一とされ、唾液機能の温存や顔面神経を傷つけないよう注意しながら行われます。大きくなればなるほど顔面神経を傷つける危険性が増すので早期に発見したい病気です。

おたふく風邪

別名「流行性耳下腺炎」というように、耳下腺に症状が出る病気です。子供がよくかかる病気ですが、大人がかかってしまうと長引く場合があります。おたふく風邪はムンプスウイルスというウイルスに感染する事で起こる感染症で、感染力が強い事や2~3週間の潜伏期間がある事から非常に感染しやすい病気であるといえます。

初期の段階ではっきりとしないしこりが耳の下あたりにできるという特徴があり、段々おおっきくなったり顔が腫れて見えるような症状が出たらおたふく風邪の可能性が高いと考えられます。

おたふく風邪自体を治療する方法がないので、罹ってしまった場合は対処療法を行います。安静にして水分補給をするようにします。

詳しくは、おたふく風邪は大人でもなる!症状や似ている病気を紹介!を参考にしてください。

悪性腫瘍

大変まれですが、耳にも悪性腫瘍ができる場合があります。悪性腫瘍によるしこりは痛みがなく、5cm以上の大きなしこりである場合や、触っても動きがない場合には悪性腫瘍が疑われます。

悪性腫瘍のリスクとなるのは、慢性的な中耳炎や肉芽、長期間の耳垂れなどです。悪性腫瘍は正常でない細胞の塊で、正常でない細胞を体がうまく処理しきれなくなる事で起こります。そのため、慢性的な不調がリスクとなる場合があります。耳に異常を感じた場合は早めに治療を行った方がよいでしょう。

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耳たぶのしこりの予防方法

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耳たぶのしこりは原因が様々なので、これといった予防方法があるわけではありませんが、中でも予防できる病気について予防法をまとめました。

耳全般について

耳の健康全般に共通する点として、耳かきをしすぎないようにするというものがあります。耳かきは皮膚を傷つける恐れがあり、そこから細菌に感染して炎症を起こす事があります。

また、疲れやホルモンバランスの乱れは耳だけでなく体全体の不調につながります。生活バランスの乱れに注意し、疲れを溜めないように心がけましょう。

ニキビの予防

ニキビの場合、耳周りが清潔でない事が原因である事があります。特にイヤホンは汚れが溜まりやすいためニキビの原因となりやすくなります。イヤホンカバーを使用し、こまめに取り替えるようにしましょう。

寝具(枕カバー)なども同様に、汚れがニキビの原因になるので清潔に保つようにして下さい。シャンプーのすすぎ残しが原因となる場合もあるので、しっかり意識して流すようにしましょう。

粉瘤の予防

粉瘤は、新陳代謝が滞ることにより起こりやすくなります。

そのため、皮膚を清潔に保ちストレスを溜めないようにする事で予防となります。

通風の予防

通風については、尿酸値を下げる事が一番の予防になるので、尿酸が作られすぎるのを防ぎ、排出をスムーズにする事が効果的です。

そのためには肥満解消と運動、水分補給が予防となります。また、乳製品には通風のリスクを下げる効果があります。

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まとめ

耳たぶにできるしこりは、そのほとんどが良性のものなのでそれほど神経質に心配する必要はありません。しかし、中には顔面神経に触る可能性がある病気や悪性腫瘍などもあるにはあるという事で、早めに何なのかはっきりさせておく事は非常に重要といえるでしょう。特に「おたふく風邪」の場合は人に感染する可能性があるので注意が必要です。

どの病気か全く分からない状態だとどの診療科に行けば良いのかもわかりづらいですが、基本的にはかかりつけ医など内科で診てもらうのがスムーズです。診断を受けたら指示を受けた診療科で診察を受けるようにして下さい。

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