扁平苔癬とは?治療法や症状、原因を知って病気と向きあおう!

扁平苔癬(へんぺいたいせん)とは、体の各部位に発疹症状を呈する病気です。紫紅色の発疹が身体中にでき、我慢できないほど強いかゆみを伴います。かゆみが我慢できず、掻いすぎてしまうと症状が悪化します。

扁平苔癬重篤な症状は起こさないものの、そのかゆみから私生活に大きな影響を与えることがあります。では、その症状や原因、治療法について詳しくみていくことにしましょう。

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扁平苔癬の症状

病気

扁平苔癬では先に述べたように強いかゆみを伴う発疹症状がみられます。その特徴は以下のことが挙げられます。

紫紅色の発疹を発症する

扁平苔癬の発疹は紫紅色と、他の発疹とは異なる色をしています。また、平たく隆起した特徴的な発疹で、病気が進行するにつれて、発疹が融合していきます。ざらつきがあり、角張っています。

発疹は体に対して左右対称に発症することが多いです。また、これら症状が1年〜2年という長期間持続するのも病気の特徴といえるでしょう。

我慢できないほどの強いかゆみを伴う

発疹によって強いかゆみを伴います。発疹によって生じたかゆみによって、患部をさらに掻いてしまうと、症状が悪化します。また、完治後もその痕が残ることもあります。そのため、かゆくて仕方がないですが治療中はなるべく触らないことが治療において大切です。

また、比較的再発しやすい病気のため、完治したとしても警戒が必要です。もしも再発した場合は速やかに医師に相談し、治療を受けることをオススメします。

口の中にできる扁平苔癬

扁平苔癬は体だけではなく、口の中にできることもあります。それを「口腔扁平苔癬」と呼び、通常の病態とは区別されます。口腔扁平苔癬は症状が悪化すると口腔ガンのリスクがありますが、皮膚にできる扁平苔癬はガン化することはありません。

症状は以下のことがあげられます。

粘膜の炎症がみられる

粘膜の炎症が起こり、口内炎のように痛みます。目にわかる形で粘膜が角化(角質が硬くなる)しているのがわかるでしょう。症状は両頰に見られますが、舌や唇にも発症することがあります。レース状の白斑を生じます。

炎症に伴って、刺されるような痛み(疼痛)、出血症状がみられます。また、痛みが激しく、食事ができないといった摂食障害や味覚障害まで症状が発展することもあります。

四六時中症状に苦しめられ、日々の食事もままならない状態になると、大きな精神的ストレスとなり、私生活まで患者を苦しめることもあります。

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扁平苔癬の原因って何?

虫眼鏡

全身や口内に炎症を引き起こす扁平苔癬ですが、この病気の原因はなんなのでしょうか?実はその原因は詳しいことがわかっていません。ですが、以下のような原因が関係していると考えられています。

  • 入れ歯を原因とした金属アレルギー
  • 日常の中のストレス
  • 遺伝
  • 免疫システムの異常
  • 薬剤によるもの
  • ウィルスによるもの

原因が多岐に渡ることから、患者によって治療法が異なります。また、治療を試してみても、原因が違ければ効果が薄いこともあります。長期にわたって根気のいる治療が必要になることもあるでしょう。

一方で症状が軽微の場合、そのまま経過観察とすることがあります。軽微とは炎症が小範囲であり、それほどかゆみを感じない場合を指します。この段階でも皮膚をきちんと保護し、掻かないよう注意する必要があるでしょう。

症状発症後、喫煙が症状を促進することがわかっています。特に口腔扁平苔癬を発症しているのであれば、症状の悪化を防ぐためにも禁煙をすることをオススメします。炎症がひどくなり、治療が困難になることがあるので注意が必要でしょう。

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原因を特定するために

考える

扁平苔癬の原因は様々ありますが、そのきっかけは生活の中にあります。例えば最近、歯の治療で入れ歯を入れた。少し大掛かりな歯の治療をした。それがもしかしたら病気のきっかけになっているかもしれません。

もしくは、生活の中で強いストレスを受けている。大きなショックを受けるような出来事が起きた。最近疲れが溜まり、よく休めていない。これらのことも十分病気のきっかけになるでしょう。

体の疲労は免疫システムを低下させ、容易に病気を発症させます。そうした日常の中でちょっとした変化を思い出してみてください。そこから病気回復の糸口が見つかるかもしれません。

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扁平苔癬の治療法はなに?

治療

扁平苔癬は症状が落ち着くまで時間がかかりますが、基本的には自然に症状が回復していきます。そのため、治療というよりも症状を緩和することを目的として治療が行われます。

扁平苔癬の特徴は強いかゆみです。その症状を抑える薬を塗布したり、直接患部に薬剤を注射をしたり、湿布を貼るといった治療が行われます。

一方で口腔扁平苔癬でも同様に薬を用いた症状緩和治療をしていきます。症状を緩和する専用の薬剤が含まれた水でうがいをするといったことが主な治療法です。

その他、金属アレルギーによる病気の発症もあるため、歯科治療で使われている金属をセラミックといった別の素材に変えることで症状が緩和することもあります。

口腔扁平苔癬の場合、口内の環境が病気の再発に関係することがあります。そのため、治療が完了し、症状がなくなったとしても定期的な歯科検診に通ったほうがいいでしょう。

扁平苔癬の予後

扁平苔癬の治療は長期的で根気がいります。ひとによっては年単位の治療が必要なこともあります。症状を緩和しつつ、なるべく体のストレスを軽減する必要があるでしょう。

病気の予後として、再発率が20%です。症状が治まったとしても、再発してしまう場合は、医師とともにきちんとした治療を続けていく必要があるでしょう。

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扁平苔癬の対策

ドミノ

扁平苔癬の再発を防いだり、対策のためにはどのようなことができるのでしょうか?原因が不明といいながらも、病気には必ず原因があります。以下のことを少し振り返ってみてください。

私生活の変化はないか?

仕事での強いストレスや重い人間関係の負担。または環境の急激な変化があった。このようなことに心当たりがあるようでしたら、それが病気の原因かもしれません。

人は自分の意識しないところでストレスを受けています。きちんとした休養を取っていれば病気になるなんてことは少ないですが、ストレスがうまく発散されず披露が蓄積すると病気の原因になってしまうでしょう。

ストレスに関して心当たりがあるようでしたら、その付き合い方を考える必要があります。休みがなかったら意識して休みを取ってみたり、趣味に没頭するというのもストレス解消法として効果的です。

何かの治療をしていないか?

扁平苔癬の原因の1つはアレルギーといわれています。アレルギーには様々な種類があり、こんなものまで?というものがアレルギーの原因になることがあります。

特に口腔扁平苔癬では、歯科治療の際の詰め物が原因となることがあります。虫歯治療をしてから、症状が出るようになった。もしそうであれば、今一度医師に相談してみてましょう。

食事はきちんと食べているか?

体の免疫力が低下すると扁平苔癬を招くことがあります。外部から細菌やウィルスに感染することで症状を発症してしまうのですね。これは免疫力が低下するほど容易に発症してしまいます。

免疫力を低下させる原因の1つが食事です。きちんと食事を食べているか。栄養のあるものを食べているか。規則正しく食事をしているか。これらのことができていないのであれば、体の免疫力は低下しているかもしれません。

健康的で栄養バランスの優れた食事は私たちの健康を作り出します。摂取した栄養は体の血肉となり、エネルギーを作り出します。栄養が不足すればするほど、体は弱くなっていくでしょう。

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病気との付き合い方

薬

扁平苔癬はそれほど重篤な病気ではないもの、一度発症してしまうと四六時中症状と付き合わなければなりません。強いかゆみが続き、精神的にも大きなストレスとなるでしょう。

症状改善のためにできることは、これまでの生活の変化を見直し、できるだけストレスのかからない環境を作ることです。それと合わせて、医師に相談し治療を進めていくことです。

ストレスのかからない環境は、自分の意識しているところとそうでないところがあります。意識している部分とは具体的に、仕事上のストレス、人間関係のストレス、生活リズムが不規則で起こる体への負担が考えられるでしょう。

一方で意識していない部分のストレスとは、生活環境にあります。それはアレルギーの原因物質に触れる環境があったり、食事において栄養の偏りが大きいなどです。

どちらにせよ、体はストレスが継続的にかかった結果、病気になります。生活習慣の見直しが必要とされていることをきちんと理解するようにしましょう。

病院へ行く癖をつける

症状が軽微ですと、医者に行かないという人もいます。かゆみがなければ扁平苔癬はそれほど重篤な病気ではないですから、気に留めない人も多いでしょう。

しかし、病気は初期症状だからこそ抑えるのが容易なこともあります。皮膚や口内に異常を感じた時は速やかに病院へ行くようにしましょう。早期回復のポイントは早期治療なのです。

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まとめ

聴診器

全身や口内に炎症を引き起こす扁平苔癬は進行すると生活を脅かす存在になります。症状は軽いものの、治療が長期的なものになると強いストレスになるでしょう。

病気を発症してしまったとき、できることはいくつかありますが、まずはやはり医師に相談することでしょう。見覚えのない皮膚の異常があれば、速やかに病院へ行ってみてください。

その後、医師の指示のもと治療を進めるとともに、生活環境の改善もするようにしましょう。生活を振り返り、体の負担になっていることがないかを見直すことも治療の1つです。

病気への意識として、些細な症状でも軽視せず、体から発せられているサインとして受け止めることが大切です。それを無視し続けてしまうと病気は悪化してしまいうでしょう。

扁平苔癬に限らず、あらゆる病気が些細なストレスから発生します。その間、体はきちんとサインを出していますが、無視をしてしまうとやがて大病を患ってしまうでしょう。いつまでも健康でいるためにも、そういった体からのサインに普段から敏感に察知するようにしてくださいね。

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