自信過剰な人の特徴を知ろう!接し方や自信過剰にならない予防法を紹介!

会社の中に必ず1人はいる自信過剰な人。特に若い学生や経験の浅い人に多い傾向があります。周りから「あの人自信過剰だ」と判断されてしまうと、就職や転職活動に不利なだけでなく、信頼関係を築くことができずに周りの人から嫌われてしまいます。

今回、自信過剰な人とはどんな人の事をいうのか、また自信過剰な人が周りにいた場合の付き合い方、自信過剰にならないための注意点について詳しくご紹介します。

自信過剰について

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自信過剰とは言葉の通り、自信がありすぎる人のことです。自分で自分のことを高く評価している為、自分で気づきにくいです。

ここでは、自信過剰の概要、自信過剰と自意識過剰の違い、自信過剰のタイプ、自己診断方法についてご紹介します。

自信過剰とは?

自信過剰とは、自信を持ちすぎている人のことです。

本来の能力や立場を見誤り自分自身を過大に評価します。他人に自分の話をする時に、自慢話をしたり他の人を下げて自分がいかにも出来るような見せ方をすると、自信過剰だと思われてしまいます。また、「やればできる」と思っていて行動が伴っていなかったり、根拠がないのにも関わらず自信満々に話をするので、説得力に欠ける傾向にあります。

似たような用語では自己過信、自惚れ(うぬぼれ)、お高く止まったなどとも言われます。このような性格の人は、一緒にいて楽しくないと思われてしまい、他者から嫌われてしまいます。また、仕事をする上でも、周囲から「プライドが高くて、とても扱いにくい存在」だと思われてしまいます。

自意識過剰との違い

自信過剰と自意識過剰を同じものだと思っている人もいますが、この2つは異なります。自意識過剰とは、自分の行動や姿勢が他人からどのように思われているのかが気になる人のことです。その為、人からの評価を異常に気にしています。

自意識過剰の人の場合は、マイナスに捉える人とプラスに捉えてしまう2つのタイプがあります。マイナスに捉えた場合は「あの人に嫌われているかもしれない」と思い、プラスに捉えてしまう場合は「あの人に絶対好かれている」などという過剰な判断をします。

自信過剰のタイプ

自信過剰は大きく分けて2つのタイプに分けることができます。自分の専門内で自信過剰になる場合と専門外で自信過剰になる場合です。1つ目の自分の専門内で自信過剰になる場合は、ポジティブな効果をもたらすことが多いです。

例えば研究者や開発者の場合、「何となくできる」という思い込みから自信過剰になります。しかし、この場合の自信は潜在意識から生み出されるものです。自分の過去の経験や感覚などを元にひらめきや直感というものが生み出されます。その為、何となく出来そうという、閃きに似た感覚で物事に打ち込んでいたら、本当に現実するということがあります。

また、2つ目の専門外で自信過剰になる場合は、何も知らず、根拠もないのにも関わらず出来ると思いこむことです。特に学生や経験不足の人に自信過剰な部分多く、人を見下す傾向にあります。この場合の自信過剰は、人から嫌われてしまいます。

就職活動などでは、自信ややる気を見せるために、自分のことを大きく見せようとする人も多いです。企業が「あの子はやる気がある」や「熱意が強い」と受け取ってくれれば良いですが、ほとんどの場合は自信過剰だと捉えられてしまいます。企業で働いている人の方が経験も多く、何人もの人を見てきているので、嘘の自信はすぐに見破られてしまいます。

自己診断方法

自信過剰かどうか、まずは自己診断をして見ましょう。下記の5つ質問の中からAかBが答えてください。

  1. 車の運転が上手い A:YES B:NO
  2. 学生の頃のテストの成績はいつも上位者だった A:YES B:NO
  3. 自分の顔は周りの人と比べると良いほう A:YES B:NO
  4. 自分の性格は周りの人と比べると良いほう A:YES B:NO
  5. 自分には運気がある A:YES B:NO
この診断では、大人数の中でも自分が一番優れているという心理状況を持っているかどうかを判断するものです。上記の質問の中で、YESと答えたのはいくつあったでしょうか。1と2の質問は実力を表すことができるものなので、回答がYESでもNOでも問題ありません。
しかし、3、4、5の質問は実力を比較することは難しいです。自信過剰の人はこれらの答えをYESにする傾向があります。自分のことを客観的にみることができずに、自己中心の考え方になってしまうことが多く、周りから「自信過剰」と思われている可能性があります。

自信過剰な人の特徴

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自信過剰な人は、自分で気づきにくいものです。

上記で紹介した自己診断の結果、自信過剰かもしれないと思った人は、次はこちらで紹介する特徴にあてはまっているか確認してみましょう。ここでは、自信過剰の人の特徴についてご紹介します。

過剰な自己評価している

自信過剰な人は自分のスキルや立場を見誤ってしまい、自分のことを優秀だと思っています。この自身過剰な性格を仕事場で出してしまうと、自分の実力以上の仕事を受けてしまい、ミスを起す可能性があります。

例えば、仕事場で「私はプログラミングを書くのが誰よりも早いから、この仕事だったら2日くらいで終わるよ」と自分で納期を伝えたのにも関わらず、いざその仕事を頼まれると2日以内に終わらずに「他の仕事が忙しくて・・・」などと様々な言い訳をし始めます。

社内だけのスケジュールであれば、多少調整は可能かもしれませんが、他の会社を交えた仕事であったりすると、大きなミスへと繋がります。嘘つきや責任感がないと周りから思われてしまい、人事評価も下がってしまいます。

自慢話が多い

自慢話が多いのも特徴で、中でも「金持ち自慢」「コミュ力自慢」をします。例えば、「金持ち自慢」の内容としては、ブランド品や車などの高級品を購入した話や、高額な給料を受け取っている、貯金があるなどの話は自慢話と思われしまい、聞いていて楽しいものではありません。

「コミュ力自慢」はコミュニケーション(会話)する能力が高いという事を見せることです。自分は面白い人間や、話をする力があると思っているので、よく喋ります。相手の話はあまり聞かずに、自分の話をするのが大好きです。

他にも、「自分の親は社長をしている」や「有名人と友達だ」という話をする傾向にあります。このような話をして周りから凄い人なんだと見られたいために、この類の話をしますが、周りからは自慢話だと思われています。

このような話をし始める意味は「自己顕示欲を満たしたい」や「承認欲求を満たしたい」ということからくるものなので、他人の為になるようなことは、ほとんどありません。その為、聞いている方は疲れてしまいます。

人を見下している

自信過剰だと思われてしまうのは、自分の話を過剰に話す時だけではありません。人を下げて自分を上げるようにして話す場合も、自信過剰になります。例えば「○○さんって1個もブランド品もっていないんだって。考えられないよね」、「○○さんの大学って偏差値50しかないの?低いね」、「彼氏できたことないの?だって、○○さん男友達も全然いないもんね」などと、人を見下すように話ます。

このように話すことで、自分の情報と比較して、自分を上げます。例えば、上記で挙げた会話例で言うと「私はブランド品を持っている」「偏差値は50以上の大学に通っている」「彼氏もできたことがあり、男友達がたくさんいる」などの情報は言わなくても相手に印象付けられます。

自分が大好き

自信過剰な人はナルシストです。顔や体など自信があるので、セルフィーで写真をたくさんとってFacebookやInstagramなどのSNSにアップする傾向にあります。また、友人には「私、芸能人の○○に似てるって言われた」などと、一般的に可愛い部類に入る人気のアイドルやモデルに自分を例えます。

一般的にあまりモテない顔の造りの人でも、自分は可愛いやカッコイイと信じ周りの人は自分に嫉妬している、羨ましいと思っていると勘違いをしています。

目立ちたがり屋

目立つということは、人が自分のことを憧れの眼差しで見ているという心理状況を生み出します。その為、自信過剰な人は人から注目を浴びるのが大好きで、1番でいたいというこだわりが強いです。

TwitterやFacebookなどのSNSでも小まめに投稿し、わざわざ自分から多くのことを発信して、他人に知ってもらうようにするのは目立ちたがり屋の特徴です。他人からの評価を気にする傾向にあり、SNS上についたコメントやいいねの数なども小まめに確認しています。

頼られたい願望がある

頼られることが好きなのも特徴の1つです。人から頼ってもらうことで、自分は評価されていると更に自信をつけます。その為、人と話すと聞いてもいないのに関わらず、アドバイスを始めます。

アドバイスの仕方も客観的・論理的ではないので、説得力に欠けます。自分の成功経験や価値観が重視され、アドバイスをしている最中にも自慢話をする場合もあります。「あなたの事を考えてアドバイスをしている」というように見せますが、アドバイスを受け入れないと機嫌が悪くなります。

要は、自分のことを褒めてくれたり、頼ってくれたり、受け入れてくれるような人が好きなので、そのような人たちと人間関係を築くようになります。

否定されるとすぐ怒る

価値観や考え方は人それぞれであるので、時には異なる考えを持つ人と討論になることもあります。これらの価値観や考え方に正解はありません。しかし、自意識過剰な人は違う意見を受け入れることはできません。そして、自分のことを否定されていると思い、怒り出します。

仕事の出来栄えや生き方について「人それぞれだからね」という言葉は通用せず、自分が一番正しいと思っています。自己主張が強く自分の意見を押し通す傾向があり、周りの意見を抑制します。

自信過剰な人と付き合う方法

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自信過剰な人や学生や経験の少ない人に多く見られます。その為、新入社員に対して「彼、彼女は自信過剰だ」と思った事ある方は多いと思います。

他にも、同僚にこのようなタイプがいると、一緒に仕事を進め辛いと感じている人もいると思います。このような自信過剰の人たちとどのような付き合いをするべきか、攻略法をここでご紹介します。

褒める

自信過剰な人は褒められるとその人のことを「見方」「仲間」と認識します。自分の能力を認めてくれる人が大好きなのです。その為、「凄いね!さすがだわ」「○○さんはとても頼れるわね」と褒めると気分が良くなります。

褒めると伸びるタイプでもあるので、下手に怒ったりすると敵と見なされたり、仕事が上手く進められなくなる可能性があります。

話を鵜呑みにしない

自分の能力を見誤っている為、彼らの言うことを全て鵜呑みにするのはやめましょう。できないものでも「僕できます!」と言ってくるので、本当にできるかどうかはこちら側で判断することが重要です。

この人のスキルでは無理だと感じるのであれば、他の仕事を任せたり、少しずつ様子を見ながら本当のスキルを判断していきましょう。

反対意見は上司が担当

自信過剰な人は否定されたり、反論されてる事が大嫌いです。敵と見なされてしまうと、これから仕事を進めていく上でもやりずらくなってしまいます。反論する場合は、上司など立場の強い人に伝えて、上司から直接注意してもらうようにしましょう。

管理職にある人の言うことであれば素直に従い、尚且つあなたが恨みをかうことはありません。他にも、自信過剰な人と話す場合は1対1は避けて、できるだけ複数人で会うことがオススメです。1対1の場合に意見がぶつかってしまうと、物事を進めずらいですが、多くの人があなたの意見に賛成すれば、反論する際にも数で勝てる場合があります。

自信過剰にならないようにするには

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自信を持つことは必要です、仕事をする上でも1つの武器になります。

しかし、自信過剰と周りから思われると人から嫌われてしまいます。自信過剰にならないようになるために、気をつけるべき点をご紹介します。

自分の過去の栄光を話さない

過去の栄光を話し出すと他人から「自慢話」と思われてしまいます。例えば「昔に、私は1億円もの取引を成功させたことがあるんだよ」などと話始めた場合、自慢話と思われてしまいます。その理由は、自己顕示欲を満足させたい為で周りから「凄い!」と思われたい心理から話を始めているからです。

このような話は現状や未来に繋がる話ではなく、周りは相手の満足度をあげるために話を聞くだけなので、つまらないとも思われてしまいます。

やる気と自信を見極める

やる気がある事と自信がある事は似ています。しかし、自信があるという事は過去の経験から積み上げていくものです。その為、過去に経験のないものを「何となくできそうだ」という感覚で話をしていくと、根拠がなく説得力にもかけ自信過剰と判断されます。

学生や経験が浅い人でも、希望した会社に入社したいという気持ちから「やる気」を見せたい人多いと思います。企業はやる気がある人が好きで、新入社員は即戦力にならないけれど、やる気があるなら育てたいと思っていることは確かです。知識や特技がないのにも関わらず自分を大きく見せることは態度が悪いとも捉えられてしまいます。

やる気を強みとして見せるはずが、自信過剰と判断されてしまっては、就職活動も苦戦することが予想できます。重要なのは、状況をよく観察する力です。自分を客観的に見て出来ない事は受け入れることが大切です。例えば、一般的な社会人たちと比べて何ができて、何ができないのか、今できないことはこれから一緒に働いていって、スキルをつけていきたいという気持ちでいることが重要です。

ゴール設定をする

自信過剰な人は、過去の栄光を語ったり、自分ならもっとできるなど根拠がないのに自分を大きく見せようとします。これらの人たちに共通している事は、未来に対する行動を何もしていない事です。例えば、「大学生の頃、路上ライブして100人も集まったんだ。」や「自分たちなら、もっと上手くできた」などという話をしたら、自信過剰だと感じてしまう人も多いです。

しかし、目標を設定して、それに向かって努力をしている人に対しては自信過剰だとは思いません。また、人はゴールを設定しているからこそ、失敗したり挫折を味わったりすることも出来、現状をきちんと把握して自分のものさしを見誤らずに済むのです。ゴールを設定するといっても「私は歌手になりたい」という風に夢を語るだけではダメです。

ゴールを設定して、それに対して何を今しているのかが重要です。例えば、「私は歌手になりたいから、毎日路上ライブをしたり、YOUTUBEに無料動画をアップしているんだ」と、未来に対して何をしているかという話をすると、周りは応援したくなるものです。

この夢がある自信というのはエフィカシーと呼ばれ、ゴールが大きくなればなるほどエフィカシーも比例して大きくなります。

おわりに

学生や経験が浅い若い人は、特に自信過剰になりやすいと言われています。このような態度でいると就職活動にも影響するので、自信過剰と思われないように注意しましょう。

きちんとゴールを設定して、そのゴールに対して自分がどの位置にいるのか、周りの状況もあわせて把握することで、本来の自分の姿をみることが出来ます。

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