皆さんトマトジュースお好きですか?お好きな方は多いと思いますが、私は大の苦手とするところで、ジュース自体余り好きではありませんが、一番嫌いなのがトマトジュースです。そのトマトジュースには、とても栄養が豊富で、その効果は高いと言われています。
トマトは大好きで毎日食べているので、何故トマトジュースが飲めないのか不思議ですが、ネットを調べてみると、意外と多いのに驚いています。トマトジュースでも飲みやすいのもあるそうですので、健康のためにはもう一度試してみたいです。でも無理かな?
トマトジュースの効果によっては、もう一度挑戦してみたいです。
トマトとは
トマトは熱帯地方では、トマトの木は8m~10mにも、大きく育ちます。日本では一年生植物で冬は枯れてしまいます。
トマトはナス科の野菜で、10~25℃が適温で、5~10℃以下になると枯れてしまうのです。ですから日本の冬は寒いので、1年で枯れてしまいます。
トマトの名前はメキシコの先住民の「膨らむ果実」からきています。南アメリカのアンデス山脈高原地帯のペルー・エクアドルが原産です。
トマトの歴史
16世紀末にスペインによってヨーロッパに伝わったのですが、もともとペルーのアンデス高知が原産の野菜です。
オランダ人によって日本では17世紀の初頭に、観賞用植物として伝えられました。1868年明治時代初期に「赤なす」という名前で、欧米から食用として入ってきました。
19世紀から20世紀にかけて、桃色大果品種としてアメリカから入ってきたのが受け入れられて、日本各地に広まりました。
現在世界では8000種類以上ものトマトの品種があります。種類は大きく分けて3種類あります。
トマトの種類
丸玉系
形が丸い形のトマトです。果皮によって桃色と赤色に分かれています。日本では生食用は桃色系の果肉がしっかりし、甘味のあるトマトが食べられています。
赤色系はジュースなどの加工品に使われていますが、海外では赤玉系が生食として食べられています。
ファースト系
ファースト系は先が尖った形をしています。甘味が強く皮が薄いのが特徴で、ハウス栽培されています。12月頃から市場に出回ります。このトマトを冬にみるので、トマトが一年中ある様に錯覚するのですね。ハウス栽培だから、温度を一定に保てるわけです。
ミニトマト系
1980年以降に市場に出回り始めたトマトで、小粒の2~3cmぐらいのトマトです。種類が非常に多く、トマトであると思われないトマトも存在します。赤だけでなく、黄色や緑、紅黒色など、色においても色々な種類があります。
生産地
日本では千葉県、熊本県、茨木県が多く生産されますが、世界では中国の生産量が一番多く、全生産量の四分の一を占めて、後アメリカ、トルコが多いです。
トマトジュースの効果
トマトには体内の脂肪を減少させる働きや、血液をサラサラにするリコピンが含まれています。「トマトが赤くなれば、医者が青くなる」と言われるほど、ヨーロッパでは栄養価の高い食べ物として、受け入れられています。
ですからトマトを原料とした、トマトジュースの効果はとても高く、トマトジュースを摂取することで、生のトマトを食べるよりも、健康効果が高くなっています。
動脈硬化の改善
2012年京大グループの研究によって「13-oxo-ODA」の新成分は、脂肪燃焼を促進する直腸温度を上げ、血中の中性脂肪を下げる研究結果が出ました。肝臓の脂肪を燃焼させ、中性脂肪を下げる効果が発表されたのです。
それで13-oxo‐ODAが脂質代謝異常を、改善することが分かってきました。トマトに含まれるリコピンには強力な抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの酸化を抑制して、動脈硬化の予防があります。
また食物繊維にも、コレステロールを低下させ、ケルセチンは血管を丈夫にする働きがり、香りであるピラジンには、血液をサラサラにする働きがあります。
これらにより動脈硬化の予防や改善効果が分かります。
高血圧予防効果
トマトには多くのカリウムを含んでいます。カリウムは余分なナトリウムを、体外に出す働きがある為、高血圧の予防効果があります。
塩分を過剰摂取すると血管が収縮し、腎臓の交感神経の活動が促進されます。そして血液中のナトリウムの濃度が上昇し、塩分の排出を行う遺伝子の働きが抑制されます。血液の量が増えて血圧が上昇するのは、ナトリウムが水分と結びつきやすいために起こります。
1日当たりのカリウムの摂取量は、成人女性の場合で1600㎎です。トマトジュース200mlあたり500gカリウムが含まれていますので、トマトジュース200ml飲むだけで、1日の摂取量の3分の1を摂取したことになり、朝、昼、晩と食前に飲むと、1日のカリウムの摂取量が満たされます。
美肌効果
トマトのリコピンがシミの元である、メラニンの生成を抑制してくれて、皮膚の表面部分で発生する活性酸素を抑えるために、シミ予防効果があります。
コラーゲンの健康維持を助けることで肌のハリが保たれるのは、リコピンとビタミンCがある為で、シワの改善効果も期待できます。
リコピン、ケルセチン、ビタミンCの3つの要素がそろっているトマトは、美容効果に抜群です。
ダイエット効果
トマトは食物繊維を多く含むために、満腹感を得やすく、最近の研究の13-oxo-ODAがコレステロールや脂質の異常を抑えて、肥満やメタボリックシンドロームに効果的だと期待が持たれています。
また13-oxo-ODAはリノール酸の中性脂肪を減らす効果と同じ仲間で、脂肪の燃焼もしてくれて、ダイエットにはとても期待が持てるトマトです。
3ヶ月~半年かけて、体質改善していくダイエットがトマトダイエットです。
トマトジュースを自分で作ると、酵素を無くさなくて、酵素ダイエットもできます。トマトを6~9個が1日の摂取量600mlです。
リコピンの吸収率を高めるには、オリーブオイルを使うと、リコピンの吸収が高まります。日本女子家政学部の研究から、トマトジュース200gに対して、オリーブオイル20gを加えると、リコピンの吸収が4倍高まると実証されています。
疲労回復効果
トマトはクエン酸や、リンゴ酸を含んでいますから、胃の粘膜の炎症を抑える働きがあるので、むかつきなどを抑える効果があり、疲労の原因物質の乳酸を分解する働き、エネルギーを出す働きがある為、疲労回復効果に期待できます。
便秘解消効果
ペクチンという食物繊維がトマトには含まれているので、便秘解消効果が期待持てます。
トマトジュースの成分と効能
トマトジュースの効能には、多くの栄養成分が存在しているので、効能も沢山あります。次のトマトジュースの効能による栄養成分について見てみました。
13-oxo-ODA
13-oxo-ODAはトマトより、トマトジュースに多く含まれています。13-oxo-ODAは血液中の中性脂肪を下げる働きがあり、脂質の燃焼もしてくれます。
13-oxo-ODAが発見されたことで、ダイエット目的として、トマトジュースの効能が見直されてきました。
リコピン
リコピンはトマトやスイカに多く含まれる、赤色の天然色素で、強力な抗酸化作用があり、コレステロールの酸化を防いだり、血流を改善して生活習慣病の予防に期待があります。
リコピンは熱に強く、トマトジュースなどの方が吸収されやすく、85%のリコピンがトマトジュースなどから摂取されています。リコピンは生よりも、熱した方が吸収率が良いです。
ビタミンEとの組み合わせ
リコピンとビタミンEを組み合わせると、リコピンを細胞に取り入れる吸収力が違ってきます。また美白効果も向上することが、カゴメの研究より分かりました。
リコピンはカロテノイドの一種で、高い抗酸化作用があり、リコピンは一重項酸素の消化能力が高く、ビタミンEはラジカルという活性酸素消化に優れていて、2つを組み合わせることで、美白効果は一段と効果が向上します。
★一重項酸素とは何らかの原因で不安定になった酸素で、安定した酸素を「三重項酸素」と言います。一重項酸素は活性酸素で、三重項酸素と比べ高いエネルギーの働きがあります。
食物繊維
食物繊維は第6の栄養素と呼ばれるように、人間の消化酵素では分解されずに、腸の中の老廃物の運搬係として働いています。
またコレステロール値の低下作用や、糖質の吸収抑制作用の働きがある、様々な生理機能を持っています。
食物繊維には腸内環境を整える効果、コレステロール値を下げる効果、糖尿病予防効果、高血圧予防効果、肥満予防効果などの働きがあります。
食物繊維には水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維があります。トマトの場合不溶性食物繊維が0.7g水溶性が0.3gありますので、便秘などにも良い効果があります。
ビタミンC
ビタミンCは水溶性で、過剰摂取することは無く、積極的に取る事により、免疫力を強くしたり、お肌の予防効果も期待できます。
ビタミンCは抗酸化作用の強い栄養素で、皮膚や粘膜の健康維持や、肌に張りをもたらし、シミを改善する効果もあります。
また免疫力を強くしたり、ストレスに対する抵抗も強くしてくれます。効果としては美肌、美白効果、老化予防・病気予防効果、免疫力を高める効果、ストレスを和らげる効果、白内障予防改善効果、貧血予防効果などがあります。
ケルセチン
ケルセチンはポリフェノールの一種で、主に玉ねぎ、トマトなどに入っています。血流を改善する効果や、動脈硬化を予防する効果があります。
ケルセチンには抗酸化作用があり、活性酸素によるダメージを改善し、血液の流れを改善する効果があります。
ケルセチンは血流を改善する効果、動脈硬化の予防効果、コレステロール値を下げる効果、関節痛の症状を緩和する効果があります。
ケルセチンには、抗炎症作用を持つことから、関節痛の症状緩和効果があるのです。
クエン酸・リンゴ酸
クエン酸は酸味成分の一種で、エネルギーを作り出すのに、必要不可欠な成分で、エネルギー産生効果、疲労回復効果、ダイエット効果、筋肉痛防止効果、肝臓病の改善効果、痛風に対する効果、食欲増進効果、ミネラルの吸収を促進する効果などの効果が期待されます。
ペクチン
ペクチンは食物繊維の一種ですが、添加物としても利用され、コレステロール値を下げる効果、疲労回復効果、血糖値の上昇を抑える効果、便秘・下痢を抑える効果などがあります。
カリウム
カリウムはむくみを解消してくれます。ナトリウムと一緒に、体の外に塩分を出す作用があり、むくみの解消になります。
トマトジュースの効果のある飲み方
トマトダイエットの方法として、夜トマトジュースを飲む方法と、毎食食前にトマトジュースを、200ml飲む方法とがあります。
ダイエットに効果的な飲み方
夜飲む習慣をつける
ダイエットに効果的な飲み方としては、飲むタイミングは夜飲むのが一番です。その理由は成長ホルモンがダイエットに関係あるからです。
ですからリコピン+成長ホルモンをがダイエットには必要なので、成長ホルモンが活発になる夜に摂取すると、代謝アップとなって痩せやすい身体作りとなり、ダイエット効果が期待できるようになります。
食前に飲む方法
食前に飲む理由はトマトの新成分の、13-oxo-ODAが脂肪燃焼を促進して、中性脂肪を下げるため、トマトを食べる事で、ダイエット効果が得られるのです。
ただトマトを食前に食べるだけで、ダイエット効果が得られますので、トマトジュースを食事の前に飲むことをおすすめします。そうする事で、食べる量を減らすことが出来、可能性としてダイエット目的として、利用することができます。
温める
トマトジュースを温めて飲むだけで、リコピンの量が3倍以上に増えます。温めるだけでリコピンの量が変わり、身体に吸収されやすくなりますので、トマトジュースを温める事をおすすめします。
トマトジュースとオリーブオイル
トマトジュース200ml+オリーブオイル大匙1杯をいれて、600ワットのレンジ1分~1分30秒チンすると、リコピンの吸収率が4倍に増えます。
トマトジュースの種類
トマトジュ-スにはとても多くの種類が出ています。飲料水として大手のトマトジュースの商品成分を比べてみました。
添加物が入ると日持ちはしますが、身体に良くないので、無添加トマトジュースを出しているところがこの頃は多くなりました。
食塩入りと食塩が入ってないのとあります。高血圧の予防に飲むための人は、食塩が入ってないほうを選ぶことが大切です。
デルモンテ食塩無添加トマトジュース
世界中で調達したトマトと、国内の契約農家で育てた桃太郎トマトをブレンドしています。900g1本分に14個の完熟トマトを使用して、香りや味わいを出しています。200mlあたりの商品成分です。
商品成分・・・エネルギー37kcl、リコピン11㎎、カリウム570㎎、カルシウム22mg、食物繊維1.8g、タンパク質1.8g、ナトリウム15㎎、ビタミンA35μg
伊藤園の理想のトマトジュース
理想のトマトジュースにはビタミンEが含まれています。また熟トマトはカルシウムが入っていて、さらっとした飲みざわりです。180mlあたりの商品成分です。
理想のトマト商品成分・・エネルギー64kcl、リコピンが28㎎、カリウム828㎎、ビタミンE2.4g、食物繊維2.1g、タンパク質2.6g、ナトリウム5~62㎎、ビタミンK6μg、
カゴメのトマトジュース
カゴメトマトジュースは土や種、苗から吟味して、美味しいトマトを契約農家と締結して、作っています。180mlあたりの商品成分です。
商品成分・・・エネルギー36kcl、リコピンが19㎎、カルシウムが13㎎、カリウムが540㎎、食物繊維1.3g、タンパク質1.5g、ナトリウム1~20㎎
トマトジュースのカロリーは余り多くはありません。理想トマトジュースは64キロカロリーと多いですが、その他は36~37キロカロリーですので、ダイエット法として、トマトジュースが選ばれるには、このような点もあるのかもしれません。
トマトジュースでリコピンの多さで、伊藤園の理想のトマトジュースが、人気が出てきてる食品ジュースです。
まとめ
如何でしたでしょうか?トマトジュースの効果効能は、本当に沢山あります。お好きな方は迷わずトマトジュースを飲んで、体調を整える方法を取ってください。
生トマト好きだけど、トマトジュースが飲めない方が、結構ネットを探したら居られました。余りハッキリした理由は言われていませんが、私はとにかくまずく感じます。
感覚の問題ですから、まずいと思うものを口に、するのは中々勇気がいりますが、健康のためにもう一度挑戦しようかと思っています。
メーカーによっては飲み安いのもあるようですので、もう一度飲んでみたいと思います。試すのが至って好きなので、良いと言われるものは、一度は試しています。
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