肋骨にひびが入るとどんな症状?痛みや治療について

咳やくしゃみなどをしたときに感じる強烈な痛みや横になったときに急激に走る痛みなどを感じる時は肋骨にひびが入っている可能性があります。どうしてひびが入ってしまったのでしょうか?

普段あまり気にならない肋骨のひびについてまとめてみました。あなたも知らないうちに肋骨にひびが入っているのかもしれませんよ。

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肋骨の役割

痛み 男

肋骨(ろっこつ)という部分は、ほとんどの脊椎動物についている骨で、外からの刺激に対して内臓を守る働きをしています。人間の肋骨も同じように、人間の胸の部分の内臓を守るためにある骨です。あばら骨とも言われます。

その肋骨で守られている内臓は、肺と心臓、そして肝臓です。ちょうど脊髄から胸部の内臓を取り囲むようにあります。その骨は24本あり、脊髄から両側にそれぞれ12本ずつ付いています。またそのうちの8番目から12番目は前の部分が開いています。

なぜかというと、呼吸をするときに骨がその機能を妨げることがないように、また体をねじったりするときに柔軟に動けるようにするためです。もし、肋骨の骨ががっちりと頑丈に固められていたら、人間のさまざまな機能を果たせなくなってしまうのです。

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肋骨にひびが入るとどんな症状になるの?

実は肋骨はひびが入ったり、骨折をしやすい骨としても知られています。

肋骨の1本1本はとても細く、外部、内部からの衝撃にとても弱く日常生活のちょっとした原因でひびが入ったり、骨折したりすることがあります。もし大きく骨折して内臓に突き刺さるような状態であれば重大なことになります。

しかし一方でそのような弱い骨ではありますが、何本もあったり安静にすることで修復しやすかったりするので、1本程度のひびや骨折では他の肋骨が支えることで十分な機能を果たすことが出来るため、痛みさえ辛くなければ不自由さを感じないことがあります。

時々、肋骨のひびを医療機関に行かずに治したなどという人がいるのはそのためです。

症状

肋骨にひびが入ったとき、または骨折の可能性がある場合の症状としては次のようなものがあります。

  • 深呼吸をすると痛む
  • 咳やくしゃみをすると痛む
  • 寝るときに寝返りをうつだけで痛む
  • 横を向くと痛みを感じ、眠れない
  • 内臓に痛みを感じる

このような症状がある場合は、肋骨にひびが入っているか、骨折している可能性もあります。肋骨は外からの衝撃に対して内臓を覆うように守っている骨です。

そこにひびが入るので、ちょっとしたことで、内臓や周辺に痛みが走るのです。時には笑うことも不自由になることもあります。もし痛くてもあまり辛さを感じないからといって放置しておくと、気がつかないうちに肋骨に守られている肺や心臓、肝臓に障害が及ぶこともあります。

また肋骨のひびや骨折が原因の疾患を併発している可能性もあります。普段と違う痛みなどを感じたら医療機関に受診するようにしましょう。

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肋骨にひびが入る原因

では、肋骨にひびが入るのはどうしてでしょう?その原因を見てみましょう。

外傷によるもの

肋骨にひびが入る原因の多くは、外傷によるものです。

交通事故や暴行などにあったときやラグビーのタックル、スノーボードでの転倒や接触など激しいスポーツなどで起こるのが多いことが知られています。またまれにゴルフのスイングしたらひびが入ったという事例もあり、身体をひねるだけでもひびが入ることがあります。

普段の生活の中では、自転車での転倒などでも肋骨にひびが入ることがあります。

疲労によるもの

同じような動作の繰り返しによって疲労した肋骨にひびが入ることがあります。

主にスポーツが原因です。よく言われているのは、

  • ゴルフのスイング
  • 野球の投球
  • 野球のバッティング

です。このような動作はスポーツ中何度も繰り返されるものです。その動作によって疲労した肋骨に気がつかないうちにひびが入っていたり、場合によっては骨折してしまっていることがあります。

もしそのようなスポーツ中に胸の痛みや呼吸がしづらいなどの症状がでた場合は、すぐにスポーツを中止して医療機関に受診したほうがよいでしょう。

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ひびと骨折の症状の違いは?

では、肋骨にひびが入る場合と骨折では症状に違いがあるのでしょうか?

基本的に症状に違いはありません。ひびが入った場合も骨折の場合も上記のように、咳やくしゃみで痛くなったり、寝返りをしたときに痛むなどの症状が現れます。

しかし注意したいのは、肋骨の骨折が原因となって起こる疾患があるということです。

肋骨の骨折が原因の疾患

それは外傷性気胸という疾患です。

外傷性気胸は、胸腔内に空気が溜まり、肺が小さく収縮してしまう状態になる疾患です。肺が小さく縮むことで呼吸がしづらくなったり、場合によっては呼吸が困難な状態になります。このような外傷性気胸になる原因として、肋骨の骨折があるのです。

ひびの状態であればいいのですが、ひびから骨折になっていた場合、さらにその骨折により肺が損傷を受けたときになりやすいといわれています。症状としては、呼吸をするたびに胸が痛むことや呼吸困難、または息切れが多く、場合によっては皮膚が紫色になってしまうチアノーゼという症状を起こすこともあります。傷が小さい場合は胸の奥の方からブーブーという空気の漏れるような音が聞こえることもあります。

ひびと骨折の違いは外側からでは分かりません。またレントゲンでも判断が難しいところがあります。自己判断は危険です。少しでも異常を感じたら医療機関に受診しましょう。

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レントゲンでひびはわからない?

では肋骨のひびや骨折はどのように診断されるのでしょう?

医療機関に受診した場合は、まずレントゲン検査になります。レントゲンで骨折線が出ていれば、骨折と診断されます。しかし、肋骨のひびの場合はレントゲンにうつらないことを知っていましたか?

ひびや肋骨の軟骨部分の骨折に関してはレントゲンではわかりません。骨にひびが入っていたとしてもそれがずれていなければ、レントゲンにはうつらないのです。なので触診などによる診察になります。

また、ひびや骨折が原因の気胸の疾患などについては、胸部レントゲンで判断することが出来ます。

検査に関しては、女性の場合は下着などのこともありますので、レントゲンや触診に備えてシンプルな下着やキャミソールなど診察に不便のないものを着用していくのがよいかもしれません。またレントゲンの仕方など医院によって立ったままや寝た状態のものまでさまざまあります。タイトなスカートや極端に短いスカートなどは避けたほうがよいでしょう。

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治療法は?

コルセット

では肋骨にひびが入った場合の治療法はどのようなものがあるのでしょうか?

肋骨は手や足の骨のように簡単に固定できない場所です。しかし回復の早い骨としても知られています。なので安静にして骨がきちんとつながるように静かにして生活するのが一番の治療法です。さらに以下のような原因がある場合は、それを取り除くのが大切です。

咳やくしゃみなどによる疲労からくるひびである場合

まず原因となる咳やくしゃみをとめるように治療をすることが必要になります。その上で絶対安静が必要です。

スポーツ中や事故が原因の場合

原因となるスポーツはお休みしましょう。完治するまでスポーツはやめて完治した後も身体に注意して適度にするようにしましょう。

原因を取り除き、安静にすることで早い回復が望めます。また痛みがひどい場合は鎮痛剤などの処方がされますし、ギプスで肋骨の位置を固定すると痛みが軽減されます。バストバンドと呼ばれるコルセットもあります。

形は下着のようなもので、ギプスのように大げさな感じではないので装着しやすいでしょう。市販でも出ています。価格はおおよそ2000円程度です。コルセットと同様に肋骨の位置を固定することで痛みが軽減されます。まずは動かさないことを目標にしましょう。

ただし、ひびから骨折に悪化してしまって、さらに気胸などの疾患を併発した場合は入院する必要があります。またレントゲンなどの診察で骨のズレがあまりにもある場合、固定手術などの治療が行われることがあります。

治療にかかる期間は?

原因を取り除き、静かに安静にしていれば、たいがい2~3週間程度で痛みはひいてくるでしょう。完治までにはおおよそ2ヶ月程度かかります。ひびの程度や他の損傷がない場合はもっと早い場合もあります。それぐらい肋骨は修復の早い骨なのです。

まずは安静にすることです。ひびの入った肋骨を刺激するような運動や動作はやめて、静かに過ごすことが回復への一番の道のりです。

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日常生活で気をつけたほうがよいこと

もし、肋骨にひびが入ったり、骨折の可能性があると思われるときに気をつけたほうがよいことはあるのでしょうか?

日常生活の中で肋骨を刺激するような動作はしていませんか?体を必要以上にねじったり、またそのような動作を継続するなど、骨の疲労につながるような動作をやめましょう。また重たいものを持ったり、咳やくしゃみなども悪化する原因となります。

呼吸を激しくする動作、大きく笑うなどの動作も肺の活動を活発にさせます。痛みのあるときは控えましょう。

治療中に気をつけたい食生活

食事

骨にひびが入っていたり、骨折したりしてしまったときは、骨の形成に重要な栄養素を摂るように心がけましょう。

毎日の食事の中に乳製品や小魚、卵黄や赤みの肉や新鮮な魚、大豆などを多めに摂ることをオススメします。これらの食品に含まれるカルシウムやビタミンD、たんぱく質は骨を形成するのに必ず必要な要素です。

特にたんぱく質が不足すると、骨だけでなく身体のほかの器官にも影響が出てきます。たっぷりと摂るように心がけましょう。女性などはダイエット中にひびや骨折をしやすくなります。気をつけましょう。

また加工食品に含まれるリン酸塩などは、カルシウムの吸収を低下させる作用があります。なるべく加工食品を控えるようにしましょう。必要によっては、健康的な食事のほかにビタミン剤や総合栄養補助食品などを適宜補うように摂ると早めの回復が見込まれます。

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まとめ

いかがでしたか?

肋骨にひびが入ると日常生活に不自由な思いをしてしまいます。毎日の食生活や運動などで気をつけ、肋骨にひびが入らないようにしたいものですね。

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