今している仕事に満足していますか?「今の仕事はつまらない」「今の仕事は自分にあっていない」「本当にやりたい仕事ではないが給料は良い」「他にできる仕事が見つからないから 仕方なくやっている」こんなふうに思っている人は多いでしょう。
実際に自分の仕事に生きがいや満足感を感じている人は全体の36%程度です。残りの60%程度は満足していない結果であり、これらのデータを詳しくみてみるとどうして満足度が低いのか、つまらないと感じてしまうのかの原因が浮き彫りになってきます。
今日は仕事がつまらないと感じてしまう原因と、つまらない仕事を楽しくする対策方法について紹介していきます。仕事への満足感が低下している人はぜひ参考にしてみてください。
仕事がつまらないと感じている人の割合
触りでも紹介しましたが、仕事に満足感を感じている人の割合は平均で40%程度、満足していない人は60%との結果が出ています。
ではこの内訳についてもう少し詳しくみていきましょう。
仕事がつまらなくなる原因が見えてきます。
女性に方が仕事に満足感を持っている
男女別に満足度を確認してみると男性よりも女性の方が仕事に対する満足度が高いという結果が出ています。
- 20代
男性・・・34%
女性・・・40% - 30代
男性・・・24%
女性・・・38% - 40代
男性・・・37%
女性・・・35% - 50代
男性・・・31%
女性・・・45% - 60代
男性・・・49%
女性・・・60%
男性平均が35%、女性平均が42%となり女性の方が若干男性よりも仕事に対する満足度が高いという結果になっています。
ほとんどの年代で女性の方が男性の満足度を上回っており、楽しく働いている女性と、不満を抱きながら働いている男性の差が現れる結果となりました。
満足している理由
男性と女性の仕事に満足している人の理由について紹介します。
「仕事の面白さに満足感を抱いている」
「職場の人間関係に満足感を抱いている」
「勤務時間や休みの日にちのバランスに満足感を抱いている」
「自分が成長できる環境であることに満足感を抱いている」
という人が6割を締め、その他に多いものでは給料に関する満足度や、働き方の自由度や福利厚生の充実度などをあげる人も大勢いました。
満足していない人の原因
仕事に対して不満を持っている、つまらない職場だと感じている原因のトップ3は以下の通りです。
「給料の額と責任や労働時間が割りに合わない」
「自分自身の成長に繋がらない仕事である」
「職場での人間関係が不満の原因」
とこの三つが仕事をつまらないものにしている3大要素となっているようです。
実際に給料別に仕事に対する満足度を測ってみると
- 300万・・・29%
- 300〜500万・・・34%
- 500〜700万・・・45%
- 700万〜1000万・・・47%
- 1000万以上・・・39%
年収500万円以上から一気に満足度が上がるという結果になりました。仕事のやりがいも大事ですが、しっかり働きが評価され報酬に結びついていることが大きな満足度に繋がる要因のようです。
つまらない仕事の要因まとめ
こんな職場はつまらない!という職場の要因についてまとめてみました。上記でも紹介した仕事がつまらなくなる原因にも共通する問題ですので参考にしてみてください。
自分にも当てはまる原因が見つかるでしょうか?自問自答して自分は何に満足していないのかを確認してみましょう。
給料が見合っていない
色々差し引かれて手取りで受け取れるのはバイト以下の給料。しかもバイトや派遣よりも早くきて、責任も高いのにも関わらずバイトよりも安い。
上司や両親は、福利厚生や社会保険制度などがあるから会社の方がいいに決まっている、とはいうけれど働かされている気しかしない。労働力を搾取されている。そんな思考に陥ってしまって職場での労働がつまらないと感じている人は多いでしょう。
忙しくしても昇給しない、拘束時間や労働時間のみが増えていく、これではどんどん仕事はつまらなくなるに違いありません。
成長できる職場環境ではない
仕事で自分にとってプラスとなる報酬は給料だけではありません。
例えば、料理の世界で給料が安くても技術を盗むために料亭などに就職することはあるでしょう。将来独立のためにタダで最高のスキルや知識を教えてもらえるのであれば給料が安くても我慢できる人はいるでしょう。
自分のスキルが上がるのであれば楽しくて給料はどうでもよくなるものです。
しかしそういった恩恵が何もない職場では、ただ言われたことを機械的にこなす毎日なのでなんの楽しみもありません。キャリアアップを支援してくれない会社は社員から評価されません。
人間関係がうまくいかない
社員の表情が暗い、挨拶も気持ちよくできない、人の悪口ばかりしている、パワハラ・モラハラ・セクハラを受けている。
部下がいうことを聞かない、上司が理不尽でまったく尊敬できないなどが原因で職場がつまらないものになってしまっています。
実際に人間関係が良好の会社に対する満足度は70%を超えています。この数字は平均値の2倍近い数字です。いかに人間関係が会社の満足度を左右しているかがわかりますね。
単調作業の仕事で飽きている
仕事の内容が単調なことに対して飽きていることもあります。
就職したはいいものの、イメージと違った仕事内容で毎日が単調である。仕事の内容に変化がない。刺激がない。接客業ではなく、工場の中での作業や事務所の中での作業が特に変化が少なく飽きやすい傾向があります。
仕事には向き不向きがあります。単調作業がいいという人もいれば、刺激の多い変化が多い仕事に適している人もいます。
自分の正確に適している仕事を選ぶことも重要です。
勤務時間が長くプライベートがない
家に帰って寝るだけ、休みの日にちも少なく休日は仕事の疲れを癒すために1日中寝てしまい特に仕事以外の趣味を持つこともできずに、プライベートがまったくない。
休みの日も友達と予定が合わずに、結局家で一人で過ごしてしまうなど、どんどん孤立化が進み人生にも仕事にもつまらなさを感じて充実感が少なくなっていきます。
自分の会社のサービスや製品に自信を持てない
自分の会社の製品やサービスを自信を持って相手に進めることができない。心の中に矛盾の気持ちを抱えながら、しかし余計なことには口出しできないという雰囲気に不満を募らせてしまう場合もあります。
多少は我慢して自社の製品をいかに売り込んでいくかということを考えることも重要ですが、根本となる会社の理念そのものに疑念を抱いている場合はどんどん仕事がつまらないものになってしまうでしょう。
外見と中身がまったく異なる会社は多くあります。夢のような綺麗事を並べている会社でも組織の中に入ってみると、全然嘘っぱちであることも少なくありません。
そんな場合はしっかりとした行動力による対策が必要でしょう。
仕事がつまらない場合の対策方法
上記で紹介したつまらない仕事の要因を解決する対策方法について紹介します。
現在の仕事がつまらない問題を解決するもっとも最適な対策方法を選んで、行動に移しましょう。
信頼できる上司に相談してみる
会社に必ず一人は相談に乗ってくれるいい上司が一人はいるものです。
あまり話したことがなくても、その人を思い切って誘って自分から相談を持ちかけてみましょう。
「実は最近仕事がつまらないのです」と告白し、そんな時期が上司にもなかったかを聞いてみると参考になるでしょう。なぜならその上司はそんなつまらない仕事をこなして結果を出して上司にまでなっているのです。
全てが当てはまらないにしても、何かしらの参考になるアドバイスをしてくれるでしょう。
また、結果的にいい答えやアドバイスがなかったとしても、相談を受けてくれた関係性が出来上がり、他のことに対する相談を持ちかけやすくなり職場の雰囲気がよくなることも期待できます。
会社の上司は何もあなたに、向いてない仕事やつまらない仕事をさせて生産性を落としたいと考えている訳ではありません。できるだけ、仕事に熱意と意欲を持って取り組み、生産性をあげてほしいと考えています。あくまで前向きな姿勢で相談をすればきっといい方向に改善することができるでしょう。
仕事を分解し、楽しいところを伸ばす
どんな仕事でも楽しい業務と、つまらない業務は存在します。
まずは仕事の内容を分解してみて、楽しい部分とつまらない部分を見つけてつまらない仕事をいかに効率化してストレスを溜めずに消化するか。楽しい業務をいかに集中して掘り下げて行うかを考えていくと、自然と楽しい業務の割合が多くなり、結果も付いてくるでしょう。
例えば、お客様や取引先との会話は楽しいけど、その前段階の準備や説明や社内での報告作業がめんどくさい。いかにお客様との会話を充実させるために他の仕事をするか。と分解して考えると今まで苦痛に感じていた業務も、結果的に楽しい業務に繋がる仕事へと変わるので楽しさが増します。
また、こうして分解して考えることで、自分が適している仕事の分野が明確になり、コミットしてその部分の業務を率先して行うことでビジネスのアイデアも浮かび、得意分野を作ることができます。
あとはそれを結果に繋げるにはどうしたらいいかをステップアップ方式に考えて達成していくだけです。
副業を行う
今の仕事に満足できていないのであれば副業をして副業で稼ぐという方法もあります。
自分に対してしっかり報酬を支払わなかったり、時間ばかりを搾取する会社であれば、あくまで所属するだけでノルマを稼ぐ以上の労力を消費せずに副業で稼ぐ。ということもおすすめです。
嫌な仕事でつまらないのであれば転職をしろ!とも言いますが、闇雲に転職をすることはオススメしません。今よりもいい環境の会社を探すのは容易ではないはずです。
また貯金があって独立しようにも、意外とすぐに貯金はなくなるものです。ですので、先に副業で土台を作り上げてから独立をすることで余裕が生まれ成功率がグッと上がります。
月数万円の利益でしたら、クラウドファウンディングなどを使用して簡単に在宅中に稼ぐことができます。その他にも安く仕入れて高く売るせどりで稼ぐなど、簡単に個人が片手間に稼ぐためのコンテンツはかなり増えています。
とにかく挑戦してみて、どんどん失敗しながら腕を磨いていきましょう。何かに挑戦しているという意識がメリハリを与え現在の仕事に取り組む姿勢も変えてくれることに繋がるかもしれません。
まとめ
労働は人間に課せられた罰とも言われています。このことからも昔から労働というものは人間にとってストレスである場合が多かったことを意味しています。
しかし現在では仕事を生きがいにしている人も多くなっています。また働き方改革や副業の許可によって個人の働き方は自由度が上がってきています。
昔のように終身雇用で働ける仕事はどんどん減って、今後どんどん新しい仕事や価値が増えてくるとも期待されています。
今がチャンスでもあります!新しい価値にいち早く飛びついて周囲を出しぬき、景色を変えましょう。誰にだって好きなことを仕事にできるチャンスが広がっています。
自分の能力を最大限発揮できる仕事で、楽しみながら仕事を行えるように対策していきましょう。
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