言葉が出てこないのは病気?原因を知って予防しよう!

言葉がでてこないとき、体で起きていることは大きく分けて2つあります。脳の機能の低下によるものと、ストレスや緊張などが原因となる心因性のものです。またそのどちらにも関わるものもあります。

日頃の物忘れから、人前が苦手で上手く言葉がでてこない、などの症状と対策を見ていきましょう。

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脳と言葉

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脳は、大脳(右脳・左脳)、小脳、脳幹からなっています。言葉を話す、理解するといった言語を司る場所を言語中枢といい、大脳の中でも左脳にあります。

大まかに言うと大脳は人間らしさ、脳幹は本能、小脳はバランスを制御しています。

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言葉がでてこない原因と症状

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言葉がでてこないときの原因はさまざまです。代表的なものを取りあげました。

性格的、精神的なもの

・内気な性格

人前に出て話しをしたり、人から注目されるような時に、普通は緊張や不安を感じます。内気な性格の人をシャイ、人見知り、あがり症、などといったりします。

初対面で打ち解けるまでに時間がかかったり、自分から上手く話せない、なにを話せばいいかわからない、言葉がでてこない、他人との他愛もない会話が苦痛・苦手という人もいます。緊張やあがり症は場数をこなしたり、慣れてくると感じにくくなります。

・社交恐怖症、社交不安障害

内気な性格から症状が進み、あまりの不安や緊張からその場にいることがあまりに苦痛で、体調を崩してしまうほどです。

仕事でのスピーチやプレゼンテーション、初対面の人との会話、面接、電話応対、人前で食事をするといった場面で、頭が真っ白になる、声が震える、言葉がでない、ふるえ、動悸、下痢・吐き気、発汗、赤面、抑うつ(気分が落ち込む)、パニックなどの症状が現れます。

人前で失敗したくない、変なことをいっていないか、この場に自分はふさわしくないのではないかといった不安から、余計に言葉がでなくなってしまうことがあります。

・対人恐怖症

人付き合いや人前に出るといった場面で、あがりや緊張、不安を感じ、自分の存在が嫌がられるのなら身を引こうと「ひきこもり」をしてしまう症状です。

重度が増して、社会生活をまともに送れなくなってしまった状態です。日本人に多く見られます。

自律神経によるもの

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・自律神経失調症

過度のストレスや緊張などによって、自律神経を司る甲状腺ホルモンの分泌が低下したり、過剰に分泌されることがあります。

甲状腺は体のエネルギーを作り出しているので、エネルギーが不足するとなると体は活力を失います。老化が進み、知的・精神的活動も低下してくるため、さまざまな症状があらわれます。

イライラや不安、全身の倦怠感、うつ症状、物忘れ、ろれつが回らない、などの症状が現れることがあります。

・吃音・どもり

吃音はとても多くの人が抱えている悩みの一つですが、わからないことがたくさんあります。

言葉がスムーズに出てこない、話しはじめに何度も同じ言葉を繰り返す、言葉が出てくるまで時間がかかるなどの症状があります。本人に自覚のない程度のものから、強く意識しすぎて話すことを避けたり、人付き合いが嫌になってしまうことまでさまざまです。

言葉を組み立てられない言語的な障害、舌や口の中の神経の痙攣、自分の声が聞こえない聴覚の障害、ストレス、脳の機能障害などが原因と考えられています。

脳の機能によるもの

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・老化による物忘れ

人間の記憶力は50~60代ごろにピークを迎えます。判断力なども低下しはじめ、覚えたことを思い出せなくなってくる「物忘れ」が増えてきます。加齢にともなって誰にでも起こりうることで、認知症ではありません。「アレなんだっけ」と、忘れっぽくなったり言い間違えたり、脳の情報を取り出せない状態をいいます。

物忘れを遅らせるためには、常に脳の情報を取り出すトレーニング(脳活・脳トレ)をするといいといわれています。

・認知症

物忘れは、ごはんを食べたことは覚えているけど、何を食べたか思い出せない状態です。
認知症は、ごはんを食べたことを忘れてしまいます。比較的新しいことを記憶できないのが認知症です。

アルツハイマー型の認知症は脳になんらかの異常をきたし、脳の神経細胞が減って萎縮していく病気です。知能や記憶力が低下して、人格までもが変わってしまうことがあります。脳の血管が詰まってしまう脳卒中や脳梗塞が原因となる認知症を脳血管性認知症、両方をともなう場合は複合型認知症といいます。

・若年性の認知症

事故や転倒などで強い衝撃を受けるなど、脳に異常が起きることで認知症が進行していきます。40~50代で発症した場合は、高齢者と比べて病気の進行が早く、生活に大きな影響があります。

・失語症 

失語症になると、考えていることや気持ちをうまく言葉にできず会話が続かなくなってしまいます。読む、書く、理解するなども難しくなりますが、人と話がしたくないわけではありません。

脳梗塞や脳腫瘍、外傷などが原因となって、大脳の言語を司る領域に障害が起こります。心臓病や高血圧・糖尿病・脂質異常症などの持病がある人は、すぐに脳神経外科で検査を受ける必要があります。 精神疾患が原因になることもあります。

構音障害

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ろれつが回らない、言葉の発音が正しくできない、いわゆる滑舌が悪いなどの症状です。

・機能性構音障害

口や舌、聴力などに問題がないにもかかわらず、上手に発音ができないことがあります。言葉を覚えたての幼児期にあらわれて、4~5歳ころまでには発音できるようになります。

・運動障害性構音障害

神経の麻痺や、脳の障害、筋肉の萎縮などによって、言葉を発することが難しくなります。声がかすれたり、鼻声、ろれつがおかしいなどの症状が現れます。食事が困難になることもあります。発声、発音だけが問題なら、筆談などで意思を伝えることができます。

・脳卒中、脳梗塞、進行性球麻痺、筋萎縮性側索硬化症など

ろれつが回らない、言葉が出てこない、手足に力が入らないなどの症状が現れます。のどや舌の筋肉が萎縮すると発音が難しく、滑らかに言葉が出てこなくなります。

・小脳の障害

言葉が不明瞭で、酔っぱらったときのような話し方になります。

・パーキンソン病、進行性筋ジストロフィ、多発性筋炎、重症筋無力症

パーキンソン病は筋肉の硬直、筋ジストロフィや多発性筋炎は筋肉そのものが壊死し、運動機能が低下してしまう全身性の疾患です。重症筋無力症は、全身の筋肉が脱力して力が入らなくなる疾患です。疲れやすく、筋力の低下がみられます。

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認知症の予防法

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ここでは、認知症になりにくくするための予防方法をご紹介します。

脳トレ

・昨日やおとといの食事を思い出して書き出してみる。
・簡単な計算は暗算をする。
・新しいことに挑戦してみる。

このようなことを日々のトレーニングとして行い、日記をつけるなど頭や手を動かしましょう。

有酸素運動

ウォーキングやストレッチなど、汗ばむ程度の運動を定期的に行って、体を動かしましょう。体重を管理するためにも、筋力や体力の維持しておくことが大切です。家の中でもこまめに動くようにしましょう。

人付き合い

人と会うために予定を立てたり身なりを整える、約束の時間に間に合うように外出する、人と会っておしゃべりをする、といった一連の行動は脳に刺激を与えます。趣味のサークルに入ったり、友達に会うなど、よく話す機会を作りましょう。

健康生活

味付けの濃い食事をさけ、栄養のバランスがいい食事を心がけましょう。よく噛んで、ゆっくりと味わって食べることも脳を刺激する大切な行動の一つです。暴飲暴食やおかし、アルコールを控えます。糖尿病や喫煙は認知症を発症するリスクを高くします。

質の良い睡眠も欠かせません。ストレスをためず、心も体も健康でいるようにしましょう。

定期検診を受ける

認知症かなと思ったら、早めに検診を受けたり、予防トレーニングなどを行いましょう。進行を遅らせるためには、早くから対策をして脳に刺激を与えることが大切です。

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まとめ

言葉がでてこないときの原因と対策についてまとめます。

言葉が出てこないのは、脳の機能障害や心理的なもの、物忘れなどがあります。
脳の障害が原因の場合は、認知症に進行することがあるので注意が必要です。
病院できちんと診断をしてもらい、予防トレーニングや生活指導を受けましょう。
適度な運動や人と話すことも認知症の予防に役立ちます。
運動や食生活のを見直し、日頃から健康的な生活を送りましょう。

慣れていないことを人前で疲労するというのは、初めは誰でもドキドキしたり、緊張するものです。慣れるまでは大変かもしれませんが、話すコツや自分が使う言い回しがわかってくれば、スラスラと言えるようになってきます。
今まで話せていたのに、突然言葉が出てこなくなったり、ろれつが回らなくなった場合は注意してください。急性的な症状は、脳卒中などの脳の血管の異常が疑われます。一刻を争うので、夜間でもすぐに救急車を呼んで指示に従いましょう。

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