夏になると無性に飲みたくなる赤い飲み物、しそジュース。みなさんはしそジュースは夏だけの飲み物だと思っていませんか?
しそジュースは一年中スーパーで売っている青紫蘇でもつくれます。赤紫蘇の時期は6月~7月で、旬を過ぎてしまうと市場には出回ることはありません。しかし、青紫蘇の時期は一年中売っているように見えて6月~9月が旬の時期です。
今回はしそジュースについて記事を書いています。実はしそジュースには知られざる様々な効果があります。効能や、しそジュースをおいしく飲めるアレンジもご紹介していきますので是非読んでくださいね!
赤紫蘇と青紫蘇の違いって?
まずは赤紫蘇と青紫蘇の違いについて書いていきたいと思います。
紫蘇は、ビタミンやミネラル類を多く含む緑黄色野菜です。特に、B-カロテン・カルシウム・ビタミンB1の多さは、他の野菜と比べてもトップクラスです。赤紫蘇も青紫蘇も同じ紫蘇なので、含まれている栄養素の大きな差はほとんどありません。
赤紫蘇は薬効が高く、青紫蘇は栄養価が高いと言われています。でも、紫蘇ジュースといえば赤紫蘇のイメージは確かにありますよね。色鮮やかな赤紫蘇で作ると、目にもキレイに映ります。
しかし、青紫蘇でもジュースは作れます。青紫蘇で作ったジュースは、赤紫蘇よりも紫蘇の風味が強いという特徴があります。紫蘇の風味が苦手な方は赤紫蘇で作ったほうが無難ですが、紫蘇が好きな方は是非一度青紫蘇でジュースを作ってみてはいかがでしょうか?
しそジュースの効能について
では次に、しそジュースの効能について書いていきたいと思います。
◆B-カロテン
野菜の中でもトップクラスにB-カロテンの含有量が多い青紫蘇ですが、効能についてまとめました。
B-カロテンは抗酸化作用があるため、血管内に悪玉コレステロールが留まって酸化するのを防ぐ働きがあります。そのため、動脈硬化の予防に効果があると言われています。
さらに、B-カロテンはビタミンAが足りない時に、体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは、肌荒れや乾燥を防止してにきびやシワも防ぎ、美肌を作るのにも効果的です。
◆アントシアニン
色の濃い植物に含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化作用があります。
老化や生活習慣病の予防にも効果を発揮します。
◆ルテオソン
肝臓の解毒作用を促進し、免疫を高める作用があります。
◆ロズマリン酸
ポリフェノールに含まれます。
たくさんの効果がありますが是非知って頂きたい効能の一つに、糖分と脂肪の消化吸収を助ける効果があります。青紫蘇には実はダイエット効果があるのです。
◆ペリルアルデヒト
紫蘇特有の匂いの成分です。嗅覚を刺激して胃液の分泌を活発にさせる働きがあります。
また、消臭や食中毒の予防にも効果的です。
◆aリノレン酸
アレルギーを緩和し、血液をサラサラにする効果があります。
◆カリウム
利尿発汗効果があります。先ほどご紹介したロズマリン酸と合わせるとダイエット効果が更に増します。
・クエン酸
紫蘇ジュースを作る際に加えるクエン酸には、疲労回復効果があります。
さらにビタミンCや鉄、カルシウム、ミネラルも豊富に含まれていますので安眠や鎮痛、更には解熱効果や貧血の予防にも効果的です。
しそジュースの簡単な作り方
いかがですか?しそジュースにはこれだけの効能があります。しかも、しそジュースは簡単に作れます。
しそジュースの作り方について紹介します。赤紫蘇も青紫蘇も基本的な作り方は同じですので、参考にしてくださいね!
◆用意するもの
- 青紫蘇(大葉)または赤紫蘇 ・・・200グラム
- 水 ・・・2リットル
- 砂糖 ・・・400グラム
- お酢 ・・・100cc
- クエン酸 ・・・大2
◆しそジュースのレシピ
用意したものを5つの工程で紫蘇ジュースにしていきたいと思います。
- 紫蘇の茎を取って水洗いしてキレイにする
- 沸騰させたお湯の中へ紫蘇を入れ、10分ほど煮る
- ザルにそっとあけます
- 砂糖、お酢、クエン酸を入れると、色が鮮やかな琥珀色に変わります。
- 煮沸した瓶か、ペットボトルに入れて保存します。
この5つの工程で、簡単にしそジュースは作れます。
砂糖、お酢、クエン酸を入れるときに味見をしながら、ご自分が好きな濃さに調節していくことをオススメします。お酢の香りが苦手な方は、りんご酢を入れていただいてもおいしく召し上がれます。
ここで注意点があります。お酢は酸味の強い食品ですので、大量に摂取すると胃を痛めてしまう原因にもなります。体調不良の方は、お酢の量をとり過ぎないように気をつけましょう。
また、保存方法は湿度と気温が高い場所は避けて、涼しいところや冷蔵庫で保管して頂くと長持ちします。しそジュースを作った際の煮込んだ後の紫蘇は干してから、袋の中でパラパラに揉み解すとふりかけに変身します。紫蘇のふりかけは色々な食材にも合いますので余った紫蘇はふりかけに再利用しましょう!
その他の紫蘇を取り入れる方法
何度もしそジュースを作ってしまい、飲むのは飽きてしまった方へオススメのアレンジをご紹介します。
◆紫蘇サイダー
水で割るのに飽きてしまった方は、炭酸水で割ってみましょう!スッキリとした味になります。
味がついていないシンプルな炭酸水を選ぶことをオススメします。
◆紫蘇スカッシュ
炭酸水で割ったしそジュースにレモンを足すだけで、スッキリに加えて爽やかな風味になります。
紫蘇ジュースにシュワシュワ系は良く合いますので、是非アレンジしてみてくださいね。
◆紫蘇酎ハイ
紫蘇ジュースに焼酎を入れて、炭酸水で割ります。
焼酎は芋や麦などの乙類ではなく、鏡月やいいちこなどの甲類にした方が味がぶつからずに美味しく飲めます。
◆紫蘇ビール
実は、合うのが紫蘇とビールの組み合わせです。しそジュースにビールを入れるだけで簡単に出来ますので、是非お試しください!
しそジュースにはダイエット効果もありますが、アルコールで割って飲みすぎてしまっては
効果を出すことはできません。ダイエットをしたい方はノンアルコール飲料で割るようにしましょう。
では、飲み物以外でのアレンジもご紹介します。
◆紫蘇ゼリー
しそジュースに寒天を使えば、簡単にゼリーを作ることができます。
暑い日や疲れている日、食欲がない日にもスッキリとした味わいでスルッと食べてしまいます。
◆紫蘇フローズンヨーグルト
プレーンタイプの市販されているヨーグルトに、しそジュースを適量混ぜます。
そのままでも召し上がれますが、冷凍庫で冷やしてシャリシャリのフローズン状態にしても美味しく食べることが出来ます。
◆紫蘇シャーベット
凍らせたしそジュースをミキサーで混ぜると、シャリシャリのシャーベットになります。糖分が多く含まれているしそジュースは、冷凍しても完全には凍りにくいためカキ氷のような状態ではなく、柔らかい食感のシャーベットに変身します。
しそジュースを使ったスムージーを作れば、食欲のない朝でも栄養をしっかり取ることが出来ます。さらにしそジュースは、酸味のあるチーズとの相性も抜群ですのでチーズケーキを作る際に混ぜても美味しいケーキが作れます。
しそジュースを色々な素材で割って、ご自分が好きな味を見つけていくのも楽しみの一つですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は紫蘇ジュースの効能やアレンジ方法をご紹介しました。
赤紫蘇の旬が終わったこの時期でも、青紫蘇を使ってジュースを作ることが出来ます。青紫蘇ジュースもとても美味しく召し上がれますよ!
栄養たっぷりな紫蘇ジュースはアレルギーや花粉症の改善にも効果があります。是非お試しください!
関連記事として、
・筋肉に必要な食べ物とは?効率よい筋トレのための4つの成分!
これらの記事も合わせてお読みください!