意識高い系の女子について、皆様余りよい印象をお持ちでないようです。なぜ、意識高い系女子が嫌われているのでしょうか？
意識を高く持つことはよいことです。しかし近年、、それに伴っていない実力のない人間が意識を高く持って、人を見下している人たちが増えているようです。
意識が高くいつも努力して自分を少しでも向上させようとしている人はよいのですが、薄っぺらな知識だけを持って、中身が伴っていないくせに、人をランク付けする人たちがいるのです。それが、意識高い系女子あるいは男子なのです。
意識高い系女子について見てみました。
意識高い女子の特徴（ポジティブ思考・努力型）
もともと意識高い系という言葉は、意識を高く持つことは大切でそれに向かって努力する人は素晴らしいという褒め言葉だったのです。
しかし、2008年頃には中身の伴わない口先だけで成果の無い人のことを揶揄するようになりました。本当に意識の高いそれに向かって努力する人のことを揶揄しているのではありません。
ところが、現代はさまざまな活動に参加して、自分を成長させる努力をしている人まで揶揄しています。ですから、意識高い系でも実力の伴った人のことを揶揄してはいけないのです。
本当に意識の高い人たちは、他者からの批判にめげず自己実現をかなえるため、色々なことにこだわり、趣味や勉学に交流を重ね活動をしています。
セミナーに参加して行動する
「自立」「独立」「好きなことをする」ということをアピールしたり、支援したりするセミナーを「意識が高い人が集まる」と銘打って宣伝したセミナーが開かれています。
そのような、意識の高い女性と思われる人に調査をしたら、次のような回答が出てきました。
意識が高いと思われる女性たちに聞き取り調査をした結果
- オーガニック野菜や有機野菜にこだわった食生活をしている
- ワインを選ぶときはビオワインやヴァン・ナチュールにしている
- チアシード・アサイー・ココナッツオイルなどスーパーフードに詳しい
- 糖質オフやグルテンフリーなど健康なダイエットをしている
- 体型や健康維持のためヨガやランをしている
- 早起きして、さまざまな朝活に励み自分磨きをしている
- ワークショップやセミナーなど知名なイベントに積極的に参加している
- 子ども、ペット、健康、食に関する良い情報は友人にシェア
- 空き時間はカフェで仕事、ランチミーティングで時間を有効利用
- SNSを活用して人脈や知識の強化につとめている
出典：10MTV
意識高い女性は上のような行動をしています。しかし、意識高い系女子は実際の中身を知らずして、表面的なことにしか意識が回らず中身がないのが現状で、それで、意識高い系と揶揄されています。
勉強することで落ち着く
意識の高い女子は何かしらの勉強にいつも取り組んでいて、常に自分が情熱や興味を燃やせるもに取り組んでいます。
特に資格試験に絡んだ勉強には、人一倍力が入り目標を持ってその分野の勉強に取り組みたいと熱意を燃やし、きちんと結果に反映させる特徴を持っています。
新しい刺激から何かを学び取る
意識高い女子は、人と交流することを大切に考えていて、ときには気の合わない人に会って傷つくこともありますが、そのようなことには負けないで新しい人との交流を楽しんでいます。
意識高い女子は、気の合う人も気の合わない人も自分の人生において大切な財産だと考えて、常に新しい出会いには前向きで貪欲で、新しい付き合いから何かを学び取ろうとしています。
プロ意識で仕事をする
意識高い女子は仕事に対してはプロ意識を持って仕事をします。これは、自分が積み上げてきた知識を最大限発揮する舞台でもあるので、仕事に情熱を燃やし一切手を抜くことはありません。
そして、仕事の段取りもよく、もし上手くできなかった場合はどのようにしたら改善できるかなどを冷静に考え挽回するだけの実力も備えています。
職場では仕事ができる人として評価されています。そして、今の仕事以上の仕事ができるように陰で努力を怠っていません。
おしゃれを心がけている
意識高い女子は「だらしない外見」を嫌い、常に小綺麗に清潔感あふれた身だしなみを心がけています。
意識高い女子は人からどう見られているかにも気を使い、自分を素敵に見せてくれるファッションやメイクなど美容に関して常に研究して、人の目を意識したおしゃれを心がけています。
下品な行動を人前でしない
意識高い女子はプライドが高く、高貴さを漂わせるオーラを常に持っていたいと考えるので客観的に自分の品性に対してチェックしています。
常に言葉遣いや態度にも気を配って、下品な行動は自分に対して許せないので、決して人前でさらさないように気を付けています。
ですから、意識高い女子は言葉も上品で振る舞いも美しく上品な雰囲気を漂わせています。
一流の本物が好き
意識高いの女子は一流のものに触れるのが好きで、音楽や芸術など特に傾向が高く、多少お金がかかっても一流に触れそこから何かを学び取ろうとしています。
ですから、意識高い女子の趣味は高尚なものになるため、「話についていけない」という人たちがでてくるのも頷けます。お金以外の価値を求めています。
行動力がある
意識高い女子は自分の夢や好奇心や目標を形にする努力を惜しみません。そして、すぐ行動に移します。
行動力が人一倍あって、やりたいことを妄想だけで終わらせるという発想はなく、自分で動いて結果を出し思うように結果がでなかったとしても、行動したことで骨折り損になることはなく、何かしらの成果を得ているのが特徴です。
意識高い女子をうざいと感じる人もいる
意識高い女子は自分の目標に向かってひたむきに生きている姿はとても美しく感じますし、凛として美しい存在感を放つ存在で、常に前向きで近くに意識高い女子がいると明るくなります。
このような女性を認めることできない、うざいと感じる人達が大勢いることはとても悲しいことですね。このような女性から私たちは学ばなければいけないことが沢山あります。
意識高い系女子の特徴（ネガティブ思考・口先だけ）
現在の意識高い系女子と言う言葉には皮肉というかネガティブな思考として使われるようになっています。
ポジティブ思考として使われることはまずありません。それは、実力が伴ってないから周りからの印象が悪いのです。
意識高い系女子が好みそうな話題は、食事、健康、運動、身体についてです。意識を高く持っても人前でアピールしないことが賢明で、意識高い系という言葉は揶揄している言葉に聞こえます。
人を見下す
意識高い系女子は好奇心も向上心もあります。しかし、好奇心や向上心も自分を高めるためのものではなく、人を見下すために使われています。
結局は自分自身に自信がないからアピールして、イメージ的に意識の高い人と思わせ、皆様が知らない経歴や言葉をごまかし、表面的なことで人をランク付けするのです。
そして、自己啓発本を読んで実行することが大切なのに、自己啓発本を読んだことを自慢します。
常見洋平氏がこの言葉を広めたようですが、彼は『「意識高い系」の病』という本を出版し、口先だけで中身が伴わない人を揶揄しているのであって、頑張る前向きな人や、部活や勉強を真面目に頑張って努力している人のことを揶揄するのは不本意だといっています。
精神科医の片田珠美さんは意識高い系のタイプとして次のことを挙げています。
- 目に余る上昇志向
- 高すぎる自己評価
- 頑張っている自分自身が好き
- 驕り高ぶった特権意識
- 傲慢な金満主義
出典：ウィキペディア
意識高い系の人は、反省しない特徴があり、周りからはあきれるぐらいのポジティブ思考に移っているのが実態です。自分に甘く他人に厳しい人が多いです。
上から目線で話す
意識高い系は周りの人を格付けして、自分より意識が下の人には上から目線で話します。自分よりすごい人には上から目線で話しませんが、周りの人を格付け認定され、態度に露骨に現われるので、みんなから嫌われています。
交流や人脈を大事にする
意識高い系は交流と人脈を何よりも大事にして、交流の場に行くこと、自分の人脈を自慢することに熱意を燃やしています。
自分の実力ではなく、自分の周りの人の実力を自慢したがる意識高い系女子なのです。
経済力や交流関係・人脈など過剰演出することがあり、そのため、すごい人と見られたいという実力よりも、嘘でもよいのですごい人と見られたい願望が現れ、実行力が伴わなくても、セレブとの共通点があるというだけで、自分を過剰評価しています。
思考と行動が伴っていない
意識高い系女子は言動が一致していなく、高い意識を持っていますがそれを行動に移そうとはしません。
有言不実行なので、意識高い系は嫌われているのです。偉そうなことを行ってもそれを行動に移すことはなく、少し専門的なことをいうと分からなくなります。
自己承認欲求が強い
意識高い系は自己承認欲求がとても強いです。誰でも他人から認められたいのは当たり前ですが、自己承認欲求が満たされないと意識高い系女子は気が済みません。
それなら、自分を高めることに集中すれば良いのですが、なぜか、他人へのアピールを優先してしまいます。
アピールしなければ良いのですが、アピールするものだから周りから面倒な人として見られてしまいます。
やんわり相手の意見を否定する
正面切って直接否定することはありませんが、やんわりと否定します。否定からは何も生まれないのでそのことは彼女たちは解っています。
しかし、やんわりと否定しても、否定は否定なのが解っていないのです。
人の注目を浴びたがる
意識高い系は目立ちたがり屋で、常に注目を浴びることを意識しています。
グループで集まるときは常に輪の中心にいて、自分が注目されないと、露骨にすねたりして、自尊心がとても高いのです。
SNSの情報発信量が高い
意識高い系は意識が高い投稿を異常とも思えるぐらい発信します。相手を意識高い系か見分けるには、SNSの情報発信を見ると分かります。SNSの情報発信量が多いほど、意識高い系女子と思って間違いないでしょう。
なぜSNSで自慢したがるのか？
単純に自慢したい
SNSは否定的な意見を書き込む人が少ないので、多少自慢しても肯定的な意見が多いですが、このことを勘違いして投稿を繰り返し情報発信がものすごく多くなってしまいます。
友達にも自分と同じ意識を持ってもらいたい
「意識を高くしたほうが人生楽しい」「私はこのような考えに変わったから人生が変わった」と親切心から投稿しているのです。
しかし、誰も喜んでいないのに、親切心から投稿を繰り返しているのです。そして、友達の趣味や食事などにダメ出しをします。
できる女をアピールする
意識高い系女子は自分ができる女としてアピールをしてきます。本当にできる人はみんなが認めているのでアピールなどしません。
しかし、意識高い系女子はアピールしてくるのですが、これは、自分に自信がないからです。思想と行動が一致していれば、周りが認めて自分がアピールすることはありません。
リア充をアピールしてくる
自分がいかに毎日の生活が充実しているかというリア充をアピールしてきます。リア充もできる女と同じで、本当のリア充なら周りが認めているのですからアピールする必要はないのです。
SNSでもリア充自慢の投稿が多く自慢するということは、リア充だと思っていないから自慢しているのではないでしょうか？
本当のリア充なら自慢しなくても周りが認めます。
モテる・できるをアピールする
モテないできないから自分でアピールしないと行けないのです。本当にモテる人やできる人は周りが認めるのでアピールしなくても分かります。
意識高い系のうざい行動と使いがちな言葉の意味
なぜ、人の心を逆なでするのかネット社会の言動や言葉だっただけに、調査をした結果はやはりSNSで使われる言葉が上位に来ています。
ウーマンエキサイトから意識高い系女子の男性から見た 感想は以下の通りになります。
自分メンテナンスに金をかけすぎている。そんな話は耳に入らないようにしてほしい。（32歳/技術職）
厚化粧に高いヒールをはいている。（37歳/小売店/販売職）
うざい行動ランキング
- 友達に自慢する系統の言葉「イイねの数やフォロワーの数や友達の数」の自慢
- 自分は充実した生活をしているというアプローチ
- ビジネス思考っぽいような言葉や、政治の話などにカタカナ語を必要以上に使ってくる、例えば、アジェンダ・アウトプット・ベネフィット・マイノリティー・リスケ・コンセンサス・コミットメント・サジェスト
意識高い系のうざい行動ランキングを見てみましたが、自分が意識を高くしてビジネススキルや、ビジネス英語など努力して覚えたり、スキルを磨くことはとても良いことです。
しかし、それを他人に求めたり、アピールすることは自己承認欲強いだけの鼻持ちならない人間とみられても仕方がないのではないでしょうか？
意識高い系女子はビジネスシーンで使うビジネス英語をプライベートでも使います。また、カタカナ語が多いです。その中の代表的なものをご紹介します。
アグリー
アグリーとは支持する同意するという意味です。
アサイン
アサインは割り当てとか任命するという意味です。
アジェンダ
ビジネスではスケジュールのことをいいます。会議などの議題、検討課題、行動計画を意味する言葉で、予定といえば分かりやすいのに、あえて「明日のアジェンダどうなっているの？」と聞いてきます。
エビデンス
エビデンスとは証拠という意味です。
ゼロベース
ゼロベースというのは物事が行き詰ったときに、原点に返り初心からもう一度考え直すという意味です。
バイアス
バイアスとは物の考え方に先入観が入り、偏った見方や捉え方をしている意味で、意識高い系こそバイアス掛かっているといいたいです。
ペンディング
ペンディングとは仕事などが未定のまま保留になっている状態です。意識高い系は「あれっ？そのアジェンダはペンディング中でしょ？違う？」と隙あらばこのようにカタカナ語を使ってきます。
プラオリティー
プラオリティーは優先順位や優先度が低いという意味を現す言葉です。この言葉はビジネスシーンでよく使われる言葉ですがプライベートでも使ってきます。
フルコミット
フルコミットとは一生懸命とか全力投球とかいうニュアンスの意味ですが直訳すると肩入れとか委託という意味です。
まとめ
いかがでしたでしょうか？意識高い系女子と意識高い女性には違いがあります。意識高い系はとにかく、片田珠美先生がズバリ言い当てていることに尽きるのではないでしょうか？
意識を高く持って努力することはよいことです。しかし、傲慢な金満主義に陥っていることを自覚することが大切なように感じます。
向上心も行動力もあるのですから、上辺だけの知識をアピールするのではなく、本当に自分の人生に役にたつ知識を深く高めてはいかがでしょうか？
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