馴れ馴れしい人の特徴や心理を知ろう!親しみやすいとの違いってなに?

初対面から馴れ馴れしい人がいますよね。いきなりタメ口利いたり、相手に○○ちゃんと「ちゃん」づけで呼びかけたりします。そんな時、親しみがわくよりも引いてしまうことが多いようです。

「馴れ馴れしさ」と「親しみやすさ」は違います。親しみやすい人は相手に好印象を与えますが、馴れ馴れしい人はむしろ不快な印象を与えます。

馴れ馴れしい人の心理状態や親しみやすさとの違い、馴れ馴れしい人へ対応する方法についてお伝えしますね。

馴れ馴れしい人とは?

cat-and-dog-493633_960_720お友達

たいていの人は時間をかけて他人と親しくなります。自分のことを相手に知ってもらい、相手のことをよく理解するのは容易なことではありません。少しずつお互いの領域(テリトリー)に踏み込んでいって、親しい関係になります。いきなり友達や恋人にはなれません。

でも、馴れ馴れしい人は初対面から大親友や恋人のように振る舞います。そのため、相手が引いてしまっても気づきません。

[馴れ馴れしい人の特徴]

「馴れ馴れしい」の意味を辞典で調べると、「①非常に親しい様子 ②遠慮がなくぶしつけな様子」となっています。

馴れ馴れしい人の性格や行動・話し方には特徴があります。傍から見ると、確かに遠慮がなくぶしつけな感じがします。

①初対面から「タメ口」を利く

「タメ口」とは、自分が相手と対等(同等)の立場で会話することです。「タメ」とは博奕用語で「ぞろ目(同目)」のことです。1960年代頃から不良仲間の隠語で「同じ」「五分五分」の意味で使われるようになりました。

相手がだれでも敬語を使いません。姓で呼ばず、下の名前で呼びたがります。すぐに「○○ちゃん」と「ちゃん」づけで呼びます。

  • 「おまえンとこの課長ってバカだよねー」
  • 「休みン時、何してるの?どっか出かけたりする?」
  • 「○○、今夜、飲もうよ。△△ちゃんも一緒に行こう」
相手が敬語で話すのを嫌がります。「そういう堅苦しい話し方、やめなよ」

面と向かい合っている時よりも携帯電話で話す方が、タメ口になる人もいます。

②ボディタッチする

慣れ慣れしい人はすぐに相手の体に触れてきます。無意識に触れてくるので、相手が不快な思いをしていても気づきません。

人は他人との間に距離をおく

人は無意識に他人との間に距離をおいて快適な空間を作ります。「パーソナルスペース」といいます。パーソナルスペースは個人差がありますが、相手によっても異なります。

親しい人とは距離感を縮め、体が触れ合うことで親密感が生まれます。恋人とは手を握り合ったり抱きしめ合ったりするのが快感です。赤ちゃんはお母さんと身体を触れ合うことで情緒が安定します。

しかし、それほど親しくない人と接する時は、75㎝~120㎝程度の距離を保つようにします。それ以上近寄られると落ち着きません。まして身体に触れられるのは不快です。

③人の心に土足で踏み込む

人はだれでもテリトリー(自分だけの領域)を持っています。「テリトリー」とは、コンプレックスなど極めて個人的な悩みや苦しみ、プライドなど他人にはあまり知られたくない心の領域です。かなり親しい人にでもテリトリーには踏み込んでほしくありません。

馴れ馴れしい人は平気でテリトリーに踏み込んできます。絶対に触れてほしくないことを話題にします。「離婚したんだって?なぜ?」「彼氏とかいるの?」などといいます。

④人の都合を無視して誘う

馴れ馴れしい人はすぐに遊びに誘います。「飲みに行こう」「食事しない?」などと、相手の都合も聞かずにしつこく誘います。

「都合が悪い」「先約がある」と断られると、がっかりすることもなく別の人を誘います。

[馴れ馴れしい人の心理]

馴れ馴れしい人は自己中心的な人が多いといいます。劣等感や人に嫌われるという不安感、育った環境などのために無意識に馴れ馴れしい態度をとるようになります。失礼な言動をしても悪気はないのです。

日本人は、不快に思ったり腹が立ったりしても口に出さないことが多いようです。馴れ馴れしい態度をとられて不快になっても、はっきり言いません。ただ馴れ馴れしい人を避けるようになるだけです。馴れ馴れしい人は、いつの間にか人間関係に溝ができていても気づきません。

馴れ馴れしい人の心理状態は次のようなものです。

①馴れ馴れしい人は自己中心的

慣れ慣れしい人は自己中心的です。慣習や社会的常識や暗黙のルールなどを気にしません。タメ口を利くのも「俺はだれにでもこういう話し方をするんだ」「相手がだれでも自分のスタイルは変えない」という無意識の意思表示です。「ラフな人間」を自己演出します。

馴れ馴れしい人はその場の雰囲気を気にしません。空気を読めないというよりも読まないのです。自分がフレンドリーに振る舞いたいと思えば、相手がだれでも自由奔放に振る舞います。

無神経で厚かましい

自己中心的ですから、無神経な言動・態度になります。「厚かましくて図々しい」という印象を与えます。いきなり自慢話を始めたり、相手を上から目線で批判したりします。人の話を聞こうとしません。

無神経なので、自分をコントロールしたり、人を気遣ったりできません。しようとも思わないのです。

②相手を尊重しない

馴れ馴れしい人は自己中心的ですから、相手を尊重しません。相手の気持ちを考えません。ですから、平気でボディタッチしたり、テリトリーにズカズカ踏み込んだりします。

上下関係という常識がない

馴れ馴れしい人は相手の気持ちにかまわず、社会的な慣習や常識も尊重しません。上下関係という常識がありません。上下関係は相手の地位や立場や年齢などによって形成されます。馴れ馴れしい人は相手が上司であろうが先輩であろうが気にしません。

たいていの人は、相手が自分より上の立場にいると思えば丁重に振る舞います。敬語を遣い、礼儀正しく接しようと努めます。馴れ馴れしい人は上下の意識がないので、敬語やマナーにこだわることがありません。

相手に対する心遣いがない

自己中心的で相手を尊重しないので、相手に対する心遣いや気配りをしません。相手の都合や気持ちを考えないで、自分の好きなように行動し話します。

③馴れ馴れしい人は嫌われることを恐れている

馴れ馴れしい人は人間関係にコンプレックスを持っている人が多いようです。「人見知りが強くて、人と親しくなるのが苦手」という劣等感を持っていたり、子供時代に親と健全な愛着が形成できずトラウマを抱えていたりします。人に見捨てられ嫌われることを恐れています。

強がってフレンドリーに見せる

人見知りが強かったり人に嫌われる不安感が大きかったりする人は、強がって「自分は初対面でもこんなにフレンドリーに振る舞える」と見せようとします。「気さくな人間」を自己演出します。馴れ馴れしい態度をとり、かえって相手に嫌われてしまう可能性があります。

寂しがり屋で友達が欲しい

寂しがり屋で独りぼっちになるのを恐れている人は、やたらに馴れ馴れしく振る舞うことがあります。「早く親しくなりたい」「いつまでも他人行儀でいるのはイヤ」と思い、馴れ馴れしくしてしまいます。心の底で「人に嫌われたくない」と強く思っているのです。

自分を変えようとしている

強い人見知りのために対人関係で失敗した苦い経験があると、社交的な親しみやすい人間に変わろうと努力します。いろいろなサイトの記事を参考にしながら、人と積極的に会話しようと努めます。「正直で飾り気がなく、親しみやすい気さくな人」を自己演出します。

しかし、「強い人見知り」という劣等感があるため、自分に自信が持てません。気合が入りすぎて自分をコントロールできなくなり、馴れ馴れしい態度になってしまうのです。

④勘違いをしている

馴れ馴れしい人の中は、勘違いをしている人が少なくありません。馴れ馴れしいことが親しみやすいフレンドリーな態度と勘違いしています。

容姿に劣等感を持ち、自分に自信がない

自分の容姿にコンプレックスを持ち、自分自身に自信がないと、人目に立つように振る舞うことがあります。馴れ馴れしい態度をとるようになります。

勘違い男

男の人の中には、初対面から積極的に攻めるのが男らしいと勘違いしている人がいます。初対面から女性にもてる自慢話をしたり、上司や先輩など目上の人にタメ口利いたりすることを男らしいと勘違いしているのです。女性心理を理解していません。

勘違い女

女性でも勘違いしている人は少なくありません。自分がキラキラ女子で男性にもてると思い込み、初対面からイケイケな態度をとるタイプです。周囲の人たちが「痛い」と思っていることに気づきません。同僚や友人に対しても「あんたのメイク、ださいよ」「センスがないね」などとズケズケ言うことをフレンドリーと勘違いしています。

恋愛・結婚がうまくいかないのは勘違い心理のせい

結婚相談所を訪れる男女が失敗する原因は勘違いが多いようです。勘違い男や勘違い女は初対面から馴れ馴れしく振る舞い、相手を不愉快にしてしまうのです。男女は、相手を思いやりながら少しずつ親しくなっていくのが普通です。

結婚相手を選ぶ時は男女とも慎重になります。ことに男性が妻にしたいと思う女性は、初対面から馴れ馴れしいイケイケ女ではないようです。

馴れ馴れしい女は男に勘違いさせる

男女関係において男性心理は女性心理よりも単純だといいます。男性は勘違いしやすいようです。馴れ馴れしい女性は、だれにでもボディタッチしたりタメ口を利いたりします。本当に好きか嫌いかは関係なく、男性との距離感を縮めます。女性にボディタッチされると、「この女は俺に気がある」と思い込むのが男性心理です。馴れ馴れしい女性は男性に勘違いさせ、トラブルを起こすことが多いのです。

「馴れ馴れしさ」と「親しみやすさ」は違う

dogs-2200676_960_720親しい仲間

「慣れ慣れしさ」と「親しみやすさ」は違います。「親しみやすい」は「馴れ馴れしい」の類語ではありません。ちなみに、「社交的」も「馴れ馴れしい」の類語ではありません。

親しみやすい人は相手や周囲の人たちに対して濃やかな心遣いをします。馴れ馴れしい人は、相手の思わくに関係なく心の中に土足で踏み込んできます。

馴れ馴れしい人は第一印象が悪く、親しみやすい人は初対面の人に好印象を与えます。

[親しみやすい人とは?]

親しみやすい人とは、話しかけやすい雰囲気の人です。相手や周囲の人たちに思いやりのある人です。

①笑顔がさわやか

親しみやすい人は、いつも穏やかな笑顔でいます。さわやかな明るい笑顔で相手を迎えます。冷たく取り澄ました人や眉間にしわを寄せて怖い顔をしている人には、なんとなく近寄り難く話しかけにくいものです。にこにこしている人には声をかけやすくなります。

(馴れ馴れしさとの違い)

馴れ馴れしい人の笑顔には、どことなく人を見下したように雰囲気があります。「俺ってさ(わたしって)、どんな人にもフレンドリーなんだ」と自慢している感じです。

②ありのままの自分を受け入れている

親しみやすい人は、ありのままの自分を受け入れています。自己肯定感を持ち、自分自身に自信があります。自分をとりつくろったり飾ったりしません。

自分の弱点も欠点も何もかも受け入れることができますから、他人を受け入れることもできます。だれにでも心を開くことができます。考えに柔軟性があります。

相手に無用な敵対心や競争心を持たない

ありのままの自分を受け入れているので、他人と自分を比べたり、他人の評価を気にしたりしません。他人に無用な敵対心や競争心を持ちませんから、本音でつきあいます。相手も警戒しなくなります。

③相手を尊重し、敬意をはらう

親しみやすい人は相手を尊重します。だれに対しても敬意をはらいます。人のテリトリーに土足で踏み込むような真似はしません。その人が他人に知られたくないと思っていることには触れず、そっとしておきます。

だれにでも同じ態度で接する

相手を尊重していますから、相手に失礼な態度はとりません。適切な敬語を遣い、礼儀正しく接します。相手が目下の人でも弱い立場の人でも同じように礼儀正しく接します。見下すような態度はとりません。だれにでも優しく接します。

(馴れ馴れしさとの違い)

馴れ馴れしい人もだれにでも同じ態度をとりますが、相手を尊重するのではなく、自分がしたいように振る舞っているだけです。

④相手を思いやる

自分に自信があると、相手を尊重し思いやることができます。相手に濃やかな心遣いができます。相手を不愉快にさせないように配慮します。

共感する

自分に自信があるので相手の話を素直に聞くことができます。相手を否定したり反発したりしないで、共感できます。「そうね」「そうでしたか」「私もそう思います」などと共感を示すと、相手は話しやすくなり親しみが湧きます。

サポートが上手

親しみやすい人はテリトリーには踏み込みませんが、必要とあればいつでも助けの手を差し伸べてくれます。「話したいことがあれば、いつでも聞きますよ」「私で良ければ話してみて」とか「何か私にできることがある?」「何かお役に立てますか?」とか、さりげなく優しく声をかけます。サポート上手なので、安心して相談できます。

話題を見つけることが上手

親しみやすい人は思いやりがあるので、相手に合わせた話題を見つけるのが上手です。その場の雰囲気や空気を正しく把握して相応しい話題を見つけます。話題にしたくないことを持ち出したり、だれにも関係のないことを話したりしません。相手が話しやすい雰囲気を作ります。

(馴れ馴れしさとの違い)

馴れ馴れしい人は自分のことを優先して話します。自分に興味のあること・自分の自慢話が優先します。本人はその場の雰囲気を盛り上げていると思っています。

[言葉遣いとマナーが大事]

会社など職場の人間関係を良くしたり、取引先と良い関係を保ったりするためには、言葉遣いとマナーが大事です。馴れ馴れしさと親しみやすさの大きな違いは言葉遣いといいます。

敬語は言葉の潤滑油・マナーは社会の潤滑油

敬語や礼儀正しい態度を「しかつめらしくて堅苦しい」「よそよそしい」という人がいます。しかし、一流ホテルマンはきちんと敬語を遣い礼儀正しい態度でお客に接しながら、お客に親しみやすい印象を与えて寛がせます。

敬語もマナーも堅苦しいものではありません。相手の立場を尊重していることを自然に伝えるものです。目上の人だけではなくだれにでも敬語を遣い、正しいマナーで接することが良好な人間関係を築きます。

敬語は日本語独特の美しい言葉遣いです。日本人ならば敬語を正しく遣い、美しい日本語を話したいものです。しかし、英語にも敬語に似た丁寧な表現法や言葉があります。

どこの国においても、敬語は言葉の潤滑油、マナーは社会の潤滑油です。

敬語には尊敬語・謙譲語・丁寧語がある

敬語には尊敬語・謙譲語・丁寧語があります。尊敬語は相手に、謙譲語は自分に、丁寧語は中間的に遣います。

目上・年上の人と話す時は尊敬語と謙譲語を遣う

目上の人(上司・先輩・取引先など)や年上の人と話す時は、主として尊敬語と謙譲語を遣うようにします。自分や自分側のことを話す時は謙譲語、相手や相手側には尊敬語を遣います。

同僚・後輩・部下・年下には丁寧語が話す

同僚や後輩や部下・同じ年や年下の人には丁寧語で話します。「そうだよね」「これを課長に渡して」と言うよりも「そうですね」「これを課長に渡してください」と言います。「あんたの子供」「あんたの旦那」と言うより「あなたのお子さん」「御主人」と言う方が気持ちがいいですね。

親しくなってきたら友達口調でもOKです。でも、学生時代の友人ではなく職場関係の人とはぞんざいなタメ口を利かない方が無難です。

馴れ馴れしい人の対処法

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年下の新入社員や同じ年の同僚に馴れ馴れしく話しかけられてムカつくことがありますよね。ブティックの店員さんなどにも初対面のお客にタメ口を利く人が少なくありません。駅員さんや銀行員の中にもぞんざいで横柄な態度の人がよくいます。

店員さんなどでしたら何度も顔を合わせることはありませんが、会社など職場の人とは一緒に居る時間が長いので上手に対処したいものです。知恵コレクションなどのサイトには「馴れ馴れしい人にどう接すればよいか?」という質問や相談が沢山寄せられています。その回答の記事も参考になります。

[馴れ馴れしい人に対応する方法]

馴れ馴れしい人に対応する時は、どれほどムカついても冷静さを失わないようにします。カッとなって乱暴な言葉で言い返したりすれば、馴れ馴れしい人と同じレベルになります。

①タメ口には敬語で返す

年下の新入社員や同じ年の同僚がぞんざいなタメ口を利いたり、失礼な態度をとったりしたら、きちんとした敬語で応じ、礼儀正しく振る舞います。

「昼メシ、もう喰った?どっか、喰いにいかね?」などと後輩に言われたら、「私はもう頂きました。お昼まだでしたら、どうぞ食べにいらしてください」と応じます。「〇〇ちゃん」と呼ばれたら、「△△(姓)さん」と返します。

年下や同じ年の同僚が前をズカズカ歩いたりしたら、追い抜く時に「お先へ」とか「失礼」とか言って軽く頭を下げます(会釈します)。時にはドアを開けて、笑顔で「お先へどうぞ」と言うのも効果的です。

馴れ馴れしいブティックの店員に「おたくサァ、こんなの似合わない。こっちの方がいいよ」などと言われたら、「こちらを見せて頂けますか?試着させて頂けますか?」と返します。

敬語を遣う時は笑顔がポイント

敬語を遣うと堅苦しくなると心配する人もいますが、にこやかな笑顔で話せば気さくな雰囲気になります。優しい笑顔がポイントです。

②親しみやすい常識人と一緒にいる

敬語の遣い方やマナー、上下関係を心得ている常識的な人たちと一緒にいるようにします。親しみやすい常識人は相手を気遣ってくれるので、居心地良く会話したり仕事したりできます。馴れ馴れしい人は常識的な人たちを堅苦しいと感じますから、近寄りません。

③心身ともに距離感を保つ

馴れ馴れしい人はすぐに距離を縮めてボディタッチしてきます。恋人や配偶者でなければ、親しい友人でもあまり近くに寄られるのは不愉快です。ボディタッチは論外です。

馴れ馴れしい人が近寄ってきたら、さりげなく距離を空けます。身体に触られそうになったら、にこやかに逃げます。

どうしてもかわせないならば、「私は人に近寄られるのが苦手なので、ごめんなさい」とはっきり言うようにします。身体的にも心理的にも距離感のある状態を保ちます。

④しつこく誘われたら適当に流す

馴れ馴れしい人は相手の都合などかまわずに誘ってきます。1度でも誘いに応じると、図に乗ってますます馴れ馴れしく寄って来ます。笑顔で「先約があるので」とか「今日は用事があるので」などと適当に流します。細かく説明する必要はありません。

⑤悪気はないことを理解する

馴れ馴れしい人は自分に自信がなく、人に嫌われて独りぼっちになることを恐れています。早く親しくなりたいと切実に思っているだけで、悪気はありません。「気さくで親しみやすい」という印象を演出したがっているだけです。

悪気がないからと馴れ馴れしい人を受け入れると、不快な思いをしたり迷惑したりします。悪気がないことを理解しても、変に同情しない方が無難です。

にこやかに接しながら、イヤなことは毅然として「嫌だ」と伝えることが大事です。

[馴れ馴れしい人にならないためには?]

第一印象が最も悪いのは「馴れ馴れしい人」です。学生時代はともかくも、社会人になったら馴れ馴れしい人にはならないようにしたいものです。

①ありのままの自分を受け入れる

子供時代・学生時代に人見知りが激しくて友人ができなかった人は、それがトラウマとなっています。大人(社会人)になったら良い人間関係を築きたいと強く願うあまり、馴れ馴れしい態度に出てしまうことが多くなります。

まず、ありのままの自分を受け入れます。劣等感も欠点も何もかも受け入れた上で、自分という人間の存在価値を認めます。

自分自身の価値を認めると、他人を尊重できるようになります。

②「他人が自分をどう思うか?」より他人の気持ちを思いやる

他人の目を気にするのをやめ、他人の気持ちを思いやります。会話している相手の気持ちや周囲の人たちの雰囲気を察するようにします。

③時間をかけて親しくなる

人間は簡単に心を開いて親しくなれるものではありません。ありきたりの会話から始めて、お互いに少しずつ心を開いていくのが普通です。時間をかけて自己開示してこそ、お互いわかり合えて親しくなれるのです。

④「親しき仲にも礼儀あり」を心がける

社会人には上下関係の意識が必要不可欠です。目上・年上の人には敬語を正しく遣い、礼儀正しく接します。年下や同じ年の同僚にも失礼にならならいように振る舞います。「親しき仲にも礼儀あり」です。

まとめ 馴れ馴れしい人は自己中心的

「馴れ馴れしい人」とは初対面から遠慮なくぶしつけに振る舞う人です。本人は「自分は親しみやすい」「自分はフレンドリーで社交的」と思い込んでいますから、相手が不快な思いをしていることに気づきません。

馴れ馴れしい人はいきなりタメ口で話したり、○○ちゃんなどと下の名前で呼びかけたりします。親しい関係でもないのにボディタッチをしてきます。人の心の中に土足で踏み込みます。

馴れ馴れしい人は自己中心的で他人を尊重しません。社会の慣習や常識・マナーを気にしないで、「だれにでもフレンドリーに接する人間」を演出します。社会の上下関係という意識がないので、敬語やマナーにこだわることを「堅苦しくてフレンドリーではない」と思い込んでいます。相手の気持ちやその場の雰囲気を察知することができません。

実は、馴れ馴れしい人は人見知りが強いなど人間関係にコンプレックスを抱えています。自分に自信がなく、人に嫌われて独りぼっちになることを恐れています。そのため、早く人と親しくなろうとします。しかし、自己中心的ですから自分の思い込みや勘違いのままに振る舞います。自分をコントロールできず、ぶしつけで失礼な態度をとり、かえって嫌われます。

人と親しくなるには時間がかかります。まず、ありのままの自分を受け入れて、他人を尊重します。人の気持ちを思いやるようにします。そうして少しずつお互いの心を開いていくと、本当に親しくなれます。

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