背中が汚い原因は?女性は気になる改善方法も紹介!

パーティーで大きく背中の開いたエレガントなドレス、夏の輝く太陽の下でのキャミソールや水着、あるいは大切な人とのロマンチックなひととき――つるりと滑らかで、すべすべな背中なら、もっと自信を持って楽しめるのに…なんて思いをしたことはありませんか?

背中は、自分では見えにくく、他人から見えやすいというのも、厄介なところです。

そこで、背中のニキビやザラつきとなる肌トラブルの原因と、その改善方法について、様々な視点からご紹介いたします!

背中が汚い原因は?

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人間の身体は、一枚の皮膚によって覆われています。顔や手足と同じように、もちろん背中も、皮膚で覆われているのですが、顔と違って自分では確認しにくいのが難点です。「知らない間にこんなところにニキビが…!」という状況のときはすでに症状が悪化しているということも少なくありません。

いろいろな原因を知っておけば、背中の肌トラブル予防にも役立てられます!

下着や衣類等の外部刺激

背中は、下着や衣類等で、皮膚が何かに接触する時間が非常長い場所です。「衣服圧」という言葉があるほど、衣類の摩擦によって皮膚にかかる負担は、私たちが想像しているよりも、はるかに大きなものだという調査結果も出ているようです。

これらの刺激は、背中のかぶれや、ニキビの要因のひとつとなります。また、通気性の悪い素材は、汗をかいた際にムレてしまい、正常に皮膚呼吸ができない環境を生んでしまいます。

過剰な皮脂分泌・皮脂除去

背中は体の中でも皮脂腺が多くあり、なんと体の中で3番目に皮脂量が多い場所です。顔と同様、過剰な皮脂分泌は毛穴を詰まらせ、ニキビの原因になります。

かといって、過剰に皮脂を取り除こうとすると、肌が乾燥状態になり、余計に皮脂分泌が促されてしまう、という悪循環に陥りがちです。

ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンは非常にデリケートで、些細なストレスにも大きく影響されます。ストレスとひと言で言っても、様々な種類のストレスがあることでしょう。

例えば、人間関係や仕事などの悩みによる精神的なものや、昼夜逆転などの不規則な生活や、食生活の乱れによる物理的な要因から身体にかかるストレスなど。これらは、ホルモンバランスを崩す大きな原因となり、肌トラブルを招きます。

また、それだけではなく、ストレスは万病の元となります。ただでさえ、ストレスフルな現代社会の中で、どう向き合うのかということは、私たちの大きな課題なのではないでしょうか?

シャンプーやリンス、ボディーソープ等のすすぎ残し

下を向いてしゃがみこんだ姿勢ではなく、上を向いて髪を洗う人に多く見られるのが、すすぎ残しです。シャンプー後、頭皮をすすいでも、背中を伝ってしたあへ流れるシャンプーやリンスが、そのまま背中に残ってしまうというケースです。

特に、「身体を先に洗った後に、髪を洗う」という人は要注意です。毛穴を詰まらせ、肌トラブルを招く原因になります。もちろん、石鹸やボディーソープで身体を洗う際も、同様です。

また、皮膚は全てつながっています。頭皮の汚れは、顔や、背中にも影響します。夜ではなく、朝シャンプーをする人は、せっかく肌が生まれ変わろうとしている睡眠時に、一日の毛穴の汚れが落ちていない状態になるのです。

それが頭皮だけでなく、顔や、背中にも影響することを考えると、肌トラブルを起こしやすくなることは、安易に想像できます。

肝臓や腎臓などの解毒機能低下

東洋医学の視点から背中の肌トラブルの原因を見ると、体内のさまざまな臓器は欠かせないキーワードです。

「五臓(心・肝・脾・肺・腎)」の臓器と、背中にできるニキビや吹き出物を照らし合わせた場合、慢性的に肝臓や腎臓が疲れていると言えます。肝臓や腎臓は、体の中の老廃物を排出してくれる解毒作用を持つ臓器です。

肌は一番分かりやすい「排出場所」なので、老廃物が溜まると、肌トラブルとして、内臓の不調を私たちに教えてくれるのですね。

背中が汚いのを改善する5つの方法

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さて、原因が見えてきたら、改善方法も具体的になってきます。上記にあげた原因を順に追いながら、見ていきましょう!

肌に身に付ける衣類の素材を見直す

毛羽立ちやすく、チクチク感じる繊維や、摩擦の強い化学繊維はできるだけ避けましょう。シルクや、コットン等、身に付けていて心地良い衣類選びことを心がけることで、肌ストレスを軽減することができます。

また、衣類を着た状態での、汗によるムレの対策も欠かせません。通気性の良い衣類を選ぶのも良いですが、通気性を重視すると化学繊維を素材とする衣類が多いので、敏感肌の人はできれば「汗をかいたらこまめに拭く」等の方法が安心かもしれません。

肌のターンオーバーを整える

「ターンオーバー」とは、肌細胞が新しく生まれ変わる周期のことです。女性なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。

20代で約28日、30代で約40日、40代では約55日が目安と言われています。過剰な皮脂分泌や乾燥は、肌のターンオーバーの乱れが密接に関わっています。

ターンオーバーが遅れると、本来、自然と剥がれるはずの老廃物が肌に残った状態になるので、角質層が詰まり、ニキビやザラつきの原因になります。また、洗いすぎなどによってターンオーバーが通常より早くなってしまうと、まだ皮膚として表に出る準備の出来ていない、薄い皮膚が肌の表面に出るため、敏感肌や肌荒れなどが生じるというわけです。

では、ターンオーバーを整えるにはどうすれば良いのでしょうか?ズバリ、肌の新陳代謝を正常にする環境づくりをするのがポイントです。食生活や、生活習慣を見直すことは必要不可欠です。

さらに、質の良い睡眠をしっかりと取ることも忘れてはなりません。特に、身体の新陳代謝がもっとも活発になると言われる、「寝付いてからの3時間」に、いかに良質な睡眠をとるかが重要です。

一方、外側からのケアとして、スキンケアの改善も必要です。ナイロン製のタオルでゴシゴシ洗うのではなく、綿のタオルでやさしく撫でるように洗い、乾燥が気になる場合は、背中専用のスキンケアラインを試してみるのも良いでしょう。最近では、手の届きにくい背中でも、ローションをつけやすいように、長い柄のついた専用パフもあるので、試してみる価値はありそうです。

ホルモンバランスを整える

ホルモンバランスの乱れを改善する方法は、肌のターンオーバーを正常にする方法と通ずるものがあるかもしれません。ストレスの緩和や、食生活の改善など、身体の内側からのケアが需要です。

ストレスと上手に付き合うのは、そう簡単なことではありませんが、自分に合った方法を見つけることが出来れば、かなり軽減できるのではないでしょうか。一日に一度、静かな時間を作ったり、休みの日には思いっきり好きなことをする、信頼できる友人とたくさん話す時間を作るなど…ちょっと深呼吸して視野を広げてみたら、意外といろんな方法が見つかるかもしれません。

また、「香り」を使うのも効果的です。リラックス効果のあるラベンダーやベルガモット、生理痛やPMSの緩和も期待できるゼラニウム、リフレッシュしたい時には爽やかな香りのマジョラムやローズマリー、ベルガモット等のアロマオイルがおすすめです。お気に入りの香りを見つけるのも、ストれる緩和に一役買ってくれそうです。

さらに食事の面では、バランスのよい食生活を心がけることに越したことはありません。それらに加え、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きを持つ、イソフラボンを含む大豆製品を積極的に摂るというのは、もうご存知の方も多いと思います。

他にも、女性ホルモンの働きを整えてくれるビタミンB6を多く含むかつおやマグロ、PMSの症状を和らげてくれると言われているビタミンEを多く含むアボカドやナッツ類を意識してメニューを考えてえみるのも良いでしょう。

バランスも大切ですが、食事は何より「美味しいね♪」と楽しくいただくのが、一番の栄養かもしれません!

お風呂を上がる前のシャワーを習慣づける

シャンプーやリンス、ボディソープなどのすすぎ残しを防ぐためには、お風呂を上がる前に、“仕上げのシャワー”を習慣づけると良いでしょう。

このとき、「皮脂を落としすぎないぬるま湯」で、「身体の上部から順に流していくこと」も大切なポイントです。また、万が一すすぎ残しがあっても、負担が少なく済むように、シャンプー等をオーガニック製品に変えるのも選択肢の一つです。

肝臓や腎臓の機能を高める

肝臓や腎臓は、お互い助け合いながら働いているので、どちらかひとつだけではなく、同時にケアしてあげることが大切です。

そこでオススメなのが、私もよく実践している「こんにゃく湿布」です。茹でたこんにゃくを、タオルに包み、うつ伏せの状態で、腎臓がある腰上部あたりに、左右ひとつずつ当てます。

この方法は、昔からある自然療法の一つとして知られていおり、じんわりと温かく、こんにゃくが少し冷めてくる頃には、心なしか体がすっきりする気がします。また、腎臓だけでなく、肝臓がある右側の肋骨の下あたりに当ててももちろんOKです。

お風呂上がりや、睡眠前など、リラックスした時に行うとより効果的です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?背中の肌トラブルとはいえ、身体の外側だけでなく、内側からのケアも大切なのですね。体と心はつながっている、皮膚と内臓もつながっています。様々なトラブルは、私たちの身体が教えてくれている「不調のサイン」とも言えるようです。

自分の身体を知り、いたわることが、キレイへの第一歩なのかもしれません。キラキラと輝く、健やかな美しさを手に入れたいものです。

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