crpの基準値について!検査結果で分かる病気とは?

風邪を引いたときや、原因不明の咳や熱で医療機関を訪れたときに、「念のため血液検査をして見ましょう。」と言われたことはありますか?

それはCRP血液検査のことです。このCRP血液検査は人間の身体の中で起きている炎症度合いを判断するだけでなく、その炎症の奥に隠れているほかの疾患を探すことにも有効な手段です。

普段聞きなれないCRP血液検査ですが、その基準値や有効性また見えてくる疾患などについてまとめてみました。

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CRP血液検査とは

注射や医療器具

CRP血液検査とは、血液の中にあるC反応性たんぱくが含まれる量を測定する検査です。CRP定量法血液検査とも言われます。

C反応性たんぱくとは、人間の体内で炎症の刺激や細胞の破壊などが起こると急激に増えるたんぱく質です。普段健康な人の中にはほとんど存在しないといわれています。また、このような急性症状に反応して増加するような物質は急性相反応物質と呼ばれます。

つまりCRP血液検査は、この急性相反応物質であるC反応性たんぱくの血液中の量を測ることで、体内で起こっている炎症や細胞破壊の度合いを測る検査なのです。

CRP定性法検査とは?

検査機関によっては方法が違うこともあります。よくCRP(定量法)血液検査と同じように使われるのはCRP定性法検査といわれるものです。

CRP血液検査とは違い、こちらは検査結果が正常の場合、陰性と判断され、異常の可能性がある場合は、陽性と判断されます。また陽性の場合は出ている症状や炎症などの重症の程度によりプラス1から6の6段階評価で示されます。

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CRP血液検査が必要な時とは?

それでは具体的にはどのようなときにこのCRP血液検査が必要なのでしょうか?

このCRP血液検査で測るC反応性たんぱくは、炎症が起きてから24時間以内の増加率が非常に高く、それ以降は徐々に減少するという特徴を持ちます。

その特性から、多くが急性の初期の炎症の発生の確認などに利用されます。もちろん慢性的な疾患のように継続して炎症または細胞の破壊程度を検討することにも利用されています。

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CRP血液検査の基準値とは?

血液検査

CRP血液検査は、C反応性たんぱくが血液中にどのぐらいの量増えているかで体内の炎症度合いを調べる検査ですが、その判断の基準となるものはあるのでしょうか?

C反応性たんぱくは軽い風邪の炎症などによっても上昇します。よって検査結果ではその基準の範囲に照らし合わせて判断することになります。基準は5つに分けられています。

CRPの数値の基準値の範囲は、

①一般的な基準値の範囲  0.3以下

②軽い炎症などの可能性がある範囲  0.4~0.9

③中程度の炎症などの可能性がある範囲  1.0~2.0

④中程度以上の炎症などの可能性がある範囲  2.0~15.0

⑤重体な疾患の発症の可能性がある範囲  15.0~20.0

このように、数値が上がるほど、炎症や細胞の破壊が進んでいる可能性があると判断されます。しかし、数値が低いからといって、今後の炎症の可能性や新たな疾患の可能性がないとはいえないので、数値やその他検査などとその症状などの総合的な診断で判断することになります。

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CRP基準値よりも高かった場合に疑われる疾患は?

次にCRP血液検査によって、基準値よりも数値が高かった場合に疑われる疾患をみてみましょう。

悪性腫瘍

体内や体外に出来るいわゆるおできのようなもの(腫瘍)が何らかの原因で変異し、驚くほどのスピードで細胞破壊をし、血液やリンパによって体内に転移していくものです。一般的にはがんと呼ばれる腫瘍のことを悪性腫瘍といいます。

細胞の破壊のスピードも速く転移の可能性もあるので、早期発見が必要な疾患です。

心筋梗塞

心筋梗塞とは、動脈硬化(動脈が老化などにより弾力性が無くなったり動脈内に老廃物が溜まって血管内が狭くなり血液が流れにくくなること)などの原因で、血管の中に血栓ができ完全に血流が止まったような状態になり心臓に血液が流れなくなった状態のことをいいます。

CRP血液検査は、心筋梗塞の早期発見に有効な手段として知られています。

膠原病

膠原病とは、原因不明の疾患です。通常ではありえない自分の身体の中の成分にリンパ球が反応したり、抗体が出来てしまう疾患で、自己免疫疾患とも呼ばれます。

この性質により炎症性リウマチなどの疾患や痛みを伴う様々な疾患を併発してしまい、治療も困難なことから、難病指定を受けています。この膠原病の早期発見にもCRP血液検査は有効です。

早期発見でリンパ球の働きを抑えたり、自己抗体が作られるのを抑えるための免疫抑制薬の投与などが早めに受けられます。

ウイルス性感染症

普段私たちがかかりやすいウイルス性疾患についても早期発見に有効です。

①ウイルス性肝炎

②インフルエンザ

③デング熱

④手足口病

⑤ヘルパンギーナ

⑥ウイルス性髄膜炎

⑦プール熱

このような流行性の疾患には、放って置くと重篤化するものもあるので、CRP血液検査で体内の炎症の程度を知り早めの対処をすることはとても大切なのです。

細菌性感染症

細菌による感染も早期発見が早めの治癒につながります。

①結核

②マイコプラズマ

③レンサ球菌

④百日咳

⑤クラミジア

⑥レジオネラ

⑦ 梅毒

このような細菌による感染症にも重篤化しないためにCRP血液検査は有効です。

もちろん、CRP血液検査だけで疾患の特定は出来ませんが、その他の検査などと合わせて総合的な判断をするときにCRP血液検査は有効な手段といえます。

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CRP血液検査と白血球の数値

注射

またCRP血液検査と合わせてよく用いられるのは、白血球の数値です。

白血球は細菌やウイルスなどに犯されると体内で急激に増えて侵攻してきたウイルスと戦います。もちろんそのときにはC反応性たんぱく質も増えます。このような身体の性質を利用してCRP血液検査と白血球の数値を合わせて調べることで、感染症などの特定や程度を詳しく判断することができます。

一般的な白血球の基準数値は、単位(個/μl) とし、おおよそ3500~9800 といわれています。10000以上 だと免疫機能がかなり働いているということになり、炎症などの体内の異常が起きている可能性があるというわけです。それを踏まえて、一般的に医療機関では次のような判断をしているのです。

①CRP数値が正常値で白血球数値が高い場合

炎症の初期段階。一時的な炎症の可能性がある。

②CRP数値が高い場合で白血球数値が正常な場合

炎症が慢性化している。または回復期に近い可能性がある。

③CRP数値が高い場合で白血球の数値も高い場合

炎症や細胞の破壊の程度が深刻である可能性が高い。全身に炎症がある可能性がある。

このようにCRP血液検査と白血球数値を組み合わせることで、炎症や細胞破壊の程度やまだ出てきていない疾患の早期発見につながるのです。

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健康に過ごすために

CRP数値は普段の生活の中でも増えることがあります。たとえば軽い風邪や胃腸の不調や筋肉の炎症などでもです。それをいちいち気にする必要はありませんが、もしほかに不安な要素がある場合は、このような検査もあることを心に留めておくのもよいでしょう。

また日頃から夜更かしをしない、ビタミンやミネラルなど身体に必要な栄養素を取り込んだ健康的な食事をするように心がける、など自分の身体の中から健康にすることも大切です。

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まとめ

いかがでしたか?

普段聞きなれないCRP血液検査ですが、今の自分の身体で起きている炎症や細胞の破壊など、目に見えないものまで知ることのできるとても有効な手段といえますね。また今は表に表れていない疾患の早期発見にもつながるので安心して受けることができます。

本来は普段の体調不良などでこのようなCRP血液検査を受けずに済むことが一番なのですが、もし自分の体調に不安やその他の心配がある場合は、医療機関で相談してみるとよいでしょう。

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