ウェーイ系という若者言葉を知っていますか?主に若者や大学生でノリがよくハイテンションな人に対して使われることが多いです。ノリが良い大学生や若者が盛り上がっているときに「ウェーイ!」と言うところから来ているようです。縮めてウェイ系とも呼ばれています。
そして若者は人の性格などを表現するときに「〇〇系」と言いますが、それとウェーイを掛け合わせた若者言葉なのです。
ではウェーイ系の人にはどのような特徴があるのでしょうか。ここではウェーイ系の人についてご紹介します。
ウェーイ系とパリピについて
ウェーイ系と似た言葉として「パリピ」という言葉が挙げられます。
パリピとは
「パリピ」は「パーティーピープル」が「パーリーピープル」となり、縮めて「パリピ」となった若者言葉です。パリピもイベントごとやサークル活動、ノリの良い人や場所が好きな人という意味があるため、ウェーイ系とかなり似ている部分があります。
ただ、こちらはどちらかと言うとギャル語に分類される傾向があります。
ウェーイ系とパリピの違い
ウェーイ系とパリピは同じように思われますが、一応見分け方というものが存在します。
ウェーイ系は大学のサークルなど大勢で集まって、安い居酒屋やファミレスでわいわい騒ぐ飲み会を頻繁に行っている人達を言います。そのため、主に大学生が対象であると言えます。時々飲み会をする大学生の集団はウェーイ系とは分類されません。
パリピはクラブやフェス、イベントなどおしゃれな場所で騒いでいる人のことを言います。
また、パリピはクラブやフェスなどでダンスをしていることが多い反面、ウェーイ系は飲み会など食事の場で盛り上がって騒ぐことが多いため、パリピの方がおしゃれ意識が高い傾向にあると言えます。
また、パリピはウェーイ系の人たちに対して優越感を感じていることが多いです。パリピは流行にとても敏感なため、自分たちは流行の最先端にいるのだと思っているのです。
SNSでウェーイ系な人がパリピアピールをしていると、「ファッションもダサいし、全然パリピじゃないよ!」などと罵ってくるパリピもいるようです。
ただ、どちらにもそんなに大差はなく、最近はウェーイ系パリピというものも存在しています。
ウェーイ系の特徴
ではウェーイ系の特徴はどのようなところなのでしょうか。ここではウェーイ系の特徴をご紹介します。
①「ウェーイ」という言葉を多用する
「ウェーイ」という言葉は若者の間で使われているインターネット用語です。誰が最初に言い始めたかは謎なのですが、何気ない一言でも、誰かが気に入るとあっというまに拡散され前からあった言葉のように使われるようになります。
そのため、ウェーイ系の大学生に「なんでウェーイって言うの?」と聞いても「周りの人も使ってるから」「なんとなく」という回答しか返ってこないでしょう。
「ウェーイ」という言葉には「テンション上がる」「おお~!」「こんにちは」、「ウケる」など様々な意味が混在されており、何に対しても「ウェーイ」と言えば、とりあえず通じると考えられています。
若者が美味しいものやラブリーなもの、奇妙なものなど、何に対しても「ヤバい」と使いますが、それと同じような意味合いだと言えるでしょう。
②飲み会が大好き
ウェーイ系はものすごく飲み会が大好きで、大学のサークルやゼミなどで頻繁に飲み会を開く傾向があります。特に新歓の時期になると、よく見られます。受験勉強を終えて、現役大学生として大学生活を始めると、一人暮らしを始めたり、アルバイト始めるなどいろんなことを始める大学生が多いです。
高校生までのときと違い自由度も増すため、つい飲み会ではっちゃけてしまうのです。特に先輩がウェーイ系だと後輩が影響を受けやすく、飲み会などの場で良い潰されることもしばしばです。
飲み会などに参加しているとリア充だと感じられ、ついついノリが良くチャラくなってしまうのです。
パリピはクラブなどで踊って楽しみますが、ウェーイ系は飲み会で酔いつぶれて楽しむことがほとんどで、ウェーイ系のほうが酔いつぶれて吐くなど迷惑をかけやすい傾向にあります。
③イベントが大好き
ウェーイ系はイベントごとが大好きで何かと理由をつけて大勢で集まって飲み会を始める傾向にあります。
例えば、バーベキュー大会や花火大会、お花見、お誕生日会、サークル内でカップルができれば、それを理由にして飲み会をするなど、とにかく飲み会などイベントが大好きなのです。
また、街のイベントにも繰り出すことがあり、パリピと似ていると思われることがありますが、パリピの場合、自分たちが盛り上がること自体をファッションととらえて、おしゃれな場所でおしゃれな恰好で盛り上がってリア充するという傾向があります。
イベントもウェーイ系は盆踊り大会でも出没し「ウェイウェイ」騒いでいます。パリピは盆踊りなどに集団で集まることはありませんので、わかりやすいです。ハロウィンなどはウェーイ系とパリピ両方集まりますが、どちらにしても「ウェイウェイ」言っているのでわかりやすいでしょう。
④集団で固まる
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」とよく言ったものですが、ウェーイ系はいつも集団で行動して、集団でウェイウェイバカ騒ぎします。ウェーイ系の大学生は、ゼミサークルの仲間、バイト仲間など、さまざまな人間関係を織り交ぜて集団を形成します。
ウェーイ系はできるだけ1人で痛くないと思っているため、1人のときは誰かいないかキョロ充をしています。時にはLINEで「ウェーイ!今日学校いる?」などと仲間に問いかけます。グループLINEをしているため、人も集まりやすく、放課後には飲み会が始まってしまうのです。
⑤言動がチャラい
ウェーイ系はファッションは関係なく、言動がとにかくチャラいという特徴があります。ウェーイ系の多くは大学生のため、ファッションにはあまりお金をかけない傾向があります。
ノリが良く、「それな」「うぇーい!ワンチャンある!」「マジヤバい」など見た目に反して言動がチャラく、チャラ男というイメージが付きやすいです。
中には髪を金髪にしたり、アクセサリーをじゃらじゃらつけるなど、大学は行ってからはっちゃける人もいて、高校時代の友人がみたら驚いてしまうほどです。
パリピと違うところはパリピはファッションセンスに優れており、おしゃれな人が多いのに対し、ウェーイ系はファッションセンスに個人差があり、おしゃれな人もいれば、そうでなく、勢いだけな人もいます。
⑥ノリが良い
ウェーイ系はとにかくノリが良く、目の前に困難が立ちはだかったとしてノリで切り抜けようとします。24時間脳内はパーティー状態で浮足立っています。
これは「人生楽しまなきゃダメ」や「大学生活は楽しまないと」という心理が働いており、さらに、解放感や若さが相まってノリが良くなるのです。
社会人になったら今みたいにはっちゃけられないと思っている人も多く余計にウェイ集団で楽しんでしまうのです。
そのため、就活になるとウェーイなイメージがあった先輩がまじめに就活していると感じられることもあり、意外とメリハリはついているのかもしれません。
⑦コミュニケーション能力が高い
ウェーイ系は集団で騒がしく飲み会などをしているため、迷惑に思うところもありますが、実はコミュニケーション能力がとても高いという長所もあります。
そのため、相手の気持ちを読み取って、TPOに合わせて相手と接することができるのです。
ウェーイ系はほとんどの場合集団で行動しているため、色々なタイプの人間と接します。基本的には似たようなタイプばかりなのですが、中にはウェーイ系な人に対して苦手意識や戸惑いを持っている人もいます。そんな人も勢いで引き込んでしまうなど会話力がとても高いのです。
⑧街中で騒がしい
ウェーイ系は街中でとても騒がしいという特徴があります。サークルやゼミの飲み会で楽しく盛り上がり、お店から出ても道のど真ん中で騒がしく盛り上がるため、周囲の人はとても迷惑に感じ取られることが多いです。
電車の中など公共の場所であっても騒がしくするため、仕事帰りのサラリーマンやOLからは白い目で見られてしまうのですが、そんなこと気にもしません。
酷い時は居酒屋やファミレスの店員さんから「もう帰ってください」などと言われたり、警察から注意されてしまうこともあります。
⑨人から避けられやすい
ウェーイ系以外は同じようなウェーイ系以外の人からは避けられやすいという短所があります。コミュニケーション能力が高く、社交的なのですが、飲み会などでバカ騒ぎしてしまうため、まともな人間からしたら距離を置きたいと思うのです。
また、ウェーイ系な大学生は授業をサボったり、授業には出ないのにサークルやゼミの飲み会は必ず参加するほど飲み会が命な部分があるため、サークル内で授業にちゃんと出てサークルもほどほどに楽しむグループとウェーイ系など派閥が出来てしまうこともあります。
⑩馴れ馴れしい
ウェーイ系は誰に対しても馴れ馴れしいという特徴があります。良く言えば人懐っこいのですが、相手からしたら「馴れ馴れしい」と反感を持たれてしまうのです。
異性に対しても人見知りをすることがなく、勢いで人脈を広げ、友達の友達などに対しても初対面からすぐに友達になろうと近づきます。
ウェーイ系との付き合い方
出来ればウェーイ系とは関わりたくない、もしくはウェーイ系と友達になって自分も盛り上がりたいと思う人もいるでしょう。どちらにしてもウェーイ系と関わらなくてはいけない場合があります。
ここではウェーイ系との付き合い方をご紹介します。
①ノリに合わせてみる
まずはウェーイ系のノリに合わせてみると良いでしょう。テンションを高めにして、ウェーイとあいさつすれば、ウェーイ系はそれだけで大喜びです。
この時は自分自身を開放して、羞恥心やプライドを捨て去るくらい勢いが大切になってきます。もしここで勢いよくノリに合わせることができればウェーイ系に近づいていると言えるでしょう。
②何も考えずはしゃいでみる
ウェーイ系のノリに合わせるときは何も考えずとりあえずはしゃいでみることも大切です。例えば、飲み会やパーティーなどの場でハイタッチをする場面があれば、気軽ハイタッチをしてみましょう。その相手が良く知らない人であってもです。
ウェーイ系はどんな人とでも仲良くなれる人が多いため、良く知らないとかは特に考えずにはしゃいでしまうのです。まずは形から入ってはしゃいでみましょう。
まとめ
いかがでしたか?ウェーイ系の生態が少しわかったのではないでしょうか。ウェーイ系はとにかくチャラいため、どうしても無理な場合は無理して付き合う必要はありません。
ただ、ウェーイ系と接することで、コミュニケーションを高めるきっかけにもなるため、まずは近づいてみてもいいのかもしれませんね。
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