この世の中は男性と女性しか存在しません。現代男女の友情は育つものなのか、ある調査をみてみると以外にも育つと考えられる人が70%を超えていました。
一昔では全く考えられなかった数字ではないでしょうか?調査のしかたによっても数字は変化しますが、それにしても70%の意見が異性の友情が育つと解答しています。
特に20代の人たちは異性の友情が続くと思っています。30代40代になってもそれほど多くの変化はありません。
心理学的にも男性の方が異性の友情が続かないと持っています。2人きりになるとやはり友情でなく恋愛に発展していくのでしょう。
男女の友情について見てみました。
この記事の目次
男女の友情調査について
現代はあえて恋人を作らなくても、異性との関係を保つことができるのであれば、現代の男子や女子たちにとって、友人関係を作ることの方が大事なのかもしれません。
そのために、恋愛離れが起こっているのではないでしょうか?
マッチアラームによるアンケート調査をPDFから拾ってみたら、回答は下記のようになりました。独身男性3414名の中からの回答です。
男女の友情が成り立ちますか?(15歳~34歳)の質問に
男性
- 成り立つ・・・71.6%
- 成り立たない・24.8%
女性
- 成り立つ・・・77.7%
- 成り立たない・22.3%
この調査結果から現代の若者は、男女の友情は成り立つと考えている人が多く経験者も多いということが分かりました。
このことから読み取れることは、昔ほど男性は子孫を増やそうと思う人たちが少なくなったということが読み取れます。
少子化が叫ばれる中、男女平等の社会となって、性よりも心を求める人達が多くなったのかもしれません。少子化はますます増えていくのでしょうね。
このことから脳科学や心理学からの観点と、実際はかなりの隔たりがあることが分かります。
異性の友人を恋愛対象として見るようになったことがあるか?
の質問では、男性56% 女性34.7% と友人から恋愛対象として見る人も増えています。
男女の友情を生物学的観点から見た場合
男女の友情を生物学的に見た時に、男女の友情が成り立つことは、人間の滅亡を示すものです。
全ての人たちが男女の友情を求め、本能を理性に変えた時は確かに人間は滅びていくでしょう。ということは、本能も人間にとっては子孫を残すために大切な物なのです。
男女の友情を生物学的に見ると
生物として人間をみると男女の友情はないといえます。なぜなら、男女の友情が成り立てば子孫の繁栄はないに等しいからです。
男性の役割はより多くの子孫を残すことで、女性の役割は優秀な子孫を残すことにあるからです。
男女の友情が成立してしまうと、この男女の役割を放棄することになり、種が滅亡してしまいます。そして生物として歪な形になってしまいます。
人間は動物と違って理性が後から付け加わりました。ですから、男女の友達は存在していますという人たちが増えてきたのです。
男女の友情を心理学観点から見た場合
心理学的にも男性の方が友情が恋愛に変わりやすい生き物と見ています。社会心理学者ルビンが友情と恋愛感情の尺度の違いを次のように分けています。
ルビンの心理学から男女の友情について
社会心理学者ルビンとは、デンマークの心理学者で1912年にドイツのゲッティンゲン大学に学位を受け1918年にコペンハーゲン大学の実験心理学教授になった人です。
友情関係
- 高く相手のことを評価する
- 信頼し尊敬を相手にしてる
- 相手と似ているところが自分にあると思う
恋愛関係
- 離れていると辛いし、心理学的にも身体的にも相手とつながっていたい
- 犠牲を払ってもかまわないので相手のために何かしてあげたい
- 2人きりになって相手を独占したい
男女の考え方の違い・男性心理では
- 目が何度も合う
- 触られる
の場合男性は「脈あり」と考えます。女の子が友達だと思って誰かれかまわずボディータッチをしていたら恋愛対象として見られ、デートに誘われることもあります。
勘違いされたくないような男性には「モテテク」を使うと話がややこしくなるかもしれません。
モテテクは
- 相手の良いところを見つけて褒める
- 笑顔で接する
- 適度なボディータッチ
- 目で落とす
- 聞き役に徹する
- ツンデレ(ツンとした態度とデレっとした極端な態度を持ち合わせている)
などのテクニックを使ってボディータッチなど、誰かれかまわずしていると男性が誤解する可能性があります。女性が友達だと思っていても、男性はそのように思っていないかも知れません。
生理学的にみると男性は普段は性欲をコントロールしていても、女友達と二人っきりになると夜遅い時間やお酒を飲んだ時に、本能的な行動をとる人が多いです。
現代の若い人たちは性欲の弱い男性が増えてきています。でも、「彼は友達だから」といって部屋に呼んだり、恋愛相談などしていると痛い目に遭うかも知れません。
しかし、男友達を好きになった時は、この心理を上手くつかむと成功する可能性があります。
男女の友情を固く信じている人の心理
男女の友情は「愛情と友情の綱引き」のような力学が働いていることがとても多いです。一線を超えないようにバランスが保たれているようですが、何かのキッカケでバランスが崩れてしまうと一線を簡単に越えてしまうことがあります。
しかし、男女の友情を固く信じている時は一線を越えることはありません。お互いに人間として素晴らしい人と思っているからでしょう。
男性の中でも男女の友情は存在すると固く信じている人もいます。その様な男性とお付き合いする女性は、女友達のお付き合いも認めてあげることです。
彼の行動を不安に思うなら「今度私も会いたいな」と女友達に合わせてもらうとよいでしょう。彼の女友達と合うということは、彼と女友達の抑止力になると考えられます。
男女の友情が成立すると考えられるのは
- 学生時代から何年も友達関係
- 恋愛感情がなく互いに認め合い尊重し合っている
- 友達として大切に思い恋愛感情がない
このような場合特に男性の方が理性を抑止していることがあります。本能は理性で押さえていますが、生物として男女の役割に逆らっていることになります。
1・連絡頻度が多くない
連絡を取る回数が少ない。連絡頻度が多くなると男女の場合恋愛感情を抱きがちで、こうなると友情でなく恋愛対象と見てしまいます。
2・価値観や考え方の共通理解
連絡回数が少なくても異性との連絡を取るのを嫌う人があります。自分が友達付き合いのつもりでもパートナーから見ると見方は変わります。ですから、価値観や考え方を理解することが大切です。
この2つを保つことで、長い友達関係が続けられることになります。
男女の友情を脳科学からみた場合
男女の友情はあり得ません。脳科学の上では男女の友情は成立しないと結論付けられています。
その理由は次のようなことになります。
性的魅力を感じます
男女の友情があるとお考えの方は、本当に同性同士と同じ行動を伴うことができるでしょうか?例えば女性同士なら一緒にお風呂に入ったり、目の前で着替えをすることができます。男同士でも一緒にお風呂に入ったりもするでしょう。
しかし、異性の親友とお風呂に一緒に入ったり、着替えをすることができるでしょうか?これが異性の兄弟姉妹なら何も感じないでしょう。
心理学的にはこのような性的魅力を感じるような行動は取りません。そのため、男女の友情はあると答えている人がいますが、脳科学的にもそれは自然なことです。
脳科学において
脳科学においては生殖可能な年齢で、脳は相手を異性として認識します。脳は友情の機能を停止して恋愛機能が働きます。
いくら自分が友達だと思っていても、脳は相手を性の対象として見ているのです。特に男性の場合は種を残すという本能的な部分が強いのです。
生殖不可能な年齢の男女の場合は、友情が成立する可能性はあります。
友情から恋愛に気持ちが変わる
友情関係が成り立っているということは、異性としてでなくてもお互い好意を持っていることになります。
多くの人間が存在する中で、嫌悪感や生理的に不快に感じる人と、好意を持つ人と存在しています。
心理学のお話で「吊り橋効果」というものがありますが、これは吊り橋のドキドキ感と恋愛のドキドキ感は同じものだというものです。
何とも思わない異性と吊り橋を渡り切った時でも恋愛が始まる可能性があり、まして、友情関係にある異性の場合このようなドキドキ感が起こった時に、恋愛に発展するというものです。
男性にとって強烈なモチベーションが性です。ですから、友人関係の中で下心が存在していないといったら嘘になるでしょう。
男女差の情の違い
女性の場合性的欲求が伴わないのは、母性本能があるので母親のような愛情の接し方ができるのです。
男性の場合モチベーションが性を対象としているので、母親のような愛情を注がれると勘違いをして性的欲求を起こしてしまいます。
性的欲求が少しでもついたら友達ではなくなってしまいます。どんなに友達だと思っていても相手がふとした拍子にドキッとしたり、スイッチが入ってしまったら、脳の中の恋愛脳が表面に出てきてしまいます。
全く性欲が湧かないという男性もいます。それは、女性との関係が居心地がよいので壊したくないため無意識に性を考えないようにしているのです。
脳は恋愛の領域で活発に動いているので、気が付かないふりや、自分をごまかしたりしているのです。
男性の場合初期の恋愛期間が終わってしまうと、男性脳は信頼で結ばれた友情を育む状態に変化しています。ですから、女性は「私に安心した」と捉える方がよいでしょう。
どちらかにパートナーができた時関係が壊れます
異性同士の友情は多くの場合学生時代に作られるものですが、卒業して違う道に歩みパートナーができた時に、友達だと思えば一緒に喜んであげられるはずです。
結婚式にも参列して心から祝福ができるはずです。
しかし、ほとんどの場合嫉妬が顔をだします。そして、恋人への配慮で異性の友達と二人で会うことを避けるようになります。
男女の友情が成立する場合
以上生物学、心理学、脳科学の観点から見てきましたが、どれも成立しないという結論に達しています。しかし、実際は成立するという意見の方が多いです。
それはなぜでしょう。ある条件が整えば異性の友情が成立する場合があります。そのある条件というのは次のことです。
- パートナーがいて結婚している状態でお互いが幸せな場合
- ベストフレンドの状態をお互い相手と維持している場合
この場合は男女の友情が成立するのです。
お互いが幸せな場合は成立する
このようにお互いが幸せで自分が自分として満たされている場合、お互いを認め合い尊重できる状態であれば友情は成立するのです。
そして2人でいることでエネルギーを増やしていき、どちらか片方だけが一方的にエネルギーを費やすことはなくなるのです。
友情+恋愛関係が理想
友情+恋愛関係を保つことで、恋愛関係や夫婦として長く共に歩くことができるといえるでしょう。恋愛感情は「盲目」の状態を伴い、これは、生物として必要なもので脳科学的に必然として現れてきます。
理性を養う
異性との友人関係を続けるためには、理性を働かせ本能をコントロールすることができれば異性との友情は続けられます。
肉体的欲求だけでなく、精神的な欲求も起こさせないようにして、自分と相手の両方の本能を抑えることで異性の友達関係が叶います。
セフレの場合は可能かも?
実際男友達、女友達と割り切っていても、その友人が別の異性と肉体関係を持ったとしたら、複雑な気持ちが起きるのではないでしょうか?
しかし、セフレの場合は感情はさっぱりしているので、男女の友情がある可能性があります。
男女の友情が続くための対処法
友達としてつなぎ留めたい場合は、彼氏の自慢話を聞かせることです。そうすることでまだ友人関係として付き合えることができるのなら友情は成立します。
ユーモアーのある人間で接する
ユーモアーのある女性はモテません。そのユーモアーを使って素の自分をさらけ出して付き合うと友情が長続きします。
男性はどちらかというと頼られたい本能のある生き物です。しかし、ユーモアーを持って接する女性を軽く見てしまいます。友達としての人間関係を構築する秘訣は、素の自分をさらけだすことです。
ですから、思う存分笑わせ上手のモテない女性として接し、それでも告白してくる男性は本物の男性で素晴らしいパートナーとなる可能性があります。
みんなの前で友達と公言をします
人間は役割を与えるとその通りに役割を果たしてくれるものです。ですから、貴方は最高の友達であると伝え感謝の念を表し続けると、男友達としての役割を果たしてくれます。
いつも感謝し伝えることが大切です。
恋愛を相談する
恋愛テクニックを友人男性、友人女性に聞けることは、とても心強いことです。恋愛アドバイザーがいるような心強い味方となってくれます。
恋愛の悩みを相談できる異性を持つことは、とても心強く男女の脳の作りは違いますので、自分が気が付かない視点から意見をいってアドバイスしてくれます。
支払いは必ず割り勘にする
自分の食べた物は必ず支払いおごってもらわないことです。これは心理学では「認知的不協和理論」といって、気持ちと自分の取った行動を矛盾させないという人間心理が働くのです。
男性がお金を支払うということは、彼女の前でカッコよく見せたいにつながるわけで、平等の友達関係の精神から離れています。
関係を変えたくなくて気持ちを増長させたくない時は、自分の食べた物は自分で払うようにすることで友情が続きます。
友情のカギは男性が握っている
男女間の友情のカギは男性が握っています。
男性が彼女が欲しいと思った時は「単純接触の原理」から身近な女の子の中から選びます。
異性と会う時にテンションが上がらない
異性と会う時に少しでもテンションが上がったら、それは男女の友情はなくなったということです。心理学では「好意の辺報性」といっています。
これは、人の行為は向けられた好意と同じだけ返したくなる心理で、貴方が異性として見ているなら、相手も異性として見ているということです。
食事中の会話には気を付ける
心理学で有名な「ランチョン・テクニック」と呼ばれる手法です。食事を誘って会話をすることは、脳内の快楽中枢に直結して「おいしい」と感じるので、会話も快楽中枢に連合しやすくその人の話を信じやすくなります。
相手の話を信じやすくなる効果があるので、食事中にやたらアピールしてくる場合は注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?男女の友情の場合成り立つと考えられる人の方が現実には多いようですが、生物学、心理学、脳学的には難しいように考えられます。
しかし、この世の中には男性と女性しか存在しませんから、人間らしい異性の友だちとして友情を育みたいですね。生物学的には友だち関係が成り立てば、破滅の道をたどることになります。
しかし、この世に生まれてきたからには、ポイントは自分が自分らしくどのように生きるかが大切ですね。
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