禁酒のメリットを知ろう!体や生活の変化を紹介!禁酒するにはどうすればいい?

仕事終わりのお酒は、言葉に変えがたい至福をもたらしてくれます。今日も1日頑張った…気分を良くしてくれるお酒があるから、仕事が頑張れるという人もいるかもしれませんね。

一方でお酒の飲み過ぎは当然ながら、体に悪影響を及ぼすことがあります。肥満・糖尿病を始めとする生活習慣病の元になったり、大きな病気になる危険性を高めることもあるでしょう。

では、お酒を習慣的に飲んでいる人が禁酒したとき、どういったメリットがあるのでしょうか。体の不調に悩んでいるようであれば、その原因はお酒にあるのかもしれませんよ。

禁酒のメリットとは~体の変化~

お酒

まずは禁酒したときに起こる体の変化についてみていきましょう。

体重が減り始める

お酒といえばビール、という人は多いと思います。居酒屋に行ったらとりあえず生を頼む。日本の居酒屋ではよくある景色です。その注文したビールに多くの量の糖質が含まれています。

糖質は体のエネルギーになる栄養素です。しかし、摂りすぎると脂肪に変換され、蓄積されやすくなります。流行りの糖質制限ではダイエット成功のために糖質の多いビールや日本酒を飲まないようにすることもあります。

禁酒することで、余分な糖質を摂取しなくなるので、自然と体重が減るようになります。お腹もへこんでくるでしょう。糖質・カロリーカットが同時にできるので、ダイエットとしても効果的です。

ちなみにウイスキーや焼酎などの蒸留酒には糖質が含まれないので、糖質制限ダイエットではこちらのお酒を勧めることがあります。度数も比較的高いので、少量で心地良くなる効果もあります。

余分な食事が減り、健康状態が良くなる

飲酒の際にはついついおつまみなんかを食べてしまい、食欲がどんどん湧いてくるなんてことがあるでしょう。食べ物のためにお酒を飲むのか、お酒のために食べ物を食べるのか。どちらかわからなくなることがあります。

当然ですが、食事の食べ過ぎは肥満の元になります。揚げ物を食べれば中性脂肪を増やすこともあるでしょう。また、塩辛いものを多く食べてしまうと塩分過多となり、高血圧の原因になることもあります。

禁酒をすと、そういった食事を食べなくなります。塩分・糖質過多を防ぎ、これまでの摂取カロリーの分だけカットができます。自然と体の状態は良くなっていきますよね。

また、胃腸や肝臓の機能も取り戻すことができます。脂肪肝の解消にも効果的でしょう。体全体の健康の状態を良くすることができ、もちろんダイエット効果も期待できます。

美容の効果〜髪質の向上〜

禁酒の意外な効果として髪質の向上があります。女性であればツヤのある髪へ。男性であれば薄毛予防に効果があるといいます。これはどういうことなのでしょうか。

お酒に含まれるアルコールの分解過程で発生するアセトアルデヒド。このアセトアルデヒドは薄毛の原因と言われているジヒドロテストロンという成分を増加させることがわかっています。

また、育毛に大切な成分をアルコール分解に使ってしまうため、髪そのものが育たなくなってしまうこともあるのです。禁酒をすれば、髪に栄養を届けることができ、髪の質の向上、美容効果が期待できるでしょう。

肌の質が良くなる

禁酒によって食事の内容が変わってくると、体に様々な変化が起こります。目にわかる形で起こるのは肌の質の向上です。具体的にはニキビや肌荒れがなくなります。

アルコールには利尿作用があります。これによって体内の水分量が減りやすい状況になります。水分が減れば、血液はドロドロし、栄養が肌に届きにくくなります。これが肌荒れの原因になるのですね。

禁酒を始めてから肌の質はもとより、むくみが解消されたという声もあります。肌の悩み、そして体のむくみの悩みを抱えているようなら、禁酒をしてみることをおすすめします。

禁酒のメリット~生活の変化~

生活の変化

禁酒をすることで起こる体の変化は健康面の向上だけではなく、見た目にも良い効果を示してくれました。そして、それだけではなく、生活全般に良い影響を与えることがあります。具合的には以下のことがあげられます。

お金を使わなくなる

禁酒をするとコンビニで買うお酒やおつまみ、もしくは外でお酒を飲むためのお金を使わないようになります。これは非常に大きな経済的メリットといえるでしょう。

例えば週に1度、外で飲んでしまえば、食べ物も含めて4,000円〜5,000円程度かもしれません。飲み会をゼロにすれば月に12,000円〜20,000円程度は節約できることになります。これは年で換算すると十数万円のカットになります。

お酒は飲んでしまえば消えてしまいますが、お金は使わなければきちんと手元に残ります。そして、そのお金をまた次のなにかに使えるかもしれませんよ。

時間を有効活用できる

仕事が終わった夜の時間帯。仕事の疲れで休みたいこともあるでしょう。しかし、この時間帯にあえて勉強をしたり、自分の趣味に没頭してみるというのもいいかもしれませんね。

お酒を飲み、酔ってしまえばそのまま眠りにつくだけで身になるものはありません。ですが、読書や習い事など有意義なことにお金と時間を投資すれば、将来の自分に役立つことになるでしょう。集中力が上がり、時間を有効に使うことができます。

また、当たり前ですが二日酔いを防き、睡眠時間も十分に確保することもできます。翌日の仕事の生産性への影響を最小限に抑え、快活な心を持って仕事に取り組むこともできるでしょう。

食事を気にするようになる

お酒中心の生活をしているとお酒に合わせた食事を食べるようになります。塩辛いもの、ちょっとしたおつまみ、揚げ物なんかがあるかもしれませんね。どれもお酒には合うのですが、健康を考えると抑えた方がいいでしょう。

禁酒をするようになると、食事に変化が起こります。今までお酒中心の食事だったのが、なるべく薄地でシンプルな食事を食べるようになるのです。お酒と一緒だったら食べられるおつまみも、お酒がなければなんだか食べにくいですよね。

人の好みはそれぞれですが、禁酒をしてからガラリと食生活が変わる人もいます。そして、体が痩せたり、健康診断の結果が良くなったり、健康的な効果が現れるのです。

禁酒をするためにできる4つのこと

ポイント

ここまで禁酒のメリットについてお話ししてきました。では、実際に禁酒をしていくためにはどういったことをしていけばいいのでしょうか。禁酒のためには具体的には以下の4つの方法があげられます。

1:「コンビニに寄ってしまう」や「付き合い飲み」をやめる

人間は習慣の生き物。例えば仕事終わりにお酒を飲む、ということが習慣化されていると、無意識に行動してしまうものです。まずはこのことに気づくことから始まります。

仕事終わりに何の考えもなくコンビニやお店に寄ってしまうことはありませんか。もしくは、同僚や上司、飲み仲間に誘われ、なんの考えもなく、もしくは人間関係を気にして飲み会に行ってしまうことはないでしょうか。

このような場面に遭遇した時、これまでと違う行動をしてみてください。家への帰宅途中でコンビニに寄らない。飲みの誘いを断ってみる。断ったからといって、周りとの関係を悪くすることはないと思います。まずは小さな行動から始めてみましょう。

2:具体的な数値やメリットを考える

例えば禁酒の目的がダイエットだとします。このとき、今の体重からどのぐらい減らしたいのか。そういったことを考えてみてください。禁酒することでカロリーカットはどのぐらいできるのか。具体的な数値として視覚化するのです。

また、先に述べた禁酒することのメリットについても考えてみましょう。禁酒することで得られる将来の自分像はどういったものでしょう。時間を有効活用し、やりたいことをしている自分かもしれませんね。

何の考えもなしに、今の生活習慣を続けるのであれば、禁酒はできないでしょう。具体的な数値と、その先にある理想の自分像を思い浮かべることで、行動を変えることができるのです。

3:炭酸水を飲む

断酒を始めるとどうしてもお酒を飲みたくなる欲求に駆られることがあります。そういったときは炭酸水を飲むことをおすすめします。炭酸の口当たりがお酒を似ているため、その衝動を抑える効果が期待できます。ただ単に水を飲むというのも効果的です。

お酒を断ったことで起こる衝動は時間が経つごとに抑えられていきます。時間をかけなければ、完全に禁酒することは難しいでしょう。気長に禁酒をしていく気持ちが大切です。

途中でどうしても飲みたくなったとしても、炭酸水を飲み、お酒以外のことを考えるようにしましょう。身体を動かしてみたり、趣味に没頭してみたり。こういったことは意外と効果があるので試してみてください。

4:お財布には最小限のお金しか入れない

家を出るとき、お財布の中にはその日使うお金だけを入れるようにしましょう。もちろん、お酒代は抜いて。そうすれば、強制的に飲酒を予防することができるでしょう。ついついコンビニに寄ってもお金がなければ買うことができませんからね。

禁酒のための意識改革

意識を変える

禁酒のメリットを述べたり、その方法をお伝えしても、なかなか実践できなかったり、継続できないということもあるでしょう。強い意思を持つことができず、ストレスが溜まっているときは飲んでしまうなんてこともあるかもしれませんね。

ですが、やはり禁酒の効果は大きなものです。お酒が好きという意識から、お酒が飲みたくないという意識に変えることで禁酒を実現することができます。そのためには禁酒のメリット、飲酒のデメリットを理解する必要があります。

例えばお酒を飲んでいて失敗したこと、もしくは今も続いている問題があるのであれば、それをリスト化してもいいかもしれませんね。客観的に自分のことを見れる重要な方法です。

そして、その問題は禁酒によって解決できるのであれば、行動してみる価値があるでしょう。失敗したことと、どうなりたいかという自分の像を結びつけてみると、禁酒の強い動機になります。

自分はどうしてお酒を飲んでしまうのか。その理由は人それぞれ様々あります。お酒は美味しいですから、ついつい飲んでしまうこともあるでしょう。しかし、飲み過ぎてしまうと色々な問題を起こしてしまう可能性があるでしょう。

今の自分にお酒がそれほど必要なのだろうか。また、健康や時間など人生で重要なものを捨てていないだろうか。そういったことを考えてみると、お酒は意外と必要のないものなのかもしれませんよ。

意識を変えるためにできること

何を止めるにしても、その人の意識が大きく関係しています。その意識を変えるためには、日々の習慣・行動を変える必要があります。人は環境の生き物で、環境が変われば行動を変えることができます。そのためには次のようなことをやってみてください。

周囲に禁酒を宣言する

禁酒を宣言することは自分を含め、周囲の意識も変えることができます。飲み会に誘われなくなったり、断る理由を作ることができるでしょう。禁酒したいという気持ちを心の内に留めておくのではなく、言葉にして周知することが大切です。

また、お酒が飲みたくなったときは、周囲の人が止めてくれるでしょう。一言、声をかけられるだけでも、そこで踏みとどまるきっかけとなることがあります。会社の人、友人、周囲の人にまずは宣言してみてくださいね。

お酒のことを考えたら他のことを考える

人間の頭は1つのことしか考えられないようになっています。ついついお酒のことを考えてしまったときは、意識して他のことを考えるようにしましょう。なんでもいいので、とにかくお酒から意識をそらすことが大切です。

習慣化することで意識が変わっていく

禁酒宣言やお酒のことを考えないことで起こる意識改革は、日が経つにつれて大きな効果をもたらします。あれほど興味があったお酒に対して、興味を示さなくなり、興味がなくなるのです。

体の奥まで習慣にすることができれば、そのあとの禁酒はスムーズに進むことでしょう。そして、同時に体の健康状態の変化を感じ、禁酒が楽しくなってくるかもしれません。少しずつ意識を変え、お酒を断っていくようにしましょう。

ストレス発散でお酒に逃げない

ストレス

「酒を飲まなきゃ仕事をやっていられない」…そういう人もいます。1日の終わりの飲酒は1つのストレス発散方法なのかもしれません。しかし、ストレス多い仕事をしていて、さらにお酒を飲むことは、体にあまり良い影響を与えないでしょう。

大切なのはストレス解消の仕方を他の方法で実践してみるということ。その方法は意外と数多くあります。身近なものですと散歩なんかも、十分ストレス発散効果があります。

ストレスを発散するためにお金を使って、体も悪くするのであれば、お金を使わず、体を動かす解消法のほうがいいかもしれませんね。経済的ですし、健康にもなります。

健康の大切さは病気になってから気づくのでは遅いのです。ストレス発散のためにお酒を飲むのもいいですが、ほどほどにしなければ、より大きな問題を抱えることになるかもしれませんね。

健康を守るために

お酒が原因で病気になる人は多いでしょう。肝臓を壊してしまったり、消化器官にも深刻なダメージを与えることがあります。突然病気になって、健康の大切さを感じても、時すでに遅しです。

健康診断で悪い結果が出たとき。そこから行動しなければ、将来病気を招く可能性が高まるでしょう。気づいたときがスタート地点なのです。自分のためにも、ぜひ禁酒をしていってみてください。

アルコールへの依存性が強い人は…

お酒が好きで飲んでいるけど、あまりの量に禁酒したいと思っている。だけど、止めることができない。そういった人はアルコールへの依存が強い可能性があるかもしれませんね。

アルコール依存症は自身の力だけでは治せないことがあります。禁煙と同じです。必要であれば、医者に相談してみるというのも1つの手だと思います。悩んでしまうと、それがまたストレスとなり、飲酒をしてしまうことがあるかもしれませんね。依存症の悩みを抱え込むのではなく、早めに相談するようにしてくださいね。

まとめ

お酒は非常に身近な飲み物です。コンビニにいけば買うことができますし、居酒屋にいけば簡単に飲むことができます。適度な量であれば、体に良いともいわれています。しかし、お酒に呑まれてしまうと、厄介なものです。

飲酒量が多く、私生活に問題を抱えていることもあるかもしれません。体調が悪いといった健康上の問題がある人もいるでしょう。そうなのであれば、禁酒をするほか解決策はないのかもしれませんね。。

少しずつ、時間をかければ禁酒をすることができます。そのためには、少しの意識改革と行動の変化を起こすこと。期間はかかりますが、きっと禁酒することができると思いますよ。

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