高めのヒールを履いたり、一日中デスクに座っていたりすると、夜になると朝の3割増し位に足がむくむ事って誰でもあります。足のむくみはその日のうちにケアしないと、本格的に太くなってしまいます。
下半身太りの原因は、むくみを放置する事から始まります。特にふくらはぎ足首は、足のラインが一番目立つ部分ですし一番むくみやすいのです。
出来れば毎日ケアしてその日のうちにスッキリさせましょう。お尻も同じようにむくむので一緒にケアするとスッキリして気持ちがいいです。
むくみは形状記憶のように足のクセになりますし、逆にクセ次第でむくまなくもなります。
日中の水分の取り方や食事、パソコンをやりながら出来るストレッチやむくまない座り方、自宅に帰ってから行う、簡単ストレッチとマッサージをご紹介します。
どうして夕方になると足がパンパンに!?
いつもむくんでいる人と、全くむくみ知らずな人がいます。どうしてでしょうか?
気・血・水 東洋医学の5つのタイプ
・気虚タイプ・・・エネルギー不足状態。抵抗力や免疫力が落ちやすく風邪を引きやすい。
・気滞タイプ・・・肥満傾向で体内循環が悪く、カロリー過多で体内にパワーがない。
・血虚タイプ・・・栄養が不足している痩せ型、貧血で髪や皮膚が乾燥している。疲れやすい。
・瘀血タイプ・・・血の量は足りているが、血がドロドロしている。冷えで代謝が悪い。
・水毒タイプ・・・水はけの悪いぽっちゃりタイプ。体内水分調節が乱れて体内が冷えている。
東洋医学の水毒タイプ
水毒タイプは本当にむくみます。酷くなるとむくんでいるのが、普通になってしまいます。
心臓のポンプの圧も弱いタイプなので、なおさら改善が自分では難しいと思います。
このタイプの方の特徴は、普段からむくみ易くて、身体全身冷えて足先、手足が冷たいといったものが挙げられます。
夏場は冷たい物を好み水分を良く取ります。半身浴などすると汗は良くかきますが、常に身体が重い状態になります。
やはり体内の・気(元気の気です)・血(量と濃度と透明度を保つ)・水(体内水分調節)
自分の状態を知る事が大事です。地に足つけて立ち気を流していないと、むくんでくるので気をつけましょう。
熱い人か?冷えてる人か?
もっと大きくわけて、寒がりか熱がりかということも大事です。余り関係ないかもしれませんが、むくみの対策の場合とても関係があります。
いくら頑張ってサウナや半身浴をしたり、体内から余分な水分を出す為に、エステでマッサージをしたところで根底を認識しないと、その場しのぎになってしまいます。
体質を改善しながらケアや、筋トレをした方が効果がありますので、自分のタイプに合う方法で、水はけを良くしていきましょう。
やはり圧倒的に寒がりな女性は、むくみ易やすいと言えます。痩せている方もある程度の筋肉があった方がむくみにくいので、負荷の軽いしなやかな筋肉をつけて行きましょう。
日中むくみを作らない生活
夕方までのちょっとした意識で!足がむくまないように生活しましょう。
朝~昼デトックスタイム
午前中は、体内の水分排出機能が高まりデトックスされやすい時間帯です。
この時間帯にマイナスを作っておくと、夜のケアが楽になりますし、「あれっ今日は何だかむくみ知らずだった!」という事もありますので、午前中はしっかり体内の水分を絞りましょう。
■方法■
・朝起き抜け時・・・胃が癒される温度の白湯をマグカップ1杯飲みましょう。
午前中は排出機能が高まり体内代謝が上がる時間帯です。なるべく固形物は入れない方が、体内のデトックス効果が高まります。白湯はすきっ腹に飲むと、デトックスされてるのが分かりますし、身体も温まります。
・10時位まで・・・白湯をちょくちょく飲みましょう。どうしても何か食べる時はリンゴかバナナ、オレンジ位にして、フルーツで軽く糖分とビタミンを補う程度がいいです。
・12時まで・・・野菜ジュースや飲むヨーグルト、ミネラルウオーターを積極的に取りましょう。
・カゴメの野菜ジュースは1日分のカロチンが摂取できてオススメです。
・ミネラルウオーターならコントレックスなどで利尿作用を高めましょう。
昼~夕方 栄養を補給
・ランチ・・・コンビニ、出来合い、なるべく外食は塩分が多いので避けましょう。添加物は体内に蓄積されますので、コンビニ食ばかりだとむくんでしまいますし、太りやすい身体になってしまいますので、出来る範囲で避けましょう。
白いご飯はOKです。おにぎり2個位とおかずと、しっかり栄養を取りましょう。理想は玄米でも五穀米でも、お蕎麦でもさほど違いは?・・・添加物がなければいいのです。
・飲みもの・・・ウーロン茶や爽健美茶、コーン茶ハーブティーなどは利尿作用があります。消化も促進してくれます。少し運動したり歩たりして身体を軽くしましょう。
デスクワークの場合は、仕事の途中靴を脱いで、足の甲を伸ばしたり土踏まずを広げたりして、足に気を流してあげます。アキレス腱を床に付ける位伸ばすとむくみにくくなります。
足首から膝下まで摩って血行を促進します。ふくらはぎの真ん中に押して痛いツボがあります。午後は意識的にそのツボと膝の後ろ側を定期的に押すようにしてみて下さい。
簡単ケアで!翌日までにむくみをとる
早めの食事の方が、内臓も寝てる時に休めて元気になります。寝る前に何か食べるのが良くないと知っていながらも・・・その習慣がむくみにも繋がってしまいますので、水分も夜9時以降はなるべく控え目にしましょう。
お風呂&サウナでリンパヨガ
お風呂に入ると水圧がかかるので、むくみを取るマッサージと併用して疲れと同時に取り除きましょう。
①皮膚のすぐ下は、リンパが流れているので、最初は優しく足首の下から上へなでる様に摩ります。優しく、優しくです。ツボを刺激する足裏は、強めにマッサージします。
②拳で鼠蹊部やもも、すねの足の骨をゴシゴシして下に降りて、足首の周りも水分が溜まりやすいので刺激します。アキレス腱を摘み下から上へマッサージしましょう。
③足指を、くしゃっとグーにした時に、土踏まずの真ん中にクボミが出来ます。そこは身体の老廃物や、溜まった余分な水分を排出するツボですので、息を吐きながら全体重乗せてしっかり押します。
④足裏は内臓の反射なので、両手の親指を使い念入りに刺激しながらマッサージします。痛い所が内臓機能の弱っている場所です。息を吐きながら押して、詰まりを解消させましょう。
⑤足の骨と、肉の隙間に指を入れて、ツボ押しをしてリンパを流し、膝の横の内転筋のツボと鼠蹊部ツボを押します。
マッサージは基本、足の骨から肉を剥がすように、パンパンに張ってる足が、お湯中で柔らかくなって行くようにイメージして行いましょう。
また、サウナは即効性があるので大変オススメです!水風呂と交互に入ると、一気にむくみが取れますので是非試してみて下さい。
むくみを取る簡単ストレッチ
むくんでいる状態は関節の付け根や、リンパが詰まっています。自分の稼働範囲の最大限に伸ばして解消します。
最初は少し痛いかもしれませんが、自分の股関節の稼働範囲で「痛気持ちいい」位の負荷をかけてください。
■股関節■
①開脚して座ります。出来るだけ足を開いて座りながら鼠蹊部を拳でぐりぐり押し回します。
②そのまま前に倒れておでこ、出来れまお腹までぴったりとつけハムストリングスが痛かったら膝を曲げてもいいです。手を内モモの下から通してお尻の座骨の下を揉みます。
③手をお尻から外して手をバンザイしながら床にお腹をつけて息を吐いて脱力し、その状態のまま足の膝を伸ばします。
痛気持ちいい所でキープします。この時に股関節の筋が伸びて行くイメージをしましょう。
■脹脛■
①長座になり、つま先を天井に向けてお腹を引き上げます。右足の踵を両手で持ち踵から持ち上げます。角度は45度位までです。踵を思い切り押してアキレス腱をのばしその状態で膝の曲げ伸ばしします。
両足交互にやり余裕のある人は、右手で踵を掴み左手で膝裏の筋の間を押しながら、アキレス腱を伸ばします。
②正座になり、その状態で上半身だけ仰向きに寝ます。前の腿をのばします。
③足を正座から外して、天井へブラブラさせ、凄く思いきり早く細かくバタ足の様に振ります。踵でお尻を蹴ります。足の甲で脹脛をぺチぺチと叩き足首を回します。
④壁の下で仰向けで寝ます。足を上げてから腰を持ち上げます。壁に足を付けお腹を頑張って持ち上げながらキープします。目線を天井1点に集中します。首を痛めるので目線と首は動かさない様にします。
最後は③をもう一度やります。足を心臓より高くして良く振り、足に溜まった水分を下して行く様にイメージしましょう。
床に足を広げ寝て、その日の疲れやストレスを手放して、全身脱力してリラックスしましょう。
まとめ
いかがでしたか?上記のストレッチと併用に踵歩きやつま先歩きも良い方法です。
むくみが酷い時は足を高くして寝ると翌日スッキリしています。足に常に気を流して滞わせない様に気をつけてみてください。
むくみ易いタイプの方は全般的に足裏の筋力が弱いので【タオルギャザー】→(足指の力だけで床に広げたタオルを丸める)などで日頃から鍛えていくと自然に解消されていきます。
上記のストレッチがめんどうな日は、マッサージとタオルギャザーだけでも違うので是非試してみてください。
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