好きなことを仕事にするのは難しい?そのメリット・デメリットを知ろう!

自分が好きなことを仕事にしている人は、働く人の20%しかいません。就職活動をしている時は「したいと思う仕事に就こう」「好きなことを仕事にしよう」と考えているのに、いつの間にか「生活の安定」のために働いています。中には、好きなことが嫌いになってしまう人もいます。

「成功者は好きなことを仕事にしている」という人もいれば、「好きなことは仕事にするな」という人もいます。

好きなことを仕事にする難しさと好きなことを仕事にする方法についてお伝えしますね。

好きなことを仕事にするのは難しい?

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世の中には「夢を実現させよう!」「好きなことを仕事にしよう!」というメッセージが溢れています。でも、好きなことを仕事にして毎日ワクワクしながら生きている人は、働く人全体の20%程度です。その中でも、収入も高く生活も安定している人はもっと少なく、いわゆる「成功者」と呼ばれる人たちだけです。

確かに「自分の大好きなこと」「自分がしたくてたまらないこと」を仕事にすれば、苦労や努力も前向きに受け取れます。ストレスも少なくなります。でも、好きなことを仕事に選んだ人全員が、人生に満足して幸福になっているわけではありません。挫折したり生活苦に悩んだりしている人が少なくありません。

[趣味は仕事になる?]

「好きなことを仕事にする」と言うと、「趣味を仕事にできたらいいな」と考えますよね。趣味でバンドをしている人たち・ビートルズが大好きな人たちなら、「バンド活動を仕事にしたい」と思うでしょう。でも、「趣味」や「好き」にはレベルがあります。好きの強度がレベルによって違います。

趣味を仕事にするには高いレベルが必要

好きの強度が強い人は、趣味におけるレベルが高くなります。趣味でバンドのメンバーを集めて演奏するレベルとプロとしてバンド活動をしているレベルとでは、演奏力に格段の差があります。漫画を描くことが好きだからといって、だれもがプロの漫画家になれるわけではありません。

「仕事」は生計を立てる手段

「仕事」は「生計を立てる手段」です。収入を得て生活していく手段です。趣味である間は、それがお金になろうとなるまいと関係ありません。趣味ですることですから、無料でもいいのです。でも、趣味を仕事にするならば、それで収入を得て食べていく必要があります。高いレベルの実力が要求されます。

趣味で小遣い稼ぎはできるが、食べていくことはできない

趣味で「お小遣い」程度の収入を得る人は、かなりいます。漫画を描いたりライターをしたりして、小遣い稼ぎをしています。ココナラのように、自分の得意なことや好きなことを売り買いできるサイトもあります。

しかし、満足度の高い生活を送れるような収入を趣味で得るのは難しいと言えます。趣味のお小遣い稼ぎは、プロの仕事とは言えません。

好きの強度・好きのレベルを自分でアップできれば仕事になる

「趣味は仕事にならない」と諦めてしまうのは、早すぎます。自分の時間や力をできる限り注ぎ込んで、好きの強度・好きのレベルをアップすることができれば、趣味を仕事にして成功する可能性があります。多くの漫画家やライターは、自分自身で研鑽を積んで好きなことを仕事にしています。ココナラからプロになる人もいます。

趣味を仕事のレベルにまで高めれば、収入を得て生活することができます。

プロになるのを諦める人が多い

趣味を仕事にするためには、本人の努力と才能が必要です。学生時代にバンド活動をしていた人たちの多くが、大人になるとバンドを止めてしまいます。プロになる難しさを知って、自分の才能に見切りをつける人もいます。プロになる努力をしない人も少なくありません。

[好きなことを仕事にした人の50%が後悔している?]

「趣味を仕事にしたい」と思わなくても、多くの人たちが「好きなことのできる会社に就職しよう」と思って就職活動をします。ゲームの好きな人はゲーム業界に就職しようとします。ゲームの知識やアイディアを活かした仕事をしようとします。

でも、就職活動を経て社会人となり、好きなことを仕事にしたはずの人の50%が後悔しています。30%の人が転職を考えるようになります。その理由はいくつかあります。

①やりたい仕事をさせてもらえない

好きなことを仕事にできる業界の企業に就職できても、自分がやりたい仕事をさせてもらえない可能性があります。ゲームすることが大好きで自身でもゲームを作りたいと考えてゲーム製作会社に就職したのに、営業部に配属されることがあります。接客が苦手でセールス力も低い人が商品を販売しても、業績はなかなか伸びません。やる気を失ってしまいます。

理想と現実のギャップが大きい

新卒で会社に入った人たちは、経験がないので仕事がどういうものかよくわかっていません。知識・情報が不足し、憧ればかりが先行しているケースが少なくありません。好きなことを仕事にしたはずなのに、理想と現実のギャップが大きすぎて対処できなくなります。言葉のイメージと現実に差がありすぎるのです。「思っていたことと違う」「やりたい仕事とは違う」ために、やる気を失います。退職や転職を考える人も出てきます。

②仕事になるとつらいことが多い

趣味でしている時は楽しいことでも、仕事となると責任が重くのしかかりストレスが多くなります。念願かなってゲーム製作に関わる職種に就いても、納期や顧客の満足度などを常に気にして幸福ではなくなります。趣味人と労働者の違いを、身をもって知ります。労働者は仕事をしてお金を得ます。お金を得るためには嫌なこともガマンする必要があります。

好きなことが嫌いになってしまう

あんなに好きで楽しかったことが苦労としか思えなくなり、嫌いになってしまう可能性もあります。飽きてしまう人もいます。

旅が好きで旅行業界の企業に就職したのに、連日やっかいな客の多い団体旅行の添乗員をしたために、旅が嫌いになった人もいます。独りで気ままに自転車旅などの活動をするのは楽しくても、仕事であちこち旅をするのはストレスになるのです。

他人の優れた能力を見て挫折する

自分では好きで得意だと思っていたのに、他の人が自分よりも高い知識やスキルを持っているのを見せつけられて挫折する人もいます。自信もやる気も失ってしまいます。

③好きなことはお金にならない?

「趣味で高収入を得るのは難しい」ことは前述しましたが、会社に就職しても「好きなことはお金にならない」可能性があります。好きなことを仕事にするために、低賃金や長時間労働やサービス残業をガマンする人もいます。最初は「好きな仕事だから、ガマンできる」と思っていても、だんだん不満が溜まりやる気を失います。

独立して起業しても、お金を稼げない?

好きなことを仕事にするために、独立して起業することを考える人がいます。しかし、好きなことをお金に変換する方法は多くないのです。好きなことをお金に変換する方法を見つけない限り、起業しても失敗するだけです。「好きなことを仕事にして成功した」と言われる人は、好きなことをお金に変換する方法を知っています。

好きなことを仕事にするためには?

paragliding-1245837_960_720脱却する

好きなことを仕事にすることは、簡単ではありません。でも、最初から興味のない仕事をする気にはなれません。やはり、自分が好きなこと・興味のあること・価値があると思えることを仕事にしたいと考えるのが、人間として当然です。好きでなければ、仕事を長く続けることはできません。興味のない仕事を生活のために続けるのは不幸です。

[好きなことを仕事にするメリットは?]

社会人になったら、ある年齢まで仕事をし続ける必要があります。仕事をして安定した収入を得て、家族を養い幸福に生活できるようにします。好きでなければ、自分の仕事を長く続けることはできません。好きなことを仕事にするメリットは3つあります。

①仕事にやりがいを感じる

自分が好きなこと・興味があること・価値があると思えることを仕事にすると、仕事にやりがいを感じる可能性が高くなります。モチベーションを高く維持したまま、目標達成まで行動を続けることができます。充実感のある人生を送ることができます。

チームを組んで仕事をする時も、同じ価値観の世界にいる人がメンバーになる可能性が高くなります。コミュニケーションを取りやすく、力を合わせて仕事に取り組むことができます。ますますやる気が出て、やりがいを強く感じるようになります。

②成功する可能性が高くなる

「好きこそものの上手なれ」と言います。好きなことには、あるだけの時間も力も注ぎ込めます。集中して行動できます。努力することを苦労と感じません。これは、会社員でも起業家でもフリーランスでも、同じです。仕事に興味がなく生活のためにだけ働いている人とは、やる気も努力も格段に違います。仕事の結果を出して、成功する可能性が高くなります。

③困難な状況でもストレスが小さい

どんなに好きな仕事でも、いつも順調にいくとは限りません。世の中の状況や周囲の環境によって、困難な状態に陥る可能性があります。想定外のトラブルが起こる場合もあります。好きなことや価値があると思えることを仕事にすると、困難な状況でもストレスが小さくて済みます。気持ちが落ち込んでしまわず、物事を前向きに見ることができます。

[好きなことを仕事に選ぶ時のポイントは?]

好きなことを仕事にしようと思ったら、職業の選び方に注意が必要です。仕事選びのポイントは3つです。

①「何をするのが好きか?」を考えて選ぶ

就職活動でも転職活動でも、職業を選ぶポイントは「何をするのが好きか?」を考えることです。名詞ではなく動詞で考えます。行動を考えます。

「趣味は音楽」という人でも、「音楽を鑑賞することが好き」と「音楽を演奏することが好き」では全く違います。「本を読むのが好き」と「本を書くのが好き」も違います。仕事選びで混同すると、就職してから「こんな仕事とは思わなかった」「これは自分がやりたいこととは違う」と自分が描いたイメージと現実のギャップに悩むことになります。

②「好きなこと」と「好きな業界」は違う

「好きなこと」と「好きな業界」は違います。「自動車の運転が好きだから、自動車業界に就職する」という人がいます。でも、自動車メーカーに就職しても、与えられた仕事がやりたい仕事と違うことがあります。「ゲームが好きだから、ゲーム業界に就職した」人が、入社3ヶ月も経たないうちにやる気を失ってしまうケースもあります。

「自分は何をするのが好きか?」「自分は何をしたいのか?」をよく考えます。「自分のアイディアを活かしてゲームを作りたい」のであれば、ゲーム業界にこだわる必要はありません。自分のアイディアを具体化できるクリエイティブな職種・職業を選べばよいのです。業界よりも、自分の好きなことができる職種・職業を考えるようにします。

③「なぜ、それが好きなのか?」を見極める

「○○が好き」という時、「なぜ、それが好きなのか?」好きな理由をよく考えます。「自動車の運転が好き」という人は、その理由を見極めることが大事です。「スピードを体感するのが心地よい」のか「ドライブしてあちこち行くのが好き」なのか、理由はいろいろあるでしょう。好きな理由の本質を突き止めます。

好きな理由がわかると、自分自身の本質がわかる

好きな理由の本質が明らかになると、自分自身の本質がわかります。「自分はビジネスの世界で何をしたいのか?」「自分は何を喜びとし、何に生き甲斐を感じるのか?」「自分にはどんな才能があり、才能をフルに活かすにはどうすればよいか?」を、日常の生活やこれまでの人生の経験などから見出すようにします。やりがいのあることが見えてきます。

ジャンルや業界にとらわれない

自分の好きなことを仕事にする時は、好きなことのジャンルや業界にとらわれないようにします。「自動車」「ゲーム」「音楽」などの言葉に惑わされないようにします。自分が「なぜ、何をしたいのか?」を考えて、仕事を選ぶようにします。

やはり好きなことを仕事にしたい

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好きなことだけして一生を終えることができたら、人間はどんなに幸せでしょう。やはり、好きなことを仕事にしたいですよね。好きなことを仕事にすると、自身の才能を伸ばしたり発揮したりできます。ただ、今の日本の社会では、最初に職業選びを間違えると悲惨な目に遭う可能性があります。

[就職活動は慎重に]

前述したように、就職活動・転職活動をする時には仕事選びのポイントを間違えないようにします。日本の社会は、まだまだ新卒の採用を重視しています。特に大手の企業に就職する場合は、ほとんどが新卒です。新卒採用を逃すと、大手企業に就職するのが難しくなります。

新卒で最初に入社する企業を慎重に選ぶことが大事です。就職活動をする前に、「自分は何をしたいのか?」「なぜ○○をしたいのか?」をよく考えるようにします。

好きなことをするために、転職して非正規社員になる可能性もある

「やりたい仕事がさせてもらえない」「好きなことを仕事にしたい」と考えて大手企業を退職すると、転職先は中小企業か非正規社員になる可能性が大です。

中小企業でも堅実経営で、好きな仕事をして才能をフルに発揮することができれば、転職は成功です。でも、経営が不安定だったりブラック企業の一つだったりする中小企業に転職することもあります。非正規社員になると、生涯賃金が低くなります。雇用も不安定です。

転職を繰り返すうちに、雇用条件が悪化する場合もある

「好きなことを仕事にしよう」と考えて転職を繰り返して、年を取ります。雇用条件はだんだん悪化する可能性があります。年を取ると、非正規雇用の転職先さえ見つからないことがあります。

[メディアに乗せられないようにしよう]

メディアは成功者の話しかしません。「自分の好きなことを仕事にする人は成功する」という記事をサイトに載せたり、成功者がブログを書いたりしています。「一度きりの人生だ。失敗を恐れずに挑戦しよう。チャンスを逃がすな」と、「好きなことを仕事にしよう!」とススメます。

全員が成功者になれるわけではない

成功者が話題になるのは、珍しいからです。数が少ないのです。メディアに乗せられて独立起業して大失敗する人は少なくありません。もちろん、失敗は取り返すことができます。好きなことを仕事にして成功する人は、一度や二度の失敗に負けません。常に強い気持ちと前向きな考えを持っています。でも、起業に失敗して借金を背負い、家族を犠牲にしたり家庭を崩壊させたりする人もいます。

[好きなことを仕事にするならプロ意識を持つ]

好きなことを仕事にするならば、プロ意識が必要です。会社員でも起業家でもフリーランスでも、いい加減な気持ちでは好きなことを仕事にして成功することはできません。仕事に全力投球して、周囲の期待に応えられる知識やスキルなど能力を身につけます。仕事の時間外でも仕事のことを考え続け、勉強して知識やスキルなど能力を高めるようにします。自分はプロだという意識を持って仕事をします。

プロ意識のない起業家は生存できない

資本主義社会はビジネスのチャンスに恵まれていますが、競争の激しい社会です。資本主義社会のビジネス業界で生存者となるためには、人の2倍も3倍も努力が必要です。好きなことを仕事にしようと独立起業しても、ある程度の規模まで大きくしないと採算がとれません。成功する企業家は、勉強したり情報を収集したり調査したりしてマーケット力・セールス力を高めています。常に前向きな考えで挑戦し、失敗してもすぐに立ち直ります。行動量が、緩い環境の中でのんびり仕事している人とは段違いです。

プロ意識がないと、好きなことを仕事にする起業家として社会で生存できません。楽して成功する方法はありません。

全力で取り組むうちに仕事が好きになる

たいていの新卒は、興味のある業界の企業に就職します。自分に向いた仕事がありそうな会社に入ります。でも、入社後に配置された部署や与えられた仕事に、興味がなかったり価値があると思えなかったりすることが少なくありません。

でも、与えられた仕事に熱意を持って取り組むうちに興味が湧いて来る可能性があります。仕事に全力を注ぐうちに仕事が面白くなります。知識やスキルが身に着いてくると、結果を出せるようになります。周囲の人たちから頼りにされ、期待されます。仕事をする喜びを覚え、やりがいを感じるようになります。その仕事が自分の好きなこと・得意なことになります。

最初は好きでないことも、プロとして仕事に取り組むうちに好きになる可能性があります。「やりたい仕事をさせてもらえない」「イメージと現実の仕事が違う」などという理由で転職を考える前に、全力で仕事に取り組むことをオススメします。

[二番目に好きなことを仕事にする]

どんなに好きで価値のあることでも、お金に変換できないことがあります。趣味としてするのはいいのですが、仕事にしても食べていけないことが多々あります。

でも、好きなことが一つしかない人は、めったにいません。たいていの人が、一番好きなことの他にも好きなこと・興味のあることを持っています。一番好きなことが仕事にできない場合は、二番目に好きなことを仕事にします。

ある女性は日本舞踊が好きでした。でも、日本舞踊は多額の費用がかかるわりに、仕事にして食べていくことはほとんどできません。その女性は子供たちに教えることも大好きでした。そこで、学校教師を仕事にして、日本舞踊は趣味として続けました。女性は仕事にも趣味にも全力で取り組み、充実感のある生活をしています。

趣味が本業になる人もいる

二番目に好きなことを仕事(本業)にして一生懸命に取り組み、一番好きなことは趣味や副業にしている人が少なくありません。ところが、時代の波に乗って、いつの間にか趣味が本業になるケースがあります。司馬遼太郎は新聞記者が仕事で、小説を書くのが趣味でした。でも、気がついた時には、日本を代表する歴史小説家になっていました。

趣味も仕事も全力で取り組んでいると、知識やスキルなど実力が身につきます。自分でも気づかなかった才能が開花することもあります。

まとめ 仕事は好きでなければ続けられない

仕事には重い責任やいろいろな困難が伴います。どんな仕事でも、好きでなければ長い年月続けることはできません。好きでもない興味もない仕事をお金を得るためにだけ続けるのは、不幸です。好きだからこそ、仕事をする喜びや充実感を得ることができます。

しかし、好きなことを仕事にするのは容易ではありません。趣味は楽しめればいいのですが、仕事になるとプロとしての高い知識やスキルを要求されます。好きなことを仕事にして後悔する人は50%もいます。

好きなことを仕事にするためには、自分自身の本質を知る必要があります。「自分はなぜ○○をしたいのか?」「自分はなぜ○○が好きなのか?」をよく考えます。自分の好きなことの本質がわかれば、仕事選びを間違えることはありません。

好きなことを仕事にするためには、それなりの準備や努力が必要です。仕事に全力で取り組み、周囲の期待に応えられる知識やスキルを身につけます。仕事に全力で取り組んでいると、仕事の面白さや喜びを実感できて、ますます好きになれます。

自分が好きなことを仕事にすると、やりがいを感じます。モチベーションを高く維持して仕事に取り組めます。困難や苦労をつらいと感じることなく、いつも前向きでいられます。ストレスも小さくなります。好きなことには熱意を持って取り組めるので、仕事で成功する可能性が高くなります。

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