人の気持ちを考えることができ、思いやりのある人はとても素敵です。思いやりのある人は、一緒にいるだけで空気を温かくしてくれるような存在だといえ、家族や友人、会社の同僚などに慕われる存在だと言えます。
お互い思いやりを持つことで、辛いことでも頑張っていくことができす。公共の場でも他人に対して、マナーと思いやりを持っていると住みやすいと言えます。
では思いやりをのある人って実際にはどのような存在なのでしょうか。ここで思いやりのある人とそうでない人の特徴を説明します。
思いやりを持っている人の10の特徴
まずは思いやりのある人の特徴からご紹介します。
①周囲をよく見ている
思いやりのある人は、自分のことだけを考えるのではなく周囲の人のことをよく見ています。人というものは自分のことに集中してしまいがちですが、思いやりのある人は自分のことだけでなく、周りのこともよく見ているのです。
よく見ているから周囲の状況や人の変化を敏感に察知します。誰かの気持ちを知りたい、誰かを助けたいと思うのであれば、その人のことをよく知らなければいけません。周囲の人をよく観察することで、いつもと様子が違ったらすぐに察知して助けに行きます。
家族でもお互いを思いやっている家族は「今日は元気ないな」「何か学校で嫌な事でもあったのかな」などとその人の変化をすぐに感じ取ることができるのです。さらに人をよく見ていると、その人の得意な事や苦手な事も感じ取ることができるのです。性格や感情、行動パターン、考え方などもその人を観察することでわかります。
相手のことを知ろうとするのはその人に対して関心があって、その人に対して注意を払っているのです。人に関心を持つことや気遣いをすることは、おもいやりを持つことの第一歩だと言えます。
②行動や状況を先読みすることができる
人間観察をしていると、その人がどのように行動しているのかや、傾向を知ることができます。そのため、「今これをしているから、次はこうするかな。」などと、その人が次に何をするのか先読みすることができます。
例えば、家族なら夕食後にコーヒーを飲んでいるなら、「そろそろコーヒーを飲むかな」などと先読みをすることができるのです。それで言われる前に入れて上げたら、気が利く人だと思われるわけです。
疲れているなら「これから部屋に入ってゆっくりするのかな」などと気持ちを考えて、お願いしたかったことがあっても後回しするのです。このように人の行動を先読みして、そっと手助けしたり、相手のって最良の行動をすることができるのです。
③人の気持ちを察することができる
人の気持ちはその人にしかわかるものではありません。そのため、相手の気持ちを知ろうとしても100%理解することができません。だから、言葉で言ってもらわないとわからないことも当然あるのです。
ただ、言わなくてもある程度気持ちを察することもできるでしょう。しかし、それが出来るようになるためには思いやりの心を持つことが大切です。
人の気持ちを察するために、その人の立場になって考えることが大切です。つまり人の気持ちを察することができる人は、「自分が相手だったらどう思うか」 「自分が相手だったらどのように感じるか」ということを考えているのです。
それが出来ていないと、主観的に考えて、自分の主張だけを押し付けたりしてしまいます。相手の立場になって考えることで、言動や行動を配慮することができるでしょう。
④積極的にコミュニケーションを取る
気持ちを察することができるため、相手の変化にいち早く気が付くことができます。しかし、気づいただけで行動しないと思いやりがあるとは言えません。思いやりがある人は相手が困っていたり変化に気づいた時に、コミュニケーションを取ろうとします。
困っている人を見かけたら「どうしましたか?」と声をかければ、気遣っているということを相手に知らせることができます。
実際助けることができなくても、その人のことを心配している、助けてあげたいということを示すことができるため、その思いやりの気持ちはその人にとって励ましになるのです。
⑤気遣いができる
思いやりがある人は何度も言っているように気遣いが出来る人です。思いやりを持って気遣いをするということは相手のことを考えているのです。思いやりがない人はわざわざ相手のことを考えることがありません。
相手のことが大切だから思いやりを持って接する場合もあれば、会社などで仕事をうまく遂行するために気を使って人間関係を良くすることもあります。
⑥自分からサポートや手伝いができる
誰かが助けを求めていたり、手伝いが必要な時にすぐに察知して、自分ができることをしようと思いやりをもって接することができます。人と言うものはそれぞれ責任を持って物事を遂行する必要がありますが、時には誰かの助けを必要とすることがあります。
みんな時にはサポートしてほしいと思うときが当然ありますから、そのようなときに「お互い様」だと思って、見返りや損得を考えることなくその人をさぽーとすることができたら、それは思いやりのある人だと言えます。
⑦感謝の気持ちを忘れないこと
思いやりのある人はいつも感謝の気持ちを忘れません。何かをしてもらったときに当たり前だとは思わないのです。自分のために助けたりサポートしてくれた時に、助けてくれた人達が気遣いを持って努力してくれたことを知っているからです。
例えば、家庭であっても奥さんは当たり前のように家事をこなします。毎日のことで奥さんの仕事だと思っているため、家族は当たり前だと思ってしまいます。しかし、奥さんも時には疲れたり、家事をしたくないと思うときが当然あるはずです。それでも毎日家事をしてくれているのは、家族のためを思って頑張っているからです。
いつも家事をやってくれている奥さんに感謝の気持ちを忘れたら奥さんからも仕事を頑張ってきてくれていることに対して感謝されなくなってしまいます。
このように相手のことを考えて感謝を忘れないことで、お互いを思いやることができるのです。
⑧考えながら話す
思いやりがある人は相手に気を使うことができるため、相手に何か伝えたいことがある時は、言いたい内容だけでなく、どのように伝えようか考えながら話します。なぜなら言い方ひとつで人間関係を良好にできるか、壊してしまうかを知っているのです。
例えば、誰かからアドバイスや注意を受けたときに、内容は正論なのに、言い方が気に喰わなくて傷ついたことはありませんか。言い方が上から目線だったり批判的だと受け入れたくても受け入れられなくなってしまいます。
思いやりのある人は「こんな言い方をしたらこの人はどんな気持ちになるだろうか」などと客観的に考えて、思いやりのある言い方をすることができるのです。
⑨聞き上手
思いやりのある人は相手の話をよく聞いてくれます。その話をよく聞いて、その人の考えや感情を理解しようとします。人の考えや感情なんてどうでもいいという人からしたら、人の話を聞くことは面倒でしかなく、時間の無駄だと思えるでしょう。
しかし思いやりのある人は話しを聞くということで相手への関心があるということを相手に示しているのです。面倒に思わずその人の気持ちを理解しようとするため、相手も安心して話をすることができるのです。
⑩心に余裕がある
思いやりがある人は自分のことだけでなく、周りの人に対しても関心を持つことができるため、心に余裕があると言えます。心に余裕がないと自分勝手な態度になってしまったり、主観的な考え歯科出来なくなってしまいます。
そのため、思いやりのある人は心に余裕のある器の大きい人間だと言えるでしょう。
思いやりのない人の5つの特徴
では逆に思いやりのない人にはどのような特徴があるのでしょうか。
①自分の欲望を最優先してしまう
思いやりのない人は相手のことを想うよりも先に自分の欲望を優先してしまうところがあります。
例えば、旦那さんが常に自分優先で奥さんの気持ちを考えずに、奥さんが体調が悪くても、「ご飯まだ?作れないなら普段から作り置きぐらいしときなよ」などと食事のことばかり考えて、思いやりのかけらもない言動をするのです。
具合悪そうにしてたら、せめて「大丈夫?」などと心配くらいして欲しいですね。体調悪くて寝込んでいるのに、気遣うことなく男性自信の欲求を満たすために具合が悪い奥さんを要求してくるようでは家政婦だと思われても仕方がありません。
このように自分の欲を満たすことしか考えないような人は思いやりのある人とは言えないでしょう。
②自己愛が強い
人への思いやりよりも自己愛の方が強いタイプがいます。友人が落ち込んでいたり、悩んでいたとしても関係なく、自分以外の人間が辛い思いをしても興味がないため、相談に乗ったり助けることはありません。
興味がないため、真面目に相手の話を聞こうとせず、自分の話ばかりしてしまいます。いつでも自分が話の中心にいないと気が済まないのです。思いやりのある人は自ら話題の中心にならなくても、自然と話題の中心になることができるため、周りの人からも慕われていると言えます。しかし、そうでない人は誰も話題を振っていないのに、注目されたくて出しゃばるため、誰からも好かれずめんどくさく感じられてしまう可能性が高いでしょう。
③いつも人任せにする
「親しき仲にも礼儀あり」と言うように、大親友ともいえる存在だとしても思いやりがないと人間関係が壊れてしまいます。動くのが面倒に感じていつも人任せにしたり、自分で決めるのをめんどくさがって他の人に判断を任せてしまう人は思いやりがないと言えます。
人の意見に従えばまだ良いのですが、自分からその人に押し付けておいて、後で愚痴や文句を言う人は思いやりがありませんし、その人を嫌な気持ちにさせてします。
どうしても自分で行うことができず、他の人にお願いする場合は、常に感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
④人の気持ちを考えない
「こんな言い方したら傷つけるかな?失礼かな?」という考えを持っておらず、人の気持ちを考えない言動をしてしまう人は思いやりのない人だと思われてしまうでしょう。時には本音を伝えることも大切ですが、素直に物事をいうことと、人の気持ちを無視した発言は全く違います。
相手のことを想って注意したり怒ったりするときに、相手の気持ちを考えずに無神経に否定したりひどい言葉を投げかけるのは思いやりがあるとは言えません。もし自分が逆の立場ならこれを言われたら絶対傷つくと言う事を考えることなく、自分の思うまま発言する人は思いやりがあるとは言えないでしょう。
⑤自己中心的である
世の中は自分の思い通りにはなりません。時には嫌な事でも我慢しなければいけないこともありますし、自分の好きな事だけしてればいいと言う事はありません。しかし、思いやりのない人は自分が原因で人が苦しんでも関係ないというそぶりをするのです。
結局自分さえよければいいと考えているため、周囲の人が苦しんでいたり、良くない状況になったとしても自分は関係がないというそぶりを見せるのです。
自分が幸せになるために、人を利用したり、犠牲にするため、思いやりがないため、周囲の人の信頼を失うことになります。
思いやりのない人は自分も利用されますし、一緒にいても良いことがないと思われて気づいたら独りぼっちだったと言う事になってしまうのです。
まとめ
いかがでしたか。思いやりのある人は誰に対しても気遣うことができるため、相手からも思いやりを持って接してもらうことができるでしょう。思いやりのある人になることによって、物事をうまく回すことができますし、自分が助けてほしい時に助けてもらうことができるでしょう。
人というのは1人で生きていくことはできません。常に感謝の気持ちを持って相手に接していくことが大切なのです。
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