嫌われているような気がするサインを経験したことはありますか?人間関係が複雑になればなるほど、人との距離感によって嫌われている反応が起こってくるはずです。
嫌われる勇気というアドラー心理学にもあるように、人々は嫌われまいとして周囲の人の顔色を伺いながら生きるため、ありのままの自分として生きることが難しくなっています。
嫌われているような気がすると感じる時自分の心には何もないのか?心理学的克服法はどのような方法があるのか情報を集めて記事にしてみました。
嫌われている気がする時の相手の態度
嫌うようになるとどのような行動パターンを相手は取るのでしょうか?相手が存在を無視するための行動を見てみました。
- グループに入ると会話がしらけてくる
- 断るように仕向ける
- 誘われなくなる
- よそよそしくなる
グループに入ると会話がしらける
友達同士でとても楽しく会話をしていた中に、自分が入ると急に話がしらけてきたり、話題を急に変えたりします。
一度や二度ならそう気にすることはありませんが、自分が話すたびに話が「ふ~ん」「そうなんだ」という相槌になり話が盛り上がらなくなってきます。
以前、そのようなことがなかったのに、急に最近そのような態度が見える時は嫌われている気がするのは当然のことでしょう。
無理な要求をして私が断るように仕向ける
食事に誘ってくれても、私が嫌いな系統だと知っている料理屋さんに誘ってきたり、お金がないのにお金のかかる習いごとに行こうといったりして、私が断るように仕向けてくることがあります。
こちらが勇気を出して誘っても、都合があるといって断ったのにも関わらず、その後、他の友達と約束していたことを知った時に感じます。
よく遊んでいたのに誘われなくなる
今まではグループや2人きりでよく遊んでいたのに、他のメンバーには直接声をかけて誘っていて、自分だけ声をかけてくれないときなどは嫌われている気がします。
メールやLINEでも今まではすぐ返事が返ってきていたのに、返事が来なくなったりそっけない返事がくるときに感じます。
態度がよそよそしくなる
グループで話しているときに、明らかに自分の方に視線を向けようとせず、他の人にはニックネームで呼ぶのに自分に対してはいつまでたってもよそよそしく○○さんといいます。
また、他の人の連絡先は聞いてきますが自分の連絡先は聞こうともせず、今までいつも顔が合うと声を掛け合っていたのに、目が合いそうになると視線を逸らして、声を掛けても聞こえないふりして他の場所に行ってしまいます。
ひがみから相手を嫌う態度
仕事はできる、性格は言い、人の悪口は言わないなど欠点がない人が、ある特定の人から嫌われる場合があります。ひがみから、相手を仲間外れにさせます。
異性から嫌われたときの態度
女性も男性も嫌われたことに気が付かないことが多いです。お互いが気が付かないままアクションに出てしまうと、嫌いということをどこかで言わなければなりません。
嫌われると感じた時は無視されたときに一番わかりやすいポイントです。
嫌われている気がする心理的特徴
嫌われている気がする心理的特徴はどのようなものがあるのでしょうか?
原因が何にあるのかまた、心理的なものはどのようなものなのか見てみました。
被害妄想による心理
心理的特徴の1つに被害妄想があります。相手が全くその気がなくても、自分で自分を落ち込ませ人間関係を複雑にしていきます。
これが酷くなると精神的な病気になりますので、専門家のカウンセリングを受けた方がよいので病院で診断してもらいましょう。
自分に自信がない心理
心理的特徴に自分に自信がないためにネガティブな思考をする人がいます。この場合周りの顔色を疑って行動するため冷たい態度を取る傾向があります。
自分が嫌われている気がすると自分自身を苦しめます。心理学ではこのような症状を防衛機制といいます。
相手の対応の変化に見られる心理
相手の対応の変化によって思い込む心理的特徴があります。例えば、今まで仲が良かったのに最近誘ってくれないとか、話を無視されたときに感じる心理です。
相手の変化から嫌われているような気がするのは多くの人が感じますが、誘ってくれない、無視されたというのは受け身の状態で、自分の方から積極的にアプローチすることが必要ではないでしょうか?
育った環境に見られる心理
両親からの十分な愛情が注がれないことに恐怖を感じて独占欲が強くなる人がおります。
このような人は、自分中心で物事を進めなければ仲間外れになった深層心理が働くことがあります。
嫌われているかを確認
嫌われている気がするのは、女性なら直感で分かる気がします。一応確認してみることも必要かも分かりません。しかし、確認して本当に嫌われていたらどうするのでしょう。私は確認しても無意味なような気がします。
それよりも、前を向いて若いのですから次の自分が本当に信頼できる友達を探すことの方が大事なような気がします。
そして、あなたにも反省するところがなかったのか考えながら、相手への思いやりを持って接していれば、友達はできてくるのではないでしょうか?
確認する方法
確認する方法としては次のようなことがあります。
- 嫌っているサインを出しているかどうかチェック
- 忙しいをアピールしているかどうかチェック
- 他の人と態度が違うかチェック
- 電話をかけてみる
- 直接会ってみる
など、方法はいくらでもあります。しかし、嫌われているのを確認しても、そこから、何も生まれないような気が私はします。
それよりも、余り意識しないで相手を思いやりながら接していても、嫌われているような気がするのであれば、前向きに考えて次の友達を探した方が、時間の無駄にならないように考えられます。
ただ、あなたにとってとても大切な友達なら、確認してその解決策を見つけ元通りになる方法を探しても時間の無駄にはならないでしょう。
嫌悪感を持っている
嫌われている気がすることは、相手が嫌悪感を持っていることになります。なぜ、相手が嫌悪感に陥っているのかそれは次のようなことがあります。
- 恐怖心
- 被害妄想
- プライドを傷つけられた
- 同族嫌悪のように自分自身の嫌な面を相手が見せた時に起こる反応
- 支配欲の強さのように、自分の思い通りにならなければ気が済まない
- 損得勘定で物事を決める人
- 嫉妬心
などが混在していて、自分の思いのままにならないことで、嫌って付き合いたくない態度をとっているかも知れません。
見ても分かりますが、理由は自分だけの責任ではなく相手の性格がそうさせるものであって、このようなタイプの人はいずれみんなからも嫌われていきます。嫌われている気がしたら前向きに次の新しい友達を探すことも必要ではないかと考えます。
自分に相手を思いやる心があれば、必ずあなたに合った友達がみつかるでしょう。 自分が悩み苦しんでも、相手は自分の欲求を満たそうとしているだけかも知れません。
嫌われている人との接し方、対処法
嫌われている人との接し方や対処法を見てみたいと思います。余り、深く考えすぎるとかえって悪い方向に進みますので次の対処法を参考にしてみてはいかがでしょうか?
最初に書きましたがアドラー心理学にあるように「嫌われる勇気」も必要で心理学メリットは嫌われることで自分によい結果をもたらすことがあります。
また、嫌われる勇気で注意しないといけないことは、自分の意志をきちんと相手に伝えることと、他人に自分の価値観を周囲の人たちに押し付けることではないと理解することです。
アドラー心理学では相手を変えるのではなく、自分が変わることが必要でそうすることで人間関係の改善方法が見られてくると考えられています。
相手を意識しないようにする
不思議なもので嫌いな人は自分も同じように感じるものです。今まで、とても良い親友だと思っていた人がある一言でその人の正体を知った時に、なぜだか、今までと同じ付き合いができなくなるものです。
対処法はやはり余り意識をしないことです。相手が自分を嫌っていると感じたら感情の距離を置くことも必要で、案外性格や態度に問題がある場合が多く人から嫌われている場合があります。
相手の行動や言動を深く考えないで接することが必要です。
相手に感情を見せないようにする
嫌われている人に自分の感情を見せないようにして、平常心で接して相手が感情を表しても無視することが必要です。
人間近づきすぎると相手の嫌な部分が見えてきてしまいます。兄弟姉妹でもそのような事があるのではないでしょうか?
ですから、ある程度距離を置くことは長く関係を持つにはよい方法かも知れません
自分に関連付けて考えない
心理カウンセラーがよく使う人間関係に生かせる心理学で、投影心理(投影の法則)というものがあります。
嫌われている気がする人の投影心理
人は自分の心の中にある物を、相手に映し出して見たりすることがあります。これを、投影の心理(投影の法則)といいます。
この投影の心理が人間には働くので、自分が嫌いだから相手も嫌いだろうと考えてしまうのです。多くの人々は、物事を客観的に見なくて主観的というフィルターを通して外の世界を見てしまう人が多いのです。
人間関係でストレスの原因は、周りの人と自分の関係がよくないことで起こります。どのような人でも自分がその人から嫌悪を受けてしまうと、その原因が自分にあるのではないかと考えます。
自分の心の状態を他人に映し出していて、あなた自身が自分を嫌っている潜在意識が働いているのです。他人から嫌われていると思うなら、自分を好きになることで、他人から嫌われていると考えることもなくなります。
そのことが分かれば、自分は悪いのでは?と自己嫌悪に陥ることはなくなり、嫌いな人と距離感を保つことで、嫌いな人の良い面を見つけることができるかも知れません。
他の人との人間関係を良くしていく
嫌われている人を無理に好きになるより、他の人との交際を広げた方がよいでしょう。良好な人間関係は物事を良い方向に転換してくれます。
自分をしっかり持っている人との人間関係を構築することは、相手のことも尊重できますし、よい人間関係を作ることができます。
嫌われていると直感で分かる
嫌われている場合、女性は直感でわかるものです。無視、言葉がそっけない、悪口などの数々があれば、嫌われているでしょう。
嫌われていると感じる相手の行動は非常に分かりやすく幼いというべきかも知れません。時には表面ではとても仲良くしているのに、相手がいなくなると悪口の言い放題の人がいます。
もし、嫌われているのではないかと感じたら対処法として大勢の人の場合は、なぜ、嫌われているのか勇気を出して聞くことが必要でしょう。
知らず知らずの間に相手や周囲の人に何か不快な印象を与えていたかも知れません。二人の場合は自分に思い当たることがなければ、堂々として何もしないほうがよいでしょう。
自分が嫌いを克服する心理学
「自分が嫌い」を克服するにはどのような方法で克服したら良いのでしょう。心理学から見える克服法を見てみます。
自分に自信がない場合
自分に自信がない人ほど無意識に、やりたくないことをやったり、できないことを無理してやっていることが多いです。
自分がやりたくないことをやらなければ嫌われるとか、やらなければ相手にされないと考え、我慢して嫌なことをするため、上手くいかないで自分を責め悪循環を繰り返します。
その悪循環を断ち切る克服法は
1.泣けるだけ泣く
自分自身に自信がない人は、辛かったこと悔しかったことを思い出して、涙がでなくなるまで泣いて、涙で洗い流すと気持ちがスーとして晴れ間が見えてきます。
2.環境を変える
自分らしく生きられる場所こそ自分らしく過ごせます。自分が過ごしやすい環境作りをして環境を変えましょう。
イライラする場合
ことあるごとに自分にイライラして、やり場のない怒りを感じ、そのような自分が嫌いになることがあります。
原因は自分にとってマイナスな意味づけをしているので、自分自身でイライラの原因を作り出していることになります。
これは脳の正常な働きによるもので、脳はできごとに対して自分の価値観に合った働きをします。
そのできごとの意味を元に、自分の気持ちを作り出す性質を脳は持っているので、自分がマイナスな意味づけをすることでイライラの原因となります。
自分にイライラする場合の克服法
イライラしてきたら深呼吸しながら6秒ゆっくりと頭の中で数えます。怒りの感情のピークは6秒間しか続きません。
6秒を乗り切ることができれば気持ちをコントロールすることができます。怒りの感情の6秒間のピークを乗り切ることでコントロールでき、反射的に怒らないで冷静になって意味づけを考えます。
自分がクズであると考える場合
モラル(道徳)がないとの意味合いがあり、自分がクズであると考える場合自分が役に立たないと思い込んでいます。
自分に対する価値観と、別にどうでもよいという開き直りの深層心理があり、自分が嫌いになっています。
クズだと思う克服法
自分がクズだと思う原因に、親(家族)友人、配偶者、会社の上司や部下、社長などあなたと一度は密接にかかわった人から、裏切られた経験が深層心理にあります。
そうした傷がいえてないため、他人に対して諦めの気持ちを抱いて人付き合いに情熱を持つことができません。どうせ傷つくなら傷つかない生き方をした方がよいと考えているからです。
克服法は大切な人と思える人に出会えることです。そして、その人から逃げないでその人を大切にすることです。そうすることで、結果的にあなた自身の自尊心を回復することができるのです。
自分にされて嫌なことを他人にしてはいけないということです。
自分が分からない場合
自分が分からなくなることは、自分という存在を否定して、生きる意味や将来への不安、言葉にできない寂しさを感じている状態です。
無力な自分を恥じ嫌うことで心を保とうとして一種の燃え尽き症候群の可能性を秘めています。燃え尽き症候群の心理状態は一生懸命努力したのに期待を裏切られたときに起こります。
原因は、学校のパワーハラスメントや、モラルハラスメント、死別、離婚、会社の倒産やリストラなどの強烈な圧力を受けたときなどです。
自分が分からない時の克服方法
1.大切なことをする時間を先に確保します。自分の人生において大切なことやライフワークの時間を先に確保します。
2.自分がやらなければならない日頃の作業をできるだけ簡素化できる工夫をすることです。
まとめ
嫌われている気がするを見てきましたがいかがでしたでしょうか?色々な考え方がありますので嫌われている気がすると感じる場合、全てを否定するつもりはありません。
しかし、嫌われている気がして人間関係を複雑にして孤独感を味わうなんてとても頂けませんよね。
アドラーの嫌われる勇気にもありますように、人間はいつも一人なのです。生まれた時も死ぬ時も一人なのです。それなら、自立して一人でも孤独感を味わうことのない人間関係を築くことが必要ではないかと考えます。
また、嫌われている気がするのは相手がそう思っているのではなく、自分の心の中に潜在的にあることが分かりました。
それなら、自分がそのように思わないようにバランスをとってマイナス面ばかりでなくプラス面も見ながら人間関係を構築することが必要に思います。
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