癖には色々ありますが、さまざまな癖をみて何故だろうと、感じられた方は多いのかもしれません。爪を噛む人は良く見かけます。そのために爪が小さくなっていたりします。
噛み癖とは爪だけでなく、人の肌も噛む人がいるとは知りませんでした。子供がやっているのを稀に見ることがありました。でもふざけてやっているのだろぐらいにしか、気を付けていませんでした。
噛み癖には大人になり切れていない、大人が現在は多く出現し、このような行動をとる人が多くなっているようです。噛み癖についてみてみました。
噛み癖の心理とは
噛むという心理の裏にある、心理的要因はどの様なものがあるのか、見てみたいと思います。
噛む心理の裏側には、色々な理由があることでしょう。
ストレスを発散するため
噛み癖の心理の根底に、あるものを考えてみると、子供を含めてストレスを、発散しているという心理が見えます。
子供の頃は爪を噛んだりするのは、何かの不安を抱えていたり、心配事や欲求を抑えている状態の時に、子供が良く爪を噛んだりします。
社会生活の中でストレスを抱え、抑圧を受けている時に、発散したいという心理の中から、噛み癖が無意識に出てくる人もいます。
自分の感情をしっかりコントロールができないで、情緒不安定な精神状態であるため、恋人やパートナーの身体を噛みたがる心理状態が、大人になっても治らない幼児性を含んでいます。
かまってちゃん心理
パートナーの身体を噛む噛み癖などは、感情に任せた幼児性のある行動で、相手を噛みつく行為を、抑える事のできない衝動の甘えです。
自分の快楽を社会性を無視して優先する、いわゆる脳機能の未熟さといわれても、しかたないのではないでしょうか?
また心的ストレスが身体に出てしまいやすい、親から幼児期に何らかのトラウマがあるとも考えられます。
本人はかまってちゃんの意識が強く、相手に甘えさせてほしいという意識が働くのと、自分のことをもっともっと意識してみてほしい、という心理が働いていることが多いです。
女性の肌を噛む行為は、幼児がお母さんのおっぱいを、吸う行為に似ています。女性の身体を噛む心理は、「口唇欲求行動」といって母親に抱かれ、おっぱいを吸っている幼児が、安心感を得ようとしている心理です。
噛む行為は無意識の行為ですが、深層心理にはこのような幼児性が含まれているのです。
愛情表現
単なるストレスを解消するために、誰かれかまわず人の身体を噛む大人はいませんが、恋人やパートナーなどの関係性のある中で、身体を噛む心理は愛情表現の、現れとみてよいでしょう。
お酒を飲んだりしてふざけて、人の身体を噛む人も中にはいるかも知れませんが、お酒も飲まないで人の身体を噛む人は、可なりの確率で「あなたが好きでたまらない」という愛情表現にも見られます。
噛むという事は食べるということです。女性の身体の一部を噛みたがる男性は、「食べてしまいたいほど君が好き」というアピールをしたいという、男性の噛み癖の心理のようです。
相手の愛情の深さを測るための心理
相手の愛情を確かめるための、心理も働いています。噛み癖のある人は、最初は甘噛みで満足していても、だんだんとエスカレートして、強く噛む人が多くなってきます。
相手は痛いから嫌だといっても、嫌な行為をすることで愛情を確かめようとします。相手が嫌がる行為をして、愛情を確かめるという我が儘な行動です。
このような我が儘な行動は、相手の気持ちを推し量ることのできない、我が儘な幼児性が成長できないで、大人になっても噛み癖が残っているのです。
独り占めしたいという心理が働くと、噛み癖の人は強くパートナーの身体を、噛むことがあります。
君は僕だけのもので誰にも、触れさせないという心理から、烙印を押すように噛む男性もいるようですが、これも幼児性の抜けきれない、自己中の人物といって良いでしょう。
二人の関係を試すための心理
二人の関係性が崩れないという自信がなければ、いくら幼児性の感情に任せた行動といっても、余りやる人はいないはずです。
二人の関係がある程度進行してから、信頼関係ができあがり警戒心も解けたところで、噛みたいという心理が働くのであって、まだお付き合いして間がないのに、パートナーの身体を噛む人は、可なりの幼児性があり本能のまま、行動する人ですので注意が必要です。
女性の皮膚感覚が好きな心理
ただ単に女性の柔らかい肌を、噛むのが好きという行為です。柔らかい肌に歯を立てた時に気持ち良いという心理です。
でも相手の痛いという感情を、理解できない問題行動のある男性は、もし結婚しても自分の欲求を満足させるために、妻の嫌な事も平気でやる、人間の可能性がありますね。
爪を噛む噛み癖について
爪を噛む噛み癖の人は無意識にやっているのですが、爪を噛むため先端がギザギザになり、また深爪になって、見た目が良い印象を与えません。
癖には色々ありますが爪を噛む癖は、どのような人が多いのかみてみました。
自制心の欠如によるもの
大人が爪を噛むときは、自分の思い通りにことが運ばないときや、自分をコントロールできないストレスが重なった時などに、爪を噛む行為をおこなうことがあります。
思春期の頃や社会人になってから、噛み癖が付く人もいます。物事が自分の思うようにいかない場合や、自分を上手くコントロールできない時、苛立ちや情緒不安定になっている、心理的要因によるものです。
繊細で傷つきやすい性格
繊細で傷つきやすい性格の人が、爪を噛む人の心理です。ストレスを自分で処理できなく、自傷行為に爪を噛む、行動となってしまうのです。
デリケートで精神的な成長が遅れ、人間関係などのストレスに弱い人間だと言えます。
人の気を引きたい心理
大人が爪を噛む行為は、自分に自信を無くし誰かに甘えたいが、素直に甘えられないなどの心理の時に爪を噛む行為をします。
また相手の気を引きたいときにも、このような行動をとることもあります。
落ち着きを取り戻すため
爪を噛む刺激で気持ちが落ち着くことがあり、落ち着きを取り戻す心理状態が働き、小さいころからの癖が治らなくて、本能的に行動に出てしまいます。
煙草を吸うと落ち着くという人が、煙草飲みの人にいますが、それと同じ心理と考えると良いと考えるのですが、爪の噛み癖の人は、ストレス解消法で煙草のような、悪癖とは違うという説もあります。
子供の頃の寂しさや愛情の少なさを、爪を噛むことで守ってきた自己防衛本能を、脳が覚えていて大人になっても、自然に出てきてしまうのです。
恐怖心を無くすため
ジェットコースターや自分が今まで、やったことのないものに挑戦するときに、恐怖心を払しょくするため、無意識にやっている人がいます。
自分の平常心を保つために、自分が経験しない恐怖を追い払うために、無意識にやっている爪を噛む行為は自傷行為と同じです。
噛み癖はやり場のない空虚感や、孤独感など自分でどうすることもできない、心理状態の時に爪の噛み癖が起こります。
対処法としてはストレス発散方法を、多くの人たちと交わる趣味や、スポーツなどするとよいでしょう。
爪を噛む癖にも利点がある?
爪を噛む癖は免疫機能を活発にするという説があります。またモーリー・マスラー博士によるとストレスを発散させるのに、爪を噛む癖は大切な方法だという説もあります。
免疫機能を活発にさせるということは、私たちの指先や爪には様々な菌がいて、バイキンだらけでとても不潔です。
そのばい菌が爪を噛むことで口の中から侵入し、さまざまなばい菌が口から侵入することで、免疫機能が活発になって、免疫機能を鍛えることで、自分自身の身体が抵抗力をつけて、強力な細菌やウイルスが、侵入しても撃退できるという説です。
遺伝的要因?
アメリカの爪を噛む癖は、遺伝因果関係を調べ、爪を噛む癖は遺伝するという発表があったという説もありますが、真相は現在のところ分かりません。
爪を噛むのに先天的要因もあるのかもしれません。噛み癖は後天的要因が強いと感じていいましたが、しかし先天的要因もあるのでは、ないかという説もでています。
噛み癖の予防法
噛み癖を改善したり予防したりできるのでしょうか?癖となって無意識に出てくる行為は、自分では気が付かないものがあります。
口唇欲求行動(時々噛む癖)
噛み癖を治す予防法としては、子供の場合は良くない行為と教えたうえで、親とのコミュニケーションをとるため、子供の言っていることに十分聴く耳を持つことです。
またスキンシップを増やして、子供の精神状態を安定させることが大切です。
大人の場合は子どもと同じように、精神的な安定を図る事が大切で、親や家族との触れ合いを多くして、安心感を抱かせることが必要です。
常習的な自傷行為(しょっちゅう噛む癖)
こちらは本人の欲求不満が大きく、子供の場合だと親に関心を向けてほしいと、いう心理がある場合があります。
大人の場合も親や他人の関心を、引きたいという心理や、家族や恋愛、仕事がうまくいかないなどの原因で、情緒不安定になっている場合に、自傷行為を行うことがあります。
大人が噛み癖などの、自傷行為をやめられないのは、自制心がうまく機能してないからなのです。
しょっちゅう噛む人の対処法は、自傷行為自体を物理的に防ぐことを、心がけることが大切です。例えば専門機関で爪に、アクリルで保護してもらったり、バイスターストップなどの、苦みのある薬を爪に塗るなどします。
相手に伝える
子供の場合もそうですが、大人の場合も噛まれて不快な思いをしたら、それは相手にきちんと伝えることが大切です。
相手の気持ちが分かっても、制御できない場合は、衝動制障害の身体疾患とも考えられますので、専門医に相談することも必要です。
心療内科の受診
爪を噛む癖ぐらいという、自傷行為を放置していると、自傷行為がエスカレートする場合もありますので、できるだけ早い時期に、心療内科の受診を受けられることをおすすめします。
2~3歳児の噛み癖について
子供の噛み癖は6ヶ月を過ぎた、丁度歯が生える時期に、歯茎がむずがゆくてしょうがなく、また噛む感触を確かめる成長過程で、子供の噛み癖がつくことがあります。
2~3歳児の噛み癖の原因について
しかし乳歯が生えそろう2~3歳ぐらいの子供でも、噛み癖が付いている子供がいますが、はっきりとした原因は解っていません。
この時期は自我が芽生える頃で、自分が言いたいことを上手く伝えられなくて、自分の気持ちの表現の一つとして、噛み癖が付いているのではないか?といわれています。
子供の噛み癖の場合親からの愛情が、薄いためとよく言われますが、しかし親から愛情を一杯に受けている子供でも、噛み癖が付いている子供がいますし、愛情が薄いという科学的根拠は証明されていません。
しつけとして子供の噛み癖を治すのは、親も一緒になってこの頃から、注意していくことが必要です。
2~3歳ぐらいの子供の原因と思われるもの
甘えたい気持ちの現れ
甘えたい気持ちを2~3歳ぐらいの子供でも、上手く言葉で伝えられないことがあります。例えば親が何かに集中し、子供の相手をしない時間が長った場合や、弟や妹が生まれて、以前より自分が注目されていないと思われるときなどに、口腔の刺激が安心感を持つことから、かまってほしい気持ちが強く現われ、噛みつくことがあります。
自分でやりたいという意思表示
自我が目覚めだした頃に、親が手伝うのを嫌う時期があります。「自分でやりたい」という状況で嫌な気持ちを表現していることで、噛みつく攻撃行動をとることがあります。
攻撃の手段として
友達や兄弟とおもちゃの奪い合いをしている時に、喧嘩して気持ちが昂って、相手に遊び攻撃行動の方法として、噛みつくことがあります。
挨拶の意味を兼ねている
幼稚園や保育園で、友達にかみつくことがあります。この場合は「おはよう」などの挨拶としての意味合いが強いです。
2~3歳児の噛み癖の対処法
子供がかみついたとき、何故そのような行動をしたのか、しっかりと考えることが大切です。子供がやった気持ちを理解し、噛ませないようにするには、どのようにしたら良いのか、注意点や対処法について見てみました。
噛ませないための方法
子供が友達と遊ぶときや、家で一人でいる時に、子供の行動を注意深く、観察することが大切です。注意深く観察していると、噛むタイミングが子供の表情や仕草から、ある程度予想がついてきます。
友達や親に噛みつきそうになったら、気を逸らして話しかけたり、違う遊びに誘ったりすることが必要です。そして子供の気持ちを代弁してあげることが、子供の噛み癖を予防できるのです。
子供が「自分の気持ちを分かってくれた」と思うように「おもちゃ取られて悔しかったね」「積み木が倒れて残念だったね」と子供の気持ちを代弁してあげることです。
自分の気持ちを代弁してくれることで、子供の気持ちは落ち着き、言葉を使った表現方法を学ぶことができ、成長にともなって噛み癖もなくなってきます。
噛んでしまったときの対処法とは
友達や親を噛んでしまったときは、後から注意するのではなくて、その時に声をかけて注意をすることが大切です。
子供が噛みついたところをみせて、「ここ〇〇ちゃんに噛まれてとても痛いよ」「◇◇ちゃんはとても悲しんでいるよ、ごめんなさいは?」と子供と目を合わせて、状況をしっかり説明することが必要です。
注意点は感情的に怒鳴るのではなく、冷静に落ち着いて説明し、言い聞かせることがポイントで、子供が謝るのを拒むときは、一緒になって親も謝ることで、子供も謝り方を学びます。
2~3歳頃になると子供の噛む力も強くなり「噛んではだめ」と叱りたくなる気持ちはありますが、本人は何故叱られているのか理解できません。ですからまた同じことを繰り返します。
子供が友達や親を噛んだ時は、子供の気持ちを代弁することがとても大切です。そうすることで自分を理解してくれたと、子供も落ち着いてきます。
自分の感情を言葉で、伝えることができるようになれば、自然と治っていきますので、余り深刻に考えず、おおらかな気持ちで子供の気持ちを、代弁してあげてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?噛み癖について見てきましたが、噛み癖についても大人の噛み癖や、子供の噛み癖についても違いがあります。
根本的な心理としては、自分の想いが達成できなかったり、不安心理がそのようにさせているように考えられます。
有名な国際女優や男優の中にも、爪を噛む人たちは多いようですが、現在は体が大人でも精神的に大人になり切れない、子供のまま大人になった人が多いのでしょうか?
爪を噛む行為も無意識のうちの、防衛反応がすることと思いますが、やはり大人になってもその癖が治らない時は、程度にもよりますが専門医に、相談することは必要な気がします。
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