おしりにできものが出来る5つの原因とは?しこりは要注意?

頭皮や顔などに発生することが多いできもの。出来てしまったら触らないようにして、治るのを待つ人は多くいますよね。しかし、お尻にできものが出来てしまったら、椅子に座ったりする機会が多いために、なかなか治らないですよね。

特に、お尻のできものは痛みを感じることが多いために、早く治したいものです。お尻のできものはいったいどういう原因で発生するのでしょうか。

今回は、お尻のできものについての記事を書いています。できものに悩んでいる人や早く治したい人はぜひ読んでみてください!

おしりに出来るできものについて

お尻

しりに出来るできものは、どういったものがあるのでしょうか。自分のおしりにのできものを確認してみましょう。

・ニキビ、吹き出物

できものといえばニキビが一番有名ですよね。その次に20代を超えてから発生する吹き出物などの問題もあります。顔に多く発生するイメージですが、皮脂腺がある以上、おしりにもニキビができることはあります。

顔などに出来るニキビと同じく、白ニキビや赤ニキビなどがあります。細菌が感染した場合、痛みを感じることもあります。

刺激や皮脂に詰まった汚れなど影響や、刺激によって小さな皮膚の変調が起こり、それをきっかけに毛穴内部にアクネ菌が増殖し痛みを発生する炎症を伴うニキビや吹き出物が出来上がります。

お尻は蒸れやすく、汗もかきやすい部分です。なので顔や首などの皮脂の多い部分に次いで吹き出物、ニキビなどの問題が起きやすい場所でもあります。

また、座るなどの行為によって体重がかかってしまい出来ものが潰れてしまい、細胞が壊れることで色素の沈着が起こってしまい黒ずむなどのニキビ跡の原因にもなります。

ニキビ跡が発生してしまう問題につながらないようにしっかりケアを行い潰れてしまわないように注意しましょう。

・毛孔性苔癬

毛穴が詰まってしまうことで、ブツブツが現れてくる疾患です。二の腕などに多く発生するのが毛孔性苔癬です。二の腕と違って目立つ場所ではないため、お尻にできてもあまり気にしない人が多くいます。

健康上は特に問題がないので、放置しておいても大丈夫ですが、見た目を気にする人は、治療することも可能です。

原因は皮膚の角質層が硬化してしまい硬くなってしまうことで古い角質が角栓となり毛穴を塞いでしまい、皮膚の若干の隆起が起こります。ニキビの炎症が起きていない状態の小さい黒ニキビの様な物がいくつか、角質層が硬くなってしまっている所に発生します。

角質層が硬くなってしまう原因は遺伝による影響が高いことが現段階では示唆されています。また以外にもこれらの症状は10代の子供に発生する確率が高いことからホルモンバランスが関係して角質層が硬くなってしまうことが推測されています。

自覚症状は肌触りがあったり、見た目に若干皮膚の異常が確認される程度で痛みやかゆみなどの症状は少なくなっています。さらに健康面的にも特に問題となる症状はないので自然に無くなるのを待つことも一つの方法になります。

唯一肌の露出がためらわれる点などの悩みに繋がることがあるものになります。

・粉瘤(ふんりゅう)

粉瘤は、良性の腫瘍のことです。アテローマ、アテロームと呼ばれることもあります。おしりに発生する腫瘍はほとんどが、粉瘤だといえます。

ニキビと似ているので間違えてしまう人が多くいますが、自然に治ることがないので覚えておきましょう。特徴としては、何度も同じ場所に発生することが挙げられます。症状が緩和しているときは、毛穴にくぼみが発生するのでよく見てみましょう。

原因は毛穴の中の部分で細胞組織が袋状になり、その中に皮膚の代謝物、古くなった角質などが溜まっていくことで肌の隆起が発生します。粉瘤の多くは開口部を持っているものがあるので、押したり潰すと白い臭いのある液体が出てくることもあり下着を汚してしまうこともあります。

またこの代謝物の液体の中に菌が繁殖して、周囲の皮膚細胞に炎症を引き起こす場合もあり、この場合は痛みや化膿を伴う場合や熱を伴う場合もあります。

この問題が多発する場合は先天的な細胞組織の異常が発生している場合もあり、耳やお尻や脇の下などの皮膚部分に発生しやすい傾向があります。放置しておいても治らないので軽い手術で切り取るしかありません。痛みや化膿を伴う場合は早めに治療を行いましょう。

・イボ痔、痔ろう

お尻でも肛門付近に出来ものが出来てしまっている場合はイボ痔の症状になります。便などの拭き残しや不衛生な環境の状態が長期間続いてしまったり、固い大きな便などを排出する時に肛門が切れてしまい、傷口からバイキンが侵入することでいぼなどの出来物が出来ます。

いぼ痔には内痔核と外痔核があり、肛門の中と外に発生する2つのタイプの物があります。

痔ろうは肛門と肛門周囲を覆っている皮膚の細胞が壊れてしまい、肛門周囲膿瘍という穴が発生し肛門以外にもう一つ穴が出来てトンネル状になってしまうことです。

発熱の症状や、お尻から膿が出たり、お尻が熱を持つなどの症状が発生します。日帰り手術も可能なもので慢性化しやすいので早めにしっかり手術で直してしまうことが重要になります。

また、膿などの分泌液の影響で感染症などの危険性もあるので注意しましょう。

おしりにできものが出来る原因

虫眼鏡

どういったことが原因で、おしりにできものが発生するのでしょうか。原因を知ることで予防することができます。

①負担がかかりやすい

おしりは、他の体の部分と比べて負担がかかりやすいので、できものが発生しやすいといえます。

デスクワークや受付業務の仕事をしていると、椅子に座りっぱなしの時間が長いので、お尻に体重がのしかかるために負担が大きくなります。そうなると、お尻の皮膚の一部で「角質化」が起きてしまうことが大きな原因です。

角質化が起きると、毛穴が小さくなってしまうので、汚れが溜まりやすくなったり菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。そうなることで、お尻にできものが発生しやすくなってしまうのです。

他にも、何度も座ったり立ったりすることで、摩擦が多くなってしまうことになり、皮膚への刺激が繰り返されてしまいます。刺激が加わってしまうと、皮膚を守ろうと過剰に皮脂を分泌するようになることも、できものの発生へと繋がってしまうので注意しましょう。

椅子に座って仕事をする人は、座布団を使用するなどして負担を減らしてあげることで、できものが出来るのを予防できます。

②通気性が悪いため

お尻は、下着を履いている上からズボンを着用しているために、通気性が悪いためできものができやすいといえます。

何枚も衣服を着用しているだけで十分通気性が悪くなっているうえ、座ってしまうことで風通しが悪くなるので、汗をかきやすく蒸れやすい状態になっています。蒸れていると、菌が繁殖しやすい状態になっているので、できものが出来やすくなってしまうのです。

特に汗をかきやすい夏場などは、衣服の素材を涼しいものに変化させて蒸れるのを防ぐようにしましょう。

③ストレスを感じている

過度なストレスを感じている人は、お尻にできものが出来やすくなるので注意しましょう。

ストレスを感じることで、ホルモンバランスが崩れてしまい血行不良が発生します。血行不良が起きてしまうと、おしりに溜まった老廃物や汚れなどをうまく排出できなくなってしまうので、できものが出来やすくなってしまうのです。

さらに血行不良が起きてしまうと、肌を健康な状態に保つための栄養素をうまく運ぶことができなくなってしまうので、肌の状態が悪化してしまいます。そうなると、いつまでもできものが治りにくい状態が続いてしまいます。

さらにストレスを感じると、「ノルアドレナリン」という成分を多く分泌するようになります。ノルアドレナリンが多くなると、皮脂の分泌が過剰になってしまうのでできものが出来やすくなってしまうのです。

ストレスをうまく発散しながら生活をすることが、お尻のできものを予防する方法だといえます。

④新陳代謝が悪い

新陳代謝が悪い人は、おしりにできものが発生しやすい体質になっているので注意しましょう。

新陳代謝が悪いと皮膚のターンオーバーが起きないために、毛穴部分に古い角質がいつまでも蓄積されてしまうことが大きな原因となります。

新陳代謝が悪くなる原因として挙げられるのが、

・睡眠不足

・運動不足

・ストレス

・疲れ

などです。主に生活習慣の乱れが、新陳代謝を悪くさせてしまいます。生活習慣を改めて質の良い生活を行うことが、できものの予防につながります。

⑤洗い残しがある

毎日、オフロに入って体を洗っている人が多くいると思いますが、洗い残しがある場合は、おしりのできものに繋がってしまうので注意しましょう。

ボディーソープに含まれている成分は、肌に残りやすいという特徴があるために、洗い流したと思っていても、皮膚に残っていることがよくあるので注意しましょう。洗浄力が強いために、皮膚に残ってしまうと毛穴を塞いでしまい、できものが出来やすい状態になってしまいます。

体を洗った後は、しっかりと洗い流すことを意識しましょう。

おしりのできものの改善方法

オリモノ 多い

おしりにできものが出来てしまった場合、どのようにすれば改善できるかを紹介します。できものが気になる人は、ぜひ読んでみてください!

①食事で改善

できものが出来ている場合、食事を意識することで改善できる場合があります。

できものが出来て時に摂取したい成分は、ターンオーバーを活性化させる「ビタミンA」皮脂が過剰に発生するのを抑制する「ビタミンB群」毛穴が詰まるのを抑えてくれる「ビタミンE」の3つの成分になります。

(ビタミンA)    にんじん・ほうれん草・春菊・しその葉etc

(ビタミンB群)   豚肉・うなぎ・かつお・ノリetc

(ビタミンE)    かぼちゃ・モロヘイヤ・アーモンドetc

以上が3つの成分を含む代表的な食材です。これらをバランスよく摂取するようにしましょう。また、脂肪分や油が多く含まれるものは、皮脂の分泌を促進してしまうので過剰に摂取するのは避けた方が良いでしょう。

②新陳代謝を良くする

新陳代謝を良くしてターンオーバーを活性化せることで、できものが治るのが早くなります。

新陳代謝を良くする方法として、

・質の良い睡眠をとる

・軽い運動を行う

・しっかり入浴して、血行を促進する

などが挙げられます。

質の良い睡眠に関しては、眠りが浅い人へ!快眠できない原因と快眠する方法についての記事に詳しく書いてあります。

入浴に関しても、入浴することで得られる効果とは?お風呂で生活を快適に!の記事に効果などが書いてあるので読んでみてください!

③ピーリング治療を行う

ピーリングとは、「古い角質を新しい角質へと変える」という意味です。できものの正体がニキビの場合はピーリングを行う必要はありませんが、毛孔性苔癬の場合はピーリングが効果的だといえます。

ピーリングを行う方法として、クリニックでピーリングを受けるということができます。しかし費用が高くなってしまうのが欠点です。1回のピーリングで1万円前後の価格がかかってしまううえに、何度か通わないと完全には治らないので、人によっては10万円近くかかることもあります。

ピーリング効果のあるクリームや石鹸が発売されているので、そういったものを使用するといった手もあります。ただし濃度が薄くなっているので、長い期間試す必要があるのが欠点だといえますが、価格は安くすむので試してみる価値はあります。自分でピーリングを行う際は、保湿などのアフターケアを忘れないようにしましょう。

④おしりへの負担を減らす

できものが出来ているときは、なるべくお尻の状態が良くなるようにしましょう。

まず、通気性の良い服を着ることが大切です。汗をかいて蒸れてしまっている状態がなるべく少なくなるようにしましょう。汗をかいていると感じたらトイレに行って汗ふきシートなどで拭くのも効果があります。

さらに上記の原因にもありましたが、洗い残しがあると毛穴詰まりの原因になってしまいます。お尻を洗った後は、しっかりと流すことを意識してください。さらにタオルで拭く際も、ゴシゴシしてしまうと負担がかかってしまうので、優しく押し当てるように拭くことを意識しましょう。

仕事などで座っている時間が長い人は、座布団やクッションを使用してお尻への負担を軽減させることも大切です。

⑤良質な睡眠をとる

十分な睡眠が取れずに睡眠時間が不足しているあるいは、質が低い睡眠でしっかり身体を休められていない場合は肌のダメージ補修などを行う成長ホルモンが不足していたり、交感神経をしっかり休めて副交感神経を優位に出来ないので、日中に睡眠不足で寝不足になってしまい、ストレスを感じてしまったり疲れが更に蓄積してしまったりします。

このような問題が重なると、肌の健康はどんどん悪化していってしまいます。肌の健康な状態をキープするためには、より質の高い睡眠が必要になります。

特に肌の補修を行う成長ホルモンが多く分泌されるのは夜の22時〜深夜の2時までの睡眠時間になります。この時間にしっかり副交感神経を優位にさせた状態で睡眠をとっていることが重要になります。

寝る前にスマホやテレビなどの強い光を浴びていると早く寝ても交感神経が優位な状態になってしまってなかなか寝付けなかったり、睡眠が浅く十分にホルモンの分泌が行われない状態になってしまいます。そのほか冷えなどの症状がある場合はしっかり身体を温めた状態で睡眠を取れるようにしましょう。

まとめ

おしりのできものの種類

・ニキビ

・毛孔性苔癬

・粉瘤

おしりのできものの原因

・負担がかかっている

・通気性が悪いので、蒸れやすい

・ストレスを多く感じている

・新陳代謝が悪い

・ボディーソープの洗い残しがある

おしりのできものの改善方法

・食事で改善

・新陳代謝を良くする

・ピーリングを行う

・おしりへの負担を減らす

以上が今回の記事のまとめになります。

おしりはできものが出来やすい部分でもありますが、人に見られる機会が少ないために放置している人は多くいます。

しかし、いざ治したいという時にできものがあると困ることもあるので、なるべく発生させるのを防ぐようにしましょう。一度出来てしまうと治るのに時間がかかってしまうので気をつけましょう。

もし、お尻の皮膚に何かしらの出来物が出来てしまった場合は整形外科や皮膚科などの病院で診察を受けて治療をしていきましょう。

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