声がかすれる原因を紹介!鼻や胃腸に問題がある場合も?

普段特に気にすることに使っている声帯ですが、ひょんなことから声がかすれてしまうことがあります。空気が乾燥して風邪も流行る冬場は特に起こりやすい症状といえるでしょう。普段から声の出し方や生活習慣に気をつけることで、声のかすれは予防することができます。

また、声がかすれてもなかなかすぐに病院に行こうと思わない方も多いかもしれませんが、声のかすれを放置していると重い病気を見逃してしまうこともあるので、どんな病気が関わっているのかチェックしておきましょう。

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声の出方

糸電話

声が出るには、呼吸器官、発声器官、共鳴器官の3つが使われています。呼吸器官は器官や肺など、発声器官は咽頭、共鳴器官は共鳴腔という響きを作る空洞部分のことを指しています。

まず、声のもとが作られる声帯はこのうち発声器官に属しており、喉の奥に存在している筋肉です。気管の入口に付いていて、左右に分かれた形をしており、これが閉じたり開いたりすることで吐く息から振動を作り出し、声を作っています。

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声がかすれる原因

マイク

声がかすれる原因は、声帯の異常がまず挙げられます。声帯に異常が起こることにより空気の振動がうまくいかなくなり、声がかすれてしまいます。

声帯の異常

・声帯ポリープ

声をよく使う方に起こりやすい病気です。声を使う頻度が高いため、声帯の一部分に大きな負担が掛かってポリープができ、かすれた声になることがあります。声帯の酷使、炎症により粘膜に充血が起きて腫れてくると、これが邪魔をして声帯の開け閉めがうまくできなくなったり、声帯の振動が阻害されたりすることにより起こります。

声を使いすぎないように注意すること、禁煙することが治療となりますが改善が見られない場合や日常生活に支障が出る場合は手術を行います。

・声帯結節

ポリープと同様に声を酷使する方に多く見られます。声を出す際、左右の声帯はぶつかりあっていますが、これが頻繁に起こるとペンだこのようなたこができてしまい声がかすれる原因となります。ポリープとは違い左右対称にできます。

発声に慣れていない中学生までの子供であれば経過観察することが多いようですが、大人の場合はポリープの対策と同様声を出し過ぎないようにし、禁煙するのが治療方法となります。

・喉頭がん

声がかすれる症状で一番心配なのは喉頭がんではないでしょうか。喉頭、声帯にがんが出来ることで左右の声帯がうまく振動せずに声がかすれる症状が出ます。

初期のうちならば治療により予後が良くなりますが、放置して首のリンパ節などに転移してしまった場合は厄介です。

患者の多くが60歳以上の喫煙者であるというデータもありますが、気になる場合は早めに診察を受けましょう。

声帯を動かす神経に問題がある場合

声帯を動かすのに使われる神経が反回神経です。脳幹から枝分かれし、頭蓋骨の中を通って下降してきた反回神経は一度声帯の横を素通りして胸郭までつながってきます。そこから折れ曲がって食道の両脇を上昇、声帯の筋肉に辿り着いています。

一旦下がってもう一度上がるという複雑な回路となっており、そのどこかで障害が起こっている場合に神経の麻痺が起こり、声帯の動きがうまくできなくなるのです。

反回神経の異常は、神経の通り道にできた腫瘍によるものである場合があります。首周りの重大な病気である場合があるので、早急な受診が必要となります。

声帯そのものが萎縮している場合

声帯の粘膜にへこみができてしまう等の原因で声帯の容積が減少し、左右の声帯が上手く噛みあわず隙間ができると声がかすれます。加齢に伴う場合や声帯の麻痺などにより起こります。

治療としては声帯に力が働くように訓練を行います。また、声帯にコラーゲンや脂肪を注入して容積を増やす手術を行う場合もあります。

鼻の問題が原因の場合

鼻風邪のあとで声がかすれるような場合、副鼻腔炎が問題の場合があります。風邪などの細菌が副鼻腔に入り込み炎症が起きる病気で、ひどいものは蓄膿症と言われます。

副鼻腔からの鼻水が喉に落ちて行き、声帯に絡んでいる場合声のかすれが起こります。

胃腸の問題

胃が荒れている場合に逆流性食道炎がおき、これにより声帯が侵され声がかすれることがあります。逆流性食道炎は胃と食道の境目にある筋肉がゆるみ、胃酸が食道まで逆流して来る病気です。この胃酸が声帯についてしまうと声帯が侵され、声に影響がでます。

特に血流量が少ない方の場合、声帯に付いてしまった胃酸を流す力が弱く、声帯が長時間酸に晒されることになります。

精神的な問題

喉そのものには異常が見られないのに、喉に違和感や不快感を感じる症状が咽喉頭異常感症とされる症状です。アレルギーや貧血、更年期障害を原因とする場合があり、ヒステリー球とも呼ばれています。

ストレスを受けた時等自律神経のバランスが崩れることで起こるもので、自律神経の乱れにより交感神経が活動しすぎてしまい、食道等の筋肉が緊張し違和感を感じるようになります。

女性や若い世代、心配性な方、不安が強い方に起こりやすく、「この喉の違和感はもしかして重い病気なのではないか」と心配してしまうことで余計にひどくなってしまうことがあります。

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声のかすれ対策

深呼吸

声がかすれた場合の対処方法を紹介します。

腹式呼吸

まずは声の酷使が声がかすれる大きな原因なので、声帯に負担を掛けないことが大切です。声が出づらくて余計に声を張り上げると、どんどん悪化してしまうので注意しましょう。

声のかすれを防ぐ発声方法として、腹式呼吸があります。肺の周りの筋肉が緊張していると空気を充分吸うことができないので、喉や胸に力を入れずに腹式で深くゆっくり息を吸い、ゆっくり吐く練習をするとよいでしょう。

あくびをした時のように喉が大きく開く感じが喉の力を抜いた状態です。このままで朗読や発声などの練習をするのが効果的です。

乾燥を避ける

乾燥が続くと、喉で炎症が起こり声がかすれることがあります。また、充分な水分は声帯が滑らかに動く為にも必要です。冬場は特に空気の乾燥に注意し、風を直接浴びないようにしたり、こまめに水分を採るなどの対策が大切です。

尚、コーヒーのカフェインは粘膜を荒らすことがあるのと、利尿作用があるため脱水症状につながる場合があります。また、アルコール類も脱水につながり喉が焼けてしまうので、水分補給の際にはこれらを避けましょう。特に、カラオケ中のアルコールは喉の神経を麻痺させてしまい、無理な高音を出してしまう原因となるので注意が必要です。

ストレスを溜めない

自律神経は発声にも影響を及ぼします。また、ストレスによって声が出づらくなる症状は放置すると慢性化することがあります。

ただし、ヒステリー球が疑われる場合は内科的な問題が本当にないのかを確かめる必要があります。安易に精神的なものだと決めつけて重大な病気を放置することになってしまわないよう注意が必要です。

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まとめ

声のかすれには声帯の問題だけでなく、神経やストレスが関わっていることがあります。また、喉頭癌や声帯ポリープなどの大きな病気が関わっていることもあるので、普段から水分補給や声帯に負担を掛けない発声方法について留意するとよいでしょう。

年末シーズンでカラオケやアルコールに触れる機会も多くなってきますが、大切な声に異常をきたさないよう無理は厳禁です。また、喉頭がんは早期の発見が非常に重要な病気です。異常があると感じた場合にはすぐに病院を受診しましょう。

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