足の冷えの原因や治し方について!何を改善すればいいの?

冬なら足が冷えてしょうがないというのは解りますが、夏場のこの時期にエアコンの影響で足が冷えてしまうという方は結構多いと思います。一般に女性に多い症状で、さらに痩せている人に多いという統計も出ています。

これらは女性の生理の関係で鉄分が不足しがちになり、さらに筋肉量も少ないので身体全体の熱量が不足しているというのが原因です。また、最近では男性でも、足が冷えたりする傾向もあるようです。従来の男性は、食事に関しては量といい、栄養の点といい、問題のない食事をしている人が多いという理由からですが、最近では、食事の量が減っていたり、栄養バランスが非常に崩れていることが理由と考えられます。

今回は、夏でも足が冷えてしょうがないという、その対処法をご紹介します。

足が冷える原因

水浴びの足

足が冷える原因を紹介します。

血液がどろどろ

食生活や生活習慣が原因で、体内の血流がよくないと、熱も足先の末端まで届きません。特に末端の毛細血管はものすごく細く、その中を血が通って体温を維持するのですが、いわゆるどろどろ血ですと、流れが悪いので、末端まできちんと血が流れにくくなってしまいます。それが、足の冷える原因です。

身体の歪み

身体が歪んでいますと、その歪んだ部分で血流が悪くなり、血が滞ります。血が滞った部分では、老廃物も流れにくく、うっ血が起こり必要な栄養素や酸素などが運ばれません。その影響で冷えが生じます。

食事がよくない

先に書きました、血液がどろどろとなる原因の一つが食事です。俗に言う、インスタント食品やファストフードなどの食事をかなりの頻度で取っている人は、栄養バランスが偏りがちで、血管の老化も含め、血流が非常に悪い傾向にあります。

原因はその食事の添加物や油が元凶になっているケースがほとんどで、血管に弾力性がなくなり、血液自体も変形したり、充分な栄養素が運ばれなくなってしまう傾向にあります。

たばこの影響

タバコ 女性

これまでにも体調不良や身体的に問題が起きた場合の理由の一つに、必ず喫煙がありましたが、今回の足が冷えることに関しても、例外ではありません。身体の中に喫煙した際の一酸化炭素が増え、赤血球が酸素を運べないために身体を冷やしてしまいます。

当然、やめるに越したことはないと思われます。また、副流炎も問題となっています。いくら喫煙する場所が離れていても、同じ部屋の中では煙は端まで届きます。それは喫煙しているのと同じになってしまいます。

レストランや大勢の人が集まる場所へ行く際は、完全分煙されていて煙が来ないところかどうかをきちんと確認をしたほうがいいかと思われます。

喫煙に関しては、今でもなぜか吸う人が優遇される状態がほとんどです。また、吸う人もほとんどが回りに遠慮をしません。この辺は早々にもっといい環境を整えてほしいものです。

胃腸不良

胃腸が普段から丈夫でないと、充分な栄養が吸収されずに栄養失調状態に近い形になります。そのような状態が続くと、血管自体の柔軟性が損なわれたり、動脈硬化という血管の老化血管自体に亀裂が入ったりします。

よって、充分な熱量が末端まで行き渡らず、冷えと繋がります。

運動不足

人間の身体の熱を作っているのは、筋肉が半分近くを担っています。ですから普段から適度の運動をしないと、身体の代謝も鈍くなりがちです。また、運動をしないことにより筋肉量が減ってしまい、熱を作りにくくなります。

また、これは余談になりますが、筋肉というのは水分を多く含む仕組みにもなっており、筋肉量が減るとが体内の水分量を減らす原因になります。お年寄りが熱中症にかかりやすいのも、筋肉量が減り水分をキープしにくくなるからです。これもまた冷えにもつながりますので、注意が必要です。

自律神経の乱れ

規則正しい生活を心掛けないと、自律神経が乱れます。この自律神経というのは、人間が意識しなくても体温や呼吸などを司り、身体の調子を整える役目をしています。

ところが、寝る時間が決まっていない、キチンと寝るべき時に寝ない、食事時間がバラバラで特に寝る前に食べたりするなどの生活習慣が乱れていると、この自律神経が正常に働きません。

よって、本来は体温が低くてもいい時に高くなったり、低すぎたり、内臓が休みたくても休めないと過剰に疲れがたまる状態になります。また、不眠や精神的にイライラしたりということも起こります。

ストレス

これもまた、いろいろな病気の原因には必ず絡んできます。そして、厄介なのが、原因として特定できないことです。極度の緊張などが続くとストレスがたまりすぎ、それが原因となり自律神経の乱れや、血流の乱れ、睡眠不足などで足などの冷えの原因になります。適度にストレスを発散させる環境を作ることをお勧めします。

足の冷えの改善法・予防法

筋トレ

足の冷えの改善方法と予防方法を知っておきましょう。

筋肉量を増やす

冷えの原因の一つは筋肉不足です。筋肉は脂肪を燃焼し身体を温めます。ところが、その筋肉自体が少ないと、熱を作り出すことができません。無理なダイエットをしたり、食事の際に筋肉を作る肉や魚などのたんぱく質の摂取量が少ないと筋肉も減少し、必然、熱を作り出すことができません。

人の身体は、適度の筋肉がないと、熱を発することができず、必然冷えてしまいます。そして、夏場は暑いからと、外出しないとか、汗をかくのが嫌だからと、階段を使わずにエレベーターやエスカレーターばかりに頼ると、筋力も落ちてしまいますし、筋肉の熱量が減ります。

また、歩かなくなることにより人間には廃用萎縮という仕組みがあり、使わないためにどんどんと機能が損なわれるという悪循環も起きます。これは、筋肉だけでなく、脳も同じです。認知症も原因はこの使わないことによる萎縮が起きるのです。これは本当に注意をしたほうがいいかと思います。

このようなことは、行く行くは寝たきりということになることの原因にもつながりかねません。

適度の運動

適度の運動は先に書いたとおり、筋肉量の減少につながりますが、別の意味もあります。それは、ストレスの解消に役立つようにするものと考えていただきたいと思います。ストレスはいろいろなところで身体に影響を与えると考えられ、それを解消する目的として、適度の運動をお勧めします。

何も必ず毎日行わなくてもいいので、週に一度程度は身体を動かします。スポーツを行うのでもいいし、手軽なウォーキング、山登りや散歩でもいいかもしれません。

それと、必ずやらなければいけないというような、自分にプレッシャーをかけないことも重要です。逆にストレスになりかねません。

着用するもの選択する

血流を良くするうえでも、身体を締め付ける洋服は避けたほうがいいかと思われます。それほどきついものは着用することはないかと思いますが、ストッキングなども若干の影響はありますし、特に気をつけないといけないのは、補正下着です。

見た目をきれいにするためには、どうしても着用したいものだとは思いますが、冷えがきつい人は、避けることが望ましいと思われます。

食事の改善

一番効果が出やすいのは、食事かと思います。特に今はコンビニなどで食事が手に入りやすい上、内容は非常に身体に悪いものが多い傾向があります。日本は諸外国に比べて添加物の許容範囲が広く、諸外国では禁止されているものでも結構使われています。

これらは身体を冷やし、ひいては足も冷やす一因とも言えます。よく血圧が上がるからと、塩分を控える人もいますが、その塩分よりも始末におえないのが、この添加物です。添加物は、やはり血圧を上げる一因ともなりますし、発がん性のものもあります。これらの食事が週一程度の少ない頻度であれば、問題ありませんが、一日一回とか、週のほとんどがそのような食事であれば、見直さねばなりません。

また、そのような食事を一切取らないようにしようとしても無理があります。その場合は、家で食事する時など、栄養バランスに気をつけて、身体にいいものを取るようにしましょう。

どのようなものがいいかというと、基本的に生で食べれる物は、身体にいいとされています。生野菜、刺身などです。また、発酵しているもの、例えば納豆、漬物などもいいとされています。

これらには、酵素という身体を健康な状態に維持してくれる栄養素であり、これが不足することが、代謝を悪くしたり、血液をどろどろにします。さらに、とってしまった添加物なども排出してくれる役目もあります。

体内デトックス

身体の中に溜まった毒素などは、排除するようにしたいものです。添加物の多い食事は、必然的に毒素がたまってきてしまうのです。それを排除するには、デトックスで効果のある野菜ジュースがいいかと思います。生野菜をミキサーで粉砕して、豆乳などで割って飲みます。

また、毒素は汗と一緒に出ていく傾向があります。適度な運動を行い、汗をかいているのでしたら、問題ないのですが、特に汗をかきたくないと思っている人も多いので、毒素を出すことが難しくなっています。この場合はサウナや半身浴などで汗を意識的に出すようにすることで、デトックスをして、冷えの改善につなげることをお奨めします。

まとめ

いかがでしたか。冷えは身体全体のバランスも考慮し、考えて対応していかないとなかなか良くならないと思われます。このような体質に、長い年月かけて悪い状態にしてきてしまったのですから、短期間で簡単には改善できません。地道に体質を変えていく努力をすることが大事かと思います。

逆に冷えるからと厚着しても、エアコンを弱めても本質的な解消にはなりません。普段を食事を変えずに、いいものをたまに食べてもあまり効果は望めません。

これらのことは一過性で考えるのではなく、根本的なところで解消して、冷えの感じない快適な身体にしていくことが望ましいかと思います。

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