馬油は顔に塗っても効果抜群!使い方や注意点を紹介!

化粧くずれや肌の乾燥、ニキビなどの肌トラブルなど、女性の抱える悩みは尽きないですよね。世の中には色々な美容法があり、スキンケアアイテムも数え切れないほど登場しています。

数ある中から自分に合ったスキンケア用品を見つけるのは大変ですし、肌の悩みに合わせていくつもアイテムを使い分けると、手間もコストもかかってしまいます。

そんな中、これ1つでスキンケアができると人気が高まっているのが馬油です。昔からあった商品ですが、近年、その効果や手軽さが話題となっていますよ。では、馬油の何がそんなに素晴らしいのでしょうか?馬油の持つ数々の効果とケア方法をご紹介します。

馬油とは?

filipendula-ulmaria-1526400_1280

今やスキンケア用品として注目されている馬油ですが、いまいちピンと来ない人もいるかも知れませんね。

女性の間で人気を集めている馬油について、簡単にご紹介しましょう。

薬としても使える馬油

馬油は、ソンバーユと呼ばれることもあり、馬から抽出した油です。馬のどの部分から取っているかと言うと、たてがみや尾の付け根、そして皮下脂肪などから抽出されています。消炎や殺菌効果を持っているため、火傷をした時に塗ることもあり、そちらのイメージが強い人もいるかも知れませんね。

しかし近年、この馬油が美容によいということで注目を集めています。まるで美容液のように使うことができるということで注目を集めています。敏感肌の人でも使いやすく、様々な場面で活躍する馬油の効果と活用方法についてご紹介します。

スキンケアだけじゃない!馬油のすごさ

kuri-mu

馬から取った油が美容によいというのは、なかなかイメージしにくいかも知れません。「油」ということもあり、敬遠している人もいるかも知れませんね。

しかし、これほどまでに世間で話題になっている馬油ですから、一体どのようなところがすごいのか、気になりますよね?では、馬油の効果を詳しく見ていきましょう。

民間療法薬として使われた馬油

馬油の歴史は古く、昔から民間療法薬として、火傷やあかぎれ、切り傷などに有効だと言われてきました。

殺菌作用の他、便秘や鼻炎への効果の期待されていたため、便秘になった時には、便秘に効くツボに馬油を塗り込んでいたようですし、鼻の穴に馬油を塗っておけば、症状を軽くできると言われています。

今は美容効果がよく知られていますが、元々は薬としての役割が主だったようですね。

浸透力が高い

馬油は、肌への浸透力が高いことでも知られていますが、その理由は馬油の構造にあります。

馬油は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸(一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸)から構成されています。動物性の油は飽和脂肪酸の割合が多い中、馬油は不飽和脂肪酸が6割と、多くを占めているのが特徴です。

脂肪酸の割合が人の肌に近いため、馬油は浸透性がよい、というわけです。特に、顔に馬油を使用すると、肌悩みの多くに効果的だと言われていますから、試してみるとよいでしょう。

潤いを与える

馬油は肌への浸透性がよいため、水分の蒸発を防いで、肌に潤いを閉じ込めてくれます。べたつきもなくさっぱりとした使用感なので、普段使いしやすいのもポイントと言えるでしょう。では、なぜそんなに潤いを閉じ込められるかと言うと、肌の潤い保つために必要な、細胞間脂質に非常に近い性質を持っているためです。

わたしたちの肌は、角質層にある、セラミドなどの細胞間脂質が十分に足りていることで潤いを保つことができるので、非常に性質の似た馬油は肌の潤いを閉じ込めるのに向いている、というわけですね。

シワやほうれい線にも効果的

さらに、馬油は気になるシワやほうれい線を目立たなくしてくれる効果もあります。これは、角質層までしっかりと届く保湿成分に加え、角質細胞が刺激を受け、血行促進するためです。そして、皮膚表面にも油膜ができるので、水分が肌から蒸発するのを防ぐことができます。

代謝もよくなるため、肌の水分量と皮脂の分泌量といったバランスも取りやすくなり、キメの整った美しい肌になるわけですね。年齢と共にできてしまうシワやほうれい線を目立たなくし、ハリのある美しい肌を取り戻したい人には心強い存在です。

日焼けやシミにも効果的

馬油によって肌の代謝が促進されると、日焼けしても肌の回復が早くなったり、メラニンが排出されやすくなり、シミが目立ちにくくなるメリットもあります。

また、できてしまったシミに馬油を塗り込むことで、日焼けによるダメージから保護しつつ、シミが目立ちにくくなるので、夏のレジャーや屋外イベントなど、肌にダメージを受けた後は使ってみるとよいでしょう。

化粧崩れ防止

メイクをする時に誰もが使用している化粧下地を馬油に替えることで、化粧崩れを防ぐ効果もあります。馬油は潤いを肌に閉じ込めてくれるので、皮脂が浮いてきて化粧が崩れてしまう・・・というメイクの悩みを解消してくれるのですね。そもそも化粧崩れの原因は肌の乾燥ですから、潤いを与えておけば皮脂が浮いて売ることもないわけです。

いつもの化粧下地を馬油に替えるだけなので非常に簡単ですし、しっかりと下地の役割を果たしながら肌に潤いも与えてくれるので、まさに一石二鳥です。毎日メイクが崩れて悩んでいる、と言う人は、ぜひ1度試してみてくださいね。

ニキビにも効果を発揮?

nikibi

馬油はスキンケア以外でも力を発揮します。肌悩みに役立つ、心強い馬油の力を見ていきましょう。

抗酸化作用と抗炎症作用

馬油はその構造から、非常に人の肌に馴染みやすく、角質層までしっかりと浸透します。さらに、抗酸化作用により、火傷や炎症などにも効果を発揮するので、ニキビで悩んでいる人にもおすすめなのです。

火傷は皮膚が酸素を燃やしているのと同じですから、酸素を奪って酸化を防ぐ抗酸化作用で、火傷に効果的なのですね。肌の炎症も、同様の理由で抑えることができる馬油ですが、加えて、表面に油膜を作ることで、細菌の侵入を防ぐ殺菌作用もあります。

さらに、馬油には高度不飽和脂肪酸という潤い成分が含まれているため、乾燥が原因でできてしまったニキビなら、症状を抑えると共に、殺菌作用で炎症を予防することもできるので、ニキビに効果を期待できるのですね。

ターンオーバーの正常化

また、馬油に含まれるビタミンEには抗酸化作用と血行促進作用がありますし、ココナッツオイルや亜麻仁油などには抗炎症作用があります。肌のターンオーバーが正しく行われることで、新しい皮膚に生まれ変わり、ニキビを改善するのに効果的ですし、すでにできてしまった傷跡やニキビ跡にもおすすめです。

すぐに目立たなくなるわけではありませんが、皮膚の再生を促すので、時間はかかりますが、気長に待ちましょう。ニキビが治っても残ってしまうクレータ跡などが気になる人は、ぜひ試してみくださいね。

アトピーにも効果あり

また、馬油にはαリノレン酸と言う、アレルギーを抑制効果のある不飽和脂肪酸も含まれています。α-リノレン酸は潤いを与える他、新陳代謝を促したり、抗酸化作用があったりするため、アトピー性皮膚炎にも効果的ですよ。

抗酸化作用により炎症を鎮め、新陳代謝を促すことによりかゆみ軽減してくれるので、治療薬ではなく、症状を少しでも軽くする目的で使うとよいでしょう。アトピー性皮膚炎の原因は複合的なので難しいですが、馬油の油膜によって外的刺激から肌を守ることで、外的刺激による乾燥は防ぐことができますよ。

馬油スキンケアの落とし穴

acne-1606765_1280

さて、このように潤い成分や抗酸化作用、抗炎症作用など、肌によい効果をたくさん持つ馬油ですが、具体的なスキンケア方法はどのようなものなのか、ご紹介します。

馬油だけで終わらせない

よくある話として、馬油を塗ったことで、乾燥がひどくなった、というものです。これには理由があり、馬油だけだと油分しか補給できないためです。

馬油を塗ってスキンケアを終えている人は、水分での保湿がされていないために、余計に乾燥してしますわけですね。馬油を塗ったら忘れずに化粧水などで水分でも保湿しましょう。正しいスキンケアをしないと、せっかくの馬油の効果も発揮されません。

馬油をスキンケアとして使う場合には、初めに馬油から使うのがポイントです。馬油には浸透力をよくする効果があるため、最初に塗っておくことで、あとから付ける化粧水や乳液が入っていきやすくなるのです。

しかし、これは下準備にすぎません。馬油は化粧水や乳液などの浸透をよくしますが、水分的な保湿をする働きはありませんから、肌に化粧水が浸透しやすい準備を整えて終わりではいけません。きちんと保湿をすることで初めて、潤いを肌に閉じ込めて、美しい肌を保ってくれるのです。

使用する化粧水や美容液などを保湿力の高いものにすれば、シワやほうれい線などを改善したい場合にはなおよいでしょう。特に、セラミドは肌の潤いを保つのに重要な成分ですから、セラミド配合のものを使うとよりよいですね。馬油だけに頼らず、効果の高い化粧品を使うことも美肌への近道です。

馬油だけのスキンケアが向いている人

基本的に、馬油だけではスキンケアが不十分で、場合によっては乾燥が進んでしまうこともあります。しかし、その人の肌質によっては、馬油だけで十分という人もいますよ。そういう人は、水分量がすでに足りており、油分だけを馬油で補充することでバランスが取れてしまうのです。

しかし、水分量は人によって違いますし、肌質によっても向き不向きがありますから、人がやっているからといって、安易にマネをするのはリスクがあります。もしもやってみて乾燥が進むなどの症状があったら、早い段階で切り上げるようにしましょう。

敏感肌の人にも効果的

また、敏感肌の人や肌のバリア機能が落ちてきている人にも馬油でのスキンケアは効果的です。肌がダメージを受けている状態で化粧水や乳液などを入れようとしても、肌が敏感になりすぎていて、染みてしまいます。

きちんと潤いを肌に閉じ込めるために、まずは馬油で肌を守り、水分をしっかりと留めておけるようにします。馬油でしっかりと肌をケアし、化粧水が染みなくなってから、通常のスキンケアに戻しましょう。

馬油スキンケアのやり方

sukinkea

馬油は高い浸透力や保湿力、抗酸化作用や抗炎症作用など、肌に悩みを抱える女性にとって、心強い味方です。ですから、使い方次第であらゆるケアができますよ。

アイクリーム

年齢が出やすい目の周りは、皮膚が薄くて乾燥しやすい箇所でもあります。馬油の高い保湿力や、ターンオーバーを整える効果を利用すれば、肌の調子を整え、目の周りにもハリを取り戻して若々しい印象を取り戻せるでしょう。

顔のケアと首、アイケアなど、それぞれに化粧品を分けていると非常に出費がかさみますし、ケアをするのも一苦労です。馬油なら1種類であらゆる箇所に使えるので便利ですし、アイケアをすることでまつげの育成にも役立ちますよ。一石二鳥です。

馬油を使った美容法

馬油自体にも血行を促進させる働きがありますが、マッサージをプラスすることで、より効果を高めることができます。美容化のIKKOさんが紹介している美容法がありますのでご紹介しましょう。ぜひ参考にしてみてくださうね。

馬油マッサージ

行うタイミングとしては、入浴中やお風呂上りなど、身体が温まっている時がベストですから、時間を作って試してみてくださいね。

  1. まず、ティースプーンに1杯くらいの馬油を手に取ります。冬場などはクリームが硬くなるので、その場合には手のひらで少し温めましょう
  2. 馬油を顔全体になじませ、両手のひらでさするようにマッサージしていきます。手の内側が鼻の脇に来るようにして、頬を流すようにマッサージしましょう
  3. おでこの中心からこめかみ、こめかみから顎とマッサージを進め、耳の付け根もしっかりとマッサージしていきます。目のくぼみに手を当て、優しくこめかみに流すようにマッサージしましょう。こめかみから首筋へも、同じく流すように行います
  4. 顔が終わったら、最後に耳の付け根からデコルテに流し、一連の流れを5回繰り返せばOKです

洗顔法

馬油を使った洗顔法も美容に効果的です。

  1. まず、手にティースプーン1杯ほどの馬油を取ります。量が多すぎるとベタついてしまうので、この量を目安にしましょう
  2. 手に取った馬油を顔に付け、全体に薄く伸ばしていきます
  3. 馬油が付いた状態で、顔をマッサージするように指でくるくると馬油をなじませていきます
  4. あとはぬるま湯で馬油を洗い流すだけですが、べたつきが強いようでしたら軽くティッシュでふき取ってからでも構いません

馬油洗顔はこの4ステップだけですが、洗顔前に馬油で潤いを与え、油膜で肌に閉じ込めるので、肌を乾燥から守る効果は抜群です。しかし、洗顔前にはメイクをきちんと落としておきましょう。メイクが残ったまま行ってしまうと、汚れまで肌の中に押し込めることになりますので、かえってよくありません。

また、馬油を使う前にパッチテストをしておくとなお安心です。初めのうちは週に2~3回程度、慣れてきて問題なさそうでしたら徐々に回数を増やしていくとよいでしょう。

馬油パック

その名の通り、馬油をたっぷり顔に塗り、パックする方法です。

  1. 洗顔をした状態の顔に馬油をたっぷり塗り、10分くらい放置します。馬油の量は垂れない程度に、自分の感覚で行ってくださいね
  2. 10分程度経ったら、馬油を拭き取って完了です。放置している間にマッサージをするのもよいでしょうパックはこれだけですが、馬油の油分が気になるようでしたら、泡洗顔をしても構いません。

このように、馬油1つでもできる美容法はいくつもあります。特別な道具も手間もなく、馬油があればすぐにでも始められるものばかりですから、普段のケアに取り入れてみてくださいね。

リーズナブルに手に入れられるものも出回っているので、美容用品にかけていたコストを減らすことにもつながります。簡単なケア方法で美しい素肌を手に入れましょう。

まとめ

i

いかがでしょうか?馬油と言うと、昔は切り傷や火傷薬として使っていた印象が強く、美容効果はあまり注目されていなかったかも知れません。また、「馬油」という名前からも、ベタつきがあって使いにくいのではないか?という先入観を持ってしまいがちですよね。しかし、最近の馬油は使い心地もさらっとしていて肌なじみもよく、べたつきが気になるということも少なくなってきました。

いつものスキンケアの前に馬油を塗る一手間を加えるだけで、肌に化粧水が入っていきやすくなり、潤いも逃げません。しっとりとした潤い肌を手に入れたい人にも最適言えるでしょう。また、化粧下地として使うことで化粧乗りがよくなったり、化粧崩れも防げてうれしいですよね。

マッサージや洗顔、化粧下地やスキンケアなど、馬油1つであらゆる肌のケアができ、気になるニキビなどの肌悩みにも効果を発揮する馬油は、女性にとって非常に心強いアイテムと言えるでしょう。スキンケア用品の種類ばかり増えて、毎日大変な思いをしている人は、思い切って馬油を取り入れ、簡単ケアに切り替えてみませんか?低コストで効果大!という馬油の魅力を、ぜひ自分の肌で確かめてみてくださいね。

関連記事として、

ワセリンを顔に使って美容効果はある?塗り方などを紹介!

きめ細かい肌とは?美しい肌を保つ方法と正しいスキンケアについて!

色白になりたい!その方法を知ろう!紫外線対策や美白効果のある食べ物について!

これらの記事も読んでおきましょう。

  
/* */
  
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする