耳栓の6つの効果とは?正しい使用方法や種類、注意点について!

手軽な遮音対策として耳栓を使っている方も多いと思いますが、使い心地がイマイチ、もしくは耳栓が苦手という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

耳栓は遮音以外にも様々な効果があります。耳栓の種類も色々とあるので、自分に合う耳栓を見つけて、効果的に耳栓を使っていきましょう。

耳栓の使用用途・効果

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耳栓の主な使用用途は遮音対策ですが、遮音対策をして得られる効果も色々とあり、また遮音対策以外に耳栓を利用することも可能です。

騒音から耳を守る

大音量に耳がさらされることで、耳の機能に悪影響が及び、場合によっては難聴になる可能性があります(騒音性難聴)。

その他、精神が不安定になる、平衡感覚に障害が出る、記憶力・思考力が低下するなどの症状が出ることもあります。耳栓を使用することで耳を守り、諸症状が出ることを未然に防ぎましょう。

移動中に眠りやすくなる

飛行機、新幹線、長距離バスなどの移動中に眠りたいと思ったことがどなたでもあるかと思います。他の乗客の方がおしゃべりに興じて騒いでいたりすると中々思うようには眠ることが出来ません。

また、乗り物によってはエンジン音がうるさいこともあります。耳栓で全ての音を遮断出来るわけではないのですが、耳に入ってくる音のボリュームは確実に下がります。

睡眠の質を上げる

夜間の睡眠時は「寝ているだけ」と思いわれがちですが、実際は様々な音が耳に刺激として入って来ます。

他人の寝息、いびき、歯軋り、物音、掛け時計の音などなど、様々な音=刺激に脳は常に反応しているのです。いくら体を休めてリラックスしていても、脳が常に反応していると、疲れが思ったより取れていないと感じることもあるのではないでしょうか?

睡眠中に耳栓を使用し、脳が受ける刺激を減らすことで、脳はより多くの休息を得ることが出来ます。もし仮に同じ時間眠ったとしても、睡眠がより深くなり、睡眠の質が向上することが期待出来ます。

脳の疲れをとり、ストレスを減らす

耳から音という刺激が入ることで脳が常に反応していることは前述のとおりです。常に脳が反応していると、脳も疲れてきます。脳の疲れにより精神的なストレスを感じたり心身への疲労を感じやすくなることもあります。

耳栓を使って刺激を減らし、脳を休ませて疲れをとるようにしましょう。また、目も開けていれば外部からの刺激が入ってきます。耳栓をしながら同時に目も瞑ることで、脳の疲労回復効果をアップさせましょう。

集中力を上げる

勉強や仕事する際、集中すればするほど効率も上がります。集中力を高めるためには、それ以外のことは出来るだけ考えないようにする必要があります。しかし、些細なことで集中力が途切れてしまうことも事実です。そしてその原因の多くは聴覚、つまり音であることが多いのです。

音がもたらす集中力への影響は想像以上に大きく、一説では音により途切れた集中を取り戻すには30分から1時間も掛かるとも言われています。耳栓をすることで集中力が途切れる頻度を少なく出来れば、勉強や仕事の効率が向上するのは間違いないでしょう。

水泳・入浴時の浸水を防ぐ

遮音性以外にも防水性目的で耳栓を使用される方も多いでしょう。耳の形にも個人差がありますが、耳の中に水が入りやすく中耳炎、外耳炎になりやすい方もいらっしゃるようです。

そういった場合、耳栓を使用することで、中耳炎、外耳炎になりにくくなったというケースもあるようです。水に弱い素材を使った耳栓もありますので、購入時には耐水性があるかどうかチェックしましょう。

耳栓の種類

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耳栓は大きく分けて3種類あります。そして種類によって、装着感や遮音できる周波数(低音・高音)に違いがあります。

フォーム型

どんな耳にもフィットしやすく、また遮音性能が比較的高いのがフォーム型耳栓です。これまで耳栓を使用されたことがない方や、どの種類を購入したら良いのか分からない方は、まずフォームタイプの耳栓をおすすめします。

フォーム型は最も一般的なタイプで、100円ショップや薬局などで購入が可能です。安価で使い捨てのものが多いのもこのタイプです。主な材質はウレタンヤポリウレタンで、柔らかく、また復元性も高くなっています。

ウレタンやポリウレタンは水や光に弱いため、耐水性が必要な水泳などには向いていません。また、汚れがつきやすいものもあります。また人によっては、長時間使用すると耳の中に痛みを感じたり、圧迫感を感じる事もあるようです。

フランジ型

このタイプの耳栓は柔かいフランジ(ヒレ)がついており、耳の穴に抜き差しするだけでつけられます。取っ手つきのタイプは、耳の穴にいれたままの微調整も可能です。

フランジ型の耳栓はシリコンやエラストマー素材で作られたものが多く、耐水性もあります。長時間使用し続けた場合でも弾力が落ちることがなく、水洗いすれば汚れも落ち、繰り返し使用することが出来るので、衛生的かつ経済的と言えるでしょう。

フィット感ではフォーム型よりも劣るため、遮音効果が高いとは必ずしも言えないかも知れません。 また、取っ手部分が見えて目立ってしまったり、就寝の際に邪魔になることもあるでしょう。

粘土型

粘土のように手でこねて、耳の穴の表面をシリコンで覆って塞ぐタイプの耳栓です。主な材質はシリコンですので、粘土のようにべたつくことはなく、また耐水性もあります自由に大きさや形も変えられるのでフィット感は他のものよりも高く、高い遮音効果を期待出来ます。また、耳の穴の奥まで入れる必要がないため、耳が痛くなる可能性も低いでしょう。

粘土型耳栓を扱っている薬局やドラッグストアがあまりないので、インターネットでの購入が一般的なようです。また、フォーム型やフリンジ方に比べると値段は高いようです粘土型耳栓は使用していることが一目で分かってしまうため、使用する場所を選ぶ必要があるかも知れません。

自分に合う耳栓の選び方

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自分に合わない耳栓を使うと、つけていても効果があまりなかったり、途中でつけているのが嫌になったりもします。以下に自分に合う耳栓を選ぶ基準を記載しますので、参考にしてみて下さい。

耳の形状に合ったものを選ぶ

耳の形や大きさには個人差があります。耳の穴に対して耳栓が大きすぎると使用中に痛みを感じたり、逆に小さ過ぎたり、耳の形状にあっていないと使用中にはずれたり、また遮音効果も低下します。

ですので、自分の耳の形状に合ったものを選ぶことは一番重要と言えるでしょう。

使用中に痛くないものを選ぶ

耳栓が大き過ぎたり、素材が硬すぎたりすると使用中に痛くなることがあります。また、素材によってはかぶれたりする方もいるので、耳栓の大きさを確認すると供に、素材もチェックすることをおすすめします。

目的に応じた遮音効果のある耳栓を選ぶ

一般的に、耳栓の遮音性能はEPA(米国環境保護局)が査定した、NRR(Noise Reduction Rating:遮音値)で示されます。NRRの単位はデシベル(dB)です。以下に騒音レベルと実例(目安)を記載します。

  • 120db 飛行機のジェットエンジン
  • 100db 電車通過時のガード下
  • 90db 犬の鳴き声、怒鳴り声
  • 80db 交差点(国道)、ピアノの演奏
  • 60db 普通の会話
  • 40db 図書館、閑静な住宅地帯

耳栓のNRR値が大きいものほど遮音効果が高くなります。また、音の高低を示す周波数により、細かくNRR値が表記されている製品もあります。これによって、「低音(低い周波数)の遮音効果が高い」、「高音(高い周波数)の遮音効果が高い」等、耳栓の特徴を判断することも出来ます。

 デザインで選ぶ

最後は、デザインが「スタイリッシュなもの」や「かわいいもの」などの好みで選ぶようにすると良いでしょう。

シーンに応じて耳栓を使い分ける

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耳栓の形や遮音効果には色々ありますので、シーンに応じて耳栓を使い分けることも出来ます。

例えば、仕事中は簡単に装着出来るフランジ型を使用します。そして、就寝時は出っ張った取っ手付きのフランジ型ではなく、長時間使用しても耳が痛くならない、柔らかめのフォーム型を使用する等、耳栓のタイプを使い分けると良いでしょう。

耳栓使用時の注意点

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耳栓はその効果の割には使い捨て出来るほど安価なものもあり、また比較的簡単に使えることも魅力でしょう。

そんな気軽に使える耳栓ですが、使用の際はもちろん注意しなくてはいけない点は幾つかあります。

耳と耳栓は清潔に

耳というデリケートな部分に装着するものであるため、常に衛生面を考えた上で使用する必要があります。耳栓自体を清潔な状態に保つことはもちろんですが、耳栓を使用する前に耳の中もきれいにしておかなければなりません。

じめじめとした場所は雑菌が繁殖しやすく、ただれたり、かぶれたり、中耳炎になったりすることもあります。水泳の後やお風呂上りは耳の中に水気が残っていることもありますので、綿棒などで水分を十分に取ってから耳栓を使用するようにしましょう。

使用時の違和感に注意

耳栓を使い続けている方の中には、使用時に違和感があってもあまり気にしないかも知れません。

しかし、例え使い慣れていても、痛みや痒みなどの違和感は後々トラブルに繋がる可能性も否定出来ません。ですので、違和感を感じたら、すぐに使用を中止するようにしましょう。

睡眠時に使用可能か確認する

日中に使い心地が良いからと言っても、睡眠時に使えない耳栓もあります。

理由としては、耳栓の素材や固さ、通気性などが挙げられます。無理に使用するとトラブルに繋がりますので、購入の際には使用上の注意をよく読み、指示された用途以外の使用は控えましょう。

まとめ

ひとくちに耳栓といっても、使用する目的も様々で、また色々な種類があることがお分かり頂けたかと思います。耳栓の遮音効果により睡眠の質を上がる、集中力を高めて勉強や仕事の効率が上げることも期待出来ます。

耳栓を選ぶ時は、出来るだけ自分の耳の形状に合ったもの、長時間使用しても痛みを供なわないものを選ぶことが重要です。また、用途に応じて耳栓も使い分けるのも良いでしょう。デリケートな部分に装着するため、耳栓だけでなく耳自体も清潔に保ち、違和感を感じたらすぐに使用をやめるようにしましょう。

自分に合う耳栓を選び、快適かつ効果的に耳栓を使っていきましょう!

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