就職活動・転職活動でようやく最終面接まで漕ぎつけたのに、「最終面接で落ちた」となるとショックが大きすぎますよね。特に第一志望の企業の最終面接で不合格通知が来ると、ガッカリして立ち直れなくなります。就職活動を続ける気力もなくなります。
新卒でも転職希望者でも、最終面接で落ちる人には共通の特徴があります。また、最終面接で落ちても、そこからできることがあります。
最終面接で落ちる人の共通の理由と特徴、最終面接で落ちた時の対処方法についてお伝えしますね。
この記事の目次
就職活動の最終面接で落ちる人とは?
一年以上かけて就職活動をしてきたのに、「最終面接で落ちた」のは正に悪夢です。特に第一志望の企業で落ちると、ショックが大きすぎて立ち直れなくなります。次の志望企業の面接を受ける気力も失ってしまいます。
でも、「最終面接で落ちた」人には共通する理由と特徴があります。こういう就活生は、どの企業の最終面接でも落ちる可能性があります。採用されなかった理由を把握して改善し、次の就活の対策を考えるようにします。
[面接ではコミュニケーション能力を見る」
面接では、企業(会社)の人事採用担当者は応募者の新卒学生のコミュニケーション能力を見ています。コミュニケーション能力には、非言語と言語の2つの能力があります。採用担当者は両方の能力を見ています。
コミュニケーション能力が低いと、入社してから上司・先輩・同僚と良好な人間関係を構築できず、仕事に支障をきたす可能性があります。
応募者が採用担当者に与える印象は3つの情報で決まる
採用活動をする企業側の担当者は、短時間の面接で応募者が企業にとって役立つ人間かどうか見極める必要があります。新卒者は就業経験も職歴もありませんから、新卒採用では面接時の採用担当の印象が重視されます。
話し手が相手に与える印象は、①視覚情報 ②聴覚情報 ③言語情報の3つの情報で構成されます。視覚情報とは、見た目・身だしなみ・態度・動作・表情です。視覚情報とは、声の大きさ・声の高低・話すテンポ(速さ)です。言語情報は話の内容です。
印象は視覚と聴覚の情報で決まる
面接で学生が採用担当の相手(企業担当者)に与える印象の55%は、視覚情報で決まります。そして、印象の38%が聴覚情報で決まります。言語情報は、わずか7%しか影響しません。もちろん、受け答えの内容は重要です。採用の合否を大きく左右します。でも、見かけや話し方が面接の選考に大きく影響しています。
マナーが面接の選考を左右する
面接を受ける学生のマナーは、視覚情報の一つです。就活生はまだ社会人ではありませんから、ビジネスマナーを十分心得ていません。しかし、常識的なマナーや言葉遣い・敬語の遣い方を知らないと、面接する相手に不快な印象を与える可能性があります。
[最終面接で落ちる人の受け答えの特徴]
最終面接は、志望する会社(企業)の社長や役員が行います。それまで何度か人事採用担当者が面接して選考した就活生(新卒者)を企業役員と社長が面接して、最終的な採用の合否を決めます。社長や会社の役員たち企業トップの経営者は、採用担当の社員たちとは異なる採用基準を持っています。
採用担当者は「入社してから企業に役立つ人材か?」「入社してから仕事に役立つ知識・スキルなど能力があるか?知識やスキルを身につけて伸ばす力があるか?」を選考の基準にします。社長や役員たちは「志望動機」「入社意欲」「志望の熱意」を重視します。
①企業研究を十分にしていない
就職活動をする学生は、たいてい同じ業界の複数の企業に応募します。志望する業界の業界研究をしておけば、応募する会社全部に通用します。企業研究は1社1社違います。志望企業の企業研究を十分に行っていないと、企業の方向性がわからずトンチンカンな受け答えをする可能性があります。同業他社との比較や企業理念についての把握も、しっかりしておく必要があります。
志望企業への熱意・入社意欲を疑われる
企業研究が不十分だと、最終面接で社長や役員たちが満足する受け答えができません。社長や役員は応募者の熱意や入社意欲や志望動機を疑う可能性があります。「内定しても、内定辞退するかもしれない。他に第一志望の会社があるのだろう」と、考えます。
②自己PRしようとして奇をてらう
内定を獲得したいために自己PRで奇をてらう学生がいます。最終面接で、今までとは全く違うアピールポイントで攻めます。それまでの採用担当者との面接ではしなかった強みをアピールしたりエピソードを話したりします。
最終面接を行う社長や企業役員は多忙です。それまでに面接した人事の担当者から志望理由・自己PRなどの資料が手元に届いています。最終面接前に、応募者がどんな人物か、だいたいのイメージを描いています。それなのに、今までの面接とは違う自己PRや自己アピールをされると戸惑います。評価するどころか「信用できない人物」という印象を持ってしまいます。
③致命的な失言をする
最終面接で致命的な失言をすると、合格率はゼロに等しくなります。例を挙げると、「当社が第一志望ですか?」という質問に、「いえ、第一志望は他の会社です」とか「できれば合格したいと思っています」などと正直に答えると、たいてい不採用になります。最終面接をする社長や役員は「はい、御社が第一志望です」という答に、熱意と意欲を感じます。
④緊張してまともに受け答えできない
たいていの学生は、大手企業の社長・経営者や企業役員と会う機会はほとんどありません。志望企業の最終面接で会社の社長や役員たちと初めて接し、緊張してまともに受け答えできなくなる就活生が少なくありません。
会社側は「何回か面接を重ねて、志望動機や自己分析も磨かれている。当社の社風についても理解できているから、堂々と面接に臨めるはずだ」と考えています。
質問に対する答えがチグハグ
緊張感が高まると、質問と答えがチグハグになる可能性があります。志望動機を質問しているのに自分の長所や強みを述べたり、仕事のイメージを質問されているのに関係のない自分の価値観について話したりします。
論理的な回答ができない
緊張感が高まると、論理的な回答ができなくなる可能性があります。最終面接では、社長と役員は「志望動機が本気か?」「本当に入社する気持ちがあるのか?」を確認しようとします。同じ質問を複数の人がすることがあります。そうなると、新卒者は緊張して頭の中が真っ白になり、論理的な回答ができなくなります。
声が小さい
たいていの人は緊張すると声が小さくなります。声が出なくなる人もいます。声が小さいと表情まで硬く暗くなります。自信がなく暗い雰囲気になります。
目線が泳ぐ
緊張すると、目線が泳いでしまう人が少なくありません。しかし、不採用になった理由が「目線が泳いでいる」ことが多いのも事実です。目線が泳いでいると、自信がなさそうで信用できない感じになります。相手の目を見て真摯に応対することが採用理由になることもあります。
⑤会社の雰囲気に合わない
人事の担当者が書類や面接で選考を重ねて最後に残った応募者を、社長と役員が面接して最終的に合格かどうか決定します。この最終面接で「うちの会社の雰囲気に合わない」「我が社の社風に合わない」と思われることがあります。これは、社長や役員などのフィーリングによるものです。そのフィーリングは長年会社の経営に関わってきた人たちの経験に基づいています。しかし、応募者にはわかりにくい採用基準です。
[最終面接で落ちる人のマナーの特徴]
最終面接で落ちる人には、マナーや見かけに共通した特徴があります。最終面接をする社長や役員は、応募者のマナーや外見を気にします。マナーや外見の悪い社員は企業の評価を落とす可能性があるからです。
①面接態度が悪い
最終面接で落ちる人は、たいてい面接態度がよくありません。椅子にもたれて座る・足を組む・相手の目を見ない・姿勢が悪いなど、面接する前から「不合格」になります。
面接する人の話を聞かない
面接する社長や役員は、入社する可能性のある学生に自社を理解してもらおうとします。社長も役員も本気で優秀な人材を採用したいと考えていますから、熱意をこめて企業理念やビジョンについて語ります。応募者の学生が自分のことを話すのに夢中で、社長や役員の話を聞き流して相槌も打たないと不快になります。
逆質問や批判をして優位に立とうとする
就活生の中には、自分が優秀な人材であることをアピールしようとして大きな態度をとる人がいます。企業理念やビジョンについて逆質問や批判をするなどして優位に立とうとします。社長や役員は評価するどころか、「使いにくい人間だ。一緒に仕事をしたくない」と考えます。
②挨拶ができない
「おはようございます」「よろしくお願いいたします」などと挨拶を明るく爽やかにできない就活生は、面接が始まる前に印象を悪くします。大きな声でハキハキと明るく挨拶するのは、基本的なマナーです。
③見かけに清潔感がない
社会人は見かけが大事です。清潔感のある服装や髪型が、相手に与える印象を良くします。見かけに清潔感がないと、面接する社長や役員に不快な印象を与えます。
最終面接には男性も女性もリクルートスーツで臨みます。ブランド物でもラフな服装は、相手を馬鹿にしたような感じになります。スーツやシャツにシワが寄っていたり汚れていたりすると、清潔感がありません。長い髪をバサバサ垂らしていたりだらしない髪型をしたりしていると、不潔な感じになります。
最終面接で落ちないためにはどうする?
最終面接で落ちる就活生は準備が不足しています。就職活動では準備が何よりも大事です。書類選考で提出する履歴書やエントリーシート、第一次面接からしっかり準備しておけば、最終面接で必要以上に緊張することはありません。
最終面接では、合格フラグ・不合格フラグを見逃さないようにします。不合格フラグがあれば、次の志望企業の準備を再確認します。
[最終面接の準備とは?]
最終面接の模範回答や正解はありません。最終面接をする社長や役員の採用基準・評価基準・フィーリングは掴みにくいのです。
でも、最終面接の採用率・合格率を高める方法はあります。内定を獲得するための対策は、準備をしっかりすることです。昨年の合格者に経験談を聞くのもオススメの方法です。
①企業研究を徹底して行う
最終面接では、志望者の熱意や入社意欲を確認しようとします。志望企業についてよく知っていなければ回答できない深く突っ込んだ質問をします。志望企業について徹底した企業研究をして、入社意欲や熱意を示します。
志望企業の企業理念やビジョンや社風を徹底的に研究していると、社長や役員のフィーリングを感じ取れる可能性があります。
②自己分析を徹底する
自己分析を徹底して、志望動機を確立させます。最終面接での社長や役員たちがしつこく同じ質問をしても、ぶれないようにします。「この会社で仕事をしたい」「この会社で役に立ちたい」という自分の気持ちを論理的に説明できるようにします。
③常に清潔感のある服装・髪型にしておく
就職活動を始める前から、常に清潔感のある服装や髪型にしておきます。自分の見かけが清潔であるように気を配っていると、他のことにも細かく気を配れるようになります。最終面接で自分の態度・話す声・話し方にも気をつけることができます。
④第三者を交えて面接の練習をする
最終面接で必要以上に緊張しないために、第三者を交えて面接の練習をします。就活生を対象とする新卒エージェントを利用すれば、面接の練習やマナー指導が受けられます。
新卒エージェントでは、適性検査やキャリアコンサルタントのサポートなどのサービスも受けられます。
[不合格フラグを見逃すな!]
最終面接では、不合格フラグを見逃さないようにします。フラグとは予想・前兆の意味です。サインとも言えます。もちろん、不合格フラグが立っても内定が決まることもあります。でも、不合格フラグが出たら、もう一度企業研究や自己分析をし直したり自分のマナーを反省したりして、次の志望企業の最終面接の準備をする方が無難です。
最終面接の不合格フラグとは?
大手企業の社長や企業役員は、予想以上に腰の低い穏やかな態度の人が多いものです。社長や役員のにこやかな態度の裏に、不合格のサインが隠れています。
- 予定時間よりも早く面接が終わってしまった。
- 面接中に、志望動機の弱点を指摘されたり態度を注意されたりした。
- 仕事とは関係のない趣味の話が多くなる。
- 普通にしているのに、やたらに褒められる。
- 面接の最後に「何か言いたいことはありますか?」と聞かれた。
- 面接後、役員がエレベーターまで見送ってくれた。
最終面接で合格フラグが出ることもある
最終面接で下記のような話が出たら、合格フラグが立った可能性が大です。内定を得られる確率が高くなります。でも、合格と決定したわけではありません。最後まで油断は禁物です。
- 通勤時間や通勤手段について聞かれた。
- 入社後の配属部署や業務についての話が出た。
- 最終面接の前に、担当者から人事についての話し合いに呼ばれる。
- 最終面接後に、人事の担当者のから食事会に誘われる。
転職活動の最終面接で落ちる人は?
転職活動をする求職者(転職希望者)は、社会人ですからビジネスマナーも言葉遣いもしっかりできているのが当然です。外見に気を配るのもビジネスマナーの一つです。
ビジネスマナーや言葉遣いの正しくできない人は、最終面接に行く前に落とされてしまいます。
[中途採用の採用基準は「即戦力」]
中途採用の場合、採用基準は「仕事ができる」「即戦力となる」です。書類選考の段階から最終面接まで「仕事ができるか?」「即戦力になるか?」を見ています。履歴書・職歴書によってキャリアを確認します。
人事採用担当者のレベルでは「この人は仕事ができそうだ。即戦力になるだろう」と考えられても、最終面接の社長や役員のレベルで「この程度の能力では即戦力にならない」と判断される可能性があります。
最終面接で不採用になる理由
最終面接で落ちる場合、会社側は不採用の理由を求職者にハッキリと伝えません。転職活動をする人は複数の会社に応募していますから、不採用になった理由を知っておく必要があります。最終面接をする社長や役員が不採用にする理由は、下記のようなものです。
①求職者の能力が人件費のコストに合わないと判断した
求職者の希望する給与額・年収額が会社の規定よりも高くても、本当に仕事のできる優秀な人材であれば企業側は欲しがります。しかし、求職者の知識・スキルやコミュニケーション能力などが規定の給与額・年収額に見合わないと判断すれば、不採用になります。
②仕事ができそうにないと判断した
「自己PRするほどには仕事をする能力がない」「自分で考えて仕事をすることができない」と判断すれば、不採用になります。
③会社のビジョンと合わないと判断した
社長や役員は、会社のビジョンと求職者の方向性が合うことを重視します。また、会社の雰囲気や社風に合わない人物を採用しません。
④他に優秀な求職者が入社を決めた
社長から役員・人事採用担当者まで、できるだけ優秀な人材・会社に役立つ人材を確保しようとしています。特に中途採用では、即戦力となる人材を求めます。求職者よりも仕事のできそうな人物が入社を決めている場合は、採用人数が限られているので最終面接で落ちる可能性が大です。
[社長・役員のフィーリング]
転職活動の最終面接で最も厄介なのは、志望企業の社長や役員のフィーリングです。求職者にも企業側の人事採用担当者にも予測が難しいのです。
社長・役員は人事担当の評価を鵜呑みにしない
人事の担当者は多数の応募者を選考して、最終的に残った「仕事のできる即戦力となりそうな人物」を社長・役員面接に廻します。でも、社長や役員は人事の評価ランキングを全面的に受け入れず、独自の評価をします。
社長・役員はプラス評価
人事採用担当者は、求職者をマイナス評価します。マイナスが最も少ない求職者たちだけを最終面接に廻します。最終面接をする社長や役員は、「これからは○○の人材が必要だ」「今、会社は△△の人材を求めている」と考えています。その考えに合う求職者であれば、マイナス評価が多くても採用したくなります。社長や役員はプラス評価なのです。
社長や役員は「こういう人間が欲しい」「この人間と一緒に仕事をしたい」と思える人を採用します。「こういう人間は会社に向かない」「この人間とは一緒に働けない」と感じるだけで不採用にします。社長や役員のフィーリングは、長年の経験に基づいています。
最終面接に落ちたらどうする?
最終面接に落ちるのは、就活生にとっても転職者にとっても大きなショックです。気持ちが落ち込んで、就職活動や転職活動を続ける気力もなくなります。
でも、最終面接に落ちても、復活のチャンスはあります。冷静に受け止めて、次の準備をすることをオススメします。
[就職活動の最終面接に落ちたら?]
就職活動の最終面接で落ちたら、ガッカリしている暇などありません。すぐ次のアクションを起こします。最終面接で落ちた時の対処の方法は2つです。1つは落ちた企業に復活することです。1つは他の志望企業の面接のスキルアップです。
①落ちた企業に復活する
最終面接で落ちた企業に復活する方法は、内定辞退者が出た時の繰り上げ採用と内定辞退者が出た時の再面接です。最終面接後に内定通知を送っても、内定辞退者が複数出ます。限られた採用人数の中で内定辞退者が多数出れば、人事担当者は必ず補充します。復活のチャンスは必ずあります。
人事の担当者に電話で入社の熱意を伝える
不採用通知が来たら、すぐに人事担当者に電話します。メールはNGです。電話して、その企業に対する入社希望の熱意を伝えます。メールでは熱意は伝わりません。「内定辞退者が出た時は、必ず声をかけてほしい」という熱い思いを人事に印象づけます。電話では以下の4つのポイントを必ず押さえます。
- 不採用の事実を真摯に受け止め、最終面接まで受けられたことを感謝する。
- 不採用にはなったが、第一志望であることに変わりはない。
- これから他社への就職活動を始めることを伝え、前向きな姿勢を示す。
- 内定辞退者が出た時は、ぜひとも声をかけてほしい
人事担当者に不採用になった理由を尋ねる
最終面接で落ちた理由がわかっていれば、他の志望企業の面接や落ちた企業の再面接を受ける時に同じミスをしないですみます。人事は忙しいので、なかなか取り合ってくれない可能性があります。「今後のためにも、ぜひ教えて頂きたく存じます。お願いいたします」と、熱心に頼むようにします。
人事担当者に手紙で熱意を伝える
人事担当者に電話で「内定辞退者が出た時の再面接」を頼むだけだけでなく、手紙を出して復活への熱意を伝えるようにします。手紙で内定辞退が出た時の再面接のチャンスをもらえるように頼みます。手紙は履歴書に添付されますから、他の人事採用担当者の目にも止まります。内定辞退のために繰り上げ採用を考える採用担当者が、手紙を見ることもあります。
手紙で熱意を伝えると、復活の可能性が高まります。
落ちた企業を再受験するのはタブー
最終面接まで行った企業に落ちると、もう一度就職試験に挑戦したくなります。留年するなどして再受験するのは、通常タブーとされています。初めて受験する就活生に対して、フェアではありません。
②他の志望企業の面接スキルをアップする
就活生はたいてい複数の企業の就職試験を受けています。第一志望の最終面接に落ちても、第二志望・第三志望の最終面接が残っています。最終面接に落ちた理由を知り、同じミスをしないようにします。企業研究や自己分析を徹底して確認し、どんな質問にもぶれないようにします。新卒エージェントを利用して面接練習することもオススメです。面接スキルをアップして、次の最終面接で内定を獲得します。
③中小企業を志望する
就職活動も終了する時期に最終面接で落ちた人の中には、内定を一つも得ていないケースがあります。内定を得ていても、入社する意欲が湧いてこないこともあります。
中小企業は大手企業・上場企業の新卒者の採用活動が終了した後も、採用活動を続けている可能性があります。新卒エージェントや大学の就職サポートセンターなどを利用して、採用活動している中小企業を探します。
中小企業のメリット
中小企業では、書類選考と採用担当者の面接の後すぐに社長面接になります。社長の判断で合格・不合格が決まりますから、結果が速く出ます。
中小企業では、社員1人1人の責任が大きく重要な仕事を任されます。新卒で入社しても、すぐに仕事を覚えて戦力になることを要求されます。やりがいがあります。
安定経営の中小企業を選ぶ
中小企業を志望する時は、会社の内容をよく調べることが大事です。堅実経営・安定経営を心掛け、その会社にしかない特別な技術や販路を確保している中小企業は少なくありません。
[転職活動の最終面接に落ちたら?]
転職活動をしている求職者は、生活がかかっています。家族がいるケースも少なくありません。在職しながら転職活動をしている人が最終面接に落ちてばかりいるなら、現在の職場を大事にすることをオススメします。
すでに退職したり失職したりしている人は、とにかく諦めないことです。落ち込んだ気持ちを振り払って、前向きにポジティブ思考になるようにします。自分の知識やスキルを高めて、即戦力になるように努力するうちに、内定が得られます。
転職エージェントを上手に利用する
中途採用をする場合、転職エージェントを利用する企業が少なくありません。転職活動をする求職者は、企業の人事から信頼されている転職エージェントを探して上手に利用します。転職エージェントでは、専門家から最終面接の指導も受けられます。大手企業の人事に信頼されている転職エージェントは、転職関係のサイトの記事に掲載されています。
まとめ 最終面接で落ちるのは準備不足
就職活動や転職活動の最終面接で落ちると、就活生も転職者も大変なショックを受けます。最終面接に落ちる人には、共通した理由と特徴があります。これを把握して改善しないと、どの企業でも最終面接で落ちる可能性があります。
最終面接は志望企業の社長や役員が行います。書類選考や一次・二次の面接をする人事担当者は「仕事ができる」「会社の役に立つ」ことを重視します。でも、社長や役員は就活生の入社意欲や志望の熱意や志望動機を重視して選考します。「本当に入社する意志のある人」や会社の雰囲気に合う「一緒に仕事ができる」人物を採用しようとします。
志望企業の企業研究が不足していたり自己分析が徹底しなかったりすると、最終面接の質問に満足に答えられません。致命的な失言をしたり、緊張してまともな受け答えができなかったりします。基本的なマナーの知識がないと、面接の態度が悪くなります。清潔感のない服装や髪型が、社長や役員に不快な印象を与えます。
最終面接をする社長や役員は、独自のフィーリングで合否の判断をします。フィーリングは予想するのが難しいですが、企業理念や企業のビジョンや社風などを徹底して研究することで、ある程度感じ取ることができます。
就職活動も転職活動も、最終面接は何よりも準備が大事です。
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