新鮮な空気と一緒に、気分よく朝の歯磨きをしようと思ったら「痛っ!」なんてことが起こると憂鬱になりますね。
グルメが流行していることもあり、「次の休みには食べ歩きをする予定が入っているのに」なんて少し不安がある人は、今日のテーマの「歯・しみる」の可能性が高いかもしれませんね。
美味しいものを味わっても「しみない」ように早く治していきましょう。では、治療の内容や費用も合わせて、今日の記事を参考にしてみてください。
歯について
今日は歯が痛い時の原因として「種類や対処法」について順番に見ていきまます。では、最初に歯のしくみについて見ていきましょう。
歯の痛みには、大きく分けて「歯が痛い」と「歯がしみる」といった表現をする人が多いと思いますので、歯の構造を見て原因を探っていきますね。
歯の構造
歯の構造を考えていきますね。
一般的に歯というのは、ふたつの層から守られている歯髄(しずい)というものまでをいいます。ふたつの層は、エナメル層と象牙質のことです。この二つを越えて虫歯が進むと「痛み」を感じるようになります。
エナメル層
歯冠(しかん)と呼ばれる表面のことですが、ちょうど口を開けた時に見える上部を冠「かんむり」に例えての名前みたいですね。ここにあるエナメル質は、人の体の中で一番硬い組織なのです。
このエナメル層の役割は、中にある「歯の神経」を守るということです。歯磨きをさぼってお菓子を食べていると、このエナメルが少しづつ溶けてしまいます。この状態が虫歯の早期ということですね。
この段階では、まだ痛みを感じることは少ないと思われます。
象牙質(ぞうげしつ)
先ほど少しお話した象牙質はエナメル質の内側に存在している組織の一つとなります。この象牙質は、先ほどの歯冠(しかん)~根元にある「歯根(しこん)」までの広範囲にわたって存在しています。
エナメル質とは反対に、その性質は軟らかい(やわらかい)ので虫歯の浸食がこの象牙質までに及ぶと、歯髄までの進行が早まってしまいますので出来ればこの段階で治療を始めておけると良いですね。(※今日は、この部分が重要なお話になります)
歯髄(しずい)
そして軟らかい(やわらかい)象牙質を進んでいくと、根元に近い位置に存在する歯髄(しずい)で痛みをキャッチしてしまいます。多くの人がこのあたりで歯科医のお世話になっているのではないでしょうか。
歯髄には、血管とリンパ管、また神経繊維等が存在しているために歯の痛みを感じてしまうのですね。この歯髄に刺激が加わると、痛みに過敏な状態になっているため「歯がしみる」とか「歯が痛い」といった症状が出るのです。
「歯が痛い」ということ
歯が痛いと感じる時には、「むし歯」が原因の場合と「歯茎の炎症」など歯周という歯の周辺や他の疾患が原因で起こる場合があります。そのため、自己判断で放置してしまうと、かえって症状を悪くすることがありますので「症状に気付いたとき」には病院に行くようにしましょう。
初期には、「まだいいや」と治療を後回しにしてしまいがちになりますが、治療期間が長引くというのは「症状がかなり進んでしまった」場合に多いことも知っておいてくださいね。
「歯がしみる」ということ
では、歯が痛いと少し違って「歯がしみる」というのは、どういうことなのでしょうか。歯がしみるという人の歯の表面を電子顕微鏡で見ると「1mm程度の孔の中に20,000個」もあったという報告もあるそうです。
むし歯のように大きい穴ではなくても、歯髄にまで刺激が届いてしまうのです。神経に直接刺激が反応する状態になるので「歯がしみて痛い」と感じるようになるのです。この仕組みについては、あとでご説明いたしますね。
生きている生活歯
これらの歯がしみるという症状は、一般的には「歯髄が生きている歯」=「生活歯」に起こっています。なんと「神経を抜いている歯」=「歯髄がない歯」には起こらないのですね。
しかし油断は禁物です。神経を抜いた歯は、歯科医には「歯が死んでいる」と呼ばれているように「後々トラブルを起こす」ことが知られています。
神経を抜く?
神経を抜くと「しみない」とは簡単に考えてしまうことはやめておきましょう。なぜならば、歯の神経を抜いてしまうと歯に栄養を送ったり、象牙質を造ることが出来なくなってしまい健康な歯とはいえない状態になるからなのです。
神経を抜いたあとの歯のトラブルが多いことも懸念されているため現在は「神経を抜く」という治療方法は出来るだけ避けるようになっています。(※歯の状態により、医師の判断で神経を抜くという場合もあります)
確かに「なにかが起こる」という原因があるから「痛みが発生した」という結果がでるのですが、他に対処法はないのでしょうか。治療をするとすれば、どうなるのか気になりますね。
歯がしみるのはもしかして知覚過敏?
歯がしみると知覚過敏を思い浮かべると思いますが、知覚過敏はいったいどのような病気なのか改めて見ていきましょう。
歯がしみると仕事もうっかりミスが増えてしまったり我慢をするだけでストレスになりますからね。
歯がしみるときの症状
歯がしみる時には、歯のおくにある歯髄に刺激が加わってしまったことで「過敏に反応」しているので、冷たいものを口にしたときや、熱いもの、また甘いものを食べたときなどに「しみるように痛みが強く出る」ことから思わずコップ等を口から離してしまうようになります。
その症状は、「少し、しみるな」という程度から、歯が割れたり、歯茎がぼろぼろになってしまうなど、人によって極端に症状の出方は変わったりします。歯がしみるといっても大きく分けると、次の2つに絞られるようですね。
- 応急処置で様子をみれる場合 ➡ 少しだけ、しみる程度の症状
- すぐに歯科医の受診が必要 ➡ 歯が割れるような症状が出る
どうして、このような人によって症状がバラバラで極端なのでしょうか。では、原因をみていきましょう。
歯がしみる原因
歯がしみる時の「歯の状態」とは、歯髄に刺激が加わって起こります。これは歯の表面にある歯冠~神経との間にある「歯の栄養を送るために象牙細管」という管が影響をしているのです。
いつもは歯茎の下に隠れている歯根の表面となる歯冠には、エナメル質が存在していないために象牙質がむき出しなのです。歯茎で隠れているから、痛みを感じなかった象牙質ですが、たくさんの細い管のあつまりで出来ています。
つまり痛みを感じる象牙質が外部に出てしまったりすると、神経まで痛みを伝える伝達物質が象牙質に伝わり歯の刺激をまともに受けてしまうことで痛みを強く感じるのですね。
知覚過敏というのは
ちなみに虫歯の場合も、歯が溶けてしまい象牙質が外に出てしまうので痛みを感じるのです。こうして、むし歯や歯茎の炎症、かみ合わせが原因でない場合には知覚過敏といいます。
医師との相談や知覚過敏になった原因によって「処置をする」or「様子を見る」の選択をすることになりますね。
では、知覚過敏か少しチェックをしてみましょう。
- 水道水が冷たくなる季節に歯がしみませんか?
- 甘いものを食べる時に「痛っ!」てなりませんか?
- 熱いものでは、しみませんか? ➡ 歯髄炎の可能性もある
これらで思い当たることがある人は、次の応急処置を試してみましょう。
歯がしみる時の応急処置
歯がしみる時には早期治療が望ましいのですが「時間がなくて行けない」という人や「治療費が心配で行けない」人も多いと思います。そんな時には少しだけ「しみる」人の場合には「知覚過敏専用」の歯磨き粉を使用することが良いかもしれませんね。
テレビでも見かけるような商品がありますが、コマーシャルで流れている知覚過敏用の歯磨き粉には「硝酸カリウム(カリウムイオン)」が含まれているので、その薬用成分が出てしまった象牙質をカバーすることによって「象牙細管(ぞうげさいかん)」に痛みの原因となる刺激を伝わらないようにする効果があります。
知覚過敏対応
知覚過敏専用の歯磨き粉を使用することで、一時的に痛みが楽になって「治った」ような錯覚をしてしまいますが、知覚過敏用の歯磨き粉の使用を中止すると再び痛みが現れるという可能性が高くなります。
気付かない「むし歯」
むし歯は、出来るだけ毎日の歯磨きで予防をするのが良いのですが、出来てしまった場合には、神経治療するほどの進行がないうちに治療を開始しましょう。
もし、知覚過敏用の歯磨き粉を、10日程度の使用でも効果がなかった場合にはやはり「むし歯」の可能性を否定できませんので、出来るだけ早くに歯科医に相談しましょう。
知覚過敏と分かったら
知覚過敏と分かったら治療をしていくと思いますが、ひとくちに知覚過敏といっても「痛みの感じ方」は個人差があります。治療方法も医師の考え方や、知覚過敏になった原因、どの程度の症状の辛さがあるのか等によっても異なってきます。
基本的には、痛みを取り除くというより「痛みの原因を取り除く」治療をしていくことになります。(※象牙質からの刺激で起こるため、象牙質知覚過敏ともいいます。)
薬の塗布
最初の選択肢は、薬の塗布になります。象牙質に刺激を伝えないように、外部から刺激を遮断するための代表「フッ素化合物」を塗布します。(※この薬を知覚過敏抑制剤ともいいます)
時間の経過で薬の効果がなくなってしまう前に、歯の再石灰化が進んでいれば知覚過敏が治ってしまう場合もあるのです。
歯の再石灰化とは
唾液に含まれているカルシウムやリンなどの物質が、エナメル質の表面に付くと歯の傷ついた部分を修復することがあり、その働きを「歯の再石灰化」といいます。
コーティング
次に考えられるのは、レジンという樹脂や歯科用セメントを象牙質にコーティングしてカバーする方法です。ただ、コーティングの場合には、毎日の歯磨きというブラッシングによって必ずコーティング材がすり減ってしまいます。
そのため数カ月で効果がなくなるなど、デメリットも多いのが特徴です。コーティングの場合にも、すり減ってしまう前に歯の再石灰化が起こることが期待されます。
消炎鎮痛剤
痛みは辛いものなので早く取り除かないと気持ちもしんどくなってしまいますね。そういう時には、痛み止めとして消炎鎮痛剤を使用します。これは、根本的な解決にはならないので、他の治療と併用していきます。
レーザー治療
いろんな医療の現場では、最新治療としてレーザーが使われていますが、このレーザー治療は歯科医療でも使われているものです。むし歯や歯周病などの治療と併用して使われることもあります。
知覚過敏の場合にも「象牙質が出ている部分にレーザーを照射する」ことで、象牙質への刺激を象牙細管に伝わらないようにすることが期待できます。(※しみる症状が改善されるのですが未解明な部分もあることから、自由診療となり保険適用外となります。)
根管治療(こんかんちりょう)
神経や血管のある歯髄の部分を「根管(こんかん)」を呼びます。こんかん治療とは、下記のように治療をしていくものです。
- 局所麻酔をする
- 歯髄を除去する(神経や血管のある歯髄を根本的に失くす)
- 根管内の洗浄(※治療で詰めた銀歯の破片とうがあると歯を傷める)
- 細菌感染しないように消毒する
こうして痛みや炎症を抑える治療のことを根幹治療といいます。これは、どうしても痛みが取れないなどの最終手段として行う治療法です。その理由は次のデメリットが挙げられます。
- 歯が黒くなってしまう(変色してしまう)
- 歯が壊れやすくなってしまう(歯髄がなくなるので歯に栄養が行き渡らなくなる)
- 歯周病などの進行が早くなってしまう(※虫歯など)
このようなデメリットを抱えての治療が果たして本当に良いのかをよく考え医師と相談をしてから治療を受けるようにしましょう。
きちんとデメリットを教えてくれる医師の方が信頼できると思いますが、患者が医師を選ぶ権利はあるのだということを覚えておきましょう。
健康な歯の大切さ
美味しい飲食も自分の歯があってこそですが、歯がないと味がないって高齢者の人がよく言っていましたが、歯がないと本当に味を感じることが難しいそうです。そんな中、今ではグルメ雑誌にテレビもグルメ特集があり、なにかと舌の肥えた人が増えています。
いつまでも楽しく食事をするために考えておきたい歯科医の治療と治療費についてです。治したくても経済的な心配があると、歯科医院には足が向きませんからね。
歯科医での治療費
治療費が心配な人も多いと思います。基本的には、知覚過敏の場合「保険適用」となりますので保険治療が出来ます。いろいろとネットでは情報も蔓延しているので「○○円」という記事もありますが、医師の治療方針や患者の痛みなどの進行度によっても「治療内容が変わる」ことが予想されますので詳細は受診をする歯科医院に問い合わせをすると目安を付けてくれるでしょう。
むし歯の治療費より安い?
知覚過敏だけだと膨大な治療費を請求されることはないので、多くても1,000円~2,000円もあれば十分だという場合が多いのですが、他の治療をすることを考えると、これよりも高い治療費が発生する可能性があります。
我慢をして知覚過敏から他の症状が出てしまうと、費用も治療期間も長引いてしまうので、その方がきっと辛いですね。
歯が痛いことで起こる影響
食事が上手く摂れずに、栄養が偏ってしまったり、上手く噛めないことで消化器にも影響を及ぼすこともあるのです。身体は、神経等がすべて繋がっていますので思いがけない影響を受けることがあります。
「少しくらい」というように軽く考えずに治療をすることが知覚過敏の進行を止めることになります。
精神的な影響
歯科での病気は、知覚過敏も同様ですが、痛いことで頭がいっぱいになって受験勉強が身に入らなくなったり、仕事ではミスをしたりと精神的な影響も大きく受けるものです。
大事な時には「自分の力を出し切れるようにしていく」ためにも、早急に治療はしていきましょう。治療をすることで、痛みから解放されるとイライラから「自分らしさ」を取り戻すことが出来ますからね。
うさぎと歯
例えば、ペットとしても飼育されている「うさぎ」を例に挙げてみましょう。うさぎさんは、毎日牧草を食べることで「歯の健康」を維持しています。年齢によって牧草のエネルギーや茎の硬さを替えるのですが、その牧草をしっかりと噛むことで「歯が伸びすぎないように調節」しているんですね。
ところが、人口のフードやおやつばかりを与えてしまうと、歯が伸びてしまって「歯を削る手術」をしなくてはいけないのです。それは、伸びすぎた歯の影響で噛めない状態になると、口から栄養を摂ることが出来ずに生命に関わる状態になるからです。
人間とは確かに違いますが、「歯が健康でないと栄養を上手く摂れない」ということは同じですよね。「たかが歯」ですけど「されど歯」なので大切にしていきましょう。
歯周病と知覚過敏
歯周病が原因で知覚過敏が起こっている場合には、知覚過敏と同時に歯周病を治療することが大切となります。どうしても加齢や日常生活における歯のお手入れ等が影響してしまい歯茎が下がってしまいます。
そのような「歯周病の原因」になってしまうことから、象牙質が出てしまい神経過敏になりやすいのです。また、歯石が残ったままでは、歯周病の治療が困難になり、かえって知覚過敏の症状をひどくさせてしまうことに繋がってしまいます。
歯磨きはどうする?
歯周病の時には歯磨きを丁寧にするといいのですが、かえって歯茎を傷めるような磨き方をしていると、次第に歯の根元が削られてしまうので歯がしみてしまうのですね。
ちなみに酸性のお食事をした場合には、時間をおいてから歯磨きをするようにすると象牙質の破壊を防ぐことになります。
歯磨きのポイント
- 回数も大切ですが丁寧に磨くという質が重要 ➡ 最低でも1日1回出来れば就寝前には、丁寧に時間をかけて歯垢(プラーク除去)を取り除けるように磨こう
- 道具を使う ➡ 歯間ブラシやデンタルクロスなど自分の歯に応じた道具を上手く利用する
- 定期検診が大事 ➡ 歯科医と相談したりして自分のぺ―スで定期検診に通っていこう
ホワイトニングと安全性
ホワイトニングをすることについての安全性は世界的にも認められているので危険な治療ではないので安心してくださいね。
ただ、歯科医院で行うホワイトニングは「自宅」等で行う時の薬剤を数倍の濃度で使用するため「ホワイトニング」の専門家のもとで必ず行うようにしてください。
歯の点検
自分では、ちゃんと磨いているつもりでも部分的にしか磨けていなかったりするので「歯垢」は残ったりします。歯磨きがきちんと行えているか、歯茎の状態は良いのかというチェックを含めて、半年に一度くらいは口腔歯科での点検をおすすめいたします。
歯垢を除去してもらったり、自分の噛み合わせのチェックにもなります。
歯ぎしりと知覚過敏
歯がしみる原因が毎日の睡眠中に、知らず知らずのうちに忍び寄っているとしたら、どうでしょうか。
歯がしみることと全く関係がないように思われやすいのですが、普段のお仕事などでストレスを溜めているような時には、就寝中に「歯を食いしばっている」または「歯ぎしりをしている」ことが考えられます。
矯正治療
また、かみ合わせが悪いと矯正治療をした方が良いでしょう。かみ合わせが悪いと歯ぎしりの原因だけでなく、食べ物を上手く噛むことが出来ないために知らずに消化器に負担をかけていることもあります。知覚過敏の原因となる歯ぎしりは、矯正治療をすることで改善されます。
特に女性は、顏の美しさでも悩むことが出てくると思いますので、歯科医に今後の治療と一緒に相談をすると良いでしょう。
矯正治療の費用
歯の矯正は、歯科医の診療内容にもよりますが美容的な悩みでする場合には「自費診療」となります。この場合には、歯の矯正本数や移動の仕方などによっては、数十万円~100万円を超える場合もあるのです。
治療を始める前には、詳細に相談の上で行うようにしましょう。
咬合性外傷(こうごうせい がいしょう)
歯に対する力が入りすぎてしまい、上の歯と下の歯がぶつかり合いひどい時には「歯が割れる」こともあるのですが、このような状態のことを「咬合性外傷(こうごうせい がいしょう)」といいます。
「咬合性外傷(こうごうせい がいしょう)」は、一次性と二次性の2つの分類がありますが、今回の場合には一次性の咬合力(こうごうりょく)によって起こるとされる歯周組織の障害のことになります。
何かを常に我慢しているとか、何らかの不安やストレスを抱えている場合にも起こりやすくなります。心の影響は、全身に与えてしまうので出来るだけ早いうちに自分に合った「ストレス発散法」を見つけましょう。
「咬合性外傷(こうごうせい がいしょう)」の対策方法
「咬合性外傷(こうごうせい がいしょう)」の場合には、下記のような対策をする必要があります。
- 嚙み合わせの調整
- マウスピースを作り装着すること
- 歯周病の治療を始めておく
このようにいくつかありますが、噛み合わせの調整をするだけで、ずいぶんと改善をされますので、一度病院で相談すると良いですね。
マウスピース(ナイトガード)
知覚過敏の原因となる「歯ぎしり」などの咬合性外傷(こうごうせい がいしょう)を治療することが、知覚過敏の治療でもあります。
歯ぎしりを治すことが難しい場合でも、マウスピースによってエナメル質や歯周組織の破壊を防ぐことは出来るのです。この治療によって、結果的に歯ぎしりを治療する効果も期待されます。
歯ぎしりなどは、知覚過敏だけでなく歯周疾患と大きく関わりを持っています。この症状を改善することが将来の食生活等にも影響してくるので、歯科医の治療を積極的に受けるようにしていきましょう。
歯ぎしりについては、歯ぎしりの原因を知ろう!体に及ぼす悪影響、治療法や予防法も紹介!を読んでおきましょう。
今日の学び
では、今日の学びを振り返ってみましょう。
- 知覚過敏は、エナメル質がない歯茎の中の象牙質が刺激を受けてしまうので痛みを感じる
- 知覚過敏には、歯周病や歯ぎしり等の別の原因があるので原因をなくすことが重要
- 知覚過敏の治療費は保険診療になるため、虫歯の治療費より安いので早めに治療をしてもらう
- 歯が割れているような場合には歯磨きを控えて、すぐに歯科医院を受診する
- 軽度の知覚過敏は、丁寧な歯磨きで改善できる場合がある
- 痛みには個人差があるので治療内容が変わることもあるので治療費や治療期間は歯科医で聞いてから受診すると安心
今日は、歯のことを学びましたが大人になると、仕事や家庭、学業も忙しくなり歯科医での検診が遠のいてしまいがちですが、治療期間を長引かせないためにも定期検診を受けるようにしていきましょう。
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