自分と向き合う方法は?心理やメリット、その意義を知ろう!

私たち人間は日常生活の人間関係において、さまざまな思考や感情が無意識のうちに行われ、自分を責めたり自分が嫌いなったり、することがないでしょうか?

人間は完璧な人間はいません。色々な出来事が起こった時、自分と向き合って自分の姿を見つめなおし、しっかりと自分と向き合うことができれば、さまざまな問題も解決していきます。

自分に向き合うとは一体どのような、ことなのか調べてみました。

自分と向き合うとは

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人間の思考や感情は反射的だったり、無意識のうちに考えや行動を起こしていて、私たちが意識できる事柄はほんの数%なのです。

自分自身の世界の中に自分という、透明で通常意識しない存在としているので、自分に向き合うことが難しいのです。

無意識の思考法による

自分と向き合うということは、そのような無意識に行う考えや行動を、すぐに忘れ去られるのではなく、意識化して自分の心の状態を知ることなのです。

これからどのような人生を送ったら良いのか、迷っている人たちや自分の人生で悩んでいる、人たちは特に自分と向き合って、自分自身をまず知ることから始めることです。

自分に向き合うということは、目的を決めるということ、あるいはこのような人間になりたい未来像を、決めることが答えの一つにあります。

何か事が起き自分がパニックになってしまうのは、ココロの叫びによるもので自分に向き合うことで、冷静さを取り戻すことができます。

自分の未来像をつくる

自分に向き合うということは自分自身を知ることで、自分像を見つけ出しそれを自己イメージして、自分の未来像に向かって努力することで、安心感と自信がでてきます。

自分に向き合うことで内面からのエネルギーが、外側に対して現実社会に目を、向けることができるようになります。

自分の内側に何か答えがある、のではないかと探し求めることで、自分と向き合うエネルギーも高くなっていきます。

自分と向き合うということは、人生と向き合うことで、目標を持つことです。目標を持たない人生は空中にまうタコと同じです。

お金や仕事、恋愛、子育て、趣味、人間関係、友人関係すべて目的があって行っている行動です。自分の未来像に向かって、常に自分に問いかけて自分に向き合うことは、どのような目的においても大切なことです。

アブラハム・マズロー心理学者

アメリカの心理学者アブラハム・マズローが唱えた要求段階説によると人間は

  1. 生理的欲求が満たされれば安全の欲求
  2. 安全の欲求が満たされれば、社会的欲求と愛の欲求
  3. 社会的欲求と愛の欲求が満たされれば尊重の欲求
  4. 尊重の欲求が満たされれば自己実現の欲求
  5. 自己実現の欲求が生まれる

ということで人間の欲求の最終段階は自己実現です。その自己実現とは自分の本来の可能性を十分引き出して、なりたい人間になることです。

アルフレッド・アドラー博士

オーストリア出身の精神科医の「嫌われる勇気」という本の著者です。このアルフレッド・アドラー博士は自分の人生に責任を問う、ことが大切だといわれています。

今の自分がなぜこうなったかというと、原因論であれば過去に〇〇があったから、自分はこのようになったと考えます。

アドラー博士の目的論であれば、問題は何があったかではなく、どのように解釈したかによると、考えることができるのです。

そして博士はその意味付けは本人が、目的を果たすために行ったもので、現在の自分に不満があったとしても、過去や他人のせいにするものではないのです。

その意味付けは自分が選んだ、結果として責任を持つことです。自分に責任を持ち主体性を持つようになれば、今後の人生を自分で変えることができるのです。

博士は健全な劣等感を持って努力することは、それは他人と比べたり他人と競争することではありません。

未来の貴方の人物像と比較して、自分の姿に劣等感を持つことは大切なことです。そして未来の貴方の人物像に向かって、努力することが貴方を成長させますと説いてます。

自分と向き合う方法

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私たち人間は人間関係において、毎日異常なエネルギーを費やしています。その理由は人の目を気にして、人と比べ人と競争するために、自分の思考や考えがいつの間にか分からなくなり、自分の存在が他人の目を通してしか見れなくなっているのです。

そのために自分と向き合うことをしなければいけません。その方法には次のような方法が考えられます。

自分の考え感情を紙に書きだす

自分が心の中で感じている感情や思考を、素直に紙に書きだしてみます。テキスト形式で紙に書くと分かりやすく、自分の感情や思考が見える化する方法です。

これには自分の偽りのない感情や思考などを書くため、ブログなどのような人に見せるものではありません。

自分の心のすべてを書き出してみるのです。こうすることで自分の考えと、他人の考えが区別されて分かりやすくなります。

怒りや不平不満、仕事の愚痴また夢や妄想など何でも良いのです。この方法は課題の分離というアドラー心理学における方法なのです。

秘密のノートをつける

公開するブログなどではなく、自分の本心をありのままつづる日記を書いてみます。このノートには自分が思ったり感じたことを、直接書きなぐっていきます。

そして落ち着いたとき、このノートを読んでみて、どのような出来事があって、どのような気持ちになったのか、自分の気持ちを除いて見ることです。

自分の感情を抑え込まない

対人恐怖症の人が対人恐怖症の病気のことを調べるのは、症状へのこだわりが多くなるだけです。人は深い悩みに陥った時は、視野が非常に狭くなります。

正しい情報であっても、間違った解釈がされることになったりします。対人恐怖症の症状は自分の考えを抑え込んだ結果なのです。

相手からどう見られるかで、自分を抑え込んでしまうことは、ストレスを生んで脳の働きや自律神経に異常をきたします。

対人恐怖症を克服したいなら、自分自身と向き合い、カウンセリングなど受けながら、本当に自分のしたいことをして、自分を成長させることです。

本当の自分を見失ったものを取り戻すには、自分と向き合うことをあきらめない限り、必ず取り戻せます。

自分の無意識のルールを知る

私たちは無意識のうちに自分のルールを作っています。その自分のルールを知ることはとても大切なことです。

例えば親の期待どおりに生きなければとか、○○をしなきゃいけないとか、〇〇をしてはいけないとか、無意識のうちに自分で自分の生き方を、縛っているところがあります。

性格にもよりますが、固定観念がそうさせていることもあり、何時も周りの目を気にして、話をしたり、他人から何か言われる恐れを肌で感じながら、本当に自分の言いたいことしたいことを、我慢している人が多い日本の社会のように感じます。

過去の自分とけじめをつける

まず部屋の中が汚れていて、何がどこにあるか分からない状態では、自分と向き合う以前のことで、自分の部屋が八方塞がりの状態となっています。

部屋が散らかっていたら、生理整頓をして過去の自分の、ダメ人間だった部分を思い出させるものは、思い切って処分しましょう。

捨ててよいものか、捨てないほうが良いものは、全て見えないところにしまって、半年後に見て意識の中に、なかったものは全て処分しましょう。過去の自分とのけじめをつけることは大切です。

自分と向き合うテクニック

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日頃多くの人に支えられ、多くの人と向き合いながら日常生活を送っていますが、しかし一番向き合わなければいけない自分と、向き合っているでしょうか?

1日のうちのたった15分自分の人生に向き合うことで、少しずつ人生が変わってきます。

自分に自問自答する

自分に向き合うといっても、どのようなことをしたら良いのか、いまいち良く分からないところがあります。たった15分自分に向き合うことが貴方はできますか?どのようにしたら良いか分からないですよね。

そこで効率的な方法として、自分自身に質問して、自分で答える自問自答をすることです。答える時は自分だけの考えで、考えて答えてみるのです。

自分が考えたことですから他人がそれは、間違っていると思うことでも、自分が感じた事なのですからどのような質問でも、どのような答えでも良いのです。

  • 今問題としている問題は何なのか
  • 解決できることなのか
  • どのようにしたら良いのか

などの問題点について、集中的に考えて問い直すことです。そうすることで、続けるべきことや、切り離すべきものが見えてきます。

方法1.悩みを相談する

今自分が悩んでいることを、自分に相談します。相談事はどの様なことでもかまいません。自分が悩んでいることや、これから始めたいことなど何でも構いません。

自分の悩みを自分に相談し、友達にこたえる様に自分にこたえることです。こうすることで自分の考え方が分かり、素晴らしい解決策も出てきます。

方法2.本質的な相談をする

本質的に自分と向き合いたいなら、より大きな質問を自分に投げかけてみます。

  • 大事な事の本質はなにか
  • 自分はこれからどれだけ成長できるか
  • 自分は〇〇したらどうするのか

一人になる

何もかも離れて自分一人の思考ができるように、ネットや人間関係を一時リセットして、自分一人で行動して、自分の心の中に問いかけてみてください。

自由になった自分と向き合うことで、自分にとって何が価値のあるもので、価値の無いものか分かってきます。

一人になって自分という鏡の前で、体調は大丈夫?仕事は順調にすすんでいる?何か悩みがないか問いかけてみることが必要です。

アメリカ留学した20代男性の例

アメリカの慣れない土地で、自分と育った環境とは異なる環境で、一人で日常生活を送って留学することは、優しいようで難しいものがあります。

アメリカは自由な国というイメージはありますが、極度の学歴社会、実力社会、貧富の格差が酷い特徴のある国であるので、アメリカで留学生をやるのも簡単ではありません。

勉強と言語の壁は思った以上に厚く、時にはくじけそうになることがありますが、良い環境というのは弱さや未熟さに気が付き、その環境が自分の中身からかえられることです。

自分と向き合うことで、一歩一歩でも自分の理想に、近づくことは決して悪くはありません。本当に自分のやりたいことが見つけられないのは、固定観念や周りの期待に押しつぶされそうになっているからでしょう。

若いときからさまざまな経験を積んで、色々な機会に直面することで、その人の人生の肥やしとなることでしょう。

もし自分の歩む道が間違っていたとしても、自分と向き合うことで軌道修正ができて、その後の人生においてプラスになっていきます。

自分に向き合う心理的方法

自分に向き合うか向き合わないかは、自分の基準で人生を生きるか、他人の基準で人生を生きるかの違いがあります。軸を自分に置くのか、他人に置くのかで大きく自分の人生が変わります。

人生は選択の連続ですが、自分に向き合わないと何となく選んだり、流されたりすることが多くなります。

自分に向き合うことは、自分のマイナスな面ばかりを見るのではありません。自分の人生の行動計画表を作ることです。

職場での人間関係

職場での対人関係が悪いときに、自分と向き合うことが大切です。退職の1位は人間関係です。職場の人間関係を改善するには、まず自分と向き合って自分とのコミュニケーションをとる事です。

自分とのコミュニケーションが取れていない人が、他人とのコミュニケーションが取れるはずがありません。自分とのコミュニケーションをとるには、自分と向き合うことが必要なのです。

焦点を不調なところに当て集中

例えば頭が痛い、頭がボーとしていると身体の不調を感じた時に、その個所に神経を集中させどの様なメッセージが隠れているのか、私に何を教えようとしているのか、どうして不調になったのか、それはどの様な気持ちなのか?自分自身に問いかけてみます。

今の前提が完璧で何かを伝えようと、しているなら新しい視点が見えてきます。ある出来事が起こった場合、同じ視点でしか物が見られないのは、固定観念を持っているためです。

ですから固定観念で悪いと思っていたことを、固定観念を捨てて良いという視点で、物事をみてくると自分の状態が良くなり、状態が良くなることで行動すると、結果も違ってくるということです。

呼吸をコントロールする

例えば呼吸が乱れている時はイライラしています。また規則的な落ち着いた呼吸の時は、リラックスした状態です。

ですからこの呼吸をコントロールすることで、感情もコントロールできるということです。

自分に観察力を身につける

他人から「ダメな人」「○○と比べると貴方は・・・」「いつまでたってもどうして出来ないの?」と言われたら、悔しいですし腹が立って嫌な気持ちになりませんか?

それを自分自身に言ってないでしょうか?マイナスの言葉を自分にかけていれば、心と体はつながっていますので、カラダは正直に反応し元気をなくします。

このように自分と向き合えば、職場の対人関係もうまくいきます。コミュニケーションの基本は「観察力」なのです。

ですから自分を観察しない限り、他者とのコミュニケーション能力はアップしません。自分を観察することで心眼を鍛え、人間関係も今まで以上に良い結果を導くことができるでしょう。

自分に向き合う意義

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自分と向き合うことは、深く自分を知ることになります。自分に向き合うことで確認ができて、もし結果が出ない時でも、「何故結果がでない」という質問から問いかけて答えをだしていくと、自分の固定観念に気が付くことができるのです。

自分の固定観念に気が付くことができると、新しいアプローチを現実の中でとることができるのです。自分が気が付くことで、本来の自分が歩む道を見つける事ができるのです。

自分と向き合うときに、自分が変わることができるのは、自分自身の恐れと向き合って、自分を許してあげて、認め受け入れることができると、変わることができる可能性があります。

自分と向き合うことは、たった一つの経験からも、それを起点として多くのことを学ぶことができます。自分と向き合わなければ、何も学ぶことなく成長しないでしょう。

大事なポイントは出来事に対して、自分の生まれた感情を注意深く観察して、その中で自分の心の中で何が、起こっているのかを理解することが大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?自分と向き合うということは、簡単なようですが大変難しいようにも思われます。人生長く過ごせばそれだけ色々な経験が邪魔することもあります。

若いときから自分に向き合う癖をつけていると、人は成長し自分の存在もこの世の中にはなくてはならない存在であることを、知ることができるのかもしれません。

自分と向き合うことは自分の成長と共に、本来の自分を見つけることができ、結果も良いように導いてくれることと思います。

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