貧乏性ってどういう意味?メリットやデメリット、治す方法を知ろう!

「びんぼう」とは響きの悪い言葉に私には聞こえますが、皆さんはどの様な響きに聞こえるでしょうか?

日本も以前は総中流社会と言われたほど、世界各国から羨ましがられ、人々が輝いていた時もありました。

しかし現在では日本は絶対的貧困ではありませんが、相対的貧困が増えている中で、ネットで貧乏性が病気のように書かれていることに、私はとても違和感を覚えます。

貧乏性は病気ではなく個性と、捉えられている人たちもいます。世間一般貧乏性を余り良い意味で使われていませんが、貧乏性のメリットもあるはずです。貧乏性についてみてみました。

貧乏性について

辞書

貧乏性を国語辞典でみてみると、貧乏性の用語として1.2のようなことが書かれていますが、和英辞典には destined to poverty とあります。

言葉の意味

また新和英中辞典には「貧乏性に生まれている」となっていて、英語では「 be born to be poor」となっています。

三省堂の辞書には「貧乏が身についたような、ケチけちしたゆとりのない性質」というように書かれていますが、国語辞典には下記のようなことが書いてあります。

  1. 貧乏でもないのに十分お金がだせる、余裕があるにもかかわらず、ケチけちゆとりのある、気分に浸れない性格の人のこと
  2. 物事にくよくよして、小さなことにこだわりすぎる性格の人のこと

辞書に書かれている日本語を、理解するとこのようになります。貧乏性の中でも良い貧乏性と悪い貧乏性があります。

良い貧乏性

余裕があるのにお金を、使いたがらないは良い貧乏性です。あの超お金持ちのロックフェラー家の、エピソードの中にこのような話があります。

お金に厳格な父親が、子どもたちに一円単位でお金を、何に使ったか報告させました。子どもたちは父親の言いつけを守り、余りお金を使わない成人となりました。

もう一つの年収何千万、何億という人達のエピソードの中にこのような話があります。

スマホを固定費をかけたくないため解約し、ポケットwifiとipod touchで十分だといって、車は浪費だからいらない、自転車で充分まにあっています。またスーパーに半額のものがあれば、それを並んでも買うという人達の話です。

基本的に企業が倒産を発表するときは、散財してお金がありませんといった瞬間です。企業や起業家は方法として、固定費に基本的にお金をかけませんし、無駄な経費は一切排除します。

それは会社に働く人たちを守るために必要なことなのです。ということはお金があるのにお金を使わない設定という、貧乏性の性格は悪い性格ではないのではないでしょうか?

お金の貧乏性はお金にシビヤになることで、よりお金持ちになっていきますが、心の貧乏性にはなれないということです。

悪い貧乏性

物事をくよくよ考え小さなことにこだわりを持つ、貧乏性の人の性格は良くありません。一つの細かいことに執着し、囚われているということですから、これは器が小さい人ということになります。

このような性格は心の貧乏性ということになります。心の貧乏性とは人を寄せ付けない、性質をもっていますから、誰からも協力を得ることがなくなるのです。

自立して生きていくための手段として、貧乏性として生活している人を、仲間たちの付き合いにお金をださないからと、貧乏性が悪いというのは、少しひどいように考えられます。

精神的特徴の貧乏性

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資本主義の世の中で収入が少なければ、貧乏性になるのもうなずけます。ましてや現在の日本社会で、非正規労働者が4割を超える中、それを病気だとかいうのは少し、残酷なような気がします。

経済的に余裕がなくなれば心に、余裕がなくなるのも当たり前です。生活を自分の力で自立しようと思う人ほど、ケチになりやすいと考えます。

価値観の違う人とはやはり友人関係を、続けることは難しいのではないでしょうか?価値観の同じ者同士なら、貧乏性も理解し合えるかも分かりません。

捨てる事へのこだわり

貧乏性の人は物へのこだわりがあり、中々捨てられない性格の断捨離(だんしゃり)が多いです。兎に角何でも取っておく、包装紙や空き箱を大事に取っておいたりして、捨てる事ができないのです。

何かに使うことがあるかもしれないと「捨てる事への不安」心理が働いています。捨ててしまって必要になったら、どうしようと考えるのが、貧乏性の特徴です。

特売日やセール品が大好き

安いからと特売日やセール品を、必要でもないのに買ってしまうのが貧乏性です。

安いものをみると、買わなきゃ損というイメージが働き、無駄なものまで買ってしまいます。

購入してももったいなくて使えない

折角思い切って買ったものでももったいなくて、ブランド品や高級品を使わないでしまって、おくのも貧乏性の性格です。

エアコンを新しいのを購入しても、電気代がもったいなくて使えずに、暑さを極限まで我慢している、自己嫌悪に陥っている人の話を聞いて、私も似たようなことしていると、自己嫌悪に陥っています。

小さな損にこだわっている

例えばセールで洋服を買った場合、通販で同じものが安く出ていたら、損をした気持ちになって、何時までもそのことに執着する特徴を持っています。

損をしたという気持ちを、いつまでも持っていて、100円以下の金額でもいつまでも忘れません。

食べ放題が大好き

貧乏性の人は美味しい料理を味わうとか、好きな料理を楽しむのではなく、料理の値段に注目し、高級な食材の料理を選んで、食べ放題でできるだけ沢山食べるのが目的です。

中には食べたもの全ての値段を予想して計算し、これだけ得したと喜ぶ人もいるのです。

貧乏性とは倹約家や節約家ではありません。貧乏ではないのに貧乏の精神が染み付いている人、すなわち精神的貧乏人のことです。

貧乏性のデメリット

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貧乏性のデメリットとして、お金を節約することで、他人から軽蔑されることもあります。貧乏性の中にも計画を立てて、ケチケチしている人もいますので一概には言えません。

貧乏性のタイプの人は以下のことが、特徴のポイントとしてあげられます。

物が捨てられない

貧乏性の人に物が捨てられないという点があり、勿体ないと感じて物が捨てられません。物を大切にするのは大事なことですが、使わないものやいらないものが残るため、生理整頓掃除が苦手になる人もいます。

物が捨てられないゆえに、部屋の生理整頓ができないというのは、貧乏性の可能性があります。

必要のないものまで購入する

セールや値引きで通常の価格より安く買うことは、とてもありがたいことです。ずっとほしかったものをセールで安く買えれば、とても得した気分になります。

しかしその時に値引きやセールだからといって、必要のないものや余り使わないものまで、購入するのは貧乏性の可能性があります。

小さなことにこだわり過ぎる

貧乏性の人は目先の損得ばかりに気になって、長期的な判断や広い視野での物事が考えられなくて、結局判断を誤る可能性があります。

そのために小さな損より、大きな損を被る事になり、大きな視野に立つことが大切で、小さなことに余りこだわらないようにしなければいけません。

判断が遅い

貧乏性のデメリットに、中々決められないというのがあります。物を購入するのにも、何かを決断するのにくよくよ考えて、結局損をしてしまうことがあります。

自分に必要な物の理解ができなく、物の価値の判断が正確にできてないことが多いです。貧乏性の人は株をやると、いつも損をしますので、自分が貧乏性だと思えば、株をやらないことです。なぜ損をするかというと、中々決断ができないところにあります。

貧乏性のメリット

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貧乏性にもメリットはあります。どのようなメリットか見てみました。

貧乏性のメリットはお金持ちになれる、要素があるメリットです。

上手に節約

貧乏性の人は計画的にお金を使う能力に長けています。貧乏性の人は損をするのが嫌いですから、お金を使う面においてとても慎重な面があります。

貧乏性の人の中には値段に見合わない買い物をしたり、無駄使いをすることが少ないので、節約上手でコツコツ節約し、計画的に貯金などをおこなえる人が多くいます。

スマホなどを使っている家庭は、可なりの通信費を支払っているはずです。携帯電話の利用を少し見直し、スマホからガラケーにしたり、通信会社を変えたり、IP電話にしたりすると、ある家庭では50,000円月に使っていたのが、16,000円となって34,000円も節約できたようで、貧乏性がなせる技ではないでしょうか?

貧乏性のおかげで、料理嫌いが料理を作る喜びを感じ、料理が得意になった人もいます。貧乏性でなければ、人の作ったものを食べ、作る喜びを味わう事ができなかった、かも分かりません。

シビアなお金の管理

貧乏性の人はお金の貸し借りにとてもシビアです。自分がお金を借りる際も、お金を貸す際もいついつまでに返すか、また返してもらうかはっきりと約束します。

ですから金銭的なトラブルに、巻き込まれることが少ないです。自分が借りる時もきちんと金額や期日を守って返済するので、周囲の人からも信頼されています。

お金の貸し借りや管理に細かい点は、お金についてうるさいと、イメージを持っていますが、これは貧乏性の大きな長所、メリットといってよいでしょう。

専業主婦の貧乏性のメリット

専業主婦の貧乏性の場合は、貧乏性というより節約家といった方が、良い人が多いように思います。中にはれっきとした貧乏性の人もいますが、旦那様の給料によって、それは節約しなければならないことが、多くあるのではないでしょうか?

専業主婦の場合浪費家の人物よりも、貧乏性の方が家庭を上手く、切り盛りしていけるように私は感じます。

浪費家は一人の場合は良いですが、家庭ができるとそんなに浪費していたら、家庭が崩壊することもありますので、やはり節約は大切です。

経済的豊かさがあっても経済的幸福度を、感じない人たちが日本には多いようです。幸福度というものは経済的なことも関係しますが、それが全てではないということです。

貧乏性の治し方

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貧乏性の治し方には以下の方法が考えられます。まず貧乏体質を直すことです。貧乏体質は罪悪感、争い事、我慢することの3つがあります。

貧乏性貧乏体質を治す

人に親切にしてもらって「ありがとう」より「すみません」が出る人は、超貧乏体質だそうです。また貸したお金を「返して」といえない人も、超貧乏体質です。

何故「ありがとう」でなく、「すみません」だと超貧乏体質だというと、自分が人からお金を借りたり恩を受けた時に、それに見合うものを返せないと、自分を低く見積もっているため、卑屈な気持ちの表れと解釈しているのです。

でも「すみません」と口癖に言う人もいますよね。貧乏体質・超貧乏体質を脱するために次のことをすると、脱出できると心理カウンセラーの人はいっています。

  • お金持ちになる私は価値のある人間
  • お金に愛される人は自分を愛する人
  • 罪悪感は豊かな資産を得るのに私はいらない
  • 潤沢な資産を私が有するかどうかの決定権は私にある
  • 財力アップできるのは私が「自分を優先」できる時である

と毎日声を出して自分にいい聞かせます。

お金の使い方を変える

貧乏性の人のお金の使い方は、節約をしながら車や家のローンを支払っています。これは貧乏性の人のお金の使い方です。

何故ならローン利息の返済を理解していないからです。車や家でなくても、ローンの利息を払いながら、節約することはナンセンスなのです。それは月々の利息返済が5,000円とします。時給1,000円のところで働いたとして、5時間が無駄になっているということです。

また5,000円の利息を家庭で5,000円1ヶ月で節約できたとしても、それは無駄なものになるからです。カードのローンがどれだけ、無駄なお金になっているのか、計算できない人が貧乏性の人なのです。

ギャンブルも宝くじも運営者側が、儲かるような仕組みになっています。購入者側が運営側を、儲けさせるようなお金の使い方は、お金持ちならしませんが貧乏性の人はします。

貧乏性の人は海外旅行にいっても、その性格が出ていることが多く、結局疲れただけという海外旅行が多いようです。このようなお金の使い方を直すことです。

他人にお金を使って喜ぶ顔を見る

貧乏性の人はお金にシビアで、人のためにお金を使う事は余りありません。ですから他人の為にお金を使って、その人の喜ぶ顔をみると、貧乏性が治る可能性があります。

他人のためにお金を使う事は、

  • 人から感謝される
  • 貴方の人間としてのイメージアップされる
  • 期待してはいけないが、同等以上のお返しが来るかもしれない
  • 人の喜ぶ顔がみられる

お金の価値が下がると考える

昔日本でもハイパーインフレが起こり、お金の価値が下がったのです。そして国はその際に銀行を閉鎖して、新円にお金を切り替えました。

預金封鎖・・・・・個人のお金で国が財政赤字の穴埋めをしました。

新円切り替え・・・新しい紙幣に切り替わり、今まで使っていたお金が使われなくなり、切り替えの期間がとても短ったのです。

ですからいまチマチマとお金をためていて財産があっても、ひとたび国がお金の価値を下げてしまえば、財産を持っていた人たちは、財産を失うことになるのです。

貨幣価値がこのままと考えるから、お金を使えないのだって、今の10,000円が1,000円に明日からなるとしたら、貴方はそれでもお金を使いませんか?

まとめ

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いかがでしたでしょうか?貧乏性の人について見てきましたが、私は貧乏性の性格は悪いとは思っていません。私もどちらかというと、ある一面貧乏性だと思います。

貧乏性の女性を一人知っていますが、その人は仲間の付き合いは勿論のこと、余りお金を使わない人で、同僚から何が楽しみで生きているのかしらなど、陰口を言われていましたが、私がその人のことを何十年後に聞いた話で、その女性は若くて土地付きの家を購入したそうです。

また男の人で、仲間からケチといわれ、デートの時も割り勘などしていた男性が、彼女ができ結婚した時に、彼女に家をプレゼントしたという、話を聞いたことがあります。

この人たちは仲間からは当然貧乏性と、思われていた人たちです。しかし周りからの言葉に左右されず、自分の計画を見事にこなした人です。

それから人生は今幸福に満ち溢れ、経済的余裕があっても、いつどのようになるか分かりません。その時に貧乏性で仲間との、付き合いができていない人たちが、いざとなった時に自立している、人間になっているという事もあるのです。

貧乏性がその人を助けていることもあるのです。それは長い人生どのよな結果をもたらすかは、この世の中が不透明な時こそ、貧乏性が役に立つときがあります。

貧乏性にも色々ありますから一概に言えませんが、決して貧乏性が悪い個性とは私には思えません。

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