crpの基準値について!検査結果で分かる病気とは?

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風邪を引いたときや、原因不明の咳や熱で医療機関を訪れたときに、「念のため血液検査をして見ましょう。」と言われたことはありますか?

それはCRP血液検査のことです。このCRP血液検査は人間の身体の中で起きている炎症度合いを判断するだけでなく、その炎症の奥に隠れているほかの疾患を探すことにも有効な手段です。

何かしらの病気でCRP値に異常が発生している場合は、病気や原因が判明しているので治療を行えばいいですが健康診断などでもCRP値に異常が出てしまっていて身体に何か問題が起きているのか不安に感じてしまう事もあるでしょう。

その時に慌てないで良いようにCRP値についての知識をしっかり持っておきましょう。

普段聞きなれないCRP血液検査ですが、その基準値や有効性また見えてくる疾患などについてまとめてみました。

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CRP血液検査とは

医師の検査01

CRP血液検査とは、血液の中にあるC反応性蛋白が含まれる量を測定する検査値です。CRP定量法血液検査とも言われます。

C反応性たんぱくとは、人間の体内で炎症の刺激や細胞の破壊などが起こると急激に増えるたんぱく質です。普段健康な人の中にはほとんど存在しないといわれています。また、このような急性症状に反応して増加するような物質は急性相反応物質と呼ばれます。

つまりCRP血液検査は、この急性相反応物質であるC反応性たんぱくの血液中の量を測ることで、体内で起こっている炎症や細胞破壊の度合いを測る検査なのです。

体が細菌感染、ウイルス感染することで肺炎球菌などの細菌が持っているC多糖体という物質に炎症反応として反応するタンパク質なのでCRPという名前が付けられています。CPRはC-Reactive Proteinの略語でReactiveは反応性、Proteinはタンパク質とそのままの意味になります。

CRP定性法検査とは?

検査機関によっては方法が違うこともあります。よくCRP(定量法)血液検査と同じように使われるのはCRP定性法検査といわれるものです。

CRP血液検査とは違い、こちらは検査結果が正常の場合、陰性と判断され、異常の可能性がある場合は、陽性と判断されます。また陽性の場合は出ている症状や炎症などの重症の程度によりプラス1から6の6段階評価で示されます。

CRP血液検査が必要な時とは?

それでは具体的にはどのようなときにこのCRP血液検査が必要なのでしょうか?

このCRP血液検査で測るC反応性たんぱくは、炎症が起きてから24時間以内の増加率が非常に高く、それ以降は徐々に減少するという特徴を持ちます。

その特性から、多くが急性の初期の炎症の発生の確認などに利用されます。もちろん慢性的な疾患のように継続して炎症または細胞の破壊程度を検討することにも利用されています。

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CRP血液検査の基準値とは?

血液検査LDH

CRP血液検査は、C反応性たんぱくが血液中にどのぐらいの量増えているかで体内の炎症度合いを調べる検査ですが、その判断の基準となるものはあるのでしょうか?

C反応性たんぱくは軽い風邪の炎症や細菌感染症やウイルス感染症などでの急性炎症などによってもその数値が上昇します。よって検査結果ではその基準の範囲に照らし合わせて判断することになります。基準は5つに分けられています。

CRPの数値の基準値の範囲は、

①一般的な基準値の範囲  0.3以下

②軽い炎症などの可能性がある範囲  0.4~0.9

③中程度の炎症などの可能性がある範囲  1.0~2.0

④中程度以上の炎症などの可能性がある範囲  2.0~15.0

⑤重体な疾患の発症の可能性がある範囲  15.0~20.0

このように、数値が上がるほど、炎症や細胞の破壊が進んでいる可能性があると判断されます。しかし、数値が低いからといって、今後の炎症の可能性や新たな疾患の可能性がないとはいえないので、数値やその他検査などとその症状などの総合的な診断で判断することになります。

CRPの働き

CRP(C反応性蛋白)は身体に異常がない正常な場合には体内にはほとんど存在しない物質になります。一度身体に細菌やウイルスなどが侵入し、炎症反応などが起きた場合にその数を増やし、身体の機能を正常に戻すために働きます。

CRPの主な働きは病気や怪我などから身体を守るための働きを担っています。細菌の表面に存在しているC多糖体やホスホリルコリンなどの物質に対し、結合することで補体成分を活性化させ菌などを処理します。この時に発生する反応は貪食反応や溶菌反応と呼ばれるもので、貪食反応は細菌細胞を取り込み消化殺菌する作用で、溶菌反応は細菌周囲の周囲にある問題物質が炎症の反応を起こす前にその細胞と結合して溶かしてしまう反応で身体を菌やウイルスから守ってくれます。

体内に菌が存在しない場合は何も役割がないので、自然に消滅していきます。基本的に身体に何かしらの炎症が起きている場合に増えるものになりますが、細菌性の炎症の場合には増えやすいですが、ウイルス性の病気や炎症の場合にはこの数値は増えにくい傾向があります。

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CRP基準値よりも高かった場合に疑われる疾患は?

検査

次にCRP血液検査によって、基準値よりも数値が高かった場合に疑われる疾患をみてみましょう。身体の表面など目に見える部分や明らかな自覚症状がある場合はどのような病気が発生しているのかわかりますが、目に見えない自覚症状も発生していない内にこのCRP数値が上昇している場合は体内に何かしらの病気があり進行している事が考えられますので、それらの病気を明らかにしていきましょう。

以下の病気について心当たりとなる症状などが発生していないか確認してみましょう。

悪性腫瘍

体内や体外に出来るいわゆるおできのようなもの(腫瘍)が何らかの原因で変異し、驚くほどのスピードで細胞繁殖を繰り返し、制御が効かなくなって周囲の細胞を破壊をしたり傷つけることで問題を発生させ、血液やリンパによって体内の遠くの臓器にも転移していく厄介なも病気です。一般的にはがんと呼ばれる腫瘍のことを悪性腫瘍といいます。

細胞の破壊のスピードも速く転移の可能性もあるので、早期発見が必要な疾患です。

良性の腫瘍も悪性のものと基本的な発生メカニズムは同じで害となる問題が発生しているかどうかで悪性か良性かの判断が下されます。

悪性の腫瘍が発生しやすい場所は胃、腸、肝臓、子宮、乳腺、肺などの臓器と身体の外側からも見える皮膚、背中や顔、首、手、足、関節、血管などに出来やすい問題になります。身体を隅々まで触診してしこりや硬い部分などが無いか確認してみましょう。

発生原因

悪性腫瘍などのがんが発生してしまう大きな原因となっているのは食生活とされています。戦後からバター、ヨーグルト、チーズ、ケーキなどの乳製品や小麦、肉類などの食生活が急激に変化したことががんが増えていることの大きな原因と言います。

他にも遺伝子が関係している事や、アレルギーや自己免疫疾患が関係しているものなど原因は様々で現在でも発見できていないものもあると考えられています。

原因を全て取り除くことは現段階では不可能とされているので悪性腫瘍の発生を防ぐよりも、早期発見が重要になるでしょう。

対処法

自己診断での症状の検査を行った後はしっかり病院での検査を受けるようにしましょう。悪性の腫瘍の場合は血管やリンパ腺に乗ってしまうと、急激に体中に広がり様々な器官に転移してしまいます。

転移してしまうと完治は難しくなり、時間もお金もかかります。早期発見が重要なのでしっかり病院での検査治療を受けていきましょう。日本人の死因の3割はこの悪性腫瘍「ガン」が原因になっていますので注意しましょう。

心筋梗塞

心筋梗塞とは、動脈硬化(動脈が老化などにより弾力性が無くなったり動脈内に老廃物が溜まって血管内が狭くなり血液が流れにくくなること)などの原因で、血管の中に血栓ができ完全に血流が止まったような状態になり心臓に血液が流れなくなった状態のことをいいます。

CRP血液検査は、心筋梗塞の早期発見に有効な手段として知られています。

発生原因

心筋梗塞などの問題は動脈硬化が起こってしまうことが大きな原因なので、血管を固くしてしまう原因が問題として当てはまります。肥満や高血圧、加齢、ストレス、喫煙、糖尿病なども関係していると考えられます。

コレステロール値が同時に高くなっている場合に特にこの問題につながってしまていることが考えられますので合わせて見てみましょう。

対策法

特に生活習慣や食生活を改善することが重要になります。自分の身体の管理をしっかり行うことが重要でしょう。肥満などが発生している場合はダイエットをしたり、食事制限などを行うことも有効です。

水分補給をしっかり行うことも有効なので、ミネラルをしっかり含んでいる水や糖分の少ない飲料をこまめに飲んで血液内の数値を正常にしていく事が有効でしょう。

膠原病

膠原病とは、原因不明の疾患です。通常ではありえない自分の身体の中の成分にリンパ球が反応したり、抗体が出来てしまう疾患で、自己免疫疾患とも呼ばれます。

この性質により関節リウマチの炎症性リウマチなどの疾患や痛みを伴う様々な疾患を併発してしまい、治療も困難なことから、難病指定を受けています。この膠原病の早期発見にもCRP血液検査は有効です。

早期発見でリンパ球の働きを抑えたり、自己抗体が作られるのを抑えるための免疫抑制薬の投与などが早めに受けられます。

原因

現段階では遺伝も大きな原因とされています。また自己免疫疾患が原因であることも明らかになっています。その他にも細菌感染の関係性も提唱されています。

これらの原因が示唆されていますが、確実性のある原因はまだ明らかになっていません。詳しい問題については現段階でも研究段階と言われています。

対策法

膠原病には沢山の病気が含まれています。なんの病気であることによる問題が発生しているのかを明確にすることが重要になります。膠原病科やリウマチ科などの病院で検査を行っていきましょう。

膠原病にかかってしまっている時に現れる傾向のある初期症状としてはリウマチ熱などの発熱、咳、関節痛、腹痛、手足の痺れ、痛み、下痢、湿疹などの症状が現れます。風邪や胃腸炎などの病気に似ている症状が現れることもありますので、これらの症状が出ているから風邪だと自己診断してしまわない様に注意しましょう。

症状が1週間〜1ヶ月以上続いている場合には出来れば専門病院であるリウマチ科などの病院に行って詳しい検査を受けて見ると良いでしょう。

ウイルス性感染症

普段私たちがかかりやすいウイルス性疾患についても早期発見に有効です。

①ウイルス性肝炎

②インフルエンザ

③デング熱

④手足口病

⑤ヘルパンギーナ

⑥ウイルス性髄膜炎

⑦プール熱

このような流行性の疾患には、放って置くと重篤化するものもあるので、CRP血液検査で体内の炎症の程度を知り早めの対処をすることはとても大切なのです。

ウイルス性の場合には基本的には急激にこの数値が増える反応が出にくいものになりますが、これらの感染症の問題が発生している場合には更なる感染が起きないように注意しましょう。

細菌性感染症

細菌による感染も早期発見が早めの治癒につながります。

①結核

②マイコプラズマ

③レンサ球菌

④百日咳

⑤クラミジア

⑥レジオネラ

⑦ 梅毒

このような細菌による感染症にも重篤化しないためにCRP血液検査は有効です。

もちろん、CRP血液検査だけで疾患の特定は出来ませんが、その他の検査などと合わせて総合的な判断をするときにCRP血液検査は有効な手段といえます。

クラミジアやマイコプラズマの場合ではウイルス性の場合同様、CRP値は上昇しにくい傾向がありますが、この感染症になっていてCRP値が上昇している場合はかなり症状が進行していて、慢性炎症や組織の損傷などが強く引き起こっていることが考えられます。正しい治療を行っていきましょう。

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CRP血液検査と白血球の数値

白血球 少ない

またCRP血液検査と合わせてよく用いられるのは、白血球の数値です。

白血球は細菌やウイルスなどに犯されると体内で急激に増えて侵攻してきたウイルスと戦います。もちろんそのときにはC反応性たんぱく質も増えます。このような身体の性質を利用してCRP血液検査と白血球の数値を合わせて調べることで、感染症などの特定や程度を詳しく判断することができます。

一般的な白血球の基準数値は、単位(個/μl) とし、おおよそ3500~9800 といわれています。10000以上 だと免疫機能がかなり働いているということになり、炎症などの体内の異常が起きている可能性があるというわけです。それを踏まえて、一般的に医療機関では次のような判断をしているのです。

①CRP数値が正常値で白血球数値が高い場合

炎症の初期段階。一時的な炎症の可能性がある。

②CRP数値が高い場合で白血球数値が正常な場合

炎症が慢性化している。または回復期に近い可能性がある。

③CRP数値が高い場合で白血球の数値も高い場合

炎症や細胞の破壊の程度が深刻である可能性が高い。全身に炎症がある可能性がある。

このようにCRP血液検査と白血球数値を組み合わせることで、炎症や細胞破壊の程度やまだ出てきていない疾患の早期発見につながるのです。

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健康に過ごすために

有酸素運動 時間

CRP数値は普段の生活の中でも増えることがあります。たとえば軽い風邪や胃腸の不調や筋肉の炎症などでもです。それをいちいち気にする必要はありませんが、もしほかに不安な要素がある場合は、このような検査もあることを心に留めておくのもよいでしょう。

また日頃から夜更かしをしない、ビタミンやミネラルなど身体に必要な栄養素を取り込んだ健康的な食事をするように心がける、など自分の身体の中から健康にすることも大切です。

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まとめ

いかがでしたか?

普段聞きなれないCRP血液検査ですが、今の自分の身体で起きている炎症や細胞の破壊など、目に見えないものまで知ることのできるとても有効な手段といえますね。また今は表に表れていない疾患の早期発見にもつながるので安心して受けることができます。

本来は普段の体調不良などでこのようなCRP血液検査を受けずに済むことが一番なのですが、もし自分の体調に不安やその他の心配がある場合は、医療機関で相談してみるとよいでしょう。

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