背筋を伸ばすことで得られるメリットを知ろう!改善方法も紹介!

最近は若い人の姿勢がよくないという声を聞きます。姿勢の悪さは、猫背の他、まっすぐに立てない、座る時の状態が良くない等様々です。特に、電車に乗っているとよく目立ちますが、実は若者よりもかなりいい年をした人にも少なくないことに気づきます。

このような姿勢の悪さは、背筋を意識することで改善できます。問題はその意識を持つか持たないかですが、長い間にその意識を持たずに習慣として体に身についてしまっている人は、そう簡単には改善しにくいといわざるをえません。

では、背筋を伸ばすことでどのようなメリットがあるのでしょうか。今回はその背筋を伸ばすということをお伝えいたします。

背筋の状態について

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日本人は割と猫背になりやすい体質ということが言われています。これは、家が狭いことや目が悪い人が多いことの影響ともいわれています。

年々と悪化傾向

今は日本古来の武道などが敬遠されがちです。この武道というのは礼儀を重んじ、姿勢や動きを大事にするものです。日本人の姿勢の悪さは、その武道なるものの人口が減ってきている影響もあるものとも考えられます。

また、勉強のしすぎやデスクワークなどでパソコン、スマホ、携帯電話の使い過ぎもあります。正しい姿勢で椅子に深ききちんと座ることで、改善は望めます。

背筋が伸びてない原因

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人の姿勢が悪くなる原因として様々な要因があります。背筋を伸ばすこと意識するだけでなく、この原因を取り除くことでも改善が見込まれます。

ストレス

イライラしたり体の一部分でも緊張していると、筋肉が強張りその影響で呼吸が普通でなくなったり、体がきちんとした状態に保てなくなることが非常に多くなります。これは逆に体の状態が不自然で妙な強張りがあると、同様にストレスがたまることもあります。双方向の悪い状態が体の状態を悪くする傾向があります。

ストレスというのは決してなくならないものですが、少しでも緩和することで体の状態にも変化が出てきます。これは放っておかずに何かしら解消する方法を個々に見出すことが必要です。

これまでにご自身が、ストレス解消できたということを思い出してみてください。それは、例えば甘いものを食べるとかマンガを読むなど、過去の経験知でストレス対応を行います。

そればかりを行うことはよくありませんが、ストレスを感じている時のほんの少し行うことで、かなりの緩和が見込めるでしょう。

スマホ、ゲームの影響

おそらく現在は、このスマホやゲームを止めるということは非常に難しいことです。そしてスマホやゲームを行う時には、姿勢が猫背で背筋が傾いたり曲がったり、悪い状態になりがちです。特にスマホは年齢問わず、依存傾向の強いものとなりつつあります。

人間の頭はかなり重いものです。この頭を支える首はスマホを見ている時に、相当に負荷を受けています。きちんと両肩の上で頭を支える姿勢を取るようにすることが望ましいと考えます。

また、スマホやゲーム機などはブルーライトという光源が出ていて、目の奥に入り込み、目を異常に疲れさせる原因ともなり、その疲れがストレスや、悪い姿勢へ繋がるのです。

それらのものを完全に止めることは無理ではありますが、この依存的要素は排除する方向に気をつけなければなりません。

一日に1時間だけにする、必要以上に触らないなど、自分できちんと規律を決めることをおすすめします。

普段の姿勢

普段の姿勢がよくないと、それが長い年月をかけて体の癖となり、背筋が曲がったままの状態になりやすいといえます。

椅子に座る際など、足を投げ出さないことや椅子に深く座るなど、気をつけておくべきことです。

筋力の低下

先に述べたように、これも肥満同様に疲れが出ることにより、運動量が減ることで、筋力が落ちるのです。筋力、つまり筋肉量が落ちるということは、代謝も悪くなります。

代謝というのは、普段の何もしていない間にもカロリーを消費していることで、筋肉量が落ちてくると代謝も悪くなるのです

何も難しくて大変な筋トレをする必要はありません。背筋を伸ばし、あごを引き、姿勢を良くする習慣をつけることで、筋力の低下を防ぎ、代謝は上がります。

肥満

姿勢が悪いと肥満になりやすいということ言われています。それは、姿勢の悪い状態が続くと疲れやすくなるということが上げられます。そうなると悪循環となり、疲れやすいので日常での運動量が減ります。普段と同じような食事量でありながら、運動不足となれば当然太りやすくなります。つまり食事などの摂取量分が消費されないからです。

まだ若い時分であれば、代謝もいいので消費できます。ですが、これは代謝の悪くなってくる年代に入り込んでいたら、要注意です。

一見、姿勢の悪さなど、肥満と関係なさそうですが、実はかなりの影響を受けることになります。

腰痛

これは当然のことですが、やはり腰痛の原因にもなります。腰痛は実は腰自体が問題となることは、少なく、背中や肩、頭などの影響を受けています。これらの部分で気づかぬうちに疲労が溜まったり、多少のストレスを感じていると、他の部位にも影響が出るのです。

腰痛の治療を行う時で、原因がはっきりしてない場合、診察では他の部分も見ることが多いのはその理由のためです。決して腰の部分のみ、腰の骨部分のみに異常が発生しているものではないので、こちらも注意が必要となります。

このような場合で、慢性の腰痛でなければ、腰ひねりストレッチを行うことで、緩和されます。方法は、いろいろなサイトで動画もありますので、参照にしてください。

内臓の病気

姿勢が悪いことで、内臓にはかなりの負荷がかかっています。つまり前に荷重しているような状態であり、内臓が正しい形を保っていられません。その影響により、血流が悪くなる、消化活動がきちんとできない、偏った場所のみが活動するなどいいことはありません。

よくある例が、結石がたまる腎臓結石、急性膵炎、がんでも胆のうにできる胆のうがんです。これらは、しっかりした診断が必要となります。

ちょっとの間ぐらいなら、ほとんと問題はありませんが、長い間の積み重ねで内臓も疲弊し、病気となることも考えられます。

よく、重病にかかると自分に原因があるにもかかわらず、さも自然になってしまったというような人がいますが、実はほとんどの病気はこのように必ず原因があります。

背筋をきちんと伸ばすことだけが原因とは言えませんが、何かしら不調を感じたら、ご自身の体のあり方を今一度考えてみることが必要です。

反り腰

反り腰というのは、極端に背骨が反ってしまうことです。つまり妙に胸が出張って、お尻も後ろへと出るような、S字状が強くなってしまうことです。

この形は、背骨に負荷がかかりすぎる傾向にあります。普通でない背筋の状態にある訳ですから、負荷がかかるのは当然のことなのですが、本人はあまり気付いていないことが多いのが実情です。

特に女性の多く、その理由としてはハイヒールの靴を履くことで反りやすくなります。そして、男性の反り腰の場合は、お腹が出過ぎによるものです。つまりお腹が出過ぎることで上体を後ろへそらしてバランスを取るために、いわゆる前方へ腹が出て、後ろへ尻が出る形となるのです。正直、見た目もあまりいいものではありませんね。

足の指

体つきは同じなのに、妙に脚が太い人がいます。この脚は、膝から下が太くなっている状態です。これは、足の指がうまく作用していないことに原因があります。

脚の太目の人は、直立した状態で足の指に着目してください。この際に、地面に足の指がきちんと着けばいいのですが、太目の人の指は浮いていて、地面に着いていません。

これは、普段の姿勢が問題です。人の体は背筋を伸ばし、きちんとした状態でいることが多いと足の指もきちんと地に付く構造になっています。

このように足の指が地に着いていないと指が使われなくなり、歩行にも問題が出てきます。その改善法の一つには、5本指ソックスを履くなど、足の指も使うような状態を作ることが必要です。

猫背

一番よくない状態が猫背です。元来、日本人が猫背になりやすいと述べましたが、これを改善するのは非常に困難です。一般に治らないということも言われています。

最近は、猫背を治すというような専門的な本も出ていますので、参考にするのもいいでしょう。

ある意味、習慣が猫背にさせているので治すのは非常に難しいのですが、治す努力をすることが望ましいと思われます。

背筋が伸びるメリット

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背筋を伸ばさず、姿勢の悪い状態にあると、いろいろなところに悪影響がでる可能性があります。では伸ばすことでどのようなメリットがあるのでしょうか。

呼吸

背筋が伸びないと、首が前に垂れて猫背の状態にあり、肺や心臓が圧迫されるために呼吸が浅くなります。このように呼吸が浅くなると、肺の上部だけで息を吸うことになり、空気がきちんと体内に入り切りません。それがやがて酸欠を招くことになります。

背筋を伸ばすことで、酸欠状態は解消し、それが脳のパフォーマンスもよくします。脳は意外に酸素をたくさん必要としていて、背筋を伸ばすことが体のあらゆる活動を良化させます。

リンパの流れ

背筋が伸ばすことで、リンパ液の流れが良くなります。リンパ液は体の老廃物を排出するもので、姿勢を良くすることで血流もさることながら、リンパ液の流れも良くなります。

意識的に背筋を伸ばすことで、老廃物もきれいに排出され、体調も良くなることでしょう。

自律神経失調症

人が生きるために意識しなくても動いているメカニズム、それが自律神経です。つまり自律神経のおかげで、呼吸や内臓などが自分で動かそうとしなくても、動いてくれているのです。他にも熱い時には汗をかく、寒い時には毛穴を閉じるなどの反応もこの神経のおかげです。

背筋を伸ばすことで、この神経がうまく動くようになるので、自律神経失調症も多少なりとも良くなることでしょう。

体調が思わしくないなど特にどこが痛いとか、動かないとか表面的に異常がない場合がこの自律神経症状の特徴です。場合によっては、心療内科などを受診することをすすめられるケースもありますが、そのような場合は、背筋が伸びているかどうかも確認してみることがいいでしょう。

不眠症

不眠症はいろいろな要素が絡んだケースが多いかもしれませんが、姿勢の悪化で眠りが浅くなることもあります。

睡眠中の体勢が不自然であったり、本来正しい寝姿なのに、普段の姿勢で悪い癖がついたために、正しい体勢が保てないことも原因の一つです。

睡眠の体勢で負荷がかかっていると思える場合は、背筋がきれいに伸びるような体操を行ってみてください。そうすることで、多少なりとも不眠症が改善する可能性があります。

内臓機能低下

これは先にも述べたように、背筋が伸びていないことで、肺や心臓が圧迫されるのと同様、特に胃や腸も影響を受けることがあります。

胸などの背筋が伸びないことで、内臓の下部にまで影響が出るのです。内臓には負荷がかからないように、意識的に背筋を伸ばすようにすることで、内蔵本来の働きを促進させましょう。

頭痛

悪い姿勢が血流の悪化を招き、頭痛や肩こりを引き起こす傾向にあります。この悪化は普段の食事も影響しているでしょう。つまり老廃物などが血管内を流れていると、純粋に酸素や栄養素を運べなくなることです。

脳への酸素不足、栄養不足、そして貧血などにも影響していますので、注意が必要となります。

背筋を伸ばすための改善法

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もともと人は背筋の伸びた生きものなので、適切な対処方法で当然改善できます。日頃の癖がその体の状態を作っているので、すぐによくなることは望めないかもしれませんが、少しずつでもこれから述べる対処法で改善はされていくことでしょう。

本来の正しい姿勢、背筋が伸びている状態とは、背骨は横から見ると、なだらかなS字状を描いているものです。

ストレッチ

ストレッチは、できる範囲で体の筋を伸ばすということを心がけてください。無理に伸ばそうとせず、できる範囲で大丈夫です。

よくいわれるのが、ひねりを何回とか屈伸を何回と書かれたものもありますが、あくまでも回数は目安であり、その目標回数に到達しなくても、十分効果は見込めます。

それと背筋を伸ばすということを考えるのであれば、背骨を支えているお腹の部分の腹斜筋、お尻の臀筋など、その位置を意識しながら屈ストレッチすると効果があります。

また、ストレッチ方法としては、器具を使うことで有効な方法もあります。その中でも、ストレッチポールは、この背筋を伸ばすということで特に注目を浴びています。

ゴム製の若干柔らかい素材がソフトカバーで覆われており、直径15センチから20センチほどの円柱状のものです。これを床に置いて背筋に充てて仰向けになります。そうすると、背筋が伸び、肩甲骨が広がり、腕や肩が重力の方向に従って伸びます。さらに骨盤も適度の負荷がかかることで柔軟になります。

このポールは多少高価なものですが、寝そべる場所さえあれば、背筋をきちんと伸ばせるので使用する価値はあります。この商品は海外製のものが多く、日本語での説明のないものもありますので、その場合は、ネットなどの動画でもどのように使用するか確認することで問題なく使えることでしょう。

体操

定期的に体操をすることで体の柔らかさをキープできます。人間の体は動かさないでおくと、固くなる傾向があるからです。

これも無理せずに習慣化を心がけてください。

ヨガ

ヨガは体もそうですが、精神的にも落ち着くことのできます。また、ヨガのポーズによっては、体の痛みを取ったり、不具合な部分が解消、関節が伸びたりします。そのうえダイエットの効果などいくつもの効果が望めますが、無理なポーズであれば、その完成形をイメージすることでも有効です。

自己流で行わず、テキストなりDVD等で型を覚え、効果のあるポーズストレッチを見つけて行う方がいいでしょう。

ピラティス

体の内部の筋肉をほぐすことができます。

通常のストレッチや体操は、表面的な作用が多いのですが、ピラティスは効果が出るまでに時間がかかりますが、内部から改善するために後々は非常に有効な手段と考えられます。

ウォーキング

体というのは使っていないと、その動きの機能が損なわれます。特に筋肉などは、廃用萎縮といって、縮んでしまうのです。そういう意味では、ウォーキングで運動をすることが効果を発揮します。

さらに普通に歩く方法のほか、ノルディックウォーキングという方法もあります。これは、スキーのストックなどのツールを使う方法であり、そのストックで突きながら歩くことで運動効果を強くします。このようなツール活用方法も、通常のウォーキング同様、有効です。

このようなウォーキングで、一日30分ほどは体を動かすようにしてください。トレーニングと称して、きちんとした運動でもいいのですが、それだと飽きたりして長続きしません。

このように、日々行うようにすることではっきりした治療方法とまではいきませんが、バランスアップや筋力の維持、体の柔軟性が望めるはずで、背筋が伸びるようになります。

食事

食事もないがしろにしていては、健康を保てません。特に体を作る栄養素は不足させてはいけません。

そのような不足が続くと、いくら他の姿勢をよくすることを行っていても、片手落ちになります。

まとめ

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いかがでしたか。今回は背筋を伸ばすという記事でした。意外にも気付かない点が多くそれがいろいろな部分への悪影響を与えるということでは、本当に注意しないといけないと思われます。

背筋に関する内容は幅広いので、ここですべてを網羅することは難しく、かなりの部分を割愛しております。現在はいろいろとサイトを調べると情報もたくさんとれますので、類語、関連語などで思い当たる節を検索してみてください。

何はともあれ、やはり日頃から姿勢を正すということを意識する生活習慣がポイントとなることは間違いなく、コツコツと築きあげていただきたいと思います。

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