胸が小さい原因はなに?改善する方法を知ろう!男性からはどういう風に思われてる?

女性にとってバストは、身体の中で最も気になるパーツと言っても過言ではないでしょう。バストは女性の象徴のように思われていますから、胸が小さいことがコンプレックスとなってしまう女性も少なくないと思われます。

たしかに、胸が小さいことの大きな要因として親からの遺伝が考えられることは事実です。しかしながら、実は遺伝的要因の他にも、日常生活における様々な生活習慣が影響して胸の成長を抑制する原因となり得ることが指摘されています。

そこで今回は、胸が小さい原因とバストアップ方法などについてご紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。

胸・バストの構造

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そもそもバストは、どのような構造をしているのでしょうか?まずは、胸が小さい原因を理解する前提となるバストの構造について、基本的な知識をおさらいしましょう。

バストの構造

バストは、肋骨と大胸筋を土台にして、乳腺と乳房内脂肪組織で構成されています。そして、乳房の膨らみの下垂(かすい)を防ぐ役割を担うのが、クーパー靭帯です。

また、乳腺で作られる母乳の通り道が乳管と呼ばれ、乳管が集約されて母乳を分泌するのが乳頭(乳首)です。

大胸筋

大胸筋はバストの土台になると共に、バストを支える役割も担っています。ですから、バストの美しい形を維持するためには、適度に大胸筋を鍛える必要があると言えるでしょう。

ただし、あまりに鍛えすぎるとボディビルダーのように、バストが筋肉になってしまいますので注意が必要です。

クーパー靭帯

クーパー靭帯は、乳腺や乳房内脂肪組織をとりまとめるように支えているコラーゲン繊維の束のことです。クーパー靭帯は大胸筋とともにバストの美しい形、いわゆる美乳を維持するために重要な役割を果たします。

クーパー靭帯は、年齢の経過・乳房の重力・激しい運動による衝撃などで伸びたり、場合によっては切れてしまいます。このようにクーパー靭帯の伸長や切断が生じると、バストの下垂、つまりバストが垂れる原因となります。

ちなみに、クーパー靭帯は一度伸びてしまうと元に戻りませんし、切れてしまったら再生しません。ですから、運動時はスポーツブラ、就寝時はナイトブラなどの着用で日頃からクーパー靭帯への負担を減らすことが重要になります。

乳腺

乳腺は、母乳を作り出す分泌組織のことです。一般的に、乳房の約1割が乳腺で構成されています。

乳腺は、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの働きで増殖するとされています。その乳腺は、女性ホルモンの一種であるプロゲステロンの働きで発達・成長するとされています。

ちなみに、一般的に男性の乳腺は機能が退化しています。

乳房内脂肪組織

乳房内脂肪組織は、文字通りバスト・乳房の中にある脂肪組織のことを言います。一般的に、乳房の約1割が乳腺で、残りの約9割が脂肪組織で構成されています。

バストの構成要素の多くは脂肪であるという知識はあっても、その約9割が脂肪であるという事実を数字で示されると、驚く方もいるかもしれませんね。

バストが大きくなる仕組み

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バストの構造を理解したところで、次はバストが大きくなる仕組みをご紹介しておきます。

どのような仕組みでバストが大きくなるのかを理解しておくことが、胸の小さい原因を明らかにする助けになります。

女性ホルモンとは?

女性ホルモンは、主に女性特有の身体機能を発達させ、妊娠や出産に大きく関与するホルモン(生理活性物質)のことです。

女性ホルモンは、大きく2種類に分類されます。それが、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)です。このうち、特にエストロゲンが女性特有の身体機能の発達に大きな影響を及ぼしていると考えられています。

バストの成長においては、乳腺の増殖にはエストロゲンの働きが関与しており、増加した乳腺の成長にはプロゲステロンの働きが関与していると考えられています。

したがって、エストロゲンとプロゲステロンのバランスの良い分泌が、バストの成長には重要となります。

バストが大きくなる仕組み

バストが大きくなる仕組みの第一段階は、思春期に第二次性徴が発現する過程において卵巣が発達することにあります。そして、卵巣が発達すると、卵巣から女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンの分泌量が増えます。

このエストロゲンやプロゲステロンの働きによって、乳腺が発達します。乳腺は、前述のように母乳を作り出す組織ですから、赤ちゃんを産み育てる女性にとっては非常に大事な器官です。そのため乳腺が発達すると、乳腺は自らを保護するために周囲に脂肪を集めるのです。

したがって、乳腺が発達することで、乳腺を守るクッションのような役割として脂肪が集められ、その結果として乳房・バストが大きくなるのです。ですから、DカップやEカップの巨乳と呼ばれる女性は、乳腺が発達して脂肪が集まった状態と言えます。逆に、AカップやAAAカップで貧乳と呼ばれる小さめバストの女性は、未だ乳腺が発達・成長していない状態と言えるでしょう。

胸・バストが小さい原因

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それでは、どのような原因でバストの成長が抑制され、胸が小さいままになってしまうのでしょうか?

遺伝的要因の他にも、日常生活における様々な生活習慣が影響して胸の成長を抑制していることが指摘されていますので、ご紹介したいと思います。

遺伝的要因

バストが小さい原因として、遺伝的要因があることは否定できません。

親からの遺伝によって、先天的に乳腺が増えにくかったり、乳腺が増えても乳腺が成長しにくかったりします。

ダイエットによる食生活の乱れ

前述したように、バストが成長するにはエストロゲンとプロゲステロンがバランス良く分泌されることが必要です。

ですから、この女性ホルモンバランスが悪くなると、乳腺の発達が抑制されてしまう可能性があるのです。

そして、このホルモンバランスを崩す要因の一つが、ダイエットなどによる食生活の乱れ・栄養バランスの乱れにあります。栄養バランスが乱れると、ホルモン分泌の司令塔である脳の働きが鈍ります。また、栄養が不足すると、身体の機能が低下するため、卵巣機能も働きが悪くなりホルモン分泌に影響が出ます。さらには、栄養の不足は、乳房の脂肪を体内で合成するための材料不足にも直結するのです。

睡眠不足

食生活の乱れと同様に、睡眠不足もホルモンバランスを悪くする要因の一つです。というのも、睡眠不足は自律神経の乱れを招いて、ホルモン分泌の司令塔である脳の正常な働きを阻害します。女性ホルモンの分泌の指令が脳から卵巣に届かなければ、必然的に女性ホルモン量は減ってしまいます。

女性ホルモン量が減少してしまうと、その結果として、乳腺の発達・成長が進まずにバストは小さいままとなってしまうのです。

ストレス

人はストレスを感じると、睡眠不足と同じように自律神経が乱れます。したがって、ストレスに晒される時間が長くなると、乳腺の発達・成長が抑制される可能性があるのです。

そもそも自律神経は、体の活動時や興奮時に優位となる交感神経と体の安静時に優位となる副交感神経によって構成されています。この自律神経が24時間休みなく交互に働くことによって、血液の循環・胃腸での消化・肺での呼吸といった生命維持が可能になります。そして、女性にとっては自律神経の働きと女性ホルモンの分泌は密接にリンクしており、相互に影響を及ぼします。

身体の冷え

食事から吸収された栄養素は、血液を通じて全身に届けられます。そして、女性ホルモンも卵巣などで分泌されると、血液を通じて全身を循環します。

とすると、血液の循環が悪くなる血行不良が起こると、必然的に栄養素も女性ホルモンも必要な場所に行き渡らなくなってしまいます。

したがって、身体の冷えは血行不良を引き起こし、乳腺の発達・成長に必要な栄養素や女性ホルモンの不足を招く要因になるのです。

胸・バストを大きくする方法

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胸が小さい原因が分かれば、基本的にはその原因を取り除いていけば、胸が大きくなるはずですよね。そこで、医学的に根拠がありバストアップ効果が期待できるバストアップ方法について、ご紹介したいと思います。

バランスの良い食事

胸の成長が抑制される原因の一つは、食生活の乱れにありました。

ですから、バランスの良い食事を心掛けることが、乳腺に対して必要な栄養素と女性ホルモンを不足無く供給することに繋がり、ひいてはバストサイズを大きくすることになると言えるでしょう。これからは、自分が食べる食べ物について、栄養バランスなどを意識してみて下さいね。

十分な睡眠をとる

携帯やスマホの普及によって、夜更かしやすい環境になりつつあります。しかしながら、睡眠不足は自律神経の乱れを誘い、胸の発達を抑制する原因の一つです。

そこで、十分な睡眠をとるようにしましょう。しっかりと眠ることが、バストアップ法になるのですから、これほど簡単で楽チンな方法は無いのではないでしょうか。

また、質の良い睡眠では2~3時間毎に、脳の下垂体から成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンは、子供の成長・怪我などの身体損傷の治癒・疲労回復・肌の新陳代謝などに関与していますが、乳腺に存在するラクトゲン受容体を通じて乳腺の成長にも関与していると考えられています。

ストレスの発散

人は社会生活を送っていると、価値観の違いなど色々な原因によって大小様々なストレスを受けます。このようなストレスに長く晒されることもまた自律神経の乱れを誘発して、胸の成長を抑制する原因の一つでした。

ですから、自分なりのストレス発散法を見つけ、ストレスに長く晒されないようにすることもバストのサイズアップには必要と言えるでしょう。

身体の冷えの解消

身体の冷えは、血行不良を招き乳腺の発達にも支障が現れます。ですから、身体の冷えに繋がる要因は、なるべく排除したほうが良いでしょう。例えば、冷たい飲み物を好む人がいますが、なるべく常温の飲み物に変更したいところです。

また、運動をして適度な筋肉をつけることも、身体の冷えの解消に繋がります。というのも、筋肉が動かされると熱を発するからです。

さらに、喫煙はニコチンによって末梢血管が収縮させられ血流低下を招き、結果として身体の冷えに繋がりますから、バストに悩みのある女性は禁煙したほうが良いでしょう。

バストマッサージ

バストマッサージだけでなく、マッサージ全般に血流を良くする効果が確認されています。したがって、バストマッサージを実施することで、血行が良くなり乳腺への栄養素や女性ホルモンの供給が期待できます。

ただし、1回のマッサージの効果はそれほど長続きしませんから、毎日コツコツとケアを続けることが肝要です。

また、乳房は脂肪組織で守られているとはいえ、乳腺・多くの毛細血管・クーパー靭帯などが存在しデリケートです。ですから、アンダーバストに手を添えてバスト自体を優しく包むようなマッサージをするように心掛けましょう。

さらに、猫背気味の人は姿勢の改善を意識するだけでも、大胸筋が鍛えられますし、バスト付近の血流も良くなることが期待できますよ。

適切なブラジャーの着用

適切なブラジャーの着用をすることで、バストサイズが変化することがあります。ランジェリーショップなどで、正確にサイズ測定をしてもらい、自分に合うサイズのブラジャーを着用するようにしましょう。正確に計測したことで、BカップからCカップになるというようなことが良くあるようですよ。

最近は、育乳ブラというホールド力のあるブラジャーも登場していますので、上手に利用しましょう。

胸・バストをめぐる諸問題

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ここまでバストが小さい原因とバストを大きくする方法について、ご紹介してきました。

しかしながら、やはりバストは女性の象徴のように思われていることから、様々な悩みがあることも事実です。そこで、バストを巡る代表的な悩みや問題について、ご紹介しておきます。

男性が重視するのは?

バストにコンプレックスを感じる女性は、男性(彼氏や結婚相手)がバストの大きさを重視しているのではないかという点が、どうしても気になるのではないでしょうか。

たしかに、男性が女性のバストに興味を覚えることはあるでしょう。しかしながら、男性が彼女や結婚相手を選ぶ際に、バスト・おっぱいだけで選ぶことは無いと言って良いでしょう。逆に言えば、女性が男性を身長の高さや性器の大きさだけで彼氏を選ぶというのと、同じくらい乱暴な話です。

男性だって、しっかりと女性の性格や相性、金銭感覚などを見て判断している人がほとんどです。彼氏の前では、コンプレックスを気にすることなく、明るくいるのが一番ですよ。

思春期における成長の個人差

バストは、思春期に第二次性徴が発現する過程で卵巣が発達して、女性ホルモンの分泌が増えると大きくなり始めます。

しかしながら、遺伝的要因や生活習慣などによって、身長などと同じように、バストの成長にも個人差が生じます。そして、中学生や高校生の思春期という時期だからこそ、その成長の差に悩み、母親まで一緒に悩んでしまうこともあるようです。

この個人差が現れる理由は、思春期以降に乳腺に発現するラクトゲン受容体の存在が関わっていると考えられます。ラクトゲン受容体は、乳腺における成長ホルモンの受け皿のような役割を担いますが、乳腺に発現する時期が遺伝的に人によって大きく異なることが明らかになっています。

ですから、思春期にラクトゲン受容体が乳腺に発現する子もいれば、20歳を過ぎて発現する子もいるのです。思春期ですから、どうしてもブラサイズやブラのカップ数などを周囲と比較してしまうかもしれませんが、この時期は規則正しい生活をして、バランス良く食事を摂取することが重要です。

大人になってバストが大きくなることも

前述のように、ラクトゲン受容体の発現には個人差があります。ですから、大人になってから、バストが大きくなる女性もいらっしゃいます。例えば、不妊治療やアンチエイジングのために成長ホルモンを投与すると、ラクトゲン受容体が発現していて、急にバストアップする場合があります。

大人になっても、バストの悩みが頭から離れない方は、一度ホルモン補充療法を実施する医療機関に相談されてみるのも良いかもしれません。

ただし、成長ホルモンを投与すれば必ずバストが大きくなるわけではありませんので、ご注意ください。

バストアップ食材

民間療法のような形で、バストアップ食材やバストアップ食品として大豆やキャベツに注目が集まっています。

大豆イソフラボンが女性ホルモンと似た働きをする、あるいはキャベツに含まれるボロンという成分が女性ホルモンの分泌を助けるといったことが根拠とされています。

しかしながら、これらは医学的に実証されているわけではありません。あくまでも、バランス良く食事をとることが重要です。

バストアップを謳う化粧品

バストアップ用クリームなどのように、化粧品類のバストアップ商品も販売されていますが、こちらは医学的に効果が否定されています。

バストの皮膚の保湿などには効果があるのかもしれませんが、化粧品でバストアップすることはありません。ネット上では、バストアップ体験談やバストアップ実践記といった形で、さも化粧品のおかげでバストアップを実現できたような記事が見受けられますので、ご注意くださいね。

バストアップ教材

バストの大きさに悩む女性の弱みに付け込んで、バストアップ教材を売り込む業者もいるようです。たいていは、マッサージやツボ押しを解説したDVDなどが送付されてくるようですが、内容は一般的なものにもかかわらず、値段が高額であることが特徴です。

中には役立つ教材もあるかもしれませんが、詐欺まがいの商品が多いことも事実ですから、購入には十分に気を付けましょう。

まとめ

いかがでしたか?胸が小さい原因とバストアップ方法などについて、ご理解いただけたでしょうか?

たしかに、女性にとってバストは、身体の中で最も気になるパーツで、胸が小さいことがコンプレックスとなってしまう女性もいるかもしれません。

しかしながら、規則正しい生活やバランスの良い食事を心掛けることで、バストアップにつながる可能性があるのです。

ですから、小手先のバストアップ術に走らず、医学的にも根拠のある正しいアプローチでバストアップを目指しましょう。

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