滑舌をよくする方法は?トレーニング方法や早口言葉、発音方法を紹介!

世の中には、滑舌のよい人と悪い人がいますよね。滑舌が悪いと、日常会話でも何度も聞き返されたり、電話で上手く用件を伝えられなかったりと、苦労が絶えません。

会話は生きていく上で必要不可欠なものですし、避けて通るのも難しいコミュニケーションツールです。仕事の上では人から馬鹿にされたり、評価を下げられたりしてしまう原因にもなりかねず、仕事能力が高くても滑舌が悪いだけで、肩身の狭い思いをしている人は多いのではないでしょうか。

生まれつきのものなのに、それが原因で周りから不当な評価をくだされてしまったら、とても悔しいですよね。そこで、滑舌の悪さを改善する方法をご紹介します。簡単に行えるものありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

滑舌が悪い原因は?

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滑舌の善し悪しに関係する舌の器官に、舌小帯というものがあります。

舌を持ち上げた時に見える、白くて短い筋のことですが、これが短い人は、いわゆる「舌足らず」になりやすいようです。舌足らずは、医学的には舌小帯短縮症と言われていますが、こうした舌の原因によって滑舌が悪くなっている人は多く見受けられます。

実生活での滑舌のよい悪いは、噛まないことや相手にしっかりと届く声の大きさ、言葉の伝わりやすさなどによって判断されますね。やはり、短い会話の中で何度も噛んでしまう人や、言葉一つひとつが分かりにくい人は、滑舌が悪いと思われてしまいます。人の印象は声で決まる部分が大きいため、滑舌が悪いとどうしても不利になってしまうのです。

特に営業や接客業、声優やディズニー関連のキャストなどを目指している人にとっては、滑舌の悪さは死活問題とも言えるほど、重要ですよね。自分の滑舌の悪さで、自信が持てずに辛い思いをしている人もいるかも知れません。

滑舌が悪い原因は人それぞれですが、主に以下の3つに分けられます。

話し方

滑舌の善し悪しは、話す速度や声の大きさなどによっても変わってくる場合があります。ゆっくりと大きな声で話せばその分聞き取りやすいですが、早口で話すと聞き取りにくくなりますし、噛んでしまう可能性も高くなります。

また、抑揚のない話し方をしたり、声が小さかったり暗かったりすると、やはり聞き取りにくくなります。

体の問題

話す時に体をどのように使っているかも、滑舌の善し悪しに関わってきます。呼吸の仕方や姿勢が悪かったり、顔の筋肉が弱かったりすると、滑舌にも悪影響を与えるのです。

また、虫歯や歯のかみ合わせが悪くて声が漏れ、滑舌が悪くなっていたり、太っているために滑舌が悪かったりする場合には、歯医者やダイエットなど、しかるべき改善策を取った方がよいでしょう。

心の問題

緊張していたり、不安が強かったりすると、上手く話せないことがありますよね。こうした心理的な問題が滑舌に影響を与えることがあります。

人前に立って話をするのが苦手な人や、心に不安の多い人は、気持ちを整理することから始めてみる必要があります。

滑舌をよくするトレーニング法とは?

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滑舌は舌の動きと深い関係があります。舌を滑らかに動かすことで、自ずと滑舌もよくなり、人前でも自信を持って話せるようになりますよ!

とは言え、ボイストレーニングの授業を受けるのは、お金がかかって大変ですよね。そこで、自宅でもできる、滑舌をよくするトレーニング方法についてご紹介します。滑舌をよくするには練習あるのみですから、しっかりとトレーニングしていきましょう。

発声法

まずは、はっきりと発声することが何よりも大切です。はっきりと発声することで、相手にも単語が伝わりやすくなり、聞き返されることも減りますよね。そうすれば、印象もぐっとよくなります。

  • 口を大きく開ける
  • 舌を動かす

この2つのポイントに注意して、しっかりと発声してみましょう。大きく口を開け、さらには舌をしっかり動かすことで、聞き取りやすい発声ができるのです。唇をしっかりと動かしていきましょう。

口を大きく開け、舌を動かすためにオススメなのが、「パ」「タ」「カ」の音です。「パ」は唇の動きを促し、「タ」は舌を前に出す動き、「カ」は舌を引っ込める動きを練習できます。つまり、この音を発声することで、唇と舌、どちらの動きも練習することができることになりますね。方法は簡単です。

  1. 「パ」と5回発音します。唇がきちんと動いているかどうかがポイントですので、鏡で確認しながら行います
  2. 「タ」と5回発音します。舌が前に出ていることを確認しましょう
  3. 「カ」と5回発音します。舌が後ろに引っ込んでいるかどうかを確認しましょう。

これを繰り替えし練習していきます。

呼吸法

滑舌が悪い原因の1つに、息の吐き方が挙げられます。わたしたちは声帯を震わせて声を出しますが、呼吸の仕方が悪いと、声帯が上手く働かないのです。普段、口呼吸をしている人は滑舌が悪くなりやすいため、鼻呼吸や腹式呼吸を心がけましょう。

また、きちんと声帯を震わせて声を出すには、「息を吐く」のと「息を吸う」のを、2:1の割合にすることが大切です。こうすることでバランスがよくなり、声帯を十分に機能させることができます。

呼吸法のやり方は以下の通りです。

  1. 息を4回吐いたら、2回吸います。これを室内で歩きながら行いましょう。
  2. 歩数に合わせ、4歩で息を吐き、次の2歩で息を吸います。
  3. ゆっくりと歩きながら、これを3回行います。

バランスのよい呼吸法は、声帯への負担も少ないため、声が枯れるリスクも減らせます。正しい呼吸法を手に入れて、楽に発声できるようにしましょう。

舌のマッサージ

舌の動きが悪くなると、やはり滑舌が悪くなります。滑舌の悪い人は、舌が硬くなって動きが悪くなっている可能性があるため、マッサージして柔らかくすることが大切です。

マッサージするのは、主にしたの根元の筋肉です。ここが硬くなると、滑舌が悪くなると言われているため、きちんとほぐしましょう。

マッサージには、以下の早口言葉を使います。

  1. まず、以下の4つの早口言葉を言ってみましょう。
    ・「赤巻紙 青巻紙 黄巻紙」
    ・「打者 走者 勝者 走者一掃」
    ・「新進シャンソン歌手総出演新春シャンソンショー」
    ・「どじょうにょろにょろ 三にょろにょろ 合わせてにょろにょろ 六にょろにょろ」
  2. 次に、あごの骨をたどると、左右に尖った部分があるので、探してみてください。その骨から少し下側に親指を当てます。
  3. 親指でその部位をマッサージしましょう。硬かったり痛みがあったりしたら、凝っているということですから、よくほぐします。
  4. マッサージのあと、もう1度早口言葉を言ってみましょう。

マッサージをしたあとは、早口言葉が言いやすくなりませんか?滑舌の悪さを感じたら、こうしてマッサージするとよいでしょう。人前で発言する前などにほぐしておくとよいですね。

リラックス法

話す時に緊張していると、やはり滑舌は悪くなります。リラックスさせることで緊張をほぐし、滑舌をよくする方法がありますよ。ここでは、腹式呼吸を使って行いましょう。腹式呼吸を行う時には、呼吸に意識を集中させることがポイントです。

  1. 背筋を伸ばして座ります
  2. 8秒かけ、ゆっくりと息を吐き出します。息を吐く時は、口から吐き、お腹をへこませることを意識します
  3. 息を吐ききったところで、今度は4秒かけてゆっくりと息を吸います。お腹に空気をためるイメージで行いましょう
  4. 4秒息を止め、8秒かけてゆっくりと吐き出します
  5. 1~4を3回繰り返します

呼吸を整えることで、簡単にリラックス効果を得ることができます。滑舌の悪さはもともとの声や働きだけでなく、心理的なものも影響してきますから、リラックスして声を出すようにすることが大切ですよ。

正しい発声練習

滑舌をよくするためには、正しい発声・発音をすることが重要です。正しい口の形ができていなかったり、口を縦に開ける意識が低かったりすると、どうしてもはっきりしない発音になり、滑舌が悪くなってしまいます。

正しい口の形とは

日本語の母音である「あ」「い」「う」「え」「お」は、本来口を縦に大きく開けて発音する音があります。しかし、口を縦に開けることを意識せずに発音してしまうと、「あ」と「え」の区別がつきにくくなり、結果的に聞き取りにくい、滑舌の悪い発音になってしまいます。

正しい「あ」「い」「う」「え」「お」の口の形は、以下の通りです。合っているか、確認してみましょう。

  • 「あ」:指が縦に3本入るほどの大きさです
  • 「い」:口角を耳元へ広げます
  • 「う」:唇をすぼめて、前に突き出すようにします
  • 「え」:口を左右に開き、舌先が少し上を向くイメージです
  • 「お」:口を縦に開き、口の中に大きな空間を作ります

正しい発声とは

正しい口の形がつかめたら、今度は正しい発声で声を出しましょう。華から大きく息を吸い、口から息をすべて吐ききります。息を吐き出す時、正しい口の形で、「あ」から「お」まで、順番に発声してみてください。息を吐ききるまで声を出し続けますので、「あー」「いー」「うー」「えー」「おー」というような感じになります。

ここまでできたら、次は、息を吐き出す時に「あ」「い」「う」「え」「お」と言ってみましょう。一音ずつをしっかり、大きく口を開けて発声するのがコツです。

舌だけで発声する

この方法は、2014年12月16日に放送された、「マツコの知らない世界」で紹介されたものです。元TBSアナウンサーの吉川美代子さんによりますと、口の両端を手でつまみ、舌だけを使って50音を発音するトレーニング方法だそうです。口の形で音を替えるのではなく、舌の使い方で変えるため、舌の動きを滑らかにするトレーニングとして行っていたそうです。

吉川さんが紹介したこの方法は、アナウンサーのみならず、営業や販売などで話す機会が多い人におすすめです。堂々と滑舌よく話せることで、話の説得力も増しますよね。

割り箸を活用

舌の動きをよくするトレーニング法としておすすめなのが、割り箸を使った方法です。これは、一流キャスターとして知られる福沢朗さんが実際に行っていた方法でもあります。

  1. まず、割っていない割り箸を2本用意します
  2. 割り箸の太い方を奥歯で軽くかみ、ハの字になるようにくわえましょう
  3. 割り箸をくわえたまま、「ら・た・な・か・さ」と発声します

立った状態で、足を肩幅に開き、顔は下げずに行うのがコツです。また、舌を奥歯の裏側につけるようにして発声すると滑舌がよくなります。家庭でもすぐに実践できるので、ぜひ試してみてくださいね。

こうして舌を鍛えることにより、滑舌が改善されるのはもちろんのこと、腹筋を使うことによってダイエット効果もあるのがうれしいところです。ボイトレだけでなく、ダイエット法として取り入れれば、まさに一石二鳥ですね!

声優になりたい人向けのボイストレーニング

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声優やアナウンサーなど、声のプロを目指す人にとって、滑舌は非常に重要です。声を生業にするわけですから、滑舌が悪いと仕事としてやっていけません。

では、そうした人たちは一体どのようなトレーニングをすればよいのでしょうか?

パピプペポの練習

練習方法としては、「パピプペポ」「バビブベボ」「マミムメモ」を早く言うというものです。この時、早さばかりに気を取られて、発音が曖昧になってはいけません。

はっきりと子音を立てて言うようにしましょう。

口周りの筋肉を鍛える

滑舌をよくする方法として、口周りの筋肉を鍛える方法もあります。やり方は、大きな笑顔を作ること。この時、笑顔は人前でできないような、思い切った笑顔にしましょう。

次に、口をゆすぐ時のように、口に空気を含んでもぐもぐと動かします。これを繰り返し行いましょう。

舌の筋肉を鍛える

次に、舌の筋肉を鍛える方法です。

  1. 天井に向かって舌を出す
    まず、ゆっくりと天井を見て、顔の正面が天井と平行になるようにします。その後、舌をできるだけ天井に近づけるつもりで、高く伸ばします。そのまま、数秒間キープし、舌を元に戻したら正面を向きます。
  2. 繰り返し練習文を読む
    「ラタラタラタラタラタラタラタラタ
    ラナラナラナラナラナラナラナラナ
    ラカラカラカラカラカラカラカラカ」という言葉を繰り返し言います。はっきりと発音することで、口周りの筋肉を鍛えていきます。
  3. 早口ことばを言う
    早口ことばも、はっきり言うことで口周りの筋肉を鍛える効果があります。繰り返し練習することで、自分が苦手な行が分かってくるので、分かったら苦手な行に特化した早口ことばを言うようにしましょう。
  1. 舌を動かす
    口の中で、できるだけ舌を動かしましょう。あっかんべーをするようにして舌を出し、先端が細く長くなるよう、力を入れていきます。舌を左右に動かしていくと、かなり憑かれるのでよいトレーニングになります。また、舌は前歯の後ろのあたりが正常な位置なので、この位置を保つように意識しましょう。

口の開き方が分かったら、今度は母音だけを音読します。日常生活で使う言葉を、母音だけ抜き出して言えばいいので、簡単にできますよ。

  • こんにちわ・・・おんいいあ
  • よろしくお願いします・・・おおいうおえあいいあう

などのように練習し、慣れてきたら長文も練習してみましょう。早口言葉と違い、ゆっくり丁寧に、一音一音をしっかりと声にすることを意識してください。

歌における滑舌の重要性

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カラオケなどで好きな歌を歌う場合にも、滑舌は大切です。滑舌が悪いと、それだけで歌のよさが半減してしまいますし、きちんと歌っているつもりでも歌えていないと思われてしまいます。では、歌を上手く歌うために、どのようなトレーニングをすればよいのでしょうか。

一音一音を丁寧に

滑舌をよくするためには、一音一音を丁寧に発音することが大切です。早くできなければゆっくりでもよいので、一音ずつを流さず、きちんと発音するように意識しましょう。

まずは、以下の音を、何度も連続して発音してみましょう。

  • カカカカカ
  • サササササ
  • タタタタタ
  • ナナナナナ
  • ハハハハハ
  • マママママ
  • ヤヤヤヤヤ
  • ラララララ
  • ワワワワワ
  • ガガガガガ
  • ザザザザザ
  • ダダダダダ
  • バババババ
  • パパパパパ

同じ音を連続して発声する理由は、そうすることで苦手な音を把握できるからです。また、苦手な音を繰り返し発声することで、筋肉も鍛えられますね。特に、この中で特に「カ」「サ」「タ」「ナ」「マ」「ラ」「ガ」「ザ」「ダ」「バ」「パ」の音は注意して発声練習していきましょう。

この練習に慣れたら、50音を読む練習もしてみましょう。

あえいうえおあお かけきくけこかこ
させしすせそさそ たてちつてとたと
なねにぬねのなの はへひふへほはほ
まめみむめもまも やえいゆえよやよ
られりるれろらろ わえいうえをわを
がげぎぐげごがご ざぜじずぜぞざぞ
だでぢづてどだど ばべびぶべぼばぼ
ぱぺぴぷぺぽぱぽ

単語の発声に慣れたら、練習文を使って文章を読む練習です。よくある早口言葉を集めましたので、ぜひ試してみて下さいね。

  • 青い家をおいおい売る。上へ青い葵をおいおい植える。
  • 新進議員 委員に新任、いちいち機敏に議事を審議。
  • 歌たいが歌うたいにきて歌うたえというが、歌うたいがうたうだけ歌うたえれば
    歌うたうが、歌うたいだけ歌うたえぬから歌うたわぬ。
  • 菊栗菊栗三菊栗、合わせて菊栗六菊栗。
  • 新設診察室視察。最新式写真撮影法。
  • 鼓、小鼓、小鼓、鼓、包み、小包、小包、包み
  • 長町の七曲がり長い七曲がり、曲がってみれば曲がりやすい七曲がり。
  • この竹垣に竹立てかけたのは竹立てかけたかったから竹立てかけたのです。
  • 抜きにくい釘、引き抜きにくい釘、釘抜きで抜く釘。
  • 踊り踊るなら踊りの道理を習って踊りの道理通りに踊りを踊れ。

これを繰り返すことで、まんべんなく滑舌の筋肉を鍛えることができます。さらに、きちんと舌や腹筋を使って発声することにより、喉への負担も少なくて済みます。舌を鍛えたり、呼吸法を取り入れたりと、滑舌をよくする練習を習慣づけることが、滑舌UPへの近道です。

滑舌の裏ワザ

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ここまで様々な滑舌をよくする方法を紹介してきましたが、ここでは裏ワザを紹介。滑舌が悪い人の中には、サ行やザ行が苦手な人が多いですが、今回はザ行を効率よく発音するための練習についてです。

  • ザ行の練習にはサ行の連呼が効果的

たとえば、「すすすすすす」と素早く繰り返し発音することで、徐々に音が濁って「ず」になっていきます。感覚としては、1秒間に5回ほど「す」を言うイメージで行うとよいでしょう。

まとめ

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いかがだったでしょうか?滑舌というのは、生まれつきのものと諦めている人も多いかと思います。しかし、舌を鍛え、発声練習をきちんと行うなど、対処法はありますし、繰り返し練習することが滑舌が悪くなることへの予防法にもなります。滑舌には治療法がないと決めつけず、コツコツと自分に合った方法で努力してみてください。

早口言葉の練習文や、滑舌UPに関する記事など、数多くネットに出回っていますから、いち早くキャッチして、こっそりと練習を積んでしまいましょう!

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