牛乳を飲むやいなや、すぐさまトイレに駆け込んだ経験ありませんか?何日もお通じがなくてお腹が苦しい・・・そんな辛い経験をされている方も少なくないでしょう。
そもそも、どうして胃腸の調子が悪くなってしまうのでしょうか?そんな疑問を持っている方も多いでしょう。そんなあなたに朗報をお届けしたいと思います。
胃腸が弱くなるのはなぜ?
胃腸の働きが弱くなるのには、さまざまな要因があります。そのような原因をあげてみましょう。
- 不規則な生活
- 不摂生な食事
- ストレスや不安
不規則な食生活
まずは、忙しい生活をおくっているみなさんが直面している問題である不規則な生活が挙げられます。人によっては、24時間365日、仕事することを強いられている現代では、忙しすぎて生活リズムが崩れがちです。
その結果、食事を摂る時間が不規則となり、自然と人が本来持っている体内時計も狂ってしまっています。朝食を抜いたり、真夜中に食事を摂ったりすることは、胃腸に負担をかけます。その結果、体調が少しずつ調子を崩していき、胃腸の機能が低下していくのです。
不摂生な食事
外食しがちな現代人の食事は偏りがちです。外食の回数が多ければ多いほど、自然と脂質や炭水化物を多く摂取することになります。
そこに、仕事関係の飲み会などが続くような生活では、食生活にまで気をくばることはまず無理でしょう。そうすると、最近よく耳にする「メタボリック症候群」や「高脂血症」などの生活習慣病を患うことになります。
ストレスや不安
仕事や家庭、学校などで不安を感じている方も多いでしょう。現代日本では、未来に対する希望をなかなか持てないかもしれません。
例えば、ITテクノロジーの進歩により、社会人の仕事は劇的に変遷、増加しました。文書化はWordを使えばすぐにできますし、会計はExcelや会計ソフトを使用すれば計算する必要もありません。しかし、そのツールを使用するために、社会人は常に進歩するテクノロジーの進歩に対応できるようにしなければならないプレッシャーにさらされています。また、学校では進学についての不安や懸念などが、常に親子を追い立てています。
そんなストレスや不安が、食欲不振や豊満感などの消化器系疾患の異常を招いている可能性もあるのです。
胃腸を強くする方法①睡眠
胃腸を強くするためには、睡眠も重要になってきます。
よく眠る
「寝る子は育つ」と昔の人は言いましたが、このことわざ、実は本当のことです。幼少時にきちんとした生活を送っていた子供は身体の大きさにかかわらず、きちんと成長します。夜は早めに就寝し、翌朝は早く起きるようにしましょう。
小学生の時によく先生に「早寝早起しなさい!」と言われると、「ウザイなあ・・・」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実は的を射た言葉なのです。また、「早起きは三文の徳」ととも言われていますが、早く起きて朝食を摂り、その日一日を有意義に過ごすことは胃腸はもちろん、生活のためにも良いのです。多忙な現代人の生活は、様変わりして24時間365日働くことを強いられています。でも、できる限り、規則正しい生活をしましょう。
ちなみに、このことわざのことを英語では、
“The early bird catches the worm.”
と言います。
直訳すると、「早起きした鳥は虫(ここでは、ミミズと思われます)を捕まえることができる」となります。すなわち、「早く起きた鳥は朝食を食べることができるが、朝寝坊した鳥は朝食にありつけない」という悲惨な結末が待ち受けているのです。洋の東西を問わず、古来より伝わることわざ、恐るべし!ですね。ですから、人にとって睡眠はとても大切な活動のひとつなのです。みなさん、できる限り規則的な生活をして食事をとりましょう。
胃腸を強くする方法②食生活の改善
それでは、規則正しい生活をおくって胃腸を強くするにはどうした良いのでしょう?もちろん、食生活にも同じように気を配る必要があります。
- 1日3食きちんととる
- 暴飲暴食を避ける
- 偏食を避ける
- 無理なダイエットを避ける
1日3食きちんと食べるように心がける
朝起きたら、出かける用意をしてすぐに会社や学校に向かう方も多いのでは?そんな方のためにアドバイスです。15分だけで良いので、いつも早起きして朝ごはんを食べてから出かけましょう!
それだけの時間があれば、パンを焼くこともできますし、前の晩の残りのおかずでご飯を食べる時間のゆとりもできます。「忙しいから無理!」というあなた。ご自分自身の生活と身体のために、自分の生活を今一度見直してみましょう。
暴飲暴食を避ける
不規則な生活を続けていると、食事も当然なおざりになっていまいます。短い時間で食事を簡単に済ませてしまったり、夜仕事が終わった後にお酒と一緒に居酒屋で食事もお腹いっぱい食べる、なんてこともよくあることですよね。
でも、このままズルズルとこの生活を続けていったら、あなたの身体は定年までもたないかもしれません。せっかく頑張って仕事をして、定年後にのんびりした生活を過ごせるかもしれないのに、気づいたら定年前に「入院生活」なんてことになりかねません。暴飲暴食は厳禁です!ですから、「腹八分に医者いらず」ということわざがあるんですね。
偏食を避ける
人の食べ物の好き嫌いはつきものです。誰にでも、苦手な食べ物はありますから。ですが、自分の好きな食事しかしていなかったら、栄養が偏ってしまって身体に必要な栄養が不足して身体が変調をきたし、ひいては異常をもたらします。病気になってからでは遅いのです。
そうなる前に、自分で自分の身体を守る術をおぼえましょう。病院に行けば、栄養士の方がいて食生活に関する疑問に答えてくれたり、アドバイスをしてくれます。このことを、
「医食同源」と言います。
「病気を治すのも食事をするのも、生命を養い健康を保つためで、その本質は同じだということ」(岩波書店・広辞苑第五版)
もちろん、友人や恋人と夕食を楽しむのも良しです。ただ、日頃節制せずに食事が偏っていると病気になってしまい、そんな楽しみさえも奪われかねません。1日2回の食事が普通だった中世ならまだしも、今は平成、21世紀なのです。珍妙な風潮から脱して目を覚ましては見ませんか。外食ばかりでは身体に負担をかけてしまうのです。友人や恋人との食事は、せっかくの楽しみなのですから、ご相手のためにも日頃は節制を心がけましょう。
無理なダイエットを避ける
最近、とみに聞かれるのが「私、今ダイエットしてるから。」とか「私はダイエットしているから1日2食にしてるの。」という言葉。スリムなモデルさんが、ファッション雑誌やテレビで活躍しているので自分もそうなりたいという気持ちはわかります。
でも、人にはそれぞれの人生があります。無理をしてうわべだけ取り繕っても、決して憧れている人になれるわけではないのです。それよりも、自分は自分、他人は他人、と割り切ってみましょう。自分の健康にダイエットが必要であれば、お医者さんなどにどのようにダイエットしたら良いのかを相談してみましょう。
過剰なダイエットは、摂食障害や逆流性胃炎、精神障害を引き起こす原因となる可能性があります。痩せたい方は、ご自分の食生活をまずは見直してから、適度なダイエットを心がけましょう。
胃腸を強くする方法③適度な運動
正しい食生活を実践するためにも、適度な運動をしてみましょう。身体を動かすと、自然と食欲がわいてきますし、心も晴れやかになります。
- 散歩・散策
- スポーツを楽しむ
散歩・散策
「私はちょっとスポーツ苦手なの」という方には、近所の公園の散歩や近くの自然公園での散策をお勧めします。
朝30分早く起きて、公園や自然公園を散歩・散策するだけでその日一日の気分が変わります。自然のきれいな空気を吸って晴れやかな気持ちでその日を過ごすことができるようになります。
朝時間のない方には、夜のお散歩もおすすめです。その日一日あったことを振り返りながら、明日も頑張ろうという気持ちになれます。
スポーツを楽しむ
学生時代にスポーツをされていた方は、スポーツやジョギングをおすすめします。テニスやサッカー、野球など友人と楽しみながら身体を動かせば、楽しみながら身体を動かせます。そうすると、自然と空腹を感じるようになり、食欲不振の方でも食欲が増します。
ただし、長年スポーツから遠ざかっていた方は、必ず準備運動を入念に実施してください。10代の身体ではないので、筋肉や骨、腱などが硬くなっています。十分に伸ばしたり、縮めたりしてウォームアップしておかないと、怪我の原因となります。
ジョギングももちろんありです。現在流行りのスロージョギングも良し、ペースアップしたりペースダウンしたり、自分のスタミナと相談しながらジョギングをするも良し、近所の公園の景色を楽しみながらジョギングするのは意外と楽しいものです。
また、スポーツジムに通うのも一つです。ジムには、プールやエクササイズ、ヨガ、バイクなど様々な設備が用意されています。トレーナーもいるので、自分がどのようなトレーニングをしていけば良いのか、アドバイスしてくれます。
いずれにしても、無理は禁物です。自分のペースで、できるときに継続していくことが一番大切なのです。そうしていくうちに、自然と食生活も改善され、気づいたら胃腸の調子も戻ってきます。
まとめ
まずは、規則正しい生活を心がけましょう。できる限り、夜更かしを避けて早寝早起を心がけます。「早起きは三文の徳」ですから。それから、正しい食生活を実践して、そのために適度な運動を心がけましょう。
近くの森林を散策するだけでも、心も身体もリフレッシュできますよ。そうすると、胃腸も強くなって楽しい食生活を送ることができるようになります。
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